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2008/03/04

アサヒ飲料 『富士山のバナジウム天然水』 水色の汎用キャップでリニューアル

アサヒ飲料は、2008年3月4日 (火)、『アサヒ富士山のバナジウム天然水』 のパッケージデザインを一新し、リニューアル発売を行った [注1] (2008年3月4日 (火) ファミリーマート店頭にて確認)。

リニューアルといっても、商品が 「天然水」 だけに、水の成分が変わった訳でも、機能性食品を添加した訳でもない。また、「売り」 であるバナジウムを増強した訳でもない。単に、パッケージデザインが変更されただけに過ぎない。アサヒ飲料では、2003年5月の 『アサヒ富士山の天然水』 の市場投入以来、毎年この時期には必ずリニューアル新発売を繰り返している [注2-6]。パチンコの新装開店みたいなものである。イメージキャラクターの安めぐみも、昨年3月のCM起用以来、変更はない [注7]。

実は、バナジウムが入ったのは2004年からである。バナジウム自体は富士山の恵みなので、それまでも含有していた筈であるが、その時期より話題になり出したため、商品名にも取り込むこととなったようである。商魂逞しと言わざるを得ない。販売実績も、順調な推移を示している。50万箱 (2003年度) → 260万箱 (2004年度) → 370万箱 (2005年度) → 500万箱 (2006年度) → 610万箱 (2007年度) [注2-6]。今年度の販売目標を同社では、750万箱に設定しているが、これは目標値なので、実際にはこれまでの増加傾向から予測して、15%増の700万箱程度にとどまるのではないだろうか。ただ、この数字であったとしても、驚異的である。日本の人口を約1億3000万人とすると、1人当1.3本/年となる。私は今回、このブログのために 『富士山のバナジウム天然水』 を2本飲んだので、誰かか飲めなくなった勘定である。

今回のリニューアルに伴うパッケージの変更点は主に3つである。先ず第1に、ラベルのデザインが、白~灰色を基調色としていた落ち着いたものから、スカイブルーを基調色とした鮮やかなものに変更されたこと。第2に、500mLのボトルシェイプに、「富士山ボトル」 と呼称されるオリジナルの新規デザインが採用されたこと。そして第3に、キャップの色が白色の汎用キャップから水色の汎用キャップに変わったこと、である。

第1のラベルの色については、これまで余りの地味さに、購買意欲を削がれる思いであったので、今回の変更は大正解である。

第2のボトルシェイプであるが、「富士山ボトル」 ということで、随所に 「富士山」 のモチーフが散りばめられている。先ず、ラベルのイラストにある荘厳な富士である。当然、採水地が富士吉田市であることから、「大沢崩れ」 を中央に配した構図となる裏富士が画かれている。写真ではなくイラストが用いられているが特に理由はないと思われる。また、ボトル肩部が富士山の山肌を模しているように見えるが、ボトルの構造上、盛り上がり過ぎており、なだらかな富士山には見えない。と思っていたら、ボトルの底に富士山があった。丁度、プリフォームの底面中央肉厚部を火口に見立て、天空より望むパノラマ富士がそこに見られる。惜しむらくは、ボトル胴部下のロックアイスパターンがその眺望を台無しにしていることである。このロックアイス構造とボトル胴部ラベル位置のツイスト構造は、ボトル強度を得るためのものと思われるが、ロックアイス構造は余分な気がする。因みに、ボトル底部に山並みを再現する手法は、2007年7月4日付けブログ 「封印された 『Whistler Water』 のキャップ」 にて言及したように、既にカナダのウィスラー社の 『Whistler Water』 のボトルにおいて採用されているものである。また、ロックアイス構造も、特に目新しものとは言えない [注8-9]。

