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2007/03/25

JTフーズ『天晴』のモスグリーンキャップ

2007年3月19日に全国発売されたJTフーズ『天晴(あっぱれ)』[注1]のボトルキャップは、モスグリーン地+白色オペークインキで「天晴」の毛筆デザイン文字である。

カラーリングキャップ+白色オペークインキの組合せがペットボトルキャップシーンで「今一番ナウイ!」。ボトルキャップデザイナーよ、この波に乗り遅れるな! って、業界内(そんな業界が存在するかは知らないが)で喧伝されているのだろうか。このところの新規キャップラッシュには、こうした傾向が見うけられる。

モスグリーンのキャップといえば、幻のダイドードリンコの『葉の茶』(「葉のちゃん」登場以前)を思い出すが、色味的にはそれに近い。「少し濃い目」のお茶というメッセージを表現するために、深い緑色を使用するという意図は決して悪いものではない。ただ、実際に抽出された実体としてのお茶の色とキャップの色との間にギャップ(gap)が在り過ぎる。これは、「茶」という言葉の持つイメージが緑茶文化の中に色濃く投影された結果である。現代人はこの言葉の呪縛からもはや逃れられのかも知れない。試しに、このキャップを各種ペットボトルに付けてみると、その意味を実感出来ると思う。お茶系ペットボトル飲料にモスグリーンのキャップは似合わない。ダイドードリンコが、この色のキャップを早い段階で変更したことの教訓から学ぶべきであったと思う。

更に、文字色も白色ではない方が良かったと思われる。配色として、黒板に白墨のようで生彩に欠くからである。また、毛筆調でデザインしたことの意味が薄れている。特に、ホワイトオペークインキは、オペークという割には、下地がかすれて、透けてしまうという特徴(決してデメリットではない)を持つ。換言すれば、墨痕鮮やかではない。結論として、商品のネーミングの『天晴』感が来ていない。

JTフーズは、ホームページ[注1]上で、「パッケージは、高級な日本酒を思わせる「和紙」に包んだイメージを表現」としているが、逆にキャップは、大衆向けの焼酎(例えば、俺とおまえの『大五郎』)のイメージにとどまっている。その原因は、<和紙包装>の高級な日本酒は、そもそもペットボトルには入っていないため、プラスチックキャップではないことである。中途半端な高級感の演出と言わざるを得ない。高級感を演出するのなら、和紙で包んだイメージをとことん追求し、キャップは半透明の艶消しキャップにすべきである。

今回参照したキャップのデータ: 賞味期限+製造所固有記号「071126/HT3」。この結果、『天晴』の賞味期限は8カ月ということが分かった。キャップは、日本クラウンコルク社製洗浄スリット入り(ロット番号:H42-02)。ボトルは、東洋製罐(CAN)製、ロット番号:37。

注1) 「少し濃い目に煎れた、ど真ん中の味 本格緑茶『天晴(あっぱれ)』3月19日より全国で新発売」.ジェイティフーズ株式会社、ニュースリリース(2007年3月9日).[URL: http://www.jti.co.jp/News/2007/03/20070309_01.html

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