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2007/03/13

アサヒ飲料のペットボトルキャップのカラーリング戦略

2007年3月13日、コンビニの店頭でアサヒ飲料の新商品『レモンを搾ったMITSUYA CIDER<糖質オフ60%(当社従来品比)>』を見た。キャップの色は、レモンイエローである。キャップの上面には、緑色で「Asahi」のロゴマーク+「あける→」の表記がある。これはレモンの果実をそのままイメージした非常に分かりやすいアイコンとなっている。デザインは『爽レモンサイダー』[注1]と同一デザインの色違いである。『爽レモンサイダー』のキャップが「白地に青」に対して、『レモンを搾った』の方は、「黄地に緑」である。実は、これには巧妙が仕掛けが施されている。「白地に青」に黄色のフィルターを掛けたと仮定した場合、可視出来る色は「黄地に緑」である。従って、色の位相がずれただけの配色であるため、余り違和感を感じない。色物を得意とするアサヒ飲料の面目躍如といったところである。

ここ1カ月間の同社の新規キャップ攻勢をみていると、どうやら、アサヒ飲料は、ドリンクの中身をキャップの色で、より鮮明に、より視覚的に訴えるという戦略を打ち立てたのではないかと思われる。

今回のレモンイエローのキャップは、コンビニの陳列棚で、ひときわ異彩を放っていた。今後、ペットボトルキャップは、従来の「白地」から「カラー」ベースに移行してくる予感がある。これは、メーカー側のニーズというより、キャップの素材に色素が使えるようになった何らかの要因が加わったからではないかと思われる。今後の同社の動向とともに、他社追従の動きを注視していきたい。

今回参照したキャップのデータ: 賞味期限+製造所固有記号「070817/M」。レモン果汁入りの炭酸水の賞味期限は5カ月に設定されていることが分かる。特に果汁入りの炭酸飲料の場合、内容物の腐敗による容器破損が最も危惧されるためである。キャップも、通常、炭酸飲料に用いられる気密性の高い青いパッキンの機能に加え、洗浄スリット入りという特別なものを使用している。案外、今回のキャップの色分けの理由は、キャップを間違えないための措置かも知れないと穿った見方をついついしてしまう。また、製造所固有記号の「M」は恐らく、『三ツ矢サイダー』」の主力工場であり、120年の伝統を誇る千葉県の柏工場と思われる。従って略号「M」は「三ツ矢」の頭文字と推察される。

注1) KUMAさんが運営する 『★ペットボトルキャップコレクションの旅★』 の中の「日本のキャップ編」>アサヒ>「爽レモンサイダー-01」をご参照ください。

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