2012/01/21

『AQUARiUS(R)』 ロンドンオリンピック協賛キャップ出現状況 (1)

2011年の年末から2012年の年始にかけて、『AQUARiUS(R)』 ロンドンオリンピック協賛キャップがお目見えした。この瞬間から、ペットボトルキャップコレクターは臨戦態勢に入る。理由は二つある。『AQUARiUS(R)』 はそのバリエーションが豊富なため、時として取りこぼしが起こるという不安、そして何よりも、現物を逸早く自分の手中に納めたいという欲望、である。

そのためにはこまめな情報の収集と整理が欠かせない。

しかしながら、日本コカ・コーラ社もしくはコカ・コーラシステムのキャップは、販売地域ごとに使用されるキャップが異なる。それは、製品ラインナップの種類の多さ、製造工場毎の充填方法の違い、製造ラインの確保、市場投入時期の見極め、キャップ供給メーカーの選定、などと言った多様なファクターにより、変幻自在に変化する。そのため、誰もその全体像を把握し切れないほどの複雑さを伴う。我々コレクターに出来ることは、夏休みの自由研究のように、毎日、朝顔の成長過程を記録していくだけである。以下にこれまでの観察日記を示す。


表1. ロンドンオリンピック協賛キャップ出現状況一覧 (2012年1月21日現在、出現報告日順)

▼ 2011年12月28日 (水)
  『アクエリアスビタミンガード』 2000mL [ラク持ち]
  地色:白 | 刷色:青 | 粗ギザ [CSI]

▼ 2011年12月31日 (土)
  『アクエリアスビタミンガード』 2000mL [ラク持ち]
  地色:白 | 刷色:青 | ノーマル [CSI]

▼ 2012年01月01日 (日)
  『アクエリアス』 2000mL [ラク持ち]
  地色:白 | 刷色:青 | 粗ギザ [NCC]

▼ 2012年01月07日 (土)
  『アクエリアスビタミンガード』 500mL [エアー]
  地色:黄 | 刷色:緑 | 粗ギザ [CSI]

▼ 2012年01月12日 (木)
  『アクエリアスビタミンガード』 500mL [エアー]
  地色:黄 | 刷色:緑 | 粗ギザ [NCC]

▼ 2012年01月18日 (水)
  『アクエリアス』 500mL [エアー]
  地色:青 | 刷色:白 | 粗ギザ [NCC]

▼ 2012年01月20日 (金)
  『アクエリアス』 1000mL [ミディーペット]
  地色:白 | 刷色:青 | ノーマル [CSI]

注) 図柄=渦巻き模様付き 「AQUARiUS」 ロゴ + 五輪マーク + 「公式スポーツ飲料」 の三段重ね、左右から開栓指示の 「→あける」 表示が挟み込む。NCC=日本クラウンコルク、CSI=クロージャー・システム・インターナショナル・ジャパン。内容量の後の [ ] はPETボトルの形状を示す。なお、表の作成に際しては、多くのコレクターズサイトを参照させて頂いた。多謝!


2012年1月現在の 「アクエリアス」 シリーズのラインナップは、『アクエリアス』、『アクエリアスビタミンガード』、『アクエリアス朝・3プラス』 の3点である。各々に大型PET (2000mL) と小型PET (280mLおよび500mL) が存在し、『アクエリアス』 には更に <ミディペット> (1000mL) も存在するが、カラーシェルの使用は、販売量の多い500mLのみに制限されているようである [注1]。


表2.類推上存在可能なキャップの種類 (仮定)

▼ 『アクエリアス』
   (280mL、1000mL、2000mL)
  『アクエリアスビタミンガード』
   (280mL、2000mL)
  『アクエリアス 朝・3プラス』
   (280mL、2000mL)
  白地 + 青刷 | ノーマル | NCC
  白地 + 青刷 | ノーマル | CSI*
  白地 + 青刷 | 粗ギザ  | NCC*
  白地 + 青刷 | 粗ギザ  | CSI*

▼ 『アクエリアス』
   (500mL)
  青地 + 白刷 | ノーマル | NCC
  青地 + 白刷 | ノーマル | CSI
  青地 + 白刷 | 粗ギザ  | NCC*
  青地 + 白刷 | 粗ギザ  | CSI

▼ 『アクエリアスビタミンガード』
   (500mL)
  黄地 + 緑刷 | ノーマル | NCC
  黄地 + 緑刷 | ノーマル | CSI
  黄地 + 緑刷 | 粗ギザ  | NCC*
  黄地 + 緑刷 | 粗ギザ  | CSI*

▼ 『アクエリアス朝・3プラス』
   (500mL)
  赤地 + 白刷 | ノーマル | NCC
  赤地 + 白刷 | ノーマル | CSI
  赤地 + 白刷 | 粗ギザ  | NCC
  赤地 + 白刷 | 粗ギザ  | CSI

注) これは可能性の表であり、結果的に製造されない組み合わせも存在することに留意。* = 既出キャップ


表2において、可能性のある組み合わせは全16種類であるが、現時点で報告されているキャップは6種類、その内都内で確認可能なキャップはわずか4種類である。「白無地キャップ」、「FIFAキャップ」 が未だ市場に残っているため、更に出現は散発的となることが予測される。

全国的規模での情報とキャップの交換が必須である。求む! 「アクエリアス」 キャップ情報!

注1) 「『AQUARiUS(R)』」 (ブランドサイト) [アクセス日:2012年1月21日]

2012/01/18

ロンドンオリンピック協賛キャップに 『AQUARiUS(R)』 粗ギザブルーキャップ出現

日本コカ・コーラ社及びコカ・コーラシステムから、満を持して 『AQUARiUS(R)』 の粗ギザバージョンのブルーキャップが出現した。2012年1月18日 (水)、都内の総合スーパー 「西友リビン (SEIYU LIVIN)」 にて確認、500mL入りペットボトル1本税込み特価86円であった。定価が147円なので、41%オフである。

「AQUARiUS」 のキャップデザインは、既に本年2012年1月1日に変更になっている[注1]。実際には、前年の2011年12月中に先行確認されているが、オリンピックの開催年にあわせて投入されることから、初出を敢えて2012年1月とした。

この流れから、「AQUARiUS」 のスポーツ大会協賛キャップは、2008年以降、① 2年毎に絵柄がリニューアルされること、② 市場投入時期は偶数年の1月~2月であることが判明した [注1-3]。従って、次回の絵柄の変更は2014年1~2月である。今から楽しみである。

表. 協賛キャップ初出時期一覧

  2008年2月、北京オリンピック
  2010年2月、FIFAワールドカップ 南アフリカ大会
  2012年1月、ロンドンオリンピック
  2014年?月、FIFAワールドカップ ブラジル大会

因みに、都内の多くのコンビニでは、未だ 「白無地」 キャップが主流である。賞味期限をTEバンド表示にて確認することが出来た。

  白無地 120607-NNH
  白無地 120630-NNH
  白無地 120720-ETA
  新青色 120803-NNH

日本コカ・コーラ社は、1アイテム当たりの市場規模が大きく、生産量も多いため、在庫回転率が若干緩慢とならざるを得ない。昨年も 「白無地キャップ」 への移行までに、その他の飲料メーカーが3カ月程度であったところ、4~5カ月以上の期間を要している。従って、割り当てられた 「白無地」 キャップの在庫消化に手間取っているものと思われる。ブランドイメージを重視する同社としては歯痒いところであろう。その分、ニューキャップの出現に期待が高まるというものである。

なお、今回入手したキャップは、レジスターマーク(R)の位置がロゴのベースライン上にあるNCC社製であった。当然、ベースラインとクロスするCSIジャパン社製キャップが既に出ていると思われるので、新種の発見報告が待たれる。

■ 商品表示データ ■
『アクエリアス』 (500mL耐圧エアーボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 高果糖液糖、はちみつ、塩化Na、海藻エキス、ローヤルゼリー、クエン酸、クエン酸Na、香料、アルギニン、塩化K、塩化Mg、乳酸Ca、酸化防止剤 (ビタミンC)、甘味料 (スクラロース)、イソロイシン、バリン、ロイシン
<栄養成分> (100mL当り) ●エネルギー:19kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:4.7g ●ナトリウム:34mg ●カリウム:8mg ●マグネシウム:1.2mg ●アルギニン:25mg ●イソロイシン:1mg ●バリン:1mg ●ロイシン:0.5mg
<販売者> コカ・コーラ カスタマーマーケティング株式会社 (東京都港区六本木6-2-31)
<JAN> 49-02102-06935-9

■ 参照キャップデータ ■
『アクエリアス』 (500mL耐圧エアーボトル)
の賞味期限+製造所固有記号: 「D 120803-NNH」*。賞味期限は240日[約8カ月] (未開栓)。キャップは、NCC社製ワンピースキャップ [28NCフラップアセプ-E] (ロット番号:A49-04)。ボトルは、製造メーカー不明 [(S) の刻印] (ロット番号:19)。プリフォーム [透明/PCO1816] (ロット番号:D51-063)。製造ロット番号:1734M11 196968

* NNH = 丸善食品工業 須坂工場 (長野県須坂市小河原字松川4062-3)

注1) 「『AQUARiUS(R)』 にロンドンオリンピック協賛キャップ登場」 ペットボトルキャップ時評 (2012/01/01)
注2) 「北京オリンピック協賛キャップで 『AQUARIUS(R)』 をリニューアル」 ペットボトルキャップ時評 (2008/02/26)
注3) 「『AQUARIUS(R)』 のFIFA(R)ワールドカップ協賛キャップ」 ペットボトルキャップ時評 (2010/02/26)

2012/01/16

『ヤクルトがつくった乳性飲料ミルージュCaプラス』 に矢印表示付きノーマルギザ登場

2012年1月15日 (日) 深夜、日本有数のペットボトルキャップコレクターであるKUMA氏の運営するブログサイトを見て、近所のローソンストア100に走った。ヤクルト本社の 『ミルージュCaプラス』 に矢印表示付きノーマルギザキャップが登場したことを知ったからである [注1]。結果は見事に三振空振りであった。と言うのも両隣の駅周辺にあるローソンストア100にも足を運んだためである。

でも、私には一子相伝の虎の巻 <そのペットボトルはどこそこで買えるはずだよメモ> がある。翌日、スリーエフにて無事入手することが出来た。500mL入り一本税込み147円、ローソンストア100ならば税込み105円なので、通常のコンビニでは42円も高い勘定になる。ついつい、清涼飲料水の原価の謎にまで思いを馳せてしまう。

キャップの図柄は、2010年3月下旬に登場した 『蕃爽麗茶』 (2000mL大型ペットボトル) のSKナールキャップと全く同じである [注2-3]。白色キャップ地に赤色一色で 「Yakult」 のコーポレートロゴ + 天地点対称の 「→あける」 開栓方向表示がある。

今回の矢印表示付きノーマルギザキャップの正確な市場投入時期は不明であるが、スリーエフでは 「新発売」 の札がプライスカードホルダーに差し込まれていたので、恐らくここ数日のことかと思われる。

因みに、『ミルージュ』 の販売チャネルは比較的少ないため、ベンダーでもチャレンジしてみたが、残念ながら 「白無地」 であった。参考までに、TEバンド上のレーザープリンタ印字は以下の通りである。

 (a) [白無地キャップ] 120502/SO21/KFIB
 (b) [新矢印キャップ] 120621/SO21/LFAB

意外なことに、製造工場 「SO21」 が同じであるにも係わらず、キャップ供給メーカーは異なっていた。前者がCSIジャパン社、後者がNCC社である。ヤクルト本社がリスク分散のため、供給メーカーを敢えて分けているとすれば、いずれCSIジャパン社製の <矢印表示付きキャップ> が出現する日も近いのかも知れない。一体どんな <亜種> が出現するか楽しみである。

■ 商品表示データ ■
『ヤクルトがつくった乳性飲料 ミルージュ』 (500mL6角型耐熱PETボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 果糖ぶどう糖液糖、脱脂粉乳、はっ酵乳、酸味料、乳酸Ca、安定剤 (大豆多糖類)、香料、塩化Ca、カラメル色素、甘味料 (スクラロース)、酸化防止剤 (ヤマモモ抽出物)、V.D[ビタミンD]
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:44kcal ●たんぱく質:0.3g ●脂質:0g ●炭水化物:10.8g ●ナトリウム:7mg ●カルシウム:53mg ●ビタミンD:0.3~1.0μg
<販売者> 株式会社ヤクルト本社 (東京都港区東新橋1-1-19)
<JAN> 49-03080-12440-5

■ 参照キャップデータ ■
(a)『ヤクルトがつくった乳性飲料 ミルージュ』 (500mL6角型耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号+ロット記号:「120502/S021/KFIB」。賞味期間は約6カ月 (未開栓)。キャップは、CSIジャパン社製 「PS-Lok II」 (リンスホール6個所) (ロット番号:V3/ALCOA/02)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号:G/5)。プリフォーム [白(結晶化)/PCO1816] (ロット番号:6C92)。

(b)『ヤクルトがつくった乳性飲料 ミルージュ』 (500mL6角型耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号+ロット記号:「1206/21/S021/LFAB」。賞味期間は約6カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップホット」 (洗浄スリット6個所) (ロット番号:H55-55)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号:G/20)。プリフォーム [白 (結晶化)/PCO1816] (ロット番号:4C12)。

注1) 「ヤクルト本社 『ミルージュ』 のノーマルキャップ発見!」 KUMAの日記風ボトルキャップ通信 (2012/01/15)
注2) 「『蕃爽麗茶』 (2000mL PET) に矢印表示付きSKナール登場」 ペットボトルキャップ時評 (2010/04/04)
注3) 「乳性飲料 『ミルージュ』 ブランドをリニューアル」 株式会社ヤクルト本社 ニュースリリース (2011/03/11)

2012/01/15

SKナールキャップの見分け方 <小ネタ③>

秘密の花園は、闖入者の来訪により突如として蘇ることがある。

ペットボトルキャップにも幾つかの謎がある。だが、それは決して秘められている訳でも、企業機密でもない。何故なら、それらは目に見えるところに堂々と置かれているからである。

そんなどうでもいい内容の <小ネタ> 第③弾は、SKナールキャップの見分け方についてである。

「SKナール」 とは、キャップ周囲のスカート部の 「細いギザギザ」 と 「粗いギザギザ」 が、60度のセクター毎に交互に繰り返しているキャップの総称である [注1-3]。日常的にコンビニなどで見掛けるのは主に 『キリン 生茶』 のグリーンキャップであろう。

でも、「SKナール」 にも幾つかのキャップ形状の違いがあることは案外知られていない [注2]。実は、炭酸充填用2ピースキャップ1種類、ホット充填用ワンピースキャップ1種類、そしてアセプティック充填用ワンピースキャップ2種類の全4種類が存在する。キャップは4種類であるが、製造メーカーは、日本クラウンコルク (NCC) 社のみである。何故なら、この 「SKナール」 は、NCC社とキリンビール株式会社パッケージング研究所の共同開発の賜物だからである。


表1. 充填方式とキャップの種類

 ▼ 炭酸充填
   Fin-Lokベース
   キャップ裏面の青色ライナー材使用が特徴

 ▼ ホット充填
   28NCフラップホット-SWベース
   キャップ裏面の構造が 「好々爺」 顔仕様

 ▼ アセプティック充填
   28NCフラップホット-Sベース
   28NCフラップホット-Eベース (2010年以降)
   キャップ裏面の構造が 「花火」 文様仕様


