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2007/05/13

アサヒ飲料 『超ファイバーPLUS 10,000』 (前年比33%増)

アサヒ飲料は、2007年5月1日より、炭酸飲料 『超ファイバー10000』 (500mL PETボトル入り)[商品表示(a)]の販売を開始した。コンセプトは、「健康的食生活サポート」及び「一般的な100%野菜ジュースの約2.5倍に相当(アサヒ飲料調べ)」の食物繊維である。同社は、約1年前にも、同様のコンセプトで『FIBER7500 PET500mL』の販売(2006年4月26日開始)を「食物せんいプロジェクト」[注1]キャンペーンとして実施している。ただし、前回は「レタス丸ごと1個分(7500mg)」であった[注2]。

この<レタス>何個分という表現は、大塚製薬の 『ファイブミニ』 [商品表示(b)]で使われ始めたものであり、2007年度キャンペーンでは、「レタス1.8個分+レモン15個分」とパワーアップした表現になっている。女優の上野樹里をフィーチャーしたCFでも 「レタモン」 なる野菜を登場させることで、商品イメージにリアルな野菜や果実をリンクさせようとしている。ちなみに、 「レタモン」 には、 「レタモン共同組合レタモンファーム」 というギッミクサイトまで用意されている(意外と面白い)。

さて、前回<レモン>というキーワードが<ビタミンC>の由来を曖昧にすると記したが、この<レタス>というキーワードも<食物繊維>の由来を曖昧なものにしている。 『ファイブミニ』 や 『超ファイバーPLUS 10,000』 に含まれる食物繊維であるポリデキストロースが、レタスや野菜ジュースから抽出されたものではなく、トウモロコシ由来であることを知っておくべきである。ただし、ポリデキストロースの安全性は確認されているので、心配する必要はない。国際的に権威のある毒性評価機関BIBRA (英国産業生物学研究協会) が発行する機関誌 『Food and Chemical Toxicology』 誌に、ポリデキストロースの安全性試験結果に関する文献レビュー[注3]が存在するが、その中でも毒性や催奇形性のないことが確認されており、WHOや各国規制当局の承認も得られた安全な食品添加物であると記述されている。ただし、過剰摂取により、体内の必須ミネラルや電解質が失われ、下痢や軟便を引き起こすことがあるので、注意が必要らしい。

最後に、キャップデザインであるが、1年前と同様のものであった。白地に緑色で 「Asahi」 のロゴ+下に 「あける→」 である。前回は、レタスとの連想で緑色であったが、今回は、野菜(ジュース)との連想で緑色なのだろうか。

■商品表示データ■
(a)アサヒ飲料 『超ファイバーPLUS+10,000』 (500mLペットボトル入り)
<栄養成分>(100mL当り[500mL当り]) ●エネルギー:20kcal[100kcal] ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●糖質:4.9g[24.5g] ●食物繊維:2.0g[10.0g] ●ナトリウム:7~17mg[35~85mg] ●ビタミンC:20mg[100mg]
<原材料> 糖類(ぶどう糖液糖)、食物繊維(ポリデキストロース)、酸味料、香料、ビタミンC、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、パプリカ色素

(b)大塚製薬 『ファイブミニ』 (100mLガラス瓶入り)
<栄養成分>(100mL当り) ●エネルギー:50kcal ●タンパク質:0g ●脂質:0g ●糖質:12.5g ●食物繊維:6g ●ナトリウム:11mg ●ビタミンC:300mg ●(関与する成分/1本:ポリデキストロース:7g)
<原材料> 糖類(砂糖、ぶどう糖果糖液糖、オリゴ糖)、ポリデキストロース、ビタミンC、酸味料、香料、調味料(アミノ酸)、コチニール色素

■参照キャップデータ■
『超ファイバーPLUS+10,000』(500mLペットボトル入り)の賞味期限+製造所固有記号: 「071022/STY」。賞味期限は6カ月(未開封)。製造所表記は、非公開のため不明。キャップは、日本クラウンコルク社製「フィンロック」(ロット番号:<本体>36-16、<ライナー材>9-25)。ボトルは、自社成型(ロット番号:HSC1)。

注1) 「食物せんいプロジェクト」とは、<もっとファイバー摂ろう!>のキャッチフレーズを掲げ、現代人の日常生活で不足しがちな食物繊維を「6g以上」摂取することを目的とした食物繊維入りの商品展開プロジェクト。5月18日「ファイバーの日」(518の語呂合わせ)を中心にプロモーションを実施。2007年5月現在の参加企業は以下の9社。アサヒ飲料、アサヒフードアンドヘルスケア、ケンコーマヨネーズ、敷島製パン、タカノフーズ、日本製粉、フジッコ、ロッテ、ロート製薬。
注2) 「アサヒ飲料「FIBER 7500」発売」 『ペットボトル時評』 (2006年5月6日)
注3) Burdock GA, Flamm WG. A review of the studies of the safety of polydextrose in food. Food Chem Toxicol. 1999;37(2-3):233-264.

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