2009/12/04

伊藤園の加温器販売用 「四つ葉マーク」 + 「→あける」 バージョンの粗ギザを求めて

オレンジキャップの季節である。伊藤園にとって今年は 『お~いお茶20周年』 のアニバーサリーイヤーと相俟って、新規キャップラッシュに沸いた一年であった。

伊藤園は、2009年10月26日 (月)、『韃靼そば茶』 (加温器販売用、275mL PET) を発売した [注1]。11月26日の間違いではない。本来ならば、40日も前の話題である。12月4日 (金)、都内ターミナル駅のベンダーにてその 『韃靼そば茶』 を発見した。1本130円。うれしさの余り、遅刻も顧みず、まとめ買いしてしまった。

実は、ニュースリリース [注1] に商品写真が掲載された時点で、新規キャップの可能性に賭けていた。前提1) 伊藤園では、『お~いお茶』 のレギュラーラインナップ以外の製品は、「日の丸」 ブランドキャップではなく、「四つ葉」 汎用キャップが使用されること。因みに、『お~いお茶』 ブランドであっても、『壽 (ことほぎ) 緑茶』 [注2] のような季節限定品には、「日の丸」 キャップが使用されないことからも推察出来るように、厳格な使用基準が存在するようである。前提2) 今年から、加温器キャップにも 「→あける」 が付け加わったこと。前提3) 商品写真が粗ギザであったこと。前提4) 『韃靼そば茶』 のコールド販売用キャップも粗ギザであること。 従って、加温器販売の 『韃靼そば茶』 のキャップは、「四つ葉マーク」 + 「→あける」 バージョン初の粗ギザキャップとなる、という推測である。

そして、『韃靼そば茶』 を求めて、長い旅が始まった。でも、今年の伊藤園は期待を裏切らない。果たして予測通りであった。ただ、残念なことは、もっと早く出逢いたかったと言うことである。

この間、何軒もコンビニやスーパーを巡ったが、店頭で見掛けることは皆無であった。「そば茶」 そのものを見る機会が少ないうえに、ましてやホットである。遭遇チャンスに恵まれないのもむべなるかなである。寒さが厳しくなるのを待つしかないのかも知れない。

と言うことで、『韃靼そば茶』 の新規キャップの初出は、2009年10月26日である。

キャップの図柄は、コールド販売用 『韃靼そば茶』 で使用されている通常の汎用キャップと同じものである。当然、キャップ地はオレンジ色である。図柄を再度確認しておくと、緑と黒の2色の配色で、中央に伊藤園の緑色のコーポレートマークの 「四つ葉」、キャップの外周に沿って、緑色で 「賞味期限は、キャップの横に表示。」、マークの下方に、黒色で、長い矢印マーク 「→」 と 「あける」 である。今回の 「粗ギザ」 出現により、形状違いを考慮に入れたオレンジキャップの種類がひとまず出揃ったことになる。今後、万一にも新規キャップ出現の可能性があるとすれば、『TEAS' TEA NEW YORK』 シリーズに果汁入りホット飲料が出た場合である。


表. 伊藤園 「→あける」 現行バージョンのオレンジキャップ一覧 (2009年12月4日現在)

<無菌充填>

▼ 「TEAS' TEA」 ブランドロゴキャップ (粗ギザ) [注3]
   「TEAS' TEA」 + 「NEW YORK」 + 「→あける」
   『TEAS' TEA NEW YORK <チャイミルクチィー>』 (275mL)
     2009年11月16日 (月)

▼ 「四つ葉」 汎用キャップ (粗ギザ)
   「四つ葉」 + 「賞味期限は、キャップの横に表示。」 + 「→あける」
   『韃靼そば茶』 (275mL)
     2009年10月26日 (月)

<ホット充填>

▼ 「日の丸」 お~いお茶専用キャップ (ノーマルギザ) [注5]
   日の丸に 「日本のお茶」 + 「いいお茶は、いい畑から。」
    + 一芯二葉の図像 + 「→あける」
   『お~いお茶 玉露の旨み』 (275mL)
     2009年11月16月 (月)
   『お~いお茶』 (275mL、345mL、495mL)
     2009年10月5日 (月) [345mLのみ新発売]
   『お~いお茶 濃い味』 (275mL、345mL、495mL)
     2009年10月5日 (月) [345mLのみ新発売]
   『お~いお茶 焼きたての香り ほうじ茶』 (275mL、345mL)
     2009年10月5日 (月) [345mLのみ新発売]
   『お~いお茶 焼きたての香り 玄米茶』 (275mL、345mL)
     2009年10月5日 (月) [275mL、345mLともに新発売]

▼ 「四つ葉」 汎用キャップ (ノーマルギザ) [注4]
   「四つ葉」マーク + 「賞味期限は、キャップの横に表示。」 + 「→あける」
   『ほっとアップル』 (280g)
     2009年11月9日 (月)
   『天然美香ジャスミンティー』 (275mL)
     2009年10月26日 (月)
   『朝の茶事』 (275mL)
     2009年10月初旬頃
   『ゆずレモン』 (280g)
     2009年10月5日 (月)[*1]
   『ビタミンレモン』 (280g)
     従来品

注 [*1] 発売開始時点では、未だ 「→あける」 バージョンではなかったと思われる。


さすが、年間を通してペットボトル入りホット飲料を販売している会社である。ラインナップが豊富である。そのことは、オレンジキャップのバリエーションの多さからも伺える。わずか4種類とは言え、現行キャップで3種類の図柄を同時に展開するのは伊藤園だけである。

■ 商品表示データ ■
『韃靼そば茶』 (加温期販売用) (275mL 6角耐熱PETボトル)
<品名> そば茶 (清涼飲料水)
<原材料名> ダッタンそばの実 (7割)、そばの実、ビタミンC
<栄養成分> (1本 [275mL] 当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:20mg | ●ルチン:28mg
<販売者> 株式会社伊藤園 (東京都渋谷区本町3-47-10)
<JAN> 4-901085-066553

■ 参照キャップデータ ■
『韃靼そば茶』 (加温期販売用) (275mL 6角耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「2010. 7. 7」 + 「P13」。賞味期限は9カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップ-アセプ」 ワンピースキャップ [粗ギザタイプ] (ロット番号:N24-64)。ボトルは、北海製罐社製 (ロット番号:H28)。プリフォーム [白] (ロット番号:1760)。製造ロット番号: 20:17.