開発当初は、キリンビバレッジ社の専用キャップ (カスタムユース) であったが、2010年3月に、ヤクルト本社が 『蕃爽麗茶』 (2000mL大型ボトル) に採用したのを皮切りに、現在キリンビバレッジ社を含む5社にまで使用実績が拡大している。いづれも、ユニバーサルデザインである <キャップの開けやすさ> に着目した結果である。


表2.SKナール使用企業とキャップの種類 [注5]

 ▼ キリンビバレッジ
  『キリンレモン』
  『キリン ヌューダ』
    「Fin-Lok」 ベース
  『キリン 生茶』
  『ホット 生茶 玉露入り』
  『ホット 生茶 香ばしい深入り』
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
  『キリン 生茶』
  『キリン 潤る茶』
    「28NCフラップアセプ-S」 ベース
  『キリン 生茶』
    「28NCフラップアセプ-E」 ベース

 ▼ ヤクルト本社
  『蕃爽麗茶』
    「28NCフラップホット-SW」 ベース

 ▼ JT飲料
  『辻利』
  『桃の天然水』
    「28NCフラップホット-SW」 ベース

 ▼ ダイドードリンコ
  『聘珍茶寮 ジャスミン茶』
  『柚子ごこち ゆずれもん』
    「28NCフラップホット-SW」 ベース

 ▼ カゴメ
  『野菜生活100』
    「28NCフラップホット-SW」 ベース


ただし、炭酸製品での使用は 『キリンレモン』、『キリン ヌューダ』 の2製品のみであり、それすらノーマルギザに取って変えられてしまった。現在では何故か使われていない。

従って、今日では、キャップの裏面が 「28NCフラップホット-SW」 仕様と 「28NCフラップアセプ-E」 仕様の2種類に限定される。

では、その見分け方であるが、キャップ天面部とスカート部 (側面壁) の境界上稜線部に存在する巻き締め確認用のインジケータマーク (直径1mm程度のドットホール) に着目すると、容易に判断出来る。

ホット充填用SKナールの場合、3つある 「細ギザ」 セクターのどれか1つの <中央> にドットホールが置かれている。

また、アセプティック充填用SKナールの場合、3つある 「細ギザ」 セクターのどれか1つの <右端> にドットホールが置かれている。その場合、最後のギザギザの縦棒は1本だけ、上端から2mmほど低くなっている筈である。

なお、サポートリング (TEバンド直下にあるボトルネック最下端のツバ状突起部) に着目して、「白」 がホット充填、「透明」 がアセプティック充填であると判断するオーソドックスな方法もあるが、キャップとボトルが切り離された場合の判断指標とはならないので、ドットホールでの見分け方が最も簡便かつ確実な方法と言える。

ただ惜しむらくは、現在、アセプティック充填用SKナールを使用しているのは 『キリン 生茶』 だけなので、この見分け方にはあまり意義を見出せない。せっかく発見した解答なのに、実に残念である。

でも、敢えてドットホールの位置をずらしていることには何か意味がある筈である。あれれ~! またしても謎がひとつ増えてしまった。秘密の花園の探検はまだまだ終わらない。

■ 商品表示データ ■
『キリン 生茶』 (6角形面取りオリジナルシェイプ耐圧500mL PETボトル)
<名称> 清涼飲料水
<原材料名> 緑茶 (国産)、生茶葉抽出物 (国産)、ビタミンC、香料
<栄養成分> (製品100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:11mg
<製造者> キリンビバレッジ株式会社 (東京都千代田区神田和泉町1番地)
<JAN> 49-09411-04514-2

『桃の天然水』 (6角形耐圧500mL PETボトル)
<名称> 清涼飲料水
<原材料名> 果糖ぶどう糖液糖、もも果汁、酸味料、香料
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:32kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:8.0g ●ナトリウム:13.5mg
<販売者> ジェイティ飲料株式会社 (東京都品川区大井1-28-1)
<JAN> 49-02210-53699-6

■ 参照キャップデータ ■
『キリン 生茶』 (6角形面取りオリジナルシェイプ耐圧500mL PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「20120825/SY」。賞味期限は8カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップアセプ-E」 ベースワンピースキャップ (ロット番号:A47-60)。ボトルは自社 (KBC) 形成 (ロット番号:M05)。プリフォーム [透明/PCO1816] (ロット番号:H-59)。製造ロット番号: K30M46SY

『桃の天然水』 (6角形耐圧500mL PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「2012.08.20/KN」。賞味期限は8カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップアセプ-SW」 ベースワンピースキャップ (ロット番号:H82-11)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:21/83)。プリフォーム [白色 (結晶化)/PCO1816] (ロット番号:4083)。製造ロット番号: 0547.

注1) 「『キリン生茶』 新規設計の変則ナールキャップでリニューアル発売」 ペットボトルキャップ時評 (2008/02/25)
注2) 「『キリン生茶』 新キャップ異聞」 ペットボトルキャップ時評 (2008/02/27)
注3) 「キリン 『生茶』 加温器キャップにSKナール出現」 ペットボトルキャップ時評 (2009/01/26)
注4) 「『蕃爽麗茶』 (2000mL PET) に矢印表示付きSKナール登場」 ペットボトルキャップ時評 (2010/04/04)
注5) 「『柚子ごこち ゆずれもん』、薄茶色 「DyDo」 ロゴ汎用図柄にSKナール出現」 ペットボトルキャップ時評 (2011/11/16)

2012/01/14

チェリオジャパン社の 『ライフガード』 25周年キャップ <小ネタ ②>

当ブログでは最近、ネタ枯れのため、ペットボトルキャップコレクターにとって、さほど重要とは言い難く、重箱の隅を突くような瑣末な事柄を扱っている。そんな <小ネタ> 第②弾は、チェリオジャパン社の 『ライフガード』 25周年キャップの差異についてである。

『ライフガード』 の25周年記念ボトルは、2011年3月21日 (月) に発売された [注1]。キャップには 「LIFEGUARD 25TH ANNIVERSARY」 と記されている。「ライフガード」 のネーミングが一体何を表しているかは不明であるが、四半世紀にわたり水辺の安全を監視して来たということだろうか。

ただし、わが愛すべきウィキペディアによれば、『ライフガード』 の発売開始は1985年6月となっている [注2]。それが本当ならば、昨年2011年6月時点で26周年である。今年6月には27周年を迎えることになる。恐らく、震災の影響で、記念キャップの使用時期を逸してしまった結果であろう。

さて、図柄であるが、BMWエンブレムの質感を彷彿とさせるようなメタリック感を醸し出している。白地キャップ中央に黒色でCheltemham系フォントを用いた 「25」 の数字 、その下に小さく 「TH」、その周囲を黒色で幅0.5mmの細い輪、幅4.0mmの太い輪、更に外周に0.5mmの細い輪が、バームクーヘン状に囲う。それぞれの輪の間には0.5mm幅の金色の細い輪が <毛抜き合わせ> で入る。また、太い輪の中には、上方に 「LIFEGUARD」 の商品ロゴが白抜きで入り、下方に 「ANNIVERSARY」 の文字が金色の <毛抜き合わせ> で入る。非常にゴージャスなエンブレムに仕上がっている。

『ライフガード』 25周年記念キャップは異なるメーカーにより製造されているが、同一版下が用いられている。キャップ製造メーカーは、(a) クロージャー・システム・インターナショナル (CSI)・ジャパン社と (b) 日本クラウンコルク (NCC) 社の2社である。しかしながら、そのことに気を留めるコレクターはほぼ存在しない。その理由は、ほとんど見分けが付かないからである。その違いは、実物を見比べてみて初めて 「感じる」 雰囲気程度の差異に過ぎない。

そうしたビミョ~な感覚を与える要因は、先ず印刷品位にある。

旧来のライナー材を使用する炭酸充填用2ピースキャップには、ホット充填や無菌充填に見られるような、ボトル口栓部内面に嵌合する 「プラグ栓」 構造が存在しない。このため、キャップ天板部 (天面部) の平滑性を毀損することが無い。その結果、印刷方式の違いが最も顕著に現れることになる。一般的には印刷方式の違いにより、(b) のNCC社の方が (b) のCSI社に較べて、滲みが少なくシャープな仕上がりになることが経験上知られている。

ただし、今回の 『ライフガード』 25周年記念キャップではいささか事情が異なる。絵柄の外周と内周に存在する細い環状の子持ち罫や、「ANNIVERSARY」 の文字のように、金色印刷部分と黒色印刷部分が <毛抜き合わせ> で接するような場合では、(b) のCSI社の方が、(a) のNCC社よりも位置合わせが正確に見えるからである。むしろ、エッジがシャープなはずのNCC社の方が、<毛抜き合わせ> の部分に地色が覗いてしまい、フォントにシャドー処理を施したような印刷ズレが生じてしまう。その点、CSI社のキャップでは、黒色印刷部分がエッジ周囲に滲み、インキが外にはみ出すことで、マスキング効果を生み、 <毛抜き合わせ> で地色が晒されることがない。まさに怪我の功名である。

しかしながら、決定的な違いはキャップのシェルそのものの輝度に由来する。

私の稚拙な表現では分かり難いと思われるので、敢えて数値で示すことにする。画像編集ソフト 「Adobe Photoshop」 のカラーピッカー機能を用いて、白地部分の色味の計測を試みた。サンプリング位置にバラツキがあるため、厳密とは言えないが、(b) のNCC社製キャップがほぼ純白であるのに対し、(b) のCSI社製キャップの方は青味掛かっていることが分かる。

 (a) CSI社 = C:4%、M:0%、Y:0%、K:0%
 (b) NCC社 = C:0%、M:0%、Y:0%、K:0%

その結果として、キャップのシェルの色合いは、(a) の方が渋く落ち着いた印象を与え、(b) の方がクリアで明るいと感じられる。

実はこの差異は、CSI社とNCC社の炭酸充填用2ピースキャップの間には恒常的に存在する特徴である。あまりに瑣末な違いのため、見過ごされがちであるが、全体的な印象はかなり異なる。またしても、気付くのが遅きに失した感もあるが、まだ間に合うはずである。

こうしたキャップにおける印刷上の 「ズレ」 や 「滲み」、キャップの輝度といったディテールもまた、キャップの図柄やデザインを構成する重要な要素なので、どちらがいいと言うことは出来ない。むしろ、そうした多様性が存在することこそ、ペットボトルキャップコレクションの魅力であり、醍醐味である。

そこには、近代化された製造プロセスの中にも、まだ生身の人間が介在していることを示す痕跡を読み取ることが出来る。ほんのちょっとしたことであるが、ほっとする。

■ 商品表示データ ■
『ライフガード』 (500mL耐熱ハニカム構造オリジナルシェイプボトル)
<名称> 炭酸飲料
<原材料名> 糖類 (砂糖、果糖ぶどう糖液糖)、はちみつ、ローヤルゼリー、酸味料、香料、V.C [ビタミンC]、保存料 (安息香酸Na)、カフェイン、ナイアシン、グルタミン酸Na、パントテン酸Ca、グリシン、アスパラギン酸Na、アラニン、イソロイシン、フェニルアラニン、ヘスペリジン、V.B2 [ビタミンB2]、V.B6 [ビタミンB6]、スレオニン、V.A [ビタミンA]、葉酸
<栄養成分> (製品100mLあたり) ●エネルギー:36kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:9g ●ナトリウム:25mg ●V.C:29mg ●ナイアシン:2mg ●パントテン酸:0.5~1mg ●V.B2:0.7mg ●V.B6:0.6mg ●V.A:90μg ●葉酸:15μg | ●グルタミン酸Na:2mg ●グリシン:1.7mg ●アスパラギン酸Na:1.6mg ●アラニン:1.3mg ●イソロイシン:1.2mg ●フェニルアラニン:1mg ●スレオニン:0.6mg ●ローラルゼリー:2mg
<販売者> 株式会社チェリオジャパン (東京都千代田区丸の内2-4-1)
<JAN> 49-02074-00912-4

■ 参照キャップデータ ■
(a) 『ライフガード』 (500mL耐熱ハニカム構造オリジナルシェイプボトル) の賞味期限: 「2012.04.04」、製造所固有記号: 「CHK」。賞味期限は約6カ月 (未開栓)。キャップは、クロージャーシステムインターナショナル (CSI) ジャパン社製 「Wing-Lok」 青色ライナー材使用のツーピースキャップ [120線ナール] (ロット番号:<シェル> CCB 411、<ライナー材> 50)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号: F/3)。プリフォーム [透明/PCO1816] (ロット番号:19-6)。製品ロット番号: 1014

(b) 『ライフガード』 (500mL耐熱ハニカム構造オリジナルシェイプボトル) の賞味期限: 「2012.06.06」、製造所固有記号: 「CHK」。賞味期限は約6カ月 (未開栓)。賞味期限は約6カ月 (未開栓)。キャップは、日本クラウンコルク (NCC) 社製 「Fin-Lok」 青色ライナー材使用のツーピースキャップ [120線ナール] (ロット番号:<シェル> [UKN]、<ライナー材> 8-27・・)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号: M/7)。プリフォーム [透明/PCO-1816] (ロット番号: 19-14)。製品ロット番号:1500
注1) 「『ライフガード』 25周年記念ペットボトルキャップ」 KUMAの日記風ボトルキャップ通信 (2011/03/21)
注2) 「ライフガード (飲料)」 ウィキペディア

2012/01/04

ハウスウェルネスフーズ社の 「C1000(R)」 ロゴキャップ <小ネタ ①>

ペットボトルキャップには、豆知識というほどペダンチックではなく、トリビアというほど 「へぇ~」 得点が高くない <小ネタ> が幾つか存在する。一般の人々にとっては本当にどうでもいい情報である。かといって、ペットボトルキャップコレクターにとっても、さほど重要とは言い難い。そんな <小ネタ> であるが、余興程度にお付き合い頂きたい。

<小ネタ> 第①弾は、ハウスウェルネスフーズ社の 「C1000(R)」 ロゴの差異についてである。

ハウスウェルネスフーズ社のキャップと言えば、白色キャップ地にチャコールグレーの黒っぽい刷り色の 「C1000(R)」 ロゴキャップである。このキャップは、2010年4月下旬に 『C1000 レモンウォーターフローズン』 (凍結ボトル) のキャップとして初めて使用されたものである [注1] 。その後、『C1000 レモンウォーター』、『C1000 リフレッシュタイム』 にも従来の青色、緑色の刷り色キャップの代わりとして、使用されるに至っている。今日、チャコールグレーはほぼ統一色となっている。これは、震災後の一時的生産調整局面なのかも知れないが、コストカットの要因が強い。

「C1000(R)」 ロゴには、キャップ製造メーカー毎に使用フォントが異なるという事実が存在する。しかしながら、そのことに気を留めるコレクターはほぼ存在しない。私も含めて、少なくとも周囲には皆無である。その理由は、ほとんど見分けが付かないからである。見分けが付かないほど似通ったフォントが使用されているということである。この違いは、どうやら武田食品工業時代のキャップから存在していたらしい [注2]。

フォントの違いであるが、たまたま入手した以下のキャップを見較べて、確信するに至った。すなわち、(a) 『C1000 レモンウォーター』 (CSI社製PS-Lok II) と (b) 『C1000 リフレッシュタイム』 (28NCフラップ-ホットVシリーズ) である。