第3のキャップの色の変更であるが、海外のナチュラルミネラルウォーターには、圧倒的に青系のキャップが多い。すなわち、既に 「水」 のアイコンとしての概念が確立しているのだろう。敢えて、こうした手垢にまみれた手法を取り入れたことに驚くとともに、感心させられる。総じて、今回のパッケージ変更は、これまで培われてきたナチュラルミネラルウォーターのパッケージング技術の集大成のような感がある。もしかしたら、アサヒ飲料にも、相当な知恵者がいるのかも知れない。

さて、キャップの図柄であるが、水色キャップ地に白色オペークインキで中央に 「Asahi」 のコーポレートロゴ + 「あける→」 である。従来の汎用キャップの図柄と一緒である。充填方法の違いがあるとはいえ、『サントリー天然水』 の半透明キャップに一日の長があるようである。ただ、今回の水色キャップは、水の清涼感を表現するには十分と言える。

何れにしても、新しいキャップの出現はうれしい。

■ 商品表示データ ■
『富士山のバナジウム天然水』 (500mLオリジナルPETボトル [富士山ボトル])
<品名> ナチュラルミネラルウォーター
<原材料名> 水 (深井戸水)
<採水地> 山梨県富士吉田市
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たん白質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:0.38~0.76mg ●カルシウム:0.75mg ●マグネシウム:0.25mg ●カリウム:0.10mg | ●バナジウム:6.2μg/100mL
<硬度> 29mL/L (軟水)
<製造者> アサヒ飲料株式会社 (東京都墨田区吾妻橋1-23-1)
<JAN> 45-14603-15221-0

■ 参照キャップデータ ■
『富士山のバナジウム天然水』 (500mLオリジナルPETボトル [富士山ボトル]) の賞味期限+製造所固有記号: 「100202/SSY」。賞味期間は24カ月(未開栓)。キャップは、製造メーカー不詳ワンピースキャップ (洗浄孔なし) [ノーマルタイプ] (ロット番号:54-2)。ボトルは、吉野工業所製 (ロット番号:19/53)。プリフォーム [白] (ロット番号:1A53)。製品製造ロット番号:「L0214H01」

注1) アサヒ飲料 『富士山のバナジウム天然水』 (商品サイト)
注2) 「天然ミネラル“バナジウム”を豊富に含んだ健康水 『アサヒ 富士山のバナジウム天然水』 デザインを一新して新発売!!」 アサヒ飲料 ニュースリリース #715 (2008/01/15)
注3) 「~『バナジウム天然水』リニューアル~ “雄大で美しい富士山の恵み”の健康水 『アサヒ 富士山のバナジウム天然水』 新発売」 アサヒ飲料 ニュースリリース #610 (2007/01/25)
注4) 「健康サポート天然水「アサヒ バナジウム天然水」 新発売 “バナジウム”をさらに強調するためにネーミング・デザインをブラッシュアップ ~発売にあわせて消費者キャンペーンも実施~」 アサヒ飲料 ニュースリリース #518 (2006/03/16)
注5) 「注目のミネラル成分“バナジウム”を含んだナチュラルミネラルウォーター 「アサヒ 富士山のバナジウム天然水」ラインアップ強化 ~新たにPET350mlを展開~」 アサヒ飲料 ニュースリリース #411 (2005/03/28)
注6) 「注目素材“バナジウム”を含んだナチュナルミネラルウォーター 「アサヒ 富士山のバナジウム天然水」新発売 ~PET 2Lをラインアップに加え販路拡大~」 アサヒ飲料 ニュースリリース #266 (2004/01/16)
注7) 「『アサヒ 富士山のバナジウム天然水』 新TVCM“健康水の授業篇” 3月4日(火)から全国でオンエア開始! ~CMキャラクターは“安 めぐみ”さん~」 アサヒ飲料 ニュースリリース #734 (2008/03/03)
注8) 「ハウス食品の輸入ミネラルウォーター 『TY NANT』」 『ペットボトルキャップ時評』 (2007年6月12日)
注9) 「『サントリー天然水』に水色キャップ登場」 『ペットボトルキャップ時評』 (2007年3月21日)

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