注1) 「最需要期である秋冬期に、バラエティ豊かな味わいを取り揃えました | ホットペットを順次販売 | 新製品 『お~いお茶 玉露の旨み』 『韃靼そば茶』 のホットペットをはじめ幅広いラインアップで積極展開いたします」 伊藤園 ニュースリリース (2009/10/22)
注2) 「年末年始にふさわしい、はなやかなパッケージ | 静岡県産茶葉を100%使用した豊かな旨み | 『お~いお茶 壽 (ことほぎ) 緑茶』 (季節限定品) 11月30日 (月) より販売開始」 伊藤園 ニュースリリース (2009/11/26)
注3) 「伊藤園 『TEAS' TEA (R)』 にブランドロゴ入り粗ギザオレンジキャップ出現」 『ペットボトルキャップ時評』 (2009/11/17)
注4) 「伊藤園の加温器販売用 『四つ葉』 マークキャップにも 『→あける』 バージョン出現」 『ペットボトルキャップ時評』 (2009/10/03)
注5) 「伊藤園の加温器販売用 『お~いお茶』 日の丸キャップにも 「→あける」 バージョン出現」 『ペットボトルキャップ時評』 (2009/10/02)

2009/11/17

伊藤園 『TEAS' TEA (R)』 にブランドロゴ入り粗ギザオレンジキャップ出現

伊藤園は、2009年11月16日 (月)、『TEAS' TEA』 シリーズのラインナップに温かな 『チャイミルクティー』 (275mLホットペット) を新たに加え、販売を開始した [注1-2]。2009年11月17日 (火) 、ターミナル駅構内のベンダーにて確認、1本140円。

キャップの図柄は、9月27日に発売された 『TEAS' TEA』 の<チャイミルクティー> (コールド販売用) のキャップと同じである [注3]。ただし、今回は、加温器販売が可能な製品のため、オレンジキャップが使用されている。オレンジ色粗ギザキャップ地に、濃紺ではなく墨一色で、上段に 「TEAS' TEA(R)」 のブランドロゴ、下段に小さなフォントの両端揃えで 「N E W   Y O R K」 である。そしてキャップ下方辺縁部に、「→OPEN」 と言う指示が配置されている。

加温器販売用オレンジキャップと言えば、キャップ製造コストの関係から、一般的にはメーカーのロゴマークの入った汎用キャップが使われることが多い。伊藤園の場合、『TEAS' TEA』 シリーズがニューヨークからの再上陸というコンセプトで導入された手前、従来の国内仕様のキャップが使えないというジレンマに陥っている気がする。その分、ペットボトルキャップコレクターにとっては福音となった。

最近、伊藤園のニューキャップ攻勢が止まらない。ペットボトルキャップには本来、プロモーション性という役割があるが、企業の活力を推しはかる指標とも成り得る。とは言うものの、今年の冬は飲料メーカー各社にとって厳しい状況にあることに変わりはない。そうした状況下でのニューキャップ投入に、感謝! 感謝! である。

■ 商品表示データ ■
『TEAS' TEA NEW YORK <チャイミルクチィー>』 (6角形275mL耐熱PETボトル)
<品名> 紅茶飲料
<原材料名> 砂糖、牛乳、、紅茶、脱脂粉乳、ショウガ、食塩、ホワイトペッパー、シナモン、乳化剤、香料、ビタミンC
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:35kcal ●たんぱく質:0.3~0.7g ●脂質:0.1~0.5g ●炭水化物:8.0g ●ナトリウム:27mg
<販売者> 株式会社伊藤園 (東京都渋谷区本町3-47-10)
<JAN> 4-901085-016145

■ 参照キャップデータ ■
『TEAS' TEA NEW YORK <チャイミルクチィー>ホット』 (6角形275mL耐熱PETボトル) の賞味期限: 「2010.7.30」。製造所固有記号: 「A59」。賞味期限は9カ月 (未開封)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップアセプ」 ワンピースキャップ (ロット番号:N24-07)。ボトルは東洋製罐社製 (ロット番号:H/10)。プリフォーム [白] (ロット番号:3B19)。製造ロット番号:1239

注1) 「これが紅茶の新しいおいしさ 『TEAS' TEA チャイミルクティー』 が 『TEAS' TEA』 ブランド初のホットペットとして新登場 ホットペット 『TEAS' TEA (ティーズ ティー) チャイミルクティー』 新発売 | 11月16日 (月) より販売開始」 伊藤園 ニュースリリース (2009/11/05)
注2) 「TEAS' TEA NEW YORK」 製品ホームページ [2009年11月17日現在]
注3) 「伊藤園 『TEAS' TEA (R)』 オリジナルキャップに粗ギザ出現」 ペットボトルキャップ時評 (2009/09/27)

2009/11/04

大塚製薬 『アミノバリュー4000』 に陽圧ボトル用粗ギザキャップ出現

大塚製薬は、2009年11月2日 (月)、『アミノバリュー』 シリーズを新ラインナップにてリニューアルし、新発売した [注1-2]。ラインナップの陣容は、500mL入りPETボトル 『アミノバリュー4000』 (BCAA: 4000mg)、サプリメントスタイル (BCAA: 2000mg)、コンクタイプ (BCAA: 2000mg)、パウダータイプの 『アミノバリューパウダー8000』 (BCAA: 8000mg) の4製品である。