幾つかあるロゴの相違点であるが、第1に横幅である。(a)= 19.5mm、(b)= 19.0mmである (分かりにくい)。第2にレジスターマークの大きさである。(a) > (b) であるが、肉眼ではほとんど同じに見える (分かりにくい)。第3に印刷品位である。これは天板部の平滑性に依存するため、実際的には比較対象とはなり得ないが、敢えて比較するならば、(b) の方が (a) に較べて滲みが少なくシャープな仕上がりとなっている (比較に意味がない)。

やはり、決定的な違いはフォントにある。使用フォントは以下の通り。

 (a) CSI社 = Neue Helvetica
 (b) NCC社 = Helvetica

「Helvetica」 のフォントファミリーはその名前が示す通り、スイス (ヘルベチカはスイスの古称) の書体設計者であるMax MiedingerとEduard Hoffmannにより、1957年に発表されたサンセリフ書体であり、現在最も使用頻度の高い書体の一つである [注3]。「Neue Helvetica」 は、ステンペル社が1983年にリリースした 「Helvetica」 の改訂版である [注3]。「Helvetica」 と 「Neue Helvetica」 の大きな違いは、「Neue」 の方が横に広げられており、カウンター (文字のふところ) が広く取られていることである。可読性に留意して改良された結果である [注4]。

従って、(a) の方が (b) に対して相対的に縦長に見える。あまりに瑣末な違いのため、見過ごされがちであるが、印象はかなり異なる。気付くのが遅きに失した感もあるが、この程度の違いは許容範囲内と思われる。でも、ちょっと悔しい。

■ 商品表示データ ■
(a) 『C1000(R) レモンウォーター』 (500mL耐熱四角形ボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 高果糖液糖、還元水飴、レモン果汁、塩化ナトリウム、ビタミンC、香料、乳酸カルシウム、酸味料、ベニバナ黄色素、塩化マグネシウム、酸化防止剤 (酵素処理ルチン)、甘味料 (スクラロース)、リン酸カリウム
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:20kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:5.6g ●ナトリウム:13mg ●カルシウム:2.1mg ●カリウム:2.9mg ●マグネシウム:0.6mg ●ビタミンC:200mg
<販売者> ハウスウェルネスフーズ株式会社 (兵庫県伊丹市鋳物師3-20)
<JAN> 45-30503-02526-3

(b) 『C1000(R) リフレッシュタイム』 (500mL耐熱オリジナル四角形ボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> グレープフルーツ果汁、果糖ぶどう糖液糖、還元水飴、酸味料、V.C. [ビタミンC]、酵素処理ルチン、香料、甘味料 (アセスルファムカリウム、スクラロース)、酢酸V.E. [酢酸ビタミンE]、V.A. [ビタミンA]、マリーゴールド色素
<栄養成分> (1本(500mL)当たり) ●エネルギー:95kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:25g ●ナトリウム:190mg ●ビタミンA:450μg ●ビタミンC:1000mg ●ビタミンE:12mg | ●ポリフェノール(ルチン):20mg
<製造者> ハウスウェルネスフーズ株式会社 (兵庫県伊丹市鋳物師3-20)
<JAN> 45-30503-02515-7

■ 参照キャップデータ ■
(a) 『C1000(R) レモンウォーター』 (500mL耐熱四角形ボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「12. 7. 6/C」。賞味期限は約6カ月 (未開栓)。キャップは、クロージャーシステムインターナショナル (CSI) ジャパン社製 「PS-Lok II」 ワンピースキャップ [120線ナール] (リンスホール6個所) (ロット番号:V3/ALCOA/42)。ボトルは、吉野工業所製 (ロット番号:C/22)。プリフォーム [白] (ロット番号:1B)。製品ロット番号:0428

(b) 『C1000(R) リフレッシュタイム』 (500mL耐熱オリジナル四角形ボトル) の賞味期限: 「12. 6.20」。製造所固有記号:[伊丹工場、製造者と同じため記号表示なし]。賞味期限は約6カ月 (未開栓)。キャップは、日本クラウンコルク社製 「28NCフラップ-ホット」 ワンピースキャップ [120線ナール] (洗浄スリット6個所) (ロット番号:H45-40)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号:O/28)。プリフォーム [白/PCO-1816] (ロット番号:8-8)。製品ロット番号:1117

注1) 「『C1000(R)』 のフローズンボトル用グレーロゴキャップ出現の意味」 ハウスウェルネスフーズ株式会社 ニュースリリース (2010/04/26)
注2) KUMA氏の運営する 『ペットボトルキャップコレクションの旅』 「日本のプラキャップ」 <ハウス編
注3) 「ヘルベチカ」 ウィキペディア
注4) 「HelveticaとHelvetica Neueの違いを見る (ついでにArialも)」 H2O MAGAZINE -プロダクトデザイナーのデザイン思考ノート- (2008/12/19)

2012/01/01

『AQUARiUS(R)』 にロンドンオリンピック協賛キャップ登場

2012年は、ロンドンオリンピック (7月27日~8月12日) の開催年である。

日本コカ・コーラ社およびコカ・コーラシステムは、オリンピックイヤーにあわせて、『アクエリアス』 のキャップをこれまでのFIFA仕様から五輪マークの入ったオリンピック仕様に変更した。2012年1月1日 (日)、総合スーパーマーケットAEON (イオン) 店頭にて確認。『アクエリアス』 2000mL入り1本税込み特価148円、『アクエリアスビタミンガード』 2000mL入り1本税込み特価178円。

寝正月を決め込んでいた矢先、KUMA氏の運営するブログサイトで、日本コカ・コーラ社が、オリンピックイヤーに向けてニューキャップをリリースしたという情報に接した [注1]。大慌てで寝巻き姿のままコートを羽織って新年を寿ぐ街に飛び出した。もちろん、当ブログ愛読者ならばご存知の <そのPETボトルはどこそこに行けば買えるはずだよメモ> を携えてである。そのお陰で、案外あっさりと入手することが出来た。こりゃぁ新年早々縁起が良いわい。

『アクエリアス』 のキャップと言えば、北京オリンピック開催年の2008年2月25日から2年間の長きにわたり、五輪マークが使用されて来た [注2]。また、ワールドカップ南アフリカ大会開催年の2010年2月26日からの2年間は、FIFAロゴが使用されて来た [注3]。どうやら、そこには五輪 → FIFAワールドカップ → 五輪の循環サイクルが存在するようだ。さすが、国際オリンピック委員会 (IOC) と国際サッカー連盟 (FIFA) 双方のワールドワイド・パートナーであるザ・コカ・コーラ社だけのことはある。2年毎に巡る開催サイクルを上手に活用していると言える。という事は、ロンドン大会閉幕後も2年間は、今回登場のキャップデザインが継続使用されることになるのだろうか。

今回入手したキャップは 『アクエリアス』 (2000mL) と 『アクエリアスビタミンガード』 (2000mL) である。配色は、どちらも、白地に明るい青 (スカイブルー) の刷り色である。キャップの図柄は、従来の商品ブランドロゴである 「AQUERiUS(R)」 に、新たに楕円の渦巻き様パターンがロゴに対して斜め右上がり位置に被せられた。これは、シュリンクラベルに印刷されているロゴと同一のものであり、今回のリニューアルキャップにおいて、ラベルのロゴとの統一がはかられた格好である。この渦巻き付き 「AQUARiUS(R)」 ロゴの下に五輪マーク、その下に 「公式スポーツ飲料」 の文字がそれぞれ三段組みで入る。さらに、点対称の 「→あける」 の開栓方向指示がキャップの3時と9時の位置にレイアウトされている。

この 「→あける」 表示は、前回まで、天地 (0時と6時の方向) に置かれていたものであるが、図柄のデザイン変更に伴い領地替えの憂き目にあったものである。いくら付け足しとは言え、随分とぞんざいな扱いである。なんだか両手で両頬を挟み、変顔を演出しているきゃりーぱみゅぱみゅの様である。レイアウトを全く無視した落ち着きのない仕上がりになっている。この辺に、近年の日本コカ・コーラ社のデザインセンスのなさが集約的に表されている気がする (いったいどうしてしまったというのだろうか、1970年代までは確かにそこにあったあの輝けるデザインワークは何処へ行ってしまったというのか、もはや過去のものなのだろうか、レガシーの継承者の復活はもうないのだろうか)。

そうした個人的な感傷はさて置き、新規キャップの登場はうれしい。

ところで、『アクエリアス』 のキャップと言えば以下の違いが存在することが、これまでの経験から知られている。すなわち、① 商品ラインナップ毎に色違いシェルが存在すること、② キャップ製造メーカー (NCC社とCSIジャパン社) 毎にレジスターマークの大きさが異なること、そして、③ 充填方式の違いによりキャップ形状 (「ノーマルギザ」 と 「粗ギザ」) が異なる こと、である。

ところが、前回のFIFAバージョン以降、『アクエリアス』 と 『アクエリアスビタミンガード』 の2000mLに関しては、<粗ギザ白地+青色刷り> に統一されている。少なくとも2000mLボトルに関しては、キャップシェルの色違いは今後も出現しないと思われる。

ただ、今回の <粗ギザ白地+青色刷り> キャップにも、キャップ製造メーカー毎のレジスターマークによる差異は存在する。それは意外なことに、(R) の大きさの違いではなく、(R) のレイアウト位置の違いとして表現されている。今回の差異は極めて微妙なので、外観上の判別には細心の注意が必要である。先ず、NCC社製キャップであるが、「AQUARiUS」 ロゴベースライン (ロゴの文字下端仮想線) の延長線上に (R) マークがきちんと収まっている。一方、CSI社製キャップでは、(R) マークがベースライン延長線により半分に分断される位置にまで下げられている。この特徴を元に判別は可能である。

この2つのキャップは、環境負荷軽減を目的として、近年NCC社とCSI社でそれぞれ同時期に開発された軽量化キャップである。当然、ボトルフィニッシュにも軽量化がはかられているため、従来の 「PCO-1810規格」 とは異なり、スレッド巻き数の少ない過渡期規格のものが使用されている [注4]。従って、従来規格のボトルフィニッシュに対応するキャップについては、今後の展開に若干の不安要素が残る。

キャップの見分け方は至って簡単である。天面部とスカート部の接合部分に着目した場合、辺縁端にある巻き締め角度確認用の直径1mm大のドットピット (ドットホール) の存在する方が、NCC社製である。それに加えて、キャップ周囲のギザギザからかすかに透けて見える、間歇的にネジに設けられたベント用の縦方向のスリットが存在することももう一つの条件である。

今後の注目ポイントは、500mLボトルにおいて、この新規図柄のキャップが、いかなる形態で出現するかに絞られる。

■ 商品表示データ ■
『アクエリアス』 (2000mL耐圧 『ラク持ち』 ボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 高果糖液糖、はちみつ、塩化Na、海藻エキス、ローヤルゼリー、クエン酸、クエン酸Na、香料、アルギニン、塩化K、塩化Mg、乳酸Ca、酸化防止剤 (ビタミンC)、甘味料(スクラロース)、イソロイシン、バリン、ロイシン
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:19kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:4.7g ●ナトリウム:34mg ●カリウム:8mg ●マグネシウム:1.2mg ●アルギニン:25mg ●イソロイシン:1mg ●バリン:1mg ●ロイシン:0.5mg
<販売者> コカ・コーラカスタマーマーケティング株式会社 (東京都港区六本木6-2-31)
<JAN> 49-02102-06927-4

『アクエリアスビタミンガード』 (2000mL耐圧 『ラク持ち』 ボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 高果糖液糖、はちみつ、塩化Na、レモンピールエキス、海藻エキス、V.C、香料、クエン酸、クエン酸Na、マリーゴールド色素、塩化K、塩化Mg、乳酸Ca、甘味料 (スクラロース)
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:17kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:4.3g ●ナトリウム:39mg ●カリウム:8mg ●カルシウム:0.8mg ●マグネシウム:1.2mg ●V.C [ビタミンC]:200mg
<販売者> コカ・コーラカスタマーマーケティング株式会社 (東京都港区六本木6-2-31)
<JAN> 49-02102-08290-7

■ 参照キャップデータ ■
『アクエリアス』 (2000mL耐圧 『ラク持ち』 ボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「120930-EEB」*。賞味期限は300日[約10カ月] (未開栓)。キャップは、NCC社製ワンピースキャップ [28NCフラップアセプ-E] [60線ナール] (ロット番号:A48-51)。ボトルは、自社成形 [CCEJP] (ロット番号:E/8)。プリフォーム [透明] (ロット番号:NT141050)。製造ロット番号:C0637M09 106549

『アクエリアスビタミンガード』 (2000mL耐圧 『ラク持ち』 ボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「120731-EIB」**。賞味期限は300日[約10カ月] (未開栓)。キャップは、CSI社製ワンピースキャップ [AS-Lok] [60線ナール] (ロット番号:L3-27)。ボトルは、自社成形 [CCEJP] (ロット番号:16/IB)。プリフォーム [白] (ロット番号:NT141087)。製造ロット番号:B1548M06 0035254

* EEB = コカ・コーライーストジャパンプロダクツ株式会社 海老名工場 (243-0495 神奈川県海老名市上河内33番地)
** EIB = コカ・コーライーストジャパンプロダクツ株式会社 茨城工場 (300-0006 茨城県土浦市東中貫町4番地1)

注1) 「謹賀新年 2012」 KUMAの日記風ボトルキャップ通信 (2012/01/01)
注2) 「北京オリンピック協賛キャップで 『AQUARIUS(R)』 をリニューアル」 ペットボトルキャップ時評 (2008/02/26)
注3) 「『AQUARIUS(R)』 のFIFA(R)ワールドカップ協賛キャップ」 ペットボトルキャップ時評 (2010/12/31)
注4) 「加温器キャップにおける日本コカ・コーラ社の決断 (2) 過渡期キャップの導入」 ペットボトルキャップ時評 (2010/12/61)

2011/12/26

『サントリー烏龍茶』 の単色印刷ロゴキャップにノーマルギザ登場

2011年11月上旬における、ダークブラウン一色のみで印刷された 『サントリー烏龍茶』 の商品ロゴキャップ (粗ギザ) の出現に続き、このほどノーマルギザが登場した [注1-4]。2011年12月26日 (月)、ファミリーマート店頭にて、1Lミディーボトルのキャップに使用されているのを確認。このキャップは、日本クラウンコルク (NCC) 社製 「28NCフラップ-アセプE」 (粗ギザ) とは異なり、日本山村硝子プラスチックカンパニー (NYG) 社製の 「TEN-Cap」 (ノーマルギザ) であった。

このことは、同じくサントリー社のニューキャップである 『ニチレイ アセロラ』 という商品ロゴと開栓方向指示 「←あける」 が印刷された粗ギザ (12月上旬) とノーマルギザ (12月下旬) の各出現報告と見事に符号する [注5-6]。

「TEN-Cap」 使用のメリットは、シール (密栓) 機構にシェル本体とは別の中栓が存在することから、天板部にインナーシール等のテクスチャー構造が一切反映されることがなく、印刷面の平滑性が保持される点にある。これにより、印刷特性が格段に向上する。

今回のノーマルギザバージョンでは、キャップの素材、表面処理の方法の違いから、当然のことながら、印刷精度は極めて高い。白抜き部分のディテールもくっきりしており、この点では、粗ギザキャップと較べ、単色印刷ロゴの印象は良好といえる。とは言うものの、背景色がないのは、やっぱり寂しい。全体的に、お間抜け感が否めない。

恐らく、ロゴを取り巻く白地の領地が、同色の白抜き部分を凌駕していることが原因と考えられる。多勢に無勢、文字が視覚的に埋没しているかのようである。ロゴ周囲にあったベージュ色のベタ丸は、この白抜き文字を際立たせるための舞台装置であったのかも知れない。

