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2008年7月

2008/07/30

アサヒ飲料、今回は 『ドデカミン』 に根性を注入!!

アサヒ飲料は2008年7月29日 (火) 『ドデカミンGUTS!』 (PET 500mL) [注1] を発売した (サンクス店頭にて確認、税込み147円)。

アサヒ飲料の 『ドデカミン』 は、パワーアップの歴史であると、約1年前の2007年8月14日付けブログ 「『ドデカミン』 のパワーアップの歴史とキャップの変遷」 [注4] において書いたばかりであるが、その後 『ドデカミン』 はこの1年の間に [表1] に示す通り3度ものリニューアルを繰り返している。異常なハイペースである。余りのペースの速さにネーミングが追い付いていない。途中まで、仮面ライダー風であった流れが、いつしかカンフーに代わっている。いったい 『ドデカミン』 は何処を目指しているのであろうか。


表1. 『ドデカミン』 リニューアルの歴史 (遡及)

2008年07月29日 『ドデカミンGUTS!』 [注1]
2008年04月01日 『燃えよ! ドデカミン』 [注2]
2007年12月11日 『ドデカミンブラック』 [注3]
2007年04月10日 『ドデカミンスーパー』 [注4を参照]
2006年04月05日 『ドデカミンゴールド』 [注4を参照]
2005年03月16日 『ドデカミンV』 [注4を参照]
2004年04月14日 『ドデカミン』 [注4を参照]


その後リニューアルされた3製品の変更点は、概ね以下の通りである。『ドデカミンブラック』 は、アミノ酸7種類 (アスパラギン酸、リジン、アルギニン、グリシン、バリン、ロイシン、イソロイシン) + ビタミン3種類 (ビタミンC、ナイアシン、ビタミンB6) + ガラナとマカを配合。『燃えよ! ドデカミン』 は、アミノ酸2倍強化 (『ドデカミンスーパー』 比較) + トウガラシ由来のホットフレーバー含有。そして、今回の 『ドデカミンGUTS!』 は、ビタミンB群2倍に強化 + マカ配合である。ここまでは、従来のアミノ酸群 + ビタミン群 + 精力増強サプリの順列組み合わせに過ぎない。今回それに 「パインアップル果汁1%」 添加という新機軸が加わった。夏を意識してのことなのだろう。確かに 『ドデカミン』 史上、最も飲みやすい。

この流れを見ていくと、『ドデカミン』 シリーズのリニューアルパターンが、毎年恒例となっていた中身一新販売促進戦略に基づくものから、4カ月周期での製品リニューアルに基づく季節感の演出に方向転換したことが分かる。春 (4月)、夏 (8月)、冬 (12月) の3シーズンである。秋がないのは、「飽きが来ない」 という商慣習上の験担ぎなのか、あるいは単に気候変動の影響で夏日が秋までずれ込んでいるだけなのか判然としない。

ラベルには 「GUTS! FOR A MAN WHO HAS PASSION」 とある。直訳すると 「情熱を持つ男のための腸 (はらわた) !」 となるのだろうか? よく意味が分からない。ニュースリリース [注1-3] には、毎度のごとく 「20~30代の社会人男性」 を販売ターゲットにしている旨が謳われている。恐らく、若年層の食生活の乱れからくる栄養の偏りに配慮した親心なのだろう。『ドデカミン』 は飲むサプリを目指しているかのようである。ただし、何度も言うように、栄養は可能な限り通常の食物から摂取すべきである。


表2.アサヒ飲料 『ドデカミン』 販売量推移

2004年度 目標: 80万函 [実績:200万函]
2005年度 目標:150万函 [実績:170万函]
2006年度 目標:180万函
2007年度 目標:150万函 + 20万函**
2008年度 目標: 20万函 + 20万函 + 20万函***

* 函=500mL×24本入りダンボールカートン
** 2007年12月発売分
*** 2008年12月発売分予測


キャップデザインは、白色キャップ地に紺色で 「Asahi」 の社名ロゴ + 下部辺縁部に 「あける→」 の炭酸飲料用汎用キャップである。ただし、相違点がある。ロゴの刷り色が紺色のままであることは従来の 『ドデカミン』 と同様であるが、「果汁」 が加えられたことにより、「キャップ飛び」 の注意喚起を促す目的で、「Asahi」 のロゴの位置が上方にシフトされた汎用キャップが使用されている。すなわち、アサヒ飲料の 「炭酸飲料」 では、「炭酸のみ」 の場合と 「炭酸 + 果汁」 の場合を社名ロゴの位置により識別していることになる。