今回の新ラインナップの登場により、500mL入りPETボトル製品である従来品の 『アミノバリュー』 と 『ダブルアミノバリュー』 が一つの製品に統合された格好となった。価格は、従来品が各々150円と200円 (ベンダー) であるのに対して、新製品は180円と微妙な値頃感を打ち出している。2009年11月3日(火)、NEWDAYS店頭にて確認。

新製品の 『アミノバリュー4000』 には、2007年6月、『POCARI SWEAT』 によって初めて採用された 「陽圧無菌充填方式」 による約30%軽量化ボトルが使用されている [注3]。これに伴い、キャップは 「ノーマル」 タイプの2ピースキャップから、 「粗ギザ」 タイプのワンピースキャップに変更された。

なお、キャップの図柄は、BCAA含有量が4000mgであるにもかかわらず、BCAA含有量2000mgの従来品 『アミノバリュー』 のものがそのまま流用されている [図柄は注4を参照]。なお、『POCARI SWEAT』 のキャップについて以前当ブログ内で指摘した 「白抜き文字の抜けの悪さ」 [注3] に関しては、『アミノバリュー』 のイメージカラーがオレンジ色であるため、全く気にならない仕上がりになっている。

さて、「陽圧無菌充填方式」 には、『POCARI SWEAT』 と同様、近い将来、大和ノーベンバル社製の 「カド丸」 キャップが出現する可能性がある。過去の例では、約13カ月後に出現している [注5]。ただし、キャップの互換性は既に証明されているため、いつ出現してもおかしくない状況にある。ペットボトルコレクター諸氏は、刮目して待て!

今回の 『アミノバリュー4000』 の登場により、オレンジ色の 『アミノバリュー』、青色の 『POCARI SWEAT』 という対比が鮮明になった。また、『アミノバリュー』 は、日本アンチドーピング機構の公式認定商品であり、更に 「東京マラソン2010」 協賛オフィシャルドリンクでもあることから、アイソトニック飲料の細分化傾向が高まっている。

イベント会場でのドリンク配布は、コカ・コーラ社の発案以来、古典的キャンペーン手法となっている。因みに、毎年8月末に開催される 「浅草サンバカーニバル」 の協賛企業には、地元吾妻橋のアサヒビールに加えて、なぜか大塚製薬も名を連ねており、解散地点では 『POCARI SWEAT』 が参加者に振る舞われている。汗をかいた後には最高だろうなと、毎年思う。

■ 商品表示データ ■
『アミノバリュー4000』 (30%軽量化丸形7脚500mL陽圧ペットボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 果糖、砂糖、食塩、酸味料、ロイシン、アルギニン、イソロイシン、バリン、塩化K、乳酸Ca、香料、甘味料 (スクラロース)、炭酸Mg
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:18kcal ●たんぱく質:1g ●脂質:0g ●炭水化物:3.6g ●ナトリウム:49mg | ●アミノ酸:1000mg (●バリン:200mg ●ロイシン:400mg ●イソロイシン:200mg ●アルギニン:200mg) | ●クエン酸:450mg
<電解質濃度> [陽イオン (mEq/L)]:Na+:21、K+:5、Ca2+:1、Mg2+:0.5、[陰イオン (mEq/L)]:Cl-:16、citrate3-:10、lactate-:1
<製造者> 大塚製薬株式会社 (東京都千代田区神田司町2-9)
<JAN> 4-987035-170310

■ 参照キャップデータ ■
『アミノバリュー4000』 (30%軽量化丸形7脚500mL陽圧ペットボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「10.06.25 OJT」*。賞味期限8カ月。キャップは、日本クラウンコルク社製ワンピースキャップ 「28NCフラップ-アセプ」 [粗ギザタイプ] (ロット番号:N51-11)。ボトルは自社成型 (ロット番号:T2-5C)。プリフォーム [透明白] (ロット番号:A51 A1032)。製造ロット番号: 23:45*F

* ボトル肩部に印字

注1) 「11月2日 アミノバリュー新ラインナップ新発売!」  大塚製薬 「アミノバリュー更新情報」 (2009/10/29)
注2) 「アミノバリュー4000」 大塚製薬 「アミノバリュー更新情報」 (2009/10/29)
注3) 「大塚製薬 『POCARI SWEAT』 のボトルとキャップを軽量化」 ペットボトルキャップ時評 (2007/06/03)
注4) KUMA氏の運営する 『ペットボトルキャップコレクションの旅』 <大塚編> 「アミノバリュー-02」 を参照
注5) 「『ポカリスエット』 エコボトルに 「カド丸」 キャップ登場」 ペットボトルキャップ時評 (2008/07/16)

2009/11/02

伊藤園 『天然美香ジャスミンティー』 のニューキャップ

伊藤園は、2009年11月2日 (月)、キャップとパッケージを一新し、『天然美香ジャスミンティー』 (500mL PET) をリニューアル発売した。同日、ファミリーマート店頭にて確認、税込み154円。

なお、2009年10月26日 (月) に既にリニューアル発売されている加温器販売用の 『天然美香ジャスミンティー』 (ホットペット275mL) のキャップの方は、「→あけるバージョン」 の加温器用オレンジ色汎用キャップ (ノーマルタイプ) である [注1]。