■ 商品表示データ ■
『サントリー烏龍茶』 (耐熱PET 「ゆびスポットボトル」* 1000mL)
<品名> ウーロン茶飲料
<原材料名> ウーロン茶、ビタミンC
<原料茶の産地> 中国福建省
<成分分析表> [ボトルに表示なし]/[サイトに掲載あり] (100mLあたり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:約10mg ●カフェイン:約20mg ●カリウム:約10mg ●リン:1mg未満
<販売者> サントリーフーズ株式会社 (東京都港区台場2-3-3)
<JAN> 49-01777-21762-1

* 2007年4月3日 (火)、新たに開発されたユニバーサルデザインのボトルとして採用された。基本的には、日本コカ・コーラ社の 「ミディーペット」 を模したものと思われるが、ボトル胴部中央の凹みが、指にすぽっとフットし、グリップ性能を向上させている点において優れている [注7]

■ 参照キャップデータ ■
『サントリー烏龍茶』 (耐熱PET「ゆびスポットボトル」*1000mL) の賞味期限+製造所固有記号:「2012.11.17/TS」。賞味期間は12カ月 (未開栓)。キャップは、日本山村硝子プラスチックカンパニー社製 中栓付き 「TEN-Cap」 2ピースキャップ (ロット番号:c3・-05)。ボトルは、吉野工業所製 (ロット番号:51/28)。プリフォーム [白化/PCO28] (ロット番号:H528)。製造ロット番号:19:47

注1) 「サントリー烏龍茶」 (ブランドサイト)[アクセス日:2011年12月26日]
注2) サントリーホールディングス株式会社 「サントリー烏龍茶 」 商標登録第4578299号 (出願日:2001/10/04、登録日:2002/06/21)
注3) 「『サントリー烏龍茶』 のロゴ入りキャップ、印刷工程を簡素化」 ペットボトルキャップ時評 (2011/11/12)
注4) 「サントリー 『烏龍茶』 のニューキャップ!」 KUMAの日記風ボトルキャップ通信 (2011/11/13)
注5) 「『ニチレイ アセロラ』 のノーマルギザキャップ」 KUMAの日記風ボトルキャップ通信 (2011/12/25)
注6) 「『ニチレイ アセロラ』 のニューキャップだぞぉ~。」 KUMAの日記風ボトルキャップ通信 (2011/12/08)
注7) 「『サントリーウーロン茶1Lペット』 新発売 ― 持ちやすい 『ゆびスポットボトル』 の1Lサイズが新登場 ―」 サントリー ニュースリリース #9728 (2007/03/06)

2011/11/16

『柚子ごこち ゆずれもん』、薄茶色 「DyDo」 ロゴ汎用図柄にSKナール出現

ダイドードリンコ社の 『柚子ごこち ゆずれもん』 は、同社ニュースリリースによれば、2011年3月14日月曜日にリニューアル発売される予定であった [注1]。でも、発売直前に発生した大震災のため、恐らくそれどころではなかったと思われる。

実際にコンビニの店頭で 『柚子ごこち ゆずれもん』 を目撃するのは、3月17日木曜日になってからであった [注2-3]。震災発生から1週間後、リニューアル発売予定日から4日後のことである。その時点での 『柚子ごこち ゆずれもん』 のキャップは、白色キャップ地に黄色+オリーブ色の2色刷のSKナールであった。絵柄は、「DyDoロゴ」+「柚子のイラスト」 である [注2]。このイラスト入りSKナールは当然震災発生前に製造されたものである。

その後、『柚子ごこち ゆずれもん』 のキャップは、<白無地共通化キャップ>を経て、現在、薄茶色 「DyDo」 汎用ロゴ図柄のSKナールとなって復活した。2011年11月15日 (金)、マツモトキヨシ系ドラッグストア 「H&B station」 にて確認、500mL入り1本、特価110円であった。

キャップの図柄は、SKナール (90線) の白色キャップ地に、薄茶色の刷り色で中央に 「DyDo」 のコーポレートロゴ、その周囲を商品に対する熱い思いを込めた意味不明の文字列が囲む。お馴染みの汎用図柄である。2本の細線でドーナツ状に囲まれたそのモットーに曰く、「Your assurance of superb flavor is the DyDo tradmark.」(大まかな意味は、「素晴らしい味を保証するのはDyDoの商標」 といったところであろうか)。老舗和菓子屋の暖簾に染め抜かれた <味自慢> 程度の意味合いである。自己申告なので、あてには出来ない。最終的には、自分の舌でジャッジを下すしかない。

ところで、復活した印刷キャップが、柚子のイラストではなく汎用図柄であったことに、キャップ供給体制はまだ回り出したばかりというメッセージを読み取ることが出来る。

これで、SKナールの図柄は5社、13図柄、18種類となった。

ところで、SKナールは粗ギザとノーマルギザの<良い所取り>のハイブリッドキャップなので、基本的に粗ギザやノーマルと言った区分には馴染まない。ただし、充填方式により、ホット充填および炭酸充填のノーマル (120線) 系と、アセプティック (無菌) 充填の粗ギザ (60線) 系に無理矢理に区分することは可能である。

表1. SKナールキャップ一覧表 (図柄+充填方式別、発売日順)

  ▼ 1a) キリンビバレッジ
    『キリン 生茶』
    [くちびるバージョン]
     コールド販売用 | アセプチック充填
    「28NCフラップアセプ-S」 ベース
    (初出: 2008年2月26日、火曜日)

  ▼ 1b) キリンビバレッジ
    『キリン 生茶』
    [くちびるバージョン]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 2008年2月26日、火曜日)

  ▼ 2) キリンビバレッジ
    『キリンレモン』
    [青黄2色刷ブランドロゴバージョン]
     コールド販売用 | 炭酸充填
    「Fin-Lok」 ベース
    (初出: 2008年3月11日、火曜日)

  ▼ 3) キリンビバレッジ
    『ホット 生茶 玉露入り』
    『ホット 生茶 香ばしい深入り』
    [加温器用オレンジ汎用キャップ]
     ホット販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 不明 [2009年1月上旬頃])

  ▼ 4a) キリンビバレッジ
    『キリン 生茶』
    [ツチノコバージョン]
     コールド販売用 | アセプチック充填
    「28NCフラップアセプ-S」 ベース
    (初出: 2008年2月26日、火曜日)

  ▼ 4b) キリンビバレッジ
    『キリン 生茶』
    [ツチノコバージョン]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 2008年2月26日、火曜日)

  ▼ 5a) キリンビバレッジ
    『キリン 生茶』
    [『生茶』 抜き文字バージョン]
     コールド販売用 | アセプティック充填
    「28NCフラップアセプ-S」 ベース
    (初出: 2009年3月3日、火曜日)

  ▼ 5b) キリンビバレッジ
    『キリン 生茶』
    [『生茶』 抜き文字バージョン]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 2009年3月3日、火曜日)

  ▼ 6) キリンビバレッジ
    『キリン 潤る茶』
    [白色地茶色刷 「KIRIN」 汎用キャップ]
     コールド販売用 | アセプティック充填
    「28NCフラップアセプ-S」 ベース
    (初出: 不明 [2009年3月12日頃])

  ▼ 7) キリンビバレッジ
    『キリン ヌューダ』
    [白色地銀色刷 「KIRIN」 汎用キャップ]
     コールド販売用 | 炭酸充填
    「Fin-Lok」 ベース
    (初出: 2009年4月7日、火曜日)

  ▼ 8) ヤクルト本社
    『蕃爽麗茶』
    [白色地赤色刷 「Yakult」 + 「→あける」]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 不明 [2010年3月下旬])

  ▼ 9) JT飲料
    『辻利』
    [白色地スミ一色刷 「辻利」]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 不明 [2010年3月下旬])

  ▼ 10) ダイドードリンコ
    『聘珍茶寮 ジャスミン茶』
    [白色地灰+金赤2色刷
        「DyDoロゴ+聘珍茶寮のロゴ」 ]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 不明 [2011年3月中旬])

  ▼ 11) ダイドードリンコ
    『柚子ごこち ゆずれもん』
    [白色地黄+オリーブ2色刷
        「DyDoロゴ+柚子のイラスト」 ]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 不明 [2011年3月中旬])

  ▼ 12) JT飲料
    『桃の天然水』
    [薄いピンク地濃いピンク色刷
        「丸ベタ+URL表示柄」]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 2011年3月29日、火曜日)

  ▼ 13) JT飲料
    『辻利』
    『桃の天然水』
    [白色地茶色刷 「丸ベタ+URL表示柄」 ]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 不明 [2011年7月中旬])

  ▼ 14) カゴメ
    『野菜生活100』
    [白色地緑+黄2色刷
        「野菜生活100」 ブランドロゴ柄]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 不明 [2011年8月初旬])

  ▼ 15) ダイドードリンコ
    『柚子ごこち ゆずれもん』
    [白色薄茶色刷 「DyDoロゴ」 汎用図柄]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 不明 [2011年11月中旬])

コンビニの陳列棚に印刷キャップがチラホラと目に付くようになった。今回の震災で被災したキャップ製造工場の供給体制にも一定の目途が付いたらしい。ようやく、ペットボトルキャップにも日常の風景が戻りつつある。

白無地キャップばかりの頃には息が詰まる思いがした。新聞や雑誌などのメディアは、的の外れた <白無地キャップ> 礼賛記事一色になり、この国はいつの間にか、戒厳令や統制経済下に置かれたような気分になったものだ。しかしながら、既に震災発生直後の混乱期は何とか脱している。失われたものを元通りにすることは叶わなくても、新たな経済活動を興すことは出来る筈である。人間の営為とはいつの世もそうしたものであった。ペットボトルキャップの多様性を許容出来る社会こそが、震災復興パワーの礎となる。その意味でも、印刷キャップが戻って来たことに、この国の健全さを見た気がした。

■ 商品表示データ ■
『柚子ごこち ゆずれもん』 (6角形耐圧熱PETボトル500mL)
<名称> 清涼飲料水
<原材料名> 果糖ぶどう糖液糖、果糖、ゆず果汁、レモン果汁、はちみつ、香料、酸味料、トレハロース、酸化防止剤 (ビタミンC)
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:36kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:8.9g ●ナトリウム:15.1mg | [以下の値はウェブサイトより転載] ●リン:0mg ●カリウム:3.7mg ●カフェイン:0mg
<販売者> ダイドードリンコ株式会社 (大阪市北区中之島2-2-7)
<JAN> 49-04910-23212-3

■ 参照キャップデータ ■
『柚子ごこち ゆずれもん』 (6角形耐圧熱PETボトル500mL) の賞味期限/製造所固有記号:「20120708/7A」。賞味期限:製造後約9カ月 (未開栓)。キャップはNCC社製 「28NCフラップホット-SW」 ベースのワンピースキャップ [SKナール] [洗浄スリット6個所] (ロット番号:H83-72)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:17/64)。プリフォーム [白] (ロット番号:4064)。製品ロット番号:LOT OFF

注1) 「『柚子ごこち ゆずれもん』 【新商品】」 DyDo Release No.741 (2011/03/04)
注2) 「ダイドードリンコ 『ゆずれもん』 にもSKナールキャップ」 KUMAの日記風ボトルキャップ通信 (2010/03/18)
注3) 「ダイドードリンコ 『聘珍茶寮 ジャスミン茶』 の開けやすいキャップ」 KUMAの日記風ボトルキャップ通信 (2010/03/17)

2011/11/12

『サントリー烏龍茶』 のロゴ入りキャップ、印刷工程を簡素化

『サントリー烏龍茶』 が始めて発売されたのは、1981年12月のことである。本年は、発売30周年の記念すべき節目の年に当たる [注1-4]。しかしながら、震災による白無地キャップの導入という想定外の事態が、飲料メーカーのキャップの在り方に一石を投じたようである。

伝統ある 『サントリー烏龍茶』 のキャップの図柄が、印刷キャップ解禁を契機として変更された。本来、商品ロゴの外接円として印刷されるべき、あのベージュ色のベタ丸が消えた。2011年11月11日金曜日、トリプルイレブンの日、それはセブンイレブンではなく、ファミリーマート店頭において目撃された。

一瞬、幻影を見たのかと思った。最近では、タブロイド紙のゴシップ記事 (エロ記事でも可) を読むにも難儀するほど、老眼が進んでいる。眼鏡を額にずらし、キャップを眼球に近づけることで、ようやく現実を直視することが出来た。

日本コカ・コーラ社と同様、『サントリー烏龍茶』 も、<白無地>キャップ導入以降、キャンペーンシールでその場を凌いで来た。最近では、サントリー1社提供番組 『ちゅーボーですよ!』 (TBS系列) とのタイアップで、8角形の黄色地赤色文字の 「カレーにはウーロン茶で星3っつ!!」 キャンペーンシールの貼られた製品が直近のものである。今なお多くのコンビニでは、このロットの製品が並んでいる。キャンペーンシール版キャップのTEバンド賞味期限表示は、「2012.10.02/AJ」 であり、リニューアル版キャップの表示は、「2012.10.25/AJ」 である。賞味期限は360日であるので、リニューアル版キャップの製造時期は、2011年10月31日頃となる。製造所固有記号 「AJ」 が神奈川綾瀬工場であることと、キャップが日本クラウンコルク (NCC) 社製 「28NCフラップ-アセプE」 であることを勘案すれば、キャップの製造 (供給) メーカーはNCC社石岡工場 (茨城県) であると考えるのが合理的である。このことから、石岡工場でも印刷キャップの製造が再開されていることが伺い知れる。

さて、キャップの図柄であるが、粗ギザ白色キャップ地に黒かと思わせるほどの濃い茶一色で 「サントリー」+「烏龍茶」 のお馴染みの明朝体縦書きの商品ロゴである。子持ち罫で囲まれた商品ロゴ以外には何も印刷されていない。あまりにも簡素で、それまでの2色刷キャップを見慣れていたせいか、全く別の商品のような印象を受ける。ハッキリ言ってしまえば、貧乏臭い。刷り色を1色減らしただけで、それまでの商品に対する信頼感が一瞬にしてチープな廉価品としての評価に変わってしまう。飲料キャップにおけるプロモーション性のマジックである。

あのベタ丸の印刷は、キャップによって、オリーブ色掛かって見えたり、灰色掛かって見えたりと、色合いが一定しない。印刷業界でいうところの 「特色 (spot color)」 というやつである。印刷職人が勘と経験とカラーチャート (色見本) だけを頼りに、インキをこねこね混ぜ合わせて創り出す色のため、キャップ供給メーカー毎に文字通り特色を持つ結果となる。従って、キャップの製造コストも若干お高めになる。『サントリー烏龍茶』 は、広告宣伝はもとより、商品自体にも、ここまでコストを掛けることで、ウーロン茶飲料シェア第一位の座を占めるに至ったともいえる。

1981年の発売当初、『サントリー烏龍茶』 はまだスチール缶 (190g) であった。商品ロゴも右肩に 「サントリー」 の看板が添えられていない。現在の商品ロゴがパッケージに登場するのは、1985年の1L入り紙パックからである。そして、1986年に1.5L入りPETボトルが発売される。ただし、この頃のキャップはメタルキャップであった。1991年に2L入りPETボトルが発売され、キャップがアルミ製になる。そして、1996年に500mL入りの小型PETボトルが解禁されて、ようやくプラスチックキャップが登場する [注3]。

