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2008/01/21

『キリン生茶』 リニューアルに伴い、グリップ性能を強化した新形状キャップを採用

2008年1月16日 (水)、キリンビバレッジ社は、2000年3月の発売以来、緑茶市場を牽引して来た 『キリン生茶』 をリニューアルし、全国で新発売するとプレスリリースを発表した [注1]。

発売は、約1カ月先の2008年2月26日 (火) となるため、実物を確認することは出来ないが、同社Webサイトに掲載されているニュースリリースによれば、キャップのグリップ性能 (滑りにくく、開けやすい) を向上させるために、新規設計のキャップを採用すると言う。

これは、同社の掲げる 「人に、自然にやさしい商品設計」 方針に基づくものらしい。先ず、「環境負荷低減」 への取り組みとして、2Lペットボトルに、2005年3月より導入されている 「ペコロジーボトル」(省資源、つぶしやすい) の使用に加え、リサイクル促進を目的とした、はがしやすい 「ロールラベル」 を導入している。また、2006年2月24日に 「エコレールマーク」 認定企業 [注2] となったことから、「環境にやさしい鉄道貨物輸送」 も継続するらしい。更に、商品設計に関しては、「滑りにくく開けやすい」 ユニバーサルデザインも指向しているようだ。

実物を確認出来ないないので、現時点での評価は不能であるが、ニュースリリースに収載されている <高画質画像> [注1] が実際に使用されるキャップを撮影したものであると仮定するならば、いわゆる 「粗ギザ」 と 「ノーマルギザ」 を合わせたような変則的なナール (キャップ側面のスカート部のギザギザのこと、通常 「knurl」 と呼ばれている) 形状をしている。画像が見難いので、正確なナール (山) の数は不明であるが、短いインジケータマーク (これはノーマルタイプのようである) から反時計回りに、広い溝が10個連続している (従って、粗ギザタイプのナールは10本である)。その右隣から狭い溝と細いノーマルタイプのナールが画像で確認可能な範囲まで連続している。恐らく、90度毎に 「粗ギザ10本」→「ノーマル30本」→「粗ギザ10本」→「ノーマル30本」→(元に戻る) というように循環しているものと考えられる。そう仮定した場合、粗ギザの間隔は 「9°」、ノーマルギザの間隔は 「3°」、ナール (山) の総数は80本と言うことになる。上から見ると、約90°毎にギザギザのパターンが変わるため、天面部は楕円に近い視覚的効果をもたらすのではないだろうか。また、天面部に東西南北の方向性が自動的に付与されるため、キャップの図柄に少なからず影響を与える気がする。今後、このキャップに即したデザインが生まれることを期待したい。

キャップの製造メーカーについてであるが、現在、『キリン生茶』 には、NCC社製の 「粗ギザ」 タイプのものと、日本山村硝子社製の 「ノーマルギザ」 タイプのものが充填方式の違いにより、使い分けられている。今回の新規キャップに関する画像を見る限り、TEバンドの形状とサポートリングが透明であることから類推して、これはNCC社製の非耐熱ボトル (アセプチック充填) 用 「28NCフラップ」 の改良型ではないかと思われる。

キャップの図柄は、ラベルの商品ロゴが従来のままであり、キャップ地の色も、煎茶をイメージした明るい緑色のままであることから、変更はないような気がする。

アサヒ飲料の 『エコグリップキャップ』 に対抗するかたちで投入された今回のキリンビバレッジ社の新規形状キャップの市場投入は、ペットボトルキャップ形状の多様化と淘汰の時代の始まりを予感させるものである。ウェーブナール (波型) 形状のキャップのことをNCC社では 『エコグリップキャップ』 (28NCフラップホット-SW) と呼んでいるが、今回の新規形状キャップはいったい何と呼ばれるのであろうか。久々にワクワクした気分になって来た。今から発売が待ち遠しい。何れにしても、新規キャップの登場はうれしい。

注1) 「『キリン生茶』 2月26日 (火) リニューアル新発売 鮮度茶葉の香りと甘みでリフレッシュできる現代緑茶へ」 キリンビバレッジ株式会社 ニュースリリース (2008/01/16)
注2) 国土交通省 「第5回 『エコレールマーク』 の認定について

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コメント

一枚の画像から色々分析するのは楽しいですね。

私も天面が早くみたいです。

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