さて、『天然美香ジャスミンティー』 コールド販売用キャップの図柄であるが、白色キャップ地にターコイズブルーの鮮やかな青色で、上半分に太明16ポイント位のサイズで 「天然美香」 + その上に7ポイントで 「て ん ね ん び こ う」 のルビが振られている。更に、下半分に 「Jasmine Tea」 + 「→OPEN」 の欧文表記があり、上下で対をなしている。「→OPEN」 は 『TEAS' TEA(R)』 で使用されているものと同じものが流用されている。また 「天然美香」 の 「天」 と 「美」 の文字の<左はらい>の部分が特異的に長くデザインされており、装飾的効果を生み出している。全体的に非常にバランスの取れたレイアウトである。これらは、『TEAS' TEA(R)』 のアートディレクションの系譜に連なるものである。

伊藤園のペットボトルキャップは、充填方式の違いにより、「四つ葉」 のコーポレートマークと文字の組み合わせを微妙に変化させることで、製品管理用タグとしての役割も果たしている。そのため、多様なバリエーションが存在するにもかかわらず、基本的には白地に 「緑と黒」、「緑と赤」 というオーソドックスな配色に支配されているため、どれも単一のデザインに見えてしまう。そうした中で、今回の 「白とターコイズブルー」 の配色は、清涼感を演出することに見事に成功している。

伊藤園が、こうした新規デザインのキャップを導入することの主な目的は、日本茶とそれ以外の茶系飲料との差別化をはかることにあると思われる。しかしながら、同時に 「時代の閉塞感」 を打ち破る効果も出来れば期待したい。

■ 商品表示データ ■
『天然美香ジャスミンティー』 切子細工風オリジナルシェイプ500mL耐熱PETボトル)
<品名> ジャスミン茶 (清涼飲料水)
<原材料名> ジャスミン茶、ビタミンC
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:35mg | ●カテキン:110mg ●カフェイン:50mg
<販売者> 株式会社伊藤園 (東京都渋谷区本町3-47-10)
<JAN> 4-901085-058640

■ 参照キャップデータ ■
『天然美香ジャスミンティー』 切子細工風オリジナルシェイプ500mL耐熱PETボトル) の賞味期限: 「2010.7.20。製造所固有記号: 「A50」。賞味期限は9カ月 (未開封)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップホット」 ワンピースキャップ (ロット番号:H56-56)。ボトルは東洋製罐社製 (ロット番号:06-28)。プリフォーム [白] (ロット番号:21-9)。製造ロット番号:03:25

注1) 「最需要期である秋冬期に、バラエティ豊かな味わいを取り揃えました ホットペットを順次販売 新製品 『お~いお茶 玉露の旨み』』韃靼そば茶』 のホットペットをはじめ幅広いラインアップで積極展開いたします」 伊藤園 ニュースリリース (2009/10/22)

2009/10/13

『富士ミネラルウォーター』 80周年記念キャップの入手方法

富士ミネラルウォーター株式会社は、1929 (昭和4) 年8月18日に創立されたミネラルウォーター製造・販売会社の老舗である。今年 (2009年) の8月18日で、80周年を迎えた [注1-2]。

そんな中、「80周年記念キャップ」 が出たよ、という情報を本邦有数のペットボトルキャップコレクターであるKUMA氏から頂いた。早速、探索を開始した。とは言うものの、私には、一子相伝の 「そのPETボトルはどこそこに行けば買えるはずだよメモ」 があるので、確実にキャップが存在することさえ分かっていれば、後は <どこそこ> へ出向くだけである。実に簡単である。今回のように、情報源がしっかりしており、確度の高い情報は本当にありがたい。

さて、今回の <どこそこ> は、池袋西武地下1階の 「THE GARDEN」 であった。「80周年記念キャップ」 は 『富士ミネラルウォーター』 (非常用5年保存水) の1.5Lペットボトル [注2] に付いていた。1本税込み263円。なお、2009年10月13日現在、新宿タカシマヤタイムズスクエア店地下1階のスーパー 「紀ノ国屋」 では通常版のみの販売であった。今後、順次店頭に並ぶものと思われる。他所では、『明治屋』 でも販売が予定されているようである。なお、同社では、ショッピングサイトも開設されているが、「80周年記念キャップ」 が確実に入手出来るかどうかは残念ながら、不明である。

入手したボトルの賞味期限表示の 「2014.08.18」 から推定して、「80周年記念キャップ」 は、創立記念日に当たる8月中旬頃に製造され、9月中には市場に出荷されたものと考えられる。ただし、出荷量と在庫状況によって、各陳列棚毎にタイムラグが生じるため、実際に遭遇出来るかどうかは運次第である。私の場合、実にラッキーであった。

キャップの図柄は、通常使用されている白色キャップ地にきつね色の刷色のものをベースとしたものである。ただし、直径13mmと23mmの2本の太罫の円の外環と内環の間上方にあった 「MINERAL」 の代わりに赤の刷色で 「おかげさまで80th」 のメッセージが入るため、通常キャップとは若干文字の配置が異なる。この 「MINERAL」 の文字は外環と内環の間下方に移動し、それまであった 「WATER」 の代わりに 「MINERAL WATER」 として一括されている。そして、中央に横書きで、通常版と較べかなり小さめのサイズで 「★ FUJI ★」 と入る。図柄のレイアウトは 「75周年記念キャップ」 のものがそのまま流用されている [実際の図柄は注3を参照のこと]。

こうした記念キャップは、必然的に流通期間が限定されているため、その時期を逃したら、入手は極めて困難となる。従って、見付け次第、躊躇なく購入することが肝要である。

■ 商品表示データ ■
『富士ミネラルウォーター(非常用保存飲料水)』 (6角耐熱PETボトル1500mL)
<品名> ナチュラルミネラルウォーター
<原材料名> 鉱水
<採水地> 山梨県富士吉田市
<栄養成分> (100mLあたり) ●熱量[エネルギー]:0kcal ●蛋白質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:0.72mg ●カルシウム:0.71mg ●マグネシウム:0.24mg ●カリウム:0.16mg | ●バナジウム:100μg/L
<硬度> 28mg/L 、<pH値> 7.0
<販売元> 富士ミネラルウォーター株式会社 (東京都渋谷区初台1-55-7)
<JAN> 4-905409-221252