従って、『サントリー烏龍茶』 の歴史は、PETボトルキャップの歴史でもある。日本有数のペットボトルキャップコレクターであるKUMA氏のホームページでは、これまでに2系統の図柄が確認可能である [注5]。一つ目の図柄は、ベージュ色ベタ丸を背景とした 「サントリーウーロン茶」 カタカナ表記バージョンのものである。この図柄は、恐らく日本クラウンコルク (NCC) 社製 「Uni-Lok」 のキャップ構造に起因するものと思われる。「Uni-Lok」 は、コレクターの間では、「ヘソ有り」 と呼称されているキャップで、射出形成時の樹脂注入孔がキャップ天面部中央に3.5mm径の凹みとして残る。その様を人体の臍 (ヘソ) に見立てたものである。サントリーデザイン部は、これが天面部に印刷される図柄の一部を毀損することを回避す目的で、この凹みを中心として、上方に 「サントリー」、下方に 「ウーロン茶」 のゴシック体の文字を配したものと思われる。「Uni-Lok」 は一般的に2Lサイズの大型PETボトルに使用されることが多く、また、「Uni-Lok」 の開発が前年の1996年であったことを合わせて勘案すると、1997年の 『サントリー烏龍茶』 2L入りPETの発売に合わせて、導入されたものと考えられる。

二つ目の図柄は、最も馴染み深いベージュ色ベタ丸を背景とした 「サントリー烏龍茶」 ロゴバージョンのものである。キャップの種類も、① ノーマルギザ (28NCフラップ-ホット、PS-Lok、TEN-Cap)、② 粗ギザ (28NCフラップ-アセプ、AS-Lok)、③ ユニロック (NCC Uni-Lok) というように各種充填方式および製造ラインに対応している。このことは、販売規模の大きさと商品ラインナップの豊富さを意味する。緑茶市場の急速な拡大に伴い、2001をピークとして年々販売量が逓減傾向にあるとは言え、ウーロン茶飲料市場トップシェアであることに変わりはない [注6]。なお、サントリーデザイン部はその後、③ のユニロックを使用する際に、図柄の一部 (中央部分) が毀損されることを容認している。これも、ナショナルブランドとして万人に認知されたことの証なのであろう。海外のファッション誌や女性週刊誌などの誌名ロゴが、人物写真やあおりのキャッチコピーなどで、その一部もしくはほぼ全部が隠れてしまうことに似ている。もはや、その一部だけで認識可能なアイコンと化しているいえる。

今回の 『サントリー烏龍茶』 キャップ印刷工程簡素化が、いかなる意図で実施されかは全く想像の域を出るものではないが、幾つかの仮説を立ててみた。こうした見立ても、ペットボトルキャップをコレクションする愉しみの一つである。

<仮説1> 刷り色 (特色) を減らすことによる製造コストの削減。『サントリー烏龍茶』 は年間3,790万ケース (2011年度販売目標 [注4]) も製造されるため、仮にキャップ購入費用が1個当たり50銭下がるだけで、何と4億5千万円のコストカットを実現出来る計算になる。

<仮説2> 印刷過程での 「毛抜き合わせ」 が、キャップ製造 (供給) メーカーのおかれた現状では、生産効率を著しく低下させるため、暫定的措置として減色キャップが導入された。いずれは元のベタ丸背景ロゴキャップが復活するというシナリオである。

<仮説3> 今後のカラーキャップ解禁を見据えたデザイン変更。オリーブ色掛かったベージュ色キャップ地に、今回の単色図柄を印刷することで、従来のキャップと同等もしくはそれ以上の効果を狙ったもの。従って、今回の簡素化は試験的かつ過渡的なものにとどまる。既に、サントリーは 『C.C. Lemon』 において、イエロー地キャップに緑色の刷り色の組み合わせでその効果を実証済みである。

飲料キャップを取り巻く状況はまだまだ流動的といえる。しかしながら、それも同時代を生きることに他ならない。我々ペットボトルキャップコレクターは、時代の荒波に翻弄される小船のようなものかも知れない。抗うことも出来なければ、羅針盤すら持ち合わせていない。

■ 商品表示データ ■
『サントリー烏龍茶』 (クリスタルカット8面ツイストパネルのオリジナルシェプ*耐圧PETボトル500mL)
<品名> ウーロン茶飲料
<原材料名> ウーロン茶、ビタミンC
<原料茶の産地> 中国福建省
<成分分析表> [ボトルに表示なし]/[サイトに掲載あり] (100mLあたり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:約10mg ●カフェイン:約20mg ●カリウム:約10mg ●リン:1mg未満
<販売者> サントリーフーズ株式会社 (東京都港区台場2-3-3)
<JAN> 49-1524-0-1

* 2010年4月6日、リニューアル時に従来のクリスタルカットボトルのデザインを一新、グリップ性に優れたツイストシェイプとなる

■ 参照キャップデータ ■
『サントリー烏龍茶』 (クリスタルカット8面ツイストパネルのオリジナルシェプ耐圧PETボトル500mL) の賞味期限+製造所固有記号:「2012.10.25/AJ」**。賞味期間は12カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップアセプ-E」 ワンピースキャップ (ロット番号:A46-36)。ボトルは、自社成形 (ロット番号:WJ/1-15)。プリフォーム [透明/PCO28] (ロット番号:5-31)。製造ロット番号:165J0064970

** AJ=サントリービバレッジプロダクツ (株) 神奈川綾瀬工場(252-1108 神奈川県綾瀬市深谷上8-27-1)

注1) 「『サントリー ウーロン茶』 リニューアル ― おかげさまで30周年。発売から10億ケース突破。―」 サントリー ニュースリリース#10995 (2011/01/26)
注2) 「サントリー烏龍茶」 (ブランドサイト)[アクセス日:2011年11月11日]
注3) 「サントリー烏龍茶30年の歴史」 (ブランドサイト)[アクセス日:2011年11月11日]
注4) 「サントリー食品インターナショナル株式会社2011年事業方針」 サントリー ニュースリリース#10994 (2011/01/26)
注5) KUMA氏の運営する 『ペットボトルキャップコレクションの旅』 「日本のプラキャップ」 <サントリー編> 「サントリーウーロン茶-01~-03、サントリー烏龍茶-01~-12」
注6) 飲料総研 『飲料ブランドブック2010年版』 pp.30-31.

2011/11/06

「チー坊」 キャラクターキャップ、伊藤園 『朝のYoo (ヨー)』 で大復活!!

毎日巡回するコンビニでは、清涼飲料水のキャップに印刷キャップがちらほらと復活して来た。とはいえ、いまだに白無地キャップが圧倒的なフェース数を占めている。震災復興にはまだ程遠い。

伊藤園は、2011年11月7日 (月)、チチヤスとの共同企画製品の 『朝のYoo (ヨー)』 を全国発売する [注1]。 2011年11月5日 (土)、東京メトロのプラットフォーム設置ベンダーにて先行確認、200mL入り1本税込み120円。プレスリリースによれば、200mL PET、265mL PET、125mL紙パック (レギュラータイプ、低糖・低脂肪タイプ) の飲み切りサイズ全4アイテムが各種販売チャネルを通じて販売されるということである [注1]。

伊藤園 『朝のYoo (ヨー)』 は、チチヤス共同企画製品の第3弾になるものである。

古くからのペットボトルキャップコレクターであれば、<チチヤス共同開発品>といえば、確かダイドードリンコ社の製品ではなかったか、と訝しがる向きもあるかと思われる [注2-3]。知らぬ間に、チチヤスは伊藤園の子会社になていたのである [注4]。

当然、チチヤスブランドは生き残った。こうした訳で、新製品に 「チー坊」 キャラクターが復活した。

キャップの意匠は、白色キャップ地に 「チー坊」 のアイコンが、青色で描かれている。今回から伊藤園のキャップになったため、下方に 「→あける」 表示が加わった。不本意ではあるが、「→あける」 表示が丁度いいアクセントになっている気がする。

さて、「チー坊」 キャップといえば、「正面」 バージョンと 「後頭部」 バージョンの2種類が存在する筈である [注2-3]。今回も、自販機でスロットを6回程回してみたが、すべて 「正面」 バージョンであったため、それ以上のコイン投入を諦めた。経験的には、出現確率が24本に2本であるので、もう少し粘るべきだったのかも知れない。色恋とギャンブルには深入りしない、理性ある大人の判断である。

印刷キャップの置かれた現状を考慮した場合、「後頭部」 バージョンが存在するかどうかは、目視で確認可能なコンビニ棚での販売を待たねばならない。ところが、200mL PETは、ロッテ健康産業の 『うるアップコラーゲン』 と同じ形状のペットボトルであり、また、265mL PETの方も少し大きめのオリジナルシェープボトルである。横幅が5.5cmと通常のボトル幅の6cm~6.5cmに較べて、若干小振りである。果たして、通常の陳列棚のフェースを獲得出来るか不安である。どこに並べていいのか戸惑う商品である。

何れにしても、かわいい 「チー坊」 キャップにまた再会出来たのはうれしい。犬も歩けば 「チー坊」 に当たる。

■ 商品表示データ ■
『朝のYoo』 (200mL耐熱PETボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 糖類 (果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、はっ酵乳、乳糖果糖オリゴ糖、脱脂粉乳、乳酸菌 (殺菌)、安定剤 (ペクチン、大豆多糖類)、乳酸カルシウム、酸味料、香料、増粘多糖類
<栄養成分> (1本(200mL)当たり) ●エネルギー:102kcal ●たんぱく質:0.6~1.8g ●脂質:0g ●炭水化物:24.0g ●ナトリウム:16~46mg ●カルシウム:110mg
<販売者> 株式会社伊藤園 (東京都渋谷区本町3-47-10)
<JAN> 49-01085-06210-4

■ 参照キャップデータ ■
『朝のYoo』 (200mL耐熱PETボトル) の賞味期限: 「2012. 7.19」+製造所固有記号: 「A21」。賞味期間は約9カ月 (未開栓)。キャップは、日本クラウンコルク社製 「28NCフラップ-ホット」 ワンピースキャップ (ロット番号:H55-21) [ノーマルタイプ]、洗浄スリット: 6カ所。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:9/23)。プリフォーム [白/PCO] (ロット番号: [n/a])。製造ロット番号:03:35

注1) 「伊藤園、朝にぴったりの清涼飲料 『朝のYoo (ヨー)』 4品を発売」 日経プレスリリース (2011/11/02)
注2) 「『チチヤス ヨーグルトテイスト』 の 「チー坊」 キャラクターキャップ」 ペットボトルキャップ時評 (2008/09/30)
注3) 「『チチヤス ホワイトソーダ』 の 「チー坊」 キャラクターキャップ」 ペットボトルキャップ時評 (2009/03/17)
注4) 「チチヤス株式会社の株式の取得 (子会社化) に関するお知らせ」 株式会社伊藤園 IRニュース (2011/04/25)

2011/10/25

『evian』 キャップに新図柄出現か?

「エビアン」[注1] といえば、日本語表記が何故か 「エヴィアン」 でも 「ヱビアン」[注2] でもない。私の中では今なお未解決事件として残されている。まあ、「エヴァンゲリオン」 がいつの間にか 「ヱヴァンゲリヲン」 となったことに較べれば、取るに足りない問題である。

そんな 『evian』 のライトブルーキャップが最近図柄を変更した。2011年10月20日 (金)、サンクス店頭にて確認。

「evian」 ロゴの周りを取り巻く周回軌道のワッカが消えた。あのフレンチアルプスの3つの頂と 「evian」 ロゴをやさしく包み込んでいたドーナッツ状の輪のことである。

図柄変更の経緯は、どうやら 『Volvic』 の場合と同様である。キャップ製造メーカーとして、Novembal社以外に、GCS (Global Closure System) 社傘下のAstra Plastique社が新たに参入したということらしい [注3]。

さて、新しい図柄であるが、φ30mm径三条ネジのライトブルー地キャップにエンボシング加工で、天面部外周に直径28mm、幅4mmの太い輪、直径21mmの内円に真一文字に 「evian」 のロゴが横断し、その上方に万年雪と氷河で覆われたフレンチアルプスの3つの峰々の山影のイラストが添えられている。ロゴと山影部分のみグロス仕上げで、それ以外はマット (梨地) 加工である。

従来のNobembal社製キャップのロゴに対して、ワッカが無くなった分、Astra Plastique社製キャップの方が、若干ロゴが大きくなっている。ただし、エンボシングキャップでは、ロゴの視認性が極めて悪いため、今回の変更はよほどの好事家でない限り、スルーしてしまう程である。

ただし、私には今回の図柄が全く新しいとは断言出来ない。日本有数のペットボトルキャップコレクターであるKUMA氏のサイトに、以前カルピス・伊藤忠ミネラルウォーター社が輸入していた頃の同じような構図の 『エビアン』 キャップが収載されているからである [注4]。真偽の程は、KUAM氏の判定を仰ぎたい。

■ 商品表示データ ■
『evian』 (丸形オリジナルPETボトル750mL)
<名称> ナチュラルミネラルウォーター
<原材料名> 水 (鉱泉水)
<栄養成分> (製品100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:0.7mg ●カルシウム:8.0mg ●マグネシウム:2.6mg
<硬度> 304mg/L [硬水] <pH値> 7.2
<原産国名> フランス
<採水地> エビアン (カシャ水源)
<輸入・販売者> 伊藤園・伊藤忠ミネラルウォーターズ株式会社* (東京都新宿区箪笥町22番地)
<JAN> 30-68320-10516-1

* 独占販売権: 株式会社伊藤園
* 独占輸入権: 伊藤忠商事株式会社

■ 参照キャップデータ ■
<従来キャップ>
『evian』 (丸形オリジナルPETボトル750mL) の賞味期限: 「2013 03 17」。賞味期限は約2年 (未開栓)。キャップは、Novembal社製ワンピースキャップ (ロット番号:<シェル本体> [Novembal Logo] O708)。ボトルは、自社成形 [evian] (ロット番号: evian / 751-13)。プリフォーム: [透明] (ロット番号: E-24 E-24)。製品ロット番号: G 10:31。パッケージラベル: [SIM 10135435-JAP]

<新規キャップ>
『evian』 (丸形オリジナルPETボトル750mL) の賞味期限: 「2013 05 06」。賞味期限は約2年 (未開栓)。キャップは、Astra Plastique社製ワンピースキャップ (ロット番号:<シェル本体> [Astra Plastique Logo] R/O372)。ボトルは、自社成形 [evian] (ロット番号: evian / 751-11)。プリフォーム: [透明] (ロット番号: E-08 E-08)。製品ロット番号: G 23:54。パッケージラベル: [SIM 10135435-JAP]

注1) 伊藤園・伊藤忠ミネラルウォーターズ株式会社 「製品サイト」 (アクセス日: 2010/03/19)
注2) 富士ミネラルウォーター株式会社 「<ギャラリー> 日本ヱビアン
注3)「『Volvic』 ブルーキャップにリニューアルロゴ入り新図柄登場」 ペットボトルキャップ時評 (2011/09/27)
注4)「ペットボトルキャップコレクションの旅日本のキャップ輸入キャップ編 「フランス / カルピス (株) / evian-01」

『ヘルシア』 にロゴ付き粗ギザキャップ出現

花王の 『ヘルシア緑茶 すっきり』 の粗ギザキャップにロゴの印刷されたキャップが出現した。2011年10月25日 (火)、サンクス、ファミリーマートの各店頭にて確認。350mL入り1本税込み189円。