因みに、同社の 『MITSUYA CIDER』 シリーズの果汁入りのもの (「レモンを搾った (果汁3%)」、「紀州南高梅 (果汁10%以内)」、「ぶどうを搾った (果汁3%)」) もロゴ上方シフトバージョンの汎用キャップである。レモンのみ、キャップの地色がイエローであるが、刷り色をイエロー + 紺の混色であるグリーンを用いることで、同一フォーマットであることを堅持している。

いずれにせよ、『ドデカミンGUTS!』 は販売目標を20万函 (箱) と低めに設定していることと、販売期間がわずか半年間の 「売れ切れ御免方式」 にしていることで、 「キャップ飛び」 の問題は巧妙に回避されている。また、『ドデカミン』 の場合、2004年の発売当初より砲弾型の耐熱・耐圧PETボトルが用いられており、「果汁」 の追加を既に想定していたとも言える。更に、パインアップル果汁対策として、ボトルフィニッシュ (口栓部) に白化処理も施されている。炭酸飲料にとっては、こうした細部にわたる配慮こそが肝要といえる。

■ 商品表示データ ■
『ドデカミンGUTS!』 (ペタロイド脚500mL砲弾型耐熱圧PETボトル)
<名称> 炭酸飲料
<原材料名> 果糖ぶどう糖液糖、パインアップル果汁、マカエキス、酸味料、香料、アミノ酸 (アスパラギン酸Na、リジン、アルギニン、グリシン、バリン、ロイシン、イソロイシン)、V.C [ビタミンC]、ベニバナ黄色素、甘味料 (アセスルファムK、スクラロース)、ナイアシン、V.B6 [ビタミンB6]、V.B1 [ビタミンB1]
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:18kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:4.6g ●ナトリウム:0mg ●ビタミンC:24mg ●ビタミンB1:0.2mg ●ビタミンB6:0.3mg ●ナイアシン:3mg | ●アルギニン:12mg ●アスパラギン酸:12mg ●リジン:11mg ●グリシン:2mg ●バリン:1mg ●ロイシン:1mg ●イソロイシン:1mg
<販売者> アサヒ飲料株式会社 (東京都墨田区吾妻橋4-23-1)
<JAN> 4-514603-158915

■ 参照キャップデータ ■
『ドデカミンGUTS!』 (ペタロイド脚500mL砲弾型耐熱圧PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号:「090104/JF」。賞味期限は約6カ月。キャップは、NCC社製 「Fin-Lok」 ライナー材使用の2ピースキャップ (洗浄スリット4カ所) (ロット番号:<本体>M1-52、<ライナー材>4/16)。吉野工業所製 (ロット番号:6/17)。プリフォーム [白] (ロット番号:5017)

注1) 「夏を気合いでのりきれ! “ファイト常夏” 『アサヒ ドデカミンGUTS! PET500ml』 新発売 ~ビタミンB群を2倍に強化し、7種のアミノ酸とマカも配合~」 アサヒ飲料 ニュースリリース #776 (2008/07/07)
注2) 「ココロもカラダもアツくなれ! 『アサヒ 燃えよ! ドデカミン PET500ml』 新発売 ~アミノ酸を2倍に強化し、ホットなフレーバーを含有~」 アサヒ飲料 ニュースリリース #738 (2008/03/13)
注3) 「がんばる男の “ヤル気” をサポート! 『アサヒ ドデカミンブラック PET500ml』 新発売 ~7種類のアミノ酸、3種類のビタミンに、ガラナとマカを配合~」 アサヒ飲料 ニュースリリース #700 (2007/11/22)
注4) 「『ドデカミン』 のパワーアップの歴史とキャップの変遷ペットボトルキャップ時評 (2007/08/14)