■ 参照キャップデータ ■
『富士ミネラルウォーター (非常用保存飲料水)』 (6角耐熱PETボトル1500mL) の賞味期限:「2014.08.18」。賞味期限は60カ月 (未開栓)。製造所固有記号:「S」。キャップは、NCC社製 「Fin-Lok」 ライナー材使用の2ピースキャップ [ノーマルタイプ] (洗浄スリットなし)(ロット番号:<本体>10-68、<ライナー材>3-08・)。ボトルは、吉野工業所製 (ロット番号:E 413/47)。リフォーム [白] (ロット番号:3847)

注1) 「富士ミネラルウォーター株式会社」 (ホームページ)
注2) 「富士ミネラルウォーター社の 『非常用保存飲料水』」 ペットボトルキャップ時評 (2007/07/25)
注3) KUMA氏の運営する 『ペットボトルキャップコレクションの旅』 「日本のプラキャップ」 <富士ミネラルウォーター編

2009/10/10

『Dr Pepper (R)』 にブランドロゴキャップ復活!

『Dr Pepper (R)』 (500mL PET) のパッケージとキャップがオリジナルブランドロゴで戻って来た [注1]。2009年10月9日 (金)、「am/pm」 店頭にて確認、税込み147円。現時点では、プレスリリースが出ていないため、詳細は不明であるが、この連休中には店頭に並ぶと思われる。

キャップの図柄は、これまでの 「FROM Coca-Cola」 + 「→あける」 の汎用キャップから、待望のオリジナルロゴに変更された。

外径約30mmの白地に直径24mmの小豆色のベタ丸に白抜き、意匠は、「Dr Pepper」 の商標とその右下に小さな登録商標マークの (R) 付きである。登録商標 (R) も、点対称の 「→あける」 も、白抜きのため、線が細く、かすれてよく見えない。決して感涙にむせんでいる訳ではない。

2009年になってから、日本コカ・コーラ社では、続々とオリジナルキャップが復活している。『カナダドライ』、『Qoo』、『紅茶花伝』 と記憶に新しい。うれしい限りである。

私たち中高年の世代にとって、『Dr Pepper (R)』 は、『ドクペパ』 である。あの変な甘さの飲み物は、人の嗜好を推し量るための 「踏み絵」 であった気がする。私は、『Coca-Cola (R)』 よりも 『Dr Pepper (R)』 に人一倍アメリカらしさを感じていたが、圧倒的少数派であったため、誰にも言えずにいた。私の中で、一時 『Mr PiBB』 にその座を奪われそうになったこともあったが、1885年からの伝統の味が、1971年生まれのただただ甘いだけの新参者に勝った。

シンプルなデザインになって戻って来た 『Dr Pepper (R)』 に感謝! そして、昔ながらの変な味の 『Dr Pepper (R)』 に乾杯!

■ 商品表示データ ■
『Dr Pepper (R)』 (オリジナルシェイプ、ペタロイド脚耐圧PETボトル500mL)
<品名> 炭酸飲料
<原材料名> 果糖ぶどう糖液糖、カラメル色素、香料、酸味料、保存料 (安息香酸Na)、カフェイン
<栄養成分> (100mL当り) ●エネルギー:46kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:11g ●ナトリウム:4~12mg
<販売者> コカ・コーラカスタマーマーケティング株式会社 (東京都港区六本木6-2-31)
<JAN> 4-902102-030106

■ 参照キャップデータ ■
『Dr Pepper (R)』 (オリジナルシェイプ、ペタロイド脚耐圧PETボトル500mL) の賞味期限+製造所固有記号: 「B 100224/ETA」。賞味期限は150日 [約5カ月] (未開栓)。キャップは、NCC社製 [Fin-Lok] (ロット番号:<シェル>[判読不能]、<ライナー材>34・)。ボトルは、NY社製 (ロット番号:NY/10)。プリフォーム [透明/PCO規格] ロット番号:A-9。

注1) 「ドクターペッパー (Dr Pepper)」 (製品情報サイト)

2009/10/03

伊藤園の加温器販売用 「四つ葉」 マークキャップにも 「→あける」 バージョン出現

2009年10月2日 (金) 付ブログ 「伊藤園の加温器販売用 『お~いお茶』 日の丸キャップにも 「→あける」 バージョン出現」 [注1] を書いたばかりなのに、『お~いお茶』 シリーズ以外の汎用キャップである 「四つ葉」 マークキャップにも 「→あける」 バージョンが出現していた。目まぐるしい展開である。

2009年10月3日 (土)、伊藤園 『朝の茶事』 (加温期販売用、275mL PET) にて確認。この商品は恐らく、JR東日本駅構内のベンダーとキオスク、および 「NEWDAYS」 でしか販売されていない [注2-3]。現在、「山手線命名100周年記念」 として、税込み特価100円で販売されている。

投入時期は不明であるが、恐らく2009年10月に入ってからである。これは、『お~いお茶』 の 「→あける」 入りオレンジキャップと同時期と考えられる。なお、 「賞味期限」 と 「製造所固有記号」 は 「2010. 6. 6」 と 「A50」 であることから、2009年9月9日前後の製造と言うことになる。

キャップの意匠は、通常の汎用キャップと同一のものが使用されている。すなわち、白色キャップ地がオレンジキャップ地に変更されただけである。従って、図柄は従来の緑と黒の2色の配色で、中央に伊藤園の緑色のコーポレートマークの 「四つ葉」、キャップの外周に沿って、緑色で 「賞味期限は、キャップの横に表示。」、マークの下方に、黒色で、長い矢印マーク 「→」 と 「あける」 である。