『ヘルシア緑茶 すっきり』 は既に、2011年9月29日に新発売されている [注1-2]。発売当初は、「白無地共通化」 の時期に相当していたため、惜しくも 「白無地」 スタートとなってしまった。10月に入り <自主規制> がようやく解除されたが、印刷キャップの復活に関して、飲料メーカー各社は他社の出方待ちといった所であろうか。そうした中での新規キャップの導入には大いなる意味が込められている。

これまでの 『ヘルシア』 のキャップは、全てノーマルギザであった。そのことから、「粗ギザ」 スタートの当キャップに関しては、規制解除後のロゴ入りキャップの出現が既に予測されていた。とは言うものの、こんなにも早く、『ヘルシア緑茶 すっきり』 にロゴ入りキャップが導入されるとは思ってもみなかった。私は、導入理由の一つには、伊藤園 『カテキン緑茶 350mL』 [注3] が発売早々ロゴ入りキャップの使用を開始したことにあると睨んでいる。まさに、「特定保健用食品」 対決である。高容量カテキン含有緑茶市場における先発メーカーとしての矜持なのかも知れない。

この 「消費者庁認可特定保健用食品」[注4] のお墨付きは、何の変哲もないような清涼飲料水の交換価値を一挙に1.8倍に引き上げる呪文である。具体的には、通常の500mL入りPETボトル入り緑茶飲料と350mL入り特定保健用食品を、100mL当たりの価格で比較すると、前者が29.4円/100mLであるのに対して、後者が54.0円/100mLとなる。驚くべきマジックである。飲料メーカーがこぞって参入して来る訳である。

図柄は、粗ギザ白色キャップ地に、緑色で中央に 「Healthya」 の製品ブランドロゴ + キャップ上部の 「←あける」 開栓方向表示である。粗ギザキャップは、キャップ表面に撥水処理を施しているため、印刷が若干滲む傾向がある。でも、それも一つの趣 (おもむき) として十分楽しめる。

理由の如何にかかわらず、新規キャップの出現は正直うれしい。

■ 商品表示データ ■
『ヘルシア緑茶 すっきり』 (4角耐熱PETボトル350mL)
<品名> 緑茶 (清涼飲料水)
<原材料名> 緑茶 (国産)、茶抽出物 (茶カテキン)、環状オリゴ糖、ビタミンC、香料
<成分分析表> (1本 (350mL) 当たり) ●熱量:15kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:3.9g ●ナトリウム:35mg | <関与成分> ●茶カテキン:540mg
<販売者> 花王株式会社 (東京都中央区日本橋茅場町1-14-10)
<JAN> 49-01301-25807-6

■ 参照キャップデータ ■
『ヘルシア緑茶 すっきり』 (4角耐熱PETボトル350mL) の賞味期限+製造所固有記号:「2012.03.25/N」*。賞味期間は6カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップアセプ」 ワンピースキャップ [粗ギザタイプ] (ロット番号:N23-34)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号:C/20)。プリフォーム [白] (ロット番号:4B0)。製造ロット番号: N2701 27T16

* N = 日本果実工業株式会社 山口工場 (753-0303 山口県山口市仁保下郷177)

注1) 「“苦味をおさえた、すっきりした味わい” 脂肪を消費しやすくする 『ヘルシア緑茶 すっきり』 新発売」 花王株式会社 ニュースリリース (2011/09/15)
注2) 花王ヘルシア」 (ブランドサイト)
注3) 「『体脂肪やコレステロールが気になる方に』 緑茶飲料初の2つの働き、毎日続けられるおいしさの緑茶飲料 『2つの働き カテキン緑茶』 (特定保健用食品) 新発売 9月5日 (月) より全国で販売開始」 伊藤園 ニュースリリース (2011/08/25)
注4) 消費者庁特定保健用食品

2011/10/02

サントリー 『なっちゃん! 朝MIX』 に茶色ロゴ汎用広口キャップ出現

2011年10月1日、新規印刷キャップが出現した。

既に市場には、9月中に既存の印刷キャップが出回り、印刷キャップ解禁の前触れとなっている。伊藤園の 「日の丸キャップ」(ノーマル、粗ギザ)、「四葉キャップ」(ノーマル、粗ギザ)、日本コカ・コーラ社の 「スパイキーハート」、「レギュラーコーク」 のレッドシェルキャップ、煌 (ファン) の灰色汎用 「FROM Coca-Cila」 ロゴキャップ、『爽健美茶 <黒冴>』 の濃い灰色印刷キャップ、キリンビバレッジ社 『午後の紅茶<Pungency>』 の茶色汎用社名ロゴキャップ、カルピスの『カルピスソーダ』 青色社名ロゴキャップ <製造者バージョン><販売者バージョン>、ヤクルト本社の 『蕃爽麗茶』 の赤色汎用社名ロゴキャップ (ノーマルギザ)、ポッカコーポレーションのイエローシェル + 赤色汎用社名ロゴキャップ、等々である。これらは、印刷キャップ復活が販売実績を左右しかねない主力製品ばかりである。ただし、このうちの幾つかは、震災前に製造された在庫キャップであると思われる。白無地統一期間中の使用が憚れたのかも知れない。

サントリー食品インターナショナル株式会社 (販売はサントーリーフーズ社) が、「なっちゃん」 シリーズの新ラインナップとして 『なっちゃん! 朝MIX』 の <バナナ&マンゴー> と <ピーチ&ブルーベリー*> の2製品を全国発売したのは、2011年9月6日 (火) のことであった [注1]。この時点では、白無地広口キャップである。ただし、キャップの白無地統一の趣旨がキャップの安定供給であることから、広口キャップは本来の意味での非常時対応キャップではない。従って、白無地広口キャップの出現は、今回の茶色汎用社名入り印刷キャップ解禁を見据えた過渡的導入と言える。そして、10月1日の汎用印刷キャップの店頭展開へと繋がる。サントリーのブランド表示復活に対する意気込みのほどが伺える。

*注) 今回印刷キャップの出現を確認したのは、<ピーチ&ブルーベリー>のみであったが、<バナナ&マンゴー>もそのうち変更されると思われる。

『なっちゃん! 朝MIX』 は、税込み158円でありながら、300mL入りと少し割高である。少し小ぶりなペットボトルに入った <混合果汁入り飲料> は、バナナ + マンゴー、ピーチ + ブルーベリーといったあまり一般的とは言えないフルーツの組み合わせでのミックス飲料である。味覚的には、フルーツキャンディアソートのうちの幾つかのフレーバーを適当に選んで一緒に舐めてたときのような意外性がある。

果汁100%でないためジュースとは言えない。また、「果実をすりつぶした“果実ピューレ”を使用」[注1] しているが、その含有率が、業界内独自の基準に達していないため、ネクターと呼ぶことも出来ない。どちらかと言えば、果汁を凍らせてシャーベット状にし、ミルクやヨーグルトなどの乳製品を加えたスムージーに近いのではないだろうか。

『なっちゃん! 朝MIX』 に広口キャップが導入された実際の理由は不明であるが、内容物の流動性に関係する気がする。一般に広口キャップ使用の主な目的は、ダイレクトに香り (アロマ) を愉しめること、固形物を含む飲料を飲みやすくすること、粘度が高く流動性の低い飲料の充填速度を向上させること、そして単なるハッタリである。

キャップ供給メーカーは、日本山村硝子プラスチックカンパニー社であり、中栓付きツーピースキャップの 「TEN Cap」 が使用されている。このキャップは、シェルとは別に中栓が存在するため、インナーシールの構造的影響を全く受けないため、天面部がスムーズでフラットなため、印刷上の制約が少なく、印刷向きと言える。

今回の新規キャップの図柄であるが、φ38mm径白地キャップ地に、薄茶色 (黄土色~ブライトゴールドに近い色合い) の刷り色で、中央部に横位置23mm幅で 「SUNTORY」 のコーポレートロゴ + 上部辺縁部に 「←あける」 の開栓方向指示である。コーポレートロゴのサイズはキャップの大きさに対してかなり控え目であり、余白を大きく取っている。矢印の軌道はインナーシール位置より外側にあり、ロゴはインナーシール位置より内側にあるため、視覚的に両者が交差することがない。極めて安定的なレイアウトと言える。

実は、白無地広口キャップ出現の段階で、いずれは 「なっちゃん」 アイコンへ切り替えられることを期待していたのだが、それは贅沢な願望というものであろう。とりあえずは、新規キャップの出現に感謝である。

■ 商品表示データ ■
(a)『なっちゃん! 朝MIX <バナナ&マンゴー>』 (四角形300mL耐熱PETボトル)
<品名> 15%混合果汁入り飲料
<原材料名> 果汁 (バナナ、マンゴー)、果糖ぶどう糖液糖、加糖練乳、安定剤 (ペクチン、大豆多糖類)、酸味料、香料、乳化剤、酸化防止剤 (ビタミンC)、乳酸Ca
<栄養成分> (100mLあたり) ●エネルギー:50kcal ●たんぱく質:0~1.0g ●脂質:0g ●炭水化物:12.0g ●ナトリウム:1~10mg
<販売者> サントリーフーズ株式会社 (東京都港区台場2-3-3)
<JAN> 49-01777-21918-2

(b)『なっちゃん! 朝MIX <ピーチ&ブルーベリー>』 (四角形300mL耐熱PETボトル)
<品名> 10%混合果汁入り飲料
<原材料名> 果糖ぶどう糖液糖、果汁 (もも、ブルーベリー)、脱脂粉乳、安定剤 (ペクチン、大豆多糖類)、香料、酸味料、乳化剤、カラメル色素、乳酸Ca
<栄養成分> (100mLあたり) ●エネルギー:52kcal ●たんぱく質:0~1.0g ●脂質:0g ●炭水化物:12.5g ●ナトリウム:3~13mg
<販売者> サントリーフーズ株式会社 (東京都港区台場2-3-3)
<JAN> 49-01777-21920-5

■ 参照キャップデータ ■
(a)『なっちゃん! 朝MIX <バナナ&マンゴー>』 (四角形300mL耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号:「2011.04.19/VF」。賞味期限は240日 (未開栓)。キャップは、日本山村硝子プラスチックカンパニー社製中栓使用の 「TEN-Cap」 2ピースキャップ (ベントホール6カ所) (ロット番号:<シェル本体>NY 124、<中栓>38-120)。ボトルは東洋製罐社製 (ロット番号:J/12)。プリフォーム [白] (ロット番号:***)。製品ロット番号: L230C

(b)『なっちゃん! 朝MIX <ピーチ&ブルーベリー>』 (四角形300mL耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号:「2011.04.14/VF」。賞味期限は240日 (未開栓)。キャップは、日本山村硝子プラスチックカンパニー社製中栓使用の 「TEN-Cap」 2ピースキャップ (ベントホール6カ所) (ロット番号:<シェル本体>NY 109、<中栓>38-144)。ボトルは東洋製罐社製 (ロット番号:J/4)。プリフォーム [白] (ロット番号:***)。製品ロット番号: L042H

注1) サントリー 「『なっちゃん 朝MIX バナナ&マンゴー』 『同 ピーチ&ブルーベリー』 新発売 ―朝にぴったりの 『なっちゃん』 のフルーツミックスジュースが登場―」 ニュースリリース #11148 (2011/08/09)

2011/09/27

『Volvic』 ブルーキャップにリニューアルロゴ入り新図柄登場

「ボルヴィック」 といえば、日本語表記が何故か 「ヴォルヴィック」 ではない。私の中では今なお未解決事件として残されている。

そんな 『Volvic』 のブルーキャップが最近図柄を変更した。2011年9月26日 (月)、サンクス店頭、2011年9月27日 (火)、ターミナル駅設置のベンダーにて、各々確認した。

最大の変化は、「Volvic」 ロゴが、現在パッケージラベルに印刷されているヒゲなしロゴと同じものに変更されたことである (長らく待たされた)。このリニューアルロゴは、本家おフランスでは、2009年8月より使用されており、本邦でも既に、2010年3月下旬頃、パッケージでは解禁されていた。それは、丁度 「Volvic 14DAY CHALLENGE」 キャンペーンの時期と重なる [注1]。

あれから1年半、やっとラベルとキャップのロゴが統一された。この間、毎日のように監視を続けて来たが、夏の疲れがどっと出て、体調を崩している間に、コンビニの陳列棚に新キャップが並んでしまった。ちょっと眼を離した隙に、犯人を取り逃がしてしまった間抜けな刑事のようである (トホホ)。

今のところ、新キャップは500mL先行で導入され、330mL、1L、1.5Lなどのキャップは従来品のままである。因みに、参考品としてセブンイレブン店頭で入手した 『Viovic』 は、500mLであったが、キャップは、旧ロゴのままであった。旧ロゴキャップの付いたボトルの賞味期限は 「2014 04 25」 であり、リニューアルロゴの付いたボトルの賞味期限は 「2014 04 30」 であった。『Volvic』 の賞味期限は約2年とされているので、恐らく、今年の4月25日頃~4月30日頃の5日間にキャップの図柄の変更が実施されたものと考えられる。

さて、リニューアルロゴ付き新キャップの図柄であるが、φ30mm径三条ネジのブルー地キャップにエンボシング加工で、天面部外周に直径28mm、幅4mmの太い輪、直径22mmの内円に、「Volvic」 のリニューアルロゴ、その下に線描で簡略化された採水地周囲の 「すり鉢山」 のイラストが添えられている (小さめのカウボーイハットのように見えなくもない)。ロゴと線描部分のみグロス加工で、それ以外は梨地加工である。

今回の変更点は図柄だけでなく、キャップの製造メーカーにも及ぶ。従来のキャップは、Novembal社製 「Novaqua 30/25 High」 であったが、リニューアルキャップは、GCS (Global Closure System) 社傘下のAstra Plastique社が供給する 「30/25 Cap」 である。形状も概観もほぼ同様であるが、キャップの高さが後者において約1mmほど低いのが特徴である。

本邦でも、この10月から、いよいよ印刷キャップが解禁されそうな気配である。長いトンネルを抜ける心境である。抜けたとたん、一面真っ白な世界でないことを祈るのみである。

■ 商品表示データ ■
『Volvic』 (角形PETボトル500mL)
<名称> ナチュラルミネラルウォーター
<原材料名> 水 (鉱泉水)
<栄養成分> (製品100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:1.16mg ●カルシウム:1.15mg ●マグネシウム:0.80mg ●カリウム:0.62mg
<硬度> 60mg/L (軟水) <pH値> 7.0
<原産国名> フランス
<採水地> ピュイ・デュ・ドーム、ボルヴィック
<輸入者> キリンMCダノンウォーターズ株式会社 (東京都渋谷区神宮前6-26-1)
<販売者> キリンビバレッジ株式会社 (東京都千代田区神田和泉町1番地)
<JAN> 49-09411-00592-4

■ 参照キャップデータ ■
『Volvic』 (角形PETボトル500mL) の賞味期限: 「2014 04 30」。賞味期限は不明 [約2年] (未開栓)。キャップは、Astra Plastique社製ワンピースキャップ (ロット番号:<シェル本体> [Astra Plastique Logo] R/O348)。ボトルは、自社成形 [VOLVIC] (ロット番号: △PETE / VOLVIC / 50cl / E12(R) )。プリフォーム: [透明|30/25] (ロット番号:C42/C42 o)。製品ロット番号: 10 0206。パッケージラベル: [CPCL 10134631 VO_50JP_PR5]

注1) キリンMCダノンウォーターズ株式会社 「3月23日より 『Volvic 14DAY CHALLENGE』 キャンペーンをスタート!」 プレスリリース (2010/03/19)

