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2007/03/07

CCNBC社『茶織(SAORI)[TM]』vs.キリンビバレッジ社『生茶』の甘み対決

2007年3月5日、コカ・コーラナショナルビバレッジ(CCNBC)社は『一(はじめ)(R)茶』をリニューアルして、『茶織(SAORI)[TM]』を発売。翌日の2007年3月6日、キリンビバレッジ社も『生茶』をリニューアル発売した。今回の緑茶対決のコンセプトはどうやら<甘み>らしい。

いつも不思議に思うことであるが、競合するメーカーが新商品を市場に投入する場合、必ず同様のラインナップで勝負を仕掛けて来るのはなぜなんだろう。開発段階や製造準備期間から逆算して、ほぼ同時期に同様の研究開発を行っていると考えられるが、相互に内部通報者(孫子の兵法で言うところの「内間」や忍者の「草」みたいな人々)が暗躍しているのだろうか。あるいは、企業のトップ同士がホットラインでコンタクトを取り合い「次はこれで行きましょうか」みたいな合意があるのだろうか。この謎は永遠に解き明かされないような気がする。

さて、<甘み>の正体であるが、『茶織(SAORI)[TM]』の方は「中嶋農法」の茶葉(全体の10%)を挽いて<抹茶>状にしたもの添加している。また、『生茶』の方は、「国産かぶせ栽培茶葉(100%)」+「(甘み火入れ)玉露」+「生茶葉抽出物」である。どちらも、日光を遮蔽することで、渋み成分を抑えた栽培法を用いた茶葉を使用している点で共通している。従って,どちらも飲みやすい。キリン『生茶』曰く、「日本人は知っている。うまいは、甘い」(北大路魯山人)ということらしい。

さて、肝腎のペットボトルキャップであるが、商品をリニューアルしたにもかかわらず、キャップは従来のままである。コカ・コーラ(CCNBC)社には望むべくもないが、キリン『生茶』には期待していたのだが、誠に残念!

今回参照したキャップの賞味期限と製造所固有記号(キャップのフィンロックと呼ばれる部分に印字されている)は、『茶織[TM]』が「M 070808-NNF」[注1](日本クラウンコルク社製の洗浄用スリット[注2]入りのもの)。一方『生茶』は「071008/K13」[注3]である。なお、ほぼ発売日が同時期であることから、CCNBC社の緑茶の賞味期限が5カ月に設定されているのに対して、キリンビバレッジ社は7カ月に設定されていることが判明した。これにより、商品の製造時期が逆算可能である。覚えておくと便利である(多分)。

注1) 製造所固有記号「NNF」が何処の工場であるかは現時点で不明。なお、2005年3月に発売当時の「一(はじめ)茶」は、主に小松工場と蔵王工場などで製造されていたが、現在は、CCNBC社の統合プログラムに沿って、全国的に製造されている(はずである)。
注2) キャップ上面から5ミリ以内に位置する横方向の2ミリ程度の切り込みのこと。キャップ打ち込み時の夾雑物を水で洗い流すための切り込み。日本クラウンコルク社製は4カ所、ALCOA社製は6カ所である。なお、これがあるのは、ギザギザの細かいキャップのみである(用途に応じてスリットのないものもある)。また、ギザギザの粗いキャップでは別の工夫がなされてるため、スリットは存在しない。
注3) 「13」は湘南工場を表すコードであるが数字の羅列だけで紛らわしとの指摘から、2005年1月以降、キリンの「K」+湘南工場の「13」を合わせた「K13」の表示に変更されている。

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