これまで使用されて来た汎用製品用オレンジキャップにあった漢字の社名ロゴの 「伊藤園」 は消え、シンプルな印象になった。また、オレンジキャップの定番メッセージであった 「オレンジキャップは加温器販売が出来る製品の目印です。」 の文言ではなく、コールド販売用キャップと同様の 「賞味期限は、キャップの横に表示。」 のままである点が、これまでの加温器販売用キャップとは異なる。

開栓方向を示す 「矢印」 が入り、漢字ロゴの 「伊藤園」 が消えたことにより、伊藤園のキャップから、図柄に関する法則性や一貫性が失われたことが残念である。

■ 商品表示データ ■
『朝の茶事HOT』 (加温期販売用) (275mL6角耐熱PETボトル)
<品名> 緑茶 (清涼飲料水)
<原材料名> 緑茶 (日本)、ビタミンC
<栄養成分> (1本 [275mL] 当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:21mg | ●カテキン:110mg
<販売者> 株式会社伊藤園 (東京都渋谷区本町3-47-10)
<JAN> 4-901085-021361

■ 参照キャップデータ ■
『朝の茶事HOT』 (加温期販売用) (275mL6角耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「2010. 6. 6」 + 「A50」。賞味期限は9カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップ-ホット」 ワンピースキャップ [ノーマルタイプ] (洗浄スリット6個所) (ロット番号:H76-26)。ボトルは、北海製罐社製 (ロット番号:H15)。プリフォーム [白] (ロット番号:1782)。製造ロット番号: 16:49

注1) 「伊藤園の加温器販売用 『お~いお茶』 日の丸キャップにも 「→あける」 バージョン出現」 『ペットボトルキャップ時評』 (2008/10/02)
注2) 「JR東日本グループによる飲料事業展開 (新商品発売) について」 JR東日本ウォータービジネス プレスリリース (2007/05/09)
注3) 「商品紹介」 JR東日本ウォータービジネス ホームページ (2009年10月3日現在)

2009/10/02

伊藤園の加温器販売用 『お~いお茶』 日の丸キャップにも 「→あける」 バージョン出現

また、オレンジキャップの季節が巡って来た。加温器販売識別用として初めてオレンジキャップが登場したのは、「9・11 アメリカ同時多発テロ」 があった年の9月であった。今年で9年目を迎える。今では、季節とは関係なく年中販売されている。

伊藤園は今年で 『お~いお茶』 発売20周年を迎えた。2009年10月5日 (月) より、加温器販売用の 『お~いお茶』 シリーズ (275mL、345mL、495mL PET) を 「さらにおいしく さらに香りよく」 のキャッチコピーのもと、リニューアル販売する [注1]。それに伴い、オレンジ色 「日の丸」 キャップにも、やっとこさ 「→あける」 が付加された。ファミリーマート店頭にて確認、1本税込み137円。

これは、2008年9月26日に、コールド販売用 『お~いお茶』 の日の丸キャップに 「→あける」 が登場して以来、実に375日目のことである [注2]。結局、一年間も待たされたことになる。これまで、加温器ケースを覗き込んでいるところを、幾度となくコンビニ店員に見咎められ、不審がられたことか。最近ではもう、そんな視線も全く気にならなくなった。気が付けば、指さし確認までしている始末である。いい年をして、情けない限りである (トホホ)。

当然、同一陳列ケース内の同一製造ラインの同一シリーズ製品の 「賞味期限」 チェックも怠りない。従来バージョンは 「100524/K6」、新規 「→あける」 バージョンは 「2010. 6.10」 と 「K6」 (日付はTEンド、製造所固有記号はボトル肩部に記載個所を分離) であった。前者が、2009年8月27日前後、後者が2009年9月13日前後に製造されたものであることが分かる。約2週間のインターバルが存在する。ホット販売用製品は、コールド販売のものと較べ、販売量が圧倒的に少ないため、生産調整・在庫管理が難しい製品 (商品) と言える。

今回、キャップ意匠に 「→あける」 が付加されたことにより、「日本のお茶」 日の丸ロゴ入り汎用キャップもようやく、コールド販売用 (白地キャップ) と加温器販売用 (オレンジキャップ) の図柄が統一された。既に1年間も見慣れて来た図柄なので、オレンジキャップになっても、何の違和感もなく受け容れられる。

しかしながら、今回の図柄変更で、「伊藤園」 の漢字ロゴがまた一つキャップから消えたことになる。この間の動向を見ていると、社名を欧文表記の 「ITO-EN」 に統一する日も、そう遠くない将来にやって来る気がする。同社は現在、パッケージラベルにおける社名表記を、茶系飲料では漢字表記の 「伊藤園」 に、それ以外では欧文表記の 「ITO-EN」 に統一しているようである。

さて、今回の図柄変更で気付いたことがある。『お~いお茶』 のコールド販売用キャップが、「28NCフラップ-ホット」 の中でも、環境負荷低減型キャップに変更されていることである。詳しくは、コールドとホットの各々のキャップの裏を見較べてほしい。インナーシール構造、ブリッジパターン、キャップの角の丸み (アール) などが異なっていることに気付くはずである。こうした実験的試みは、先ず伊藤園のキャップで実施されることが多い。今後も、伊藤園のキャップから目が離せない。

■ 商品表示データ ■
『お~いお茶 緑茶』 (345mL4角耐熱PETボトル)
<品名> 緑茶 (清涼飲料水)
<原材料名> 緑茶 (日本)、ビタミンC
<栄養成分> (1本 [345mL] 当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:29mg | ●カテキン:120mg
<販売者> 株式会社伊藤園 (東京都渋谷区本町3-47-10)
<JAN> 4-901085-090008