2011/07/15

『辻利』、茶色URL柄汎用キャップにSKナール登場

この夏、JT飲料の 『辻利』 [注1] に、茶色URL表示柄SKナールキャップが出現した。2011年7月15日 (金)、丸の内線 (東京メトロ) プラットフォーム上設置のベンダーにて購入、280mL入り1本120円であった。

キャップの図柄は、JT飲料で 「緑茶」 などのホット充填などに通常使用されている白地茶色刷りの日の丸ベタに 「URLアドレス表示」 が重なるお馴染みのものである。白無地共通化までは、『辻利』 のオリジナル商品ロゴが入ったキャップであった。暫くの間、印刷なしの白無地であったが、最近、茶色の 「URL表示柄」 が復活した。まだ、製造工場により、白無地のままの場合もあるが、徐々にではあるが、印刷キャップ復活の兆しが感じられる。

今回出現したキャップは、そんな茶色の汎用キャップではあるが、ナール形状が細ギザと粗ギザが交互に繰り返す 「SKナール」 と呼ばれるものである。これは、<あけ易さ> を追求したユニバーサルデザインキャップである。このナール形状は、昨年 『辻利』 のオリジナルロゴキャップに導入されて久しい [注2]。震災の影響がなければ、現在も流通していたと考えられる。今回は、オリジナルロゴキャップ復活までの繋ぎ役としての 「URL表示柄」 なのかも知れない。案外、レアモノとなる可能性がある。

今回の出現が本当に目新しいものなのかどうか、実のところ見当が付かない。ここ暫くの間、キャップコレクションを取り巻く状況が停滞気味であり、緊張感の持続が困難であった。新規キャップ出現に対する警戒感が薄れ、日課であった巡回も十分ではなかったためである。従って、正確な出現時期は不明である。少なくとも、私が知る限り、これまでに見掛けたことがないと言う程度に過ぎない。

実は、ペットボトルキャップのコレクションにおいて、新種か否かの判断が一番難儀である。コレクター初心者が、途中で挫折してしまう原因の一つでもある。でも、難しく考えることなく、自然と手元に集まったキャップをそのままコレクションしてみるのも、結構楽しいものである。私も、このブログを始めるまでは、そんな暢気で、いい加減なコレクターであった。つい、ブログを始めてしまったのが、運の尽きである。いつの間にか、深みに嵌って、今では腰まで泥まみれである (とほほ)。

私も、出先でキャップと対峙するとき、新種か否かの問題に常に直面する。でも、迷ったら、即ゲットが鉄則である。意外にも直感が正しいことが多い。今回も少し迷ったが、その筋の先達に照会したところ、どうやら新種のようである。

これで、SKナールの図柄は4社、10図柄、14種類となった。


表1. SKナールキャップ一覧表 (図柄+充填方式別)

  ▼ 1a) キリンビバレッジ
    『キリン 生茶』
    [くちびるバージョン]
     コールド販売用 | アセプチック充填
    「28NCフラップアセプ-S」 ベース
    (初出: 2008年2月26日、火曜日)

  ▼ 1b) キリンビバレッジ
    『キリン 生茶』
    [くちびるバージョン]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 2008年2月26日、火曜日)

  ▼ 2) キリンビバレッジ
    『キリンレモン』
    [青黄2色刷ブランドロゴバージョン]
     コールド販売用 | 炭酸充填
    「Fin-Lok」 ベース
    (初出: 2008年3月11日、火曜日)

  ▼ 3) キリンビバレッジ
    『ホット 生茶 玉露入り』
    『ホット 生茶 香ばしい深入り』
    [加温器用オレンジ汎用キャップ]
     ホット販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 不明 [2009年1月上旬頃])

  ▼ 4a) キリンビバレッジ
    『キリン 生茶』
    [ツチノコバージョン]
     コールド販売用 | アセプチック充填
    「28NCフラップアセプ-S」 ベース
    (初出: 2008年2月26日、火曜日)

  ▼ 4b) キリンビバレッジ
    『キリン 生茶』
    [ツチノコバージョン]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 2008年2月26日、火曜日)

  ▼ 5) キリンビバレッジ
    『キリン 潤る茶』
    [白色地茶色刷 「KIRIN」 汎用キャップ]
     コールド販売用 | アセプティック充填
    「28NCフラップアセプ-S」 ベース
    (初出: 不明 [2009年3月12日頃])

  ▼ 6) キリンビバレッジ
    『キリン ヌューダ』
    [白色地銀色刷 「KIRIN」 汎用キャップ]
     コールド販売用 | 炭酸充填
    「Fin-Lok」 ベース
    (初出: 2009年4月7日、火曜日)

  ▼ 7) ヤクルト本社
    『蕃爽麗茶』
    [白色地赤色刷 「Yakult」 + 「→あける」]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 不明 [2010年3月下旬])

  ▼ 8) JT飲料
    『辻利』
    [白色地スミ一色刷 「辻利」] [注2]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 不明 [2010年3月下旬])

  ▼ 9) ダイドードリンコ
    『聘珍茶寮 ジャスミン茶』
    [白色地灰+金赤2色刷
        「DyDoロゴ+聘珍茶寮のロゴ」 ]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 不明 [2011年3月中旬])

  ▼ 10) ダイドードリンコ
    『ゆずレモン』
    [白色地黄+オリーブ2色刷
        「DyDoロゴ+柚子のイラスト」 ]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 不明 [2011年3月中旬])

  ▼ 11) JT飲料
    『桃の天然水辻利』
    [薄いピンク地濃いピンク色刷
        「丸ベタ+URL表示柄」]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 2011年3月29日、火曜日)

  ▼ 12) JT飲料
    『辻利』
    [白色地茶色刷 「丸ベタ+URL表示柄」 ]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 不明 [2011年7月中旬])


現在、コンビニの陳列棚は白無地キャップで席捲されている。そんな時節柄、登場したナール形状違いのキャップである。私のようなディティール命のコレクターにとっては、こんなどうでもいいような変化こそが、うれしくもあり、本当にありがたい。

もはや、喉元まで飲料まみれである (これは比喩ではない!)。

■ 商品表示データ ■
『辻利』 (丸型耐熱PETボトル280mL)
<品名> 緑茶 (清涼飲料水)
<原材料名> 煎茶 (国産)、抹茶 (国産)、ビタミンC
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:13.8mg
<販売者> ジェイティ飲料株式会社 (東京都品川区大井1-28-1)
<JAN> 4-902210-537795

■ 参照キャップデータ ■
『辻利』 (丸型耐熱PETボトル280mL) の賞味期限/製造所固有記号:「2012.02.26/KN」。賞味期間:8カ月。キャップはNCC社製 「28NCフラップホット-SW」 ベースのワンピースキャップ [SKナール] [洗浄スリット6個所] (ロット番号:H82-09)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:14/62)。プリフォーム [白] (ロット番号1B)。製品ロット番号:1703.

注1) JTビバレッジ 「辻利 (つじり)」 (ブランドサイト) [アクセス日: 2011年07月15日]
注2) 「『辻利』、SKナールキャップを採用」 ペットボトルキャップ時評 (2010/10/28)

2011/06/07

『大人のキリンレモン』 「元気炭酸」 緑刷りキャップにもアンダーライン付き登場

キリンビバレッジ社は、2011年6月7日 (火)、『大人のキリンレモン』 をリニューアル新発売した [注1-2]。2011年6月6日 (月) 深夜、ファミリーマート店頭にて確認、500mL入り1本税込み147円。

CMキャラクターには、昨年に引き続きダンスユニット 「EXILE」 のMAKIDAI、AKIRA、TAKAHIROの3氏が起用されている [注3]。残念ながら、個体識別不能なため、誰がだれやら皆目見当も付かない。この時点で、既に私は大人検定失格である。

今回のリニューアルは、基本的にはパッケージデザインのマイナーチェンジと、クエン酸の配合量が、赤刷りキャップ時代の280mgから310mgに10%増量[注1]された程度のものに過ぎない。

その中でも顕著な変更は、キャップの刷り色とアンダーラインであろう。図柄は、今年 (2011年) の3月1日にリニューアルされた 『キリンレモン』 [注4] と同様、赤刷りから緑刷りに変更された際に切り替えられた新図柄が使用されている。違いは、「元気炭酸」 のスローガンにアンダーラインが付けられていることである。この目的はレモン果汁が1%含まれているための製造管理上の措置である。オリジナルの 『キリンレモン』 や 『キリンメッツ』 の様な無果汁炭酸飲料では、アンダーライン <無し> のキャップが使用されていることからも、アンダーラインの付与は、より厳格な管理を要する果汁入り炭酸飲料のための識別用目印と考えられる。

炭酸飲料は、ボトル内が高圧の炭酸ガスで満たされている。そのため、キャップ飛びが最大の懸念材料となる。飲み残しの内容物が二次醗酵を起こした場合のキャップの暴発は、時として大怪我の原因ともなる。注意が必要である。ましてや、炭酸に果汁が加わることの意味は我々が想像する以上に大きい。普段何気なく飲んでいる炭酸飲料であるが、精巧に設計されたキャップがあればこその安全なのである。

最近、4月13日の全清飲の 「白無地共通化キャップ」 導入合意以降、白色キャップ礼賛キャンペーンとも言えるような世論誘導が行われている気がする。キャップの印刷には、企業のプロモーション目的以外にも、製造物責任法 (PL法) の観点からの製品の安全管理アイコンとしての意味も含まれている。決して飾りではないことに留意すべきである。換言すれば、アンダーラインの有無と言った、一見どうでもいいような印刷上の違いにこそ、私たちの日常の安全が担保されているのである。

実は私も、キャップを系統的に集め、分類するまでは、そのことの意味にまったく気付かずにいた。ペットボトルキャップコレクションに何か意義を見い出すとすれば、これもその一つかも知れない (ただ、そんな高尚な目的でキャップを蒐集している訳ではないが)。ありふれた日常も、先人達の叡智の積み重ねのうえにあることに感謝したい。

さて、今回のアンダーライン <入り> キャップは、アンダーライン <無し> との比較において、デザイン上全体的に引き締まった印象を与えてくれる。更に、今回のキャップは、キャップ製造メーカーが日本山村硝子プラスチックカンパニーで、中栓付き 「TEN-Cap」 が採用されていることも、「sparkling」、「refresh!」 の細かい白抜き文字の 「抜け」 を良くした要因となっている。

家族向け 『キリンレモン』 とほぼ同時期にリニューアルの予定であった 『大人のキリンレモン』 がようやく発売の運びとあいなった。緑刷りキャップもこれで晴れて対になることが出来たことは、何よりである。

人、これを分かつべからず。

<6月16日付記>

ペットボトルキャップコレクターであるDozen氏より、訂正情報を頂いた。

同氏によれば、2011年3月1日付記事 「キリンの 『元気炭酸』 キャップリニューアル、赤から緑へ」 を読まれた後、早速、地元スーパーにて <緑刷り> キャップを入手されたとのことである。そして、この時点で 『大人のキリンレモン』 の <緑刷り> キャップには既に 「アンダーライン」 が付されていたという。賞味期限+製造所固有記号の表示 「20110816/KJ」 からも、その事実を確認することが出来た。

因みに 「KJ」 は千葉県長生郡長柄町にあるジャパンフーズ株式会社と思われる。また、キャップはNCC社製 「Fin-Lok」 であったということから、このキャップの製造工場は、今回震災で被災した石岡工場であったことも判明した。

やはり、『キリンレモン』 と 『大人のキリンレモン』 の <緑刷り> キャップは、ほぼ同時期に製造されたものであった。3月上旬に切り替え時期を迎えていたにもかかわらず、震災の影響で3カ月間販売が延期された。このため、今月になるまで、ほとんど目にする事が無かったのであろう。

貴重な証言に多謝!

さて、今週からは無果汁炭酸飲料の 『キリンレモン』 も自販機での販売が開始された。これで、<緑刷り> キャップには、アンダーライン <無し> とアンダーライン <付き> の両者が仲良く出揃ったことになる。

■ 商品表示データ ■
『大人のキリンレモン』 (丸形ペタロイド脚耐圧PETボトル500mL)
<名称> 炭酸飲料
<原材料名> レモン果汁、水溶性食物繊維、オルニチン、クエン酸、酸味料、香料、甘味料 (アセスルファムK、スクラロース)、ナイアシン、VB6
<栄養成分> (製品100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●糖質:0~1g ●食物繊維:0~1g ●ナトリウム:25mg ●糖類:0g ●ビタミンB6:0.2mg
<販売者> キリンビバレッジ株式会社 (東京都千代田区神田和泉町1番地)
<JAN> 4-909411-045395

■ 参照キャップデータ ■
『大人のキリンレモン』 (丸形ペタロイド脚耐圧PETボトル500mL) の賞味期限+製造所固有記号: 「20111023/KJ」。賞味期限は約6カ月 (未開栓)。キャップは、日本山村硝子プラスチックカンパニー社製 「TEN-Cap」 中栓付き2ピースキャップ [ノーマルタイプ] (ロット番号:<シェル本体>[不明]、<ライナー材>P1/01)。ボトルは、吉野工業所製 (ロット番号:23/97)。プリフォーム: [白化/PCO1810規格] (ロット番号:4097)。製品ロット番号:111023/KJ 17:44

注1) 「『キリン 大人のキリンレモン』 新商品の発売日決定について」 キリンビバレッジ株式会社 ニュースリリース (2010/05/10)
注2) 「大人のキリンレモン」 (製品サイト) [アクセス日: 2011年6月6日]
注3) 「『キリン 大人のキリンレモン』 新CMスタート! 『自転車』 篇 『サーフィン』 篇 6月7日 (火) から全国でON AIR開始」 キリンビバレッジ株式会社 ニュースリリース (2010/06/06)
注4) 「キリンの 『元気炭酸』 キャップリニューアル、赤から緑へ」 ペットボトルキャップ時評 (2011/03/01)

2011/05/31

『六条麦茶』 の新キャップ

アサヒ飲料は、2011年5月31日 (火)、満を持して 『アサヒ 六条麦茶』 を全国発売した [注1-2]。同日夕刻、ローソン店頭にて確認、500mL入りPETボトル1本、税込み147円であった。これはこの3月まで、『カゴメ 六条麦茶』 と呼ばれていたものである。

アサヒ飲料は、2010年12月、カゴメ株式会社から 『六条麦茶』 ブランドの製造・販売権を取得した [注3]。本来ならば、これに伴い2011年4月よりアサヒ飲料から販売される予定であったが、この度の大震災の影響により、発売が延期されていたものである。因みに、2L入りの大型PETボトルについては、いまだに発売時期は未定である [注1]。

製品のパッケージデザインのコンセプトに大幅な変更はない。ブランドイメージを継承することにより、商品の継続性をアピールしている。キャッチコピーも、「ずっとやさしい、ずっと安心。」 とカゴメ時代のままである。

また、『六条麦茶』 のアイコンとして定着して久しい中村頼子さんの 「着物美人」 の切り絵が引き続き使用されていることが何よりもうれしい (本当に良かった)。ただし、図柄に若干の変更がある。「LL紙パック」 の250mL及び100mLは 「母子像」 のままであるが、「PET 500mL」 はプライベート層をターゲットとしてリブランドを試みたせいか、「着物美人」 に差し替えられている。

従来の伏せ目がちのポーズから、自立した女性を暗示するかのように、その眼差しは遥か遠方を見据え、未来に注がれている。三つ星小紋の柄をあしらった着物の襟元に添えられた左手がその意思の強さを表しているかのようである。