■ 参照キャップデータ ■
『お~いお茶 緑茶』 (345mL4角耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「2010. 6.10」 + 「K6」。賞味期限は9カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップ-ホット」 ワンピースキャップ [ノーマルタイプ] (洗浄スリット6個所) (ロット番号:H77-49)。ボトルは、北海製罐社製 (ロット番号:U03)。プリフォーム [白] (ロット番号:2769)。製造ロット番号: 15:53A

注1) 「20周年を迎え さらにおいしく さらに香りよく ホットペットボトルの 『お~いお茶』 原料の品質や製法の精度をさらに向上させ、10月5日(月)から販売開始」 伊藤園 ニュースリリース (2009/09/25)
注2) 「伊藤園 『お~いお茶 焼きたての香り 玄米茶』 の日の丸キャップにも 「→あける」 登場」 『ペットボトルキャップ時評』 (2008/09/22)

2009/09/30

明治製菓 『ミルクココア』 のオレンジキャップに 「meiji」 統合ブランドマーク登場

明治製菓は例年通り、2009年10月より、『カカオとミルクのしっかりブレンド 「ミルクココア」』 (280mL PET) の季節販売を開始する。2008年9月30日 (水)、ファミリーマート店頭にて確認。税込み158円。残念なことに正式なプレスリリースが出ていないため、正確な投入時期は不明である。

当製品は、以前にもこの季節に、主にファミリーマートを中心に販売されていた 「カカオとミルクのしっかりブレンド 『ミルクココア』」 のシリーズ製品である [注1]。ただし、今回はキャップに統一ブランドマークが入った記念すべき製品となった。新しいポップなロゴは、オレンジキャップとよく似合う。惜しむらくは、カド丸キャップなら、もっとキュートな仕上がりになっていたことである。折角、新規トレードマークが、カド丸キャップ用に最適化されたデザインとなっているのに、まことに残念である。実は、「meiji」 のロゴは、「e」 のカウンター部分 (線で囲まれた部分) がキャップの中心に来るように設計されている (穿ち過ぎか)。

キャップの図柄は、加温器販売用のオレンジキャップに、赤い刷色で中央に 「meiji」 の統合トレードマーク、そしてキャップ周囲を 「オレンジキャップは加温器販売が出来る製品の目印です。」 のメッセージがぐるりと取り巻く、お馴染みのものである。

さて、いよいよ今後の関心事が、明治乳業の 『VAAM (ヴァーム)』 のφ28mm径キャップに、新しい統合トレードマークが入ることに移ってきた。待ち遠しい限りである。

■ 商品表示データ ■
『ミルクココア」』 (280mL6角耐熱PETボトル)
<名称> ココア飲料
<原材料名> 砂糖、脱脂粉乳、ココアパウダー、デキストリン、食塩、カカオエキス、セルロース、乳化剤、安定剤(増粘多糖類、CMC-Na)、香料、(原料の一部に大豆を含む)
<栄養成分*> (1本(280mL)当たり) ●エネルギー:135kcal ●たんぱく質:3.1g ●脂質:0.8g ●炭水化物:28.8g ●ナトリウム:160mg
<販売者> 明治製菓株式会社 (104-8002 東京都中央区京橋2-4-16)
<JAN> 4-902777-363271

* 明治製菓分析値

■ 参照キャップデータ ■
『ミルクココア」』 (280mL6角耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「100531/NCP」。賞味期間は270日 [約9カ月] (未開栓)。キャップは、日本クラウンコルク社製 「28NCフラップ-ホット」 (粗ギザタイプ) (ロット番号:N21-34)。ボトルは、北海製罐社製 (ロット番号:AC/33)。プリフォーム [白] (ロット番号:2096)。製造ロット番号: 00:47.

注1) 「ファミリーマート限定 『カカオとミルクのしっかりブレンド 「アイスココア」』 のキャップ」 ペットボトルキャップ時評 (2008/06/06)

ファーマネックス 『g3』 のオレンジキャップ

人知れず流通しているキャップがある。東南アジア原産のフルーツ 「ガック」 に3種の果実 (クコの実、シリ、サージ) をブレンドしたジュースのキャップである。『g3 (ジースリー)』 のネーミングはこれに由来する [注1-2]。900g入りのトマトジュースと同じサイズのボトル1本が税込み7,508円である。ビックリ! である。通常のトマトジュースなら30本~50本は買える値段である。

驚くことに、この商品は2006年6月26日 (月) に販売が開始されていた [注2]。既に発売から丸3年も経過している。私が貧乏人だから、これまで目にする機会が無かったのかも知れないが、周囲のコレクターの中でも、この商品を購入した者が皆無というのが実に情けない。この商品は、これまでに、『読売新聞』 『ターザン』 『プレジデント』 に広告が載ったらしい。残念ながら、私の愛読紙誌は、『日刊ゲンダイ』 『週刊プレイボーイ』 『アサヒ芸能』 である。知る由もない。知らぬ間に較差社会はここまで拡大していたのだ (トホホ)。

こうした高額健康食品には、共通した販売テクニックが存在する。

(1) 1回分の摂取量が少ないこと。『g3』 も、1日60mLを1~2回に分けて飲用することが推奨されている。この量は、ヤクルト1本65mLよりも少ない。この容量で計算すると、『g3』 は15日分に相当する。高額だけれど、1日わずか500円程度の出費である、という訳である。

(2) あたかも医薬品の添付文書であるかのように、過剰な医学的表現が多用されていること。曰く、「衛生上、ボトルに直接口をつけて摂取するのは避けてください」、「食物アレルギーなど特異体質の方や病気治療中の方、妊娠中、授乳中の方は、医師にご相談のうえ、お召し上がりください」、「g3の栄養価を損なうため、ファイバーネットとの同時摂取はお勧めしていません」、「体質・体調に合わない場合は、摂取を中止し、医師にご相談ください」、等々 [ラベルよりそのまま引用]。

(3) 含有成分に、科学的エビデンスが存在するかのような権威付けがなされていること。「β-カロテンはニンジンの約10倍、リコピンはトマトの約70倍も含有するといわれています (参考:2004年度米国農務省報告)」 [注1より引用]。

(4) 「カロテノイド」 「ビタミンC・E」 「フラボノイド」 等の必須キーワードが散りばめられていること。これだけでもう、おなか一杯である。

はっきり言って、これらは販売上のトリックであり、巧妙に薬事法の規制も回避している。この商品自体はちょっと珍しいミックスフルーツジュースの範疇を出るものではない。普通は、7,508円も出したりはしない。

因みに、「β-カロテンはニンジンの約10倍、リコピンはトマトの約70倍も含有するといわれています」 の典拠として挙げられている 『2004年度米国農務省報告』 であるが、具体的な出典が示されていないため、独自に調べてみた。出典は 『Wikipedia』 [注3-4] であった。「USDA study on cartenoid content of gac fruit」 として引用される場合と 「Journal of Agricultural and Food Chemistry. Vol 52, p. 274-279」 [注5] と引用される場合があるが、何れも同一文献を指しているようである。確かに、「ガックフルーツにおける脂肪酸およびカロテノイドの組成」 と題するこの論文の著者であるBetty K. Ishidaは、米国農務省農業研究局 (ARS) の研究員であり、『Journal of Agricultural and Food Chemistry』 誌も米国化学会 (ACS) が発行する世界的に権威のある農芸化学誌である。しかしながら、この論文の内容は、高速液体クロマトグラフィー (HPLC) と言う分析装置を用いてガックの組成を調べました、と言うだけのものであり、単に、分析値として、β-カロテン718μg、α-カロテン107μg、リコピン2227μgを含有することを示しているに過ぎない。

オリジナル文献を引用するなら未だしも、『Wikipedia』 を拠り所としていたとは、余りの底の浅さにガックリである。

「健康のためなら死んでも構わない」 という定番ギャグがある。これは、健康至上主義に対するアンチテーゼであるとばかり思っていた。一説には、モーニングショーの先駆けとなったフジテレビの 「小川宏ショー」 の中で、小川宏本人が語ったものとされているが、真偽のほどは定かではない。ただ、近年の健康食品の隆盛を見ていると、あながちギャグとも思えない。人は、疑似科学の前では、未開人以下の思考回路しか持ち合わせていないかのようである。

さて、使用されているキャップであるが、同社のネット上の写真 [注1] やニュースキン社の発行するカタログを見ると、NCC社製 「28NCフラップ-ホット」 もしくは 「Fin-Lok」 が使用されているようである。

キャップは加温器販売用と全く同じ 「オレンジキャップ」 であるが、開栓後はボトルを決して暖めてはならない。二次発酵が促進されてしまうからである。

キャップの図柄は、オレンジ色キャップ地にスミ一色で 「g3」 の商品ロゴ + 商標登録 (R) である。フォントは、「g」 には、ケルンとループに特徴のあるBookman Old Style系 (約60ポイント) が、また、「3」 には、Eras系のサンセリフ (約28ポイント) がそれぞれ使用されている。さすがに高額商品のためか、パッケージデザインは申し分ない。ロゴのあしらい方も、妙に安定感がある。やはり世の中 「見てくれ」 や 「ルックス」 がすべてである。

実は、私もキャップ欲しさに、『g3』 を購入してしまった未開人の一員である。いまや、対価の見返りとして、リコピン神話におすがりするしかない。それが単なる幻想だとしても、死ぬまで騙し続けて貰いたいものである。

■ 商品表示データ ■
g3(R) [ジースリー(R)]』 (900mL角形耐熱PETボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> ガック (モクベッシ) 種衣ピューレ、果汁 (サージ)、濃縮果汁 (ナシ)、濃縮果汁 (ブドウ)、濃縮果汁 (リンゴ)、アセロラ果肉、果汁 (クコの実)、果汁 (シリ)、香料、クエン酸、V.C.、保存料 (安息香酸Na)、増粘安定剤 (キサンタンガム)、増粘安定剤 (ペクチン)
<栄養成分> (60mL当たり) ●エネルギー: 37.40 kcal、●タンパク質: 0.24g、●脂質: 0.25g、●炭水化物: 9.18g、●ナトリウム: 13.20mg、●ビタミンA: 80.00μgRE、●α-カロテン: 15.00μg ●β-カロテン: 950.00μg ●総ビタミンC: 60.00~75.00mg
<販売者> ニュースキンジャパン (東京都新宿区西新宿6-5-1)
<JAN> [表示なし*]

* 『g3』 は、店舗販売を行っていないためである [注1]。

■ 参照キャップデータ ■
g3(R) [ジースリー(R)]』 (900mL角形耐熱PETボトル) の賞味期限 + 製造所固有記号:「100302」+「NK」。賞味期間は200日 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップ-ホット」 (ロット番号:H71-09)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:O20/53)。プリフォーム [白] (ロット番号:H553)。製品ロット番号:12:19 NK18491

注1) 「g3」 (ファーマネックス社製品情報サイト)
注2) 「ニュースキンジャパン株式会社 日本初・天国からの果実『ガック』 配合サプリメントジュース 『g3(R)』 新発売」 ニュースキンジャパン株式会社 報道資料 (2006/06/13)
注3) 「Lycopene」 Wikipedia [2009年9月30日現在]
注4) 「Gac」 Wikipedia [2009年9月30日現在]
注5) Ishida BK, Turner C, Chapman MH, McKeon TA. Fatty acids and carotenoid composition in gac (Momordica cochinchinensis Spreng) fruit. J Agric Food Chem. 2004;52(2):274-279.

«伊藤園 『TEAS' TEA (R)』 オリジナルキャップに粗ギザ出現

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