また、ブランドロゴもカゴメ時代と同様、リョービの明朝系書体 「ナウ-MB」 を用いたお馴染みのものである。

さて、キャップの図柄についてである。粗ギザ白色キャップ地にカゴメ時代と同じく、スミと茶色の2色の配色である。全体的なレイアウトに変更はみられないが、先ず上部のコーポレートロゴは当然ながら 「KAGOME」 から 「Asahi」 に変更された。ただ、刷り色は茶色のままである。「六条麦茶(R)」 のブランドロゴは、縦書き2段組み、スミ一色で変わりはない。右側に配されていた 「母子像」 は、今回から、凛として一人佇む 「着物美人」 の切り絵イラストに変更された。なお、『六条麦茶』 の図柄変遷の歴史については、当ブログのアーカイブスを参照して頂きたい [注4]。

ただ惜しむらくは、無粋な 「あける→」 表示がキャップ天面部下方に新たに追加されたことである。せっかくの作品世界を台無しにしていることにアサヒ飲料は恐らく気付いてはいない。人は、商品とともに年齢を重ね、それぞれの物語を育んでいる。『六条麦茶』 ほどのロングセラー商品ともなれば、もはや人生を彩る背景の一部である。ブランドを買収するということは、そうした人々の思いをもまとめて引き受けるということに他ならない。果たして、アサヒ飲料にその覚悟はあるのだろうか。

今回購入したボトルの製造ロット番号 「L0311C31」 を見て驚いた。この製品が、2011年3月11日のまさに震災当日に製造されていたことが分かったからである。今回の新キャップもまた、震災前に製造されたものである。今、2カ月半の時を経て、ようやく姿を現したといえる。感慨無量である。

大型PETボトルにおける 「母子像」 の図柄 (予測) の新キャップの登場が今から待ち遠しくはあるが、当分の間、白無地となることも覚悟しておく必要があるのかも知れない。

■ 商品表示データ ■
『アサヒ 六条麦茶』 (八角型耐圧PETボトル500mL)
<品名> 麦茶 (清涼飲料水)
<原材料名> 六条麦茶
<栄養成分> (100mL当り) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:6mg | ●カフェイン:0mg
<販売者> アサヒ飲料株式会社 (東京都墨田区吾妻橋1-23-1)
<JAN> 45-14603-22111-4

■ 参照キャップデータ ■
『アサヒ 六条麦茶』 (八角型耐圧PETボトル500mL) の賞味期限:「120304/NFS」。賞味期限は12カ月。キャップは、NCC社製 「28NCフラップアセプ」 (ロット番号:N15-2)。ボトルは、(M) (ロット番号:25)。プリフォーム [透明 (ロット番号:4130)。製造ロット番号: L0311C31

注1) 「ずっとやさしい、ずっと安心 『アサヒ 六条麦茶 PET500mL』 2011年5月31日 (火) 新発売!」 アサヒ飲料 ニュースリリース (2011/05/18)
注2) 「アサヒ六条麦茶」 (ホームページ) [アクセス日: 2011/05/25]
注3) 「カゴメ株式会社からアサヒ飲料株式会社への 「六条麦茶」 ブランドの譲渡に関するお知らせ」 アサヒ飲料株式会社・カゴメ株式会社 ニュースリリース (2010/12/21)
注4) 「カゴメ 『六条麦茶』、「団扇」 から 「母と子」 への図柄切り換え時期について」 ペットボトルキャップ時評 (2009/12/25)

2011/05/17

サントリー 『C.C.Lemon』 にみる非常時対応キャップへの道

2011年4月13日、全清飲 (全国清涼飲料工業会) が、キャップ供給メーカー3社からの緊急要請を受け、PETボトル用樹脂キャップの 「白無地統一」 方針に合意してから、既に1カ月余りが経過している [注1]。ところが、コンビニの陳列棚では依然として、ブランドロゴの印刷された製品を目にする。白無地キャップに変更されたものを数える方が早いくらいである。「白無地」 キャップに変更されたのは、全体の3分の1程度にとどまっている。

やはり、飲料メーカーにとって、これまで育て上げてきたブランドイメージを捨て去ることには大いに抵抗がある筈である。ましてや、飲料キャップは、商品の 「顔」 である。昨日まで化粧をしていたのを、いきなりノーメークで外出するようなものである。あるいは、昨日までかつらを付けていたのを、いきなりカミングアウトするようなものである。場合によっては、「あなたは誰?」 という状況になりかねない。『サントリー烏龍茶』 のお馴染みのロゴキャップが 「白無地」 に変更された場合を想像してみれば、その重大さの程度が分かると思われる。

そうした意味でも、今回の 「白無地統一」 は、非常時の緊急避難的措置なのである。

飲料メーカーの対応は概ね、以下のような流れで進んでいる。先ず、プロダクツラインナップやアイテムの絞込みが行われ、紙パックやボトル缶などの包装容器への転換などにより、PET製品の点数が制限される。このような樹脂キャップの絶対的使用量の見直しが行われた上で、徐々にブランドイメージからの離脱がはかられているようである。

 (1) ブランドロゴキャップの在庫消化 →
 (2) コーポレートロゴ汎用キャップの在庫消化 →
 (3) 「白無地」 もしくは 「→あける」 キャップの導入使用

サントリーフーズ社は、2011年5月中旬、『C.C.Lemon』 において点対称の 「←あける」 汎用キャップを導入した。2011年5月16日、17日の両日、「ローソンストア100」 および 「NEWDAYS」 店頭にて確認。500mL入り1本税込105円 (前者) と147円 (後者) であった。キャップシェルがレモンイエロー地に変更されてから、約2年後の出来事である [注2-4]。

キャップの図柄の変遷と製造時期は以下の通り。賞味期限180日から逆算した推定製造日の推移は、「白無地統一」 の合意を受けてからの、キャップの図柄を順次変更して行く過程を示す好事例と言える。

 <a> 「SUNTORY / C.C. / Lemon」
     ブランドロゴキャップ
     (シェル: 黄色地 + 刷色: 緑)
     賞味期限: 2011.10.11
     推定製造日: 2011.04.14

 <b> 「←あける / SUNTORY」
     コーポレートロゴ汎用キャップ
     (シェル: 白地 + 刷色: 薄茶)
     賞味期限: 2011.10.18
     推定製造日: 2011.04.21

 <c> 「←あける ・ ←あける」
     点対称矢印汎用キャップ
     (シェル: 白地 + 刷色: 薄茶)
     賞味期限: 2011.10.29
     推定製造日: 2011.05.02

さて、今回導入された 「点対称矢印汎用キャップ」 であるが、一般的に知られているアサヒ飲料の灰色矢印のものとは異なり、刷り色は 「SUNTORY」 コーポレートロゴ汎用キャップと同じ薄茶色である。図柄は、「←あける」 を点対称に天地に配したデザインである。29mmのキャップ天面部に3.5mmと、かなり広い余白を残しており、通常のコーポレートロゴキャップの矢印表示位置より内側に来過ぎている印象を受ける。印刷位置のズレにより、同心円上に 「←」 の弧が重ならない可能性もある。極めてバランスが悪いレイアウトと言える。

このキャップは、今回の非常時対応のために、わざわざ印刷されたものである。一般的には、「白無地統一」 が、完全に印刷なしのように報道されているが、実は、充填方法の違いにより、「→あける」 のみが印刷されたキャップも使用されるらしい [注5]。また、キャップの成形工程と印刷工程は全く異なる製造プロセスにつき、「←あける」 程度の印刷は、製造効率に直ちに影響を及ぼすものではない。むしろ、今回の 「白無地統一」 は、特定の飲料メーカーのみに印刷キャップを供給することが業界全体の反発を招くため、「全員横並び」 を旨とする日本的風土に合わせて、よく考え抜かれたスキームと言える。

また、「←あける」 キャップの導入は、充填方法の違いにより、キャップの仕様 (スペック) を間違えないようにするためのヒューマンエラー回避処置の方便でもある。キャップの対応を間違えた場合、「内容物」 や 「炭酸ガス」 の漏洩 (漏出) を招くばかりか、「キャップ飛び」 や 「破裂」 などの重大事故を引き起こす可能性もあり、充填方法とキャップ形態の対応関係は、PETボトル製品における最重要検討事項のひとつである。すなわち、キャップの図柄やデザインは単なる飾りではなく、製造工程や品質管理上、欠くことの出来ない目安でもあったことが、こうした事実からも伺い知ることが出来る。

キャップ供給危機により、非常時対応キャップが新たに出現したことは、私のような一介のペットボトルキャップコレクターにとっても、複雑な思いを抱かせる。これを奇貨とすべきか否かと。

■ 商品表示データ ■
『C.C. Lemon』 (ペタロイド脚500mLロングトールオリジナルシェイプ耐圧PETボトル)
<品名> 炭酸飲料
<原材料名> 糖類 (果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、レモン果汁、ビタミンC、香料、酸味料、ベニバナ色素、パントテン酸カルシウム、ビタミンB6、カロチン色素
<栄養成分> (100mLあたり) ●エネルギー:40kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:10.1g ●ナトリウム:19mg ●ビタミンB6:0.3mg ●ビタミンC:286mg ●パントテン酸:0.1~1.4mg
<販売者> サントリーフーズ株式会社 (東京都港区台場2-3-3)
<JAN> 4-901777-209138

■ 参照キャップデータ ■
<a>[ブランドロゴキャップ]
『C.C. Lemon』 (ペタロイド脚500mLロングトールオリジナルシェイプ耐圧PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号:「2011.10.11/WB」。賞味期限は180日 (未開栓)。キャップは、日本山村硝子プラスチックカンパニー社製中栓使用の 「TEN-Cap」 2ピースキャップ (ベントホール4カ所) (ロット番号:<シェル本体>NY P108、<中栓>P1-43)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:B21/H6)。プリフォーム [白/PCO-1810] (ロット番号:H606)。製品ロット番号: L183F5

<b>[コーポレートロゴキャップ]
『C.C. Lemon』 (ペタロイド脚500mLロングトールオリジナルシェイプ耐圧PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号:「2011.10.18/WD」。賞味期限は180日 (未開栓)。キャップは、日本山村硝子プラスチックカンパニー社製中栓使用の 「TEN-Cap」 2ピースキャップ (ベントホール4カ所) (ロット番号:<シェル本体>NY P122、<中栓>P1-23)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:B7/H58)。プリフォーム [白/PCO-1810] (ロット番号:H658)。製品ロット番号: L002I

<c>[点対称矢印汎用キャップ]
『C.C. Lemon』 (ペタロイド脚500mLロングトールオリジナルシェイプ耐圧PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号:「2011.10.29/WD」。賞味期限は180日 (未開栓)。キャップは、日本山村硝子プラスチックカンパニー社製中栓使用の 「TEN-Cap」 2ピースキャップ (ベントホール4カ所) (ロット番号:<シェル本体>NY P215、<中栓>P2-29)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:B18/H62)。プリフォーム [白/PCO-1810] (ロット番号:H662)。製品ロット番号: L214B

注1) 「PETボトル用樹脂キャップ白無地 統一のお知らせ」 全国清涼飲料工業会 (2011/04/13)
注2) サントリー 「C.C. Lemon」 (ブランドサイト) [アクセス日: 2011/05/17]
注3) 「『C.C.Lemon』 のキャップからハニカミ笑顔とカナ表記が消えた日」 ペットボトルキャップ時評 (2010/03/30)
注4) 「『C.C.Lemon』 キャップシェル、レモンイエローへの変身の意味」 ペットボトルキャップ時評 (2009/04/21)
注5) 「日本コカ・コーラ、大半の清涼飲料のキャップを白無地に統一」 MSN産経ニュース (2011/04/22)

2011/05/05

限りなく白に近い 『PUWATER』 のキャップ

震災以降、ミネラルウォーターの品薄状態が続いている。大手飲料メーカーや大手スーパー、コンビニなどの流通業界では、外国からの緊急輸入を実施し、急場を凌ごうとしている。その結果、通常では、お目に掛かることのない珍しいペットボトル入りミネラルウォーターの氾濫を招いている。少なくとも、陳列棚で売れ残っているのは、国産ではなく外国産である。

消費者は、「安全な水」 が欲しいのではなく、「安心」 を買いたいだけだということが、メーカーや流通業界の人々には分かっていない。反面、水を買う消費者には、商品の中身でなく、ブランド力でしか判断出来ない購入動機の稚拙さが常に付きまとう。うわべのみで、本質を見ようとしない国民性が如実に現れた結果である。

そうした品薄状況の中、業務用スーパー 「肉のハナマサ」 で、株式会社富士清水の富士山のバナジウム天然水 『ピューウォーター (PUWATER)』 を見付けた。500mL入り税込み68円である。国産ナチュラルミネラルウォーターの中でもかなりの廉価品である。この商品は数年前から、100円自販機で時折見掛けるだけで、店頭販売されているのを確認したのは今回が初めてである。いまや、流通業界はこぞって、埋もれた 「水」 の掘り起こしに躍起のようである。

この商品を取り上げたのは、キャップの色にある。通常、「無地」 のキャップには、これと言った特徴がないので、対象外として来たが、今回の 『PUWATER』 のキャップは 「無地」 ではあるが、限りなく白に近いブルーである。どのくらい白に近いかと言えば、夜の街路灯の下では認識出来ない程度にである。喩えるならば、品の良いペパーミントシャーベットと言ったところである。『ガリガリ君ソーダ味』 よりも白い。

パッケージは、丸型ボトルの胴に波型のくぼみを幾重にも付け、グリップ性能を増している。シュリンクラベルも、青 (空色) とペールブルーのモノトーン配色で落ち着いた雰囲気を醸している。このボトルに、ペールブルーの粗ギザキャップはとても良くマッチしていると思う。その効果は、「白無地」 キャップとの対比により一層際立つであろう。敢えて、ロゴやマークを使用しなくとも、商品価値を高めることに成功した一例と言える。そこには、メッセージ性すら読み取ることが出来る (ちょっと褒め過ぎか)。

果たして、キャップの在庫がいつまで持つかは知らないが、可能な限り生産を継続して貰いたいものである。

■ 商品表示データ ■
『PUWATER』 (丸型波柄オリジナルシェイプPETボトル500mL)
<名称> ナチュラルミネラルウォーター
<原材料名> 水 (鉱水)
<採水地> 山梨県南都留郡山中湖村
<栄養成分> 100mL当り ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:0.47mg ●カルシウム:1.2mg ●マグネシウム:0.49mg ●カリウム:0.18mg | ●バナジウム:75μg/L
<硬度> 52mg/L <pH> 7.8
<製造者> 株式会社富士清水 (山梨県南都留郡鳴沢村4414)
<JAN> 4-582360-040057

■ 参照キャップデータ ■
『PUWATER』 (丸型波柄オリジナルシェイプPETボトル500mL) の賞味期限:「13.04.09/FSY*」。賞味期限は24カ月 (未開封)。キャップは、日本クラウンコルク社製 「28NCフラップアセプ」 ワンピースキャップ [粗ギザタイプ] (ロット番号:N19 10)。ボトルは自社成形 (ロット番号:2)。プリフォーム [透明/PCO-1810] (ロット番号:NT82064)。

*FSY = 株式会社富士清水 山中湖工場

注1) 「株式会社富士清水」 (ウェッブサイト) [アクセス日: 2011/05/05]

«サークルKサンクスのプライベートブランド飲料 『麦茶』 にロゴ入り 「ヘソあり」 キャップ出現

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