2008/07/29

『Volvic Fruit Kiss』 にグリーンキャップの青リンゴ登場

キリンMCダノンウォーターズ (販売:キリンビバレッジ) は、2008年7月29日 (火) より、 『ボルヴィックフルーツキッス Volvic Fruit Kiss』 シリーズに本邦第2弾となる <Green Apple> [注1-2] を本家おフランスより数量限定にて導入し、販売を開始した (ファミリーマート店頭にて確認、税込み150円)。

キャップがグリーン地のエンボシングキャップであることを除けば、基本的フォーマットはレモンフレーバーと同じである (注3参照)。

リンゴのイメージは本邦では <赤> であるが、ヨーロッパでは <グリーン> らしい。この青リンゴの品種は 「MacIntosh」 と呼ばれるものである。因みに、アップル社のマッキントッシュはこれに由来する。久しぶりの蘊蓄である。

■ 商品表示データ ■
『ボルヴィックフルーツキス <グリーンアップル>』 (4角型PETボトル500mL)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> ミネラルウォーター、転化糖・砂糖、酸味料、香料、保存料 (安息香酸Na)
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:19kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:4.7g ●ナトリウム:5.6mg
<原産国> フランス
<輸入者> キリンMCダノンウォーターズ株式会社 (東京都千代田区神田和泉町1番地)
<販売者> キリンビバレッジ株式会社 (東京都千代田区神田和泉町1番地)
<JAN> 4-909411-033002

■参照キャップデータ■
『Volvic Fruit Kiss <Green Apple> 500mL』 の賞味期限: 「2009 04 13」。賞味期限は9カ月(未開封)。製造所表記は、本製品が輸入品であるため適用外 (輸入者:キリンMCダノンウォーターズ、販売者:キリンビバレッジ)。キャップは、Bericap社製34.5mm径 「3スタートスレッド」 タイプ、1ピースキャップ (ロット番号:217)。ボトルは 「VOLVIC」 自社成型 (ロット番号:A1)。プリフォーム [透明] (ロット番号:AMCOR/439-22)。ラベル: 50JAP/VNF-OP1 - 10078020

注1) 「ボルヴィック フルーツキス グリーンアップル」 キリンビバレッジ ニュースリリース (2008/07/29)
注2) Volvic Fruit Kiss (ブランドサイト)
注3) 「『Volvic Fruit Kiss Lemon』広口キャップで登場ペットボトルキャップ時評 (2007/05/11)

2008/07/16

『ポカリスエット』 エコボトルに 「カド丸」 キャップ登場

大塚製薬の 『ポカリスエット』 エコボトルに大和ノーベンバル社製の通称 「カド丸」 タイプ (a) のキャップが登場した (2008年7月16日、am/pm店頭にて確認)。今までありそうで無かった種類のキャップである。

大塚製薬は、昨年2007年6月、エコボトル (陽圧無菌充填方式) の導入に伴い 「粗ギザ」 タイプ (b) のキャップの使用を開始した。2007年6月5日付け当ブログ 「大塚製薬 『POCARI SWEAT』 のボトルとキャップを軽量化」 の記事中で、 「青ベタ内の白抜き部分の輪郭線にシャープさが損なわれる」 ことについて指摘した覚えがある。今回の 「カド丸」 キャップへの変更により、この点が解決された。

天面部のデザイン処理が意外に難しい 「カド丸」 キャップであるが、「中心バリ」 問題も難なくクリアされており、商品ロゴも白地がくっきりと鮮明になった。とてもキュートな仕上がりになっている。同一デザインで、種類の異なるタイプのキャップが出現することは、殊更にうれしい。

■ 商品表示データ ■
『POCARI SWEAT』 (丸形7脚500mLペットボトル、通称 「エコボトル」)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名>砂糖、ぶどう糖果糖液糖、果汁、ぶどう糖、食塩、酸味料、塩化K、乳酸Ca、調味料 (アミノ酸)、塩化Mg、香料、酸化防止剤(ビタミンC)
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:27kcal ●タンパク質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:6.7g ●ナトリウム:49mg ●カリウム:20mg ●カルシウム:2mg ●マグネシウム:0.6mg
<販売者> 大塚製薬株式会社 (東京都千代田区神田司町2-9)
<JAN> 4501-9517

■ 参照キャップデータ ■
(a) 『POCARI SWEAT』 (丸形7脚500mLペットボトル、通称 「エコボトル」) の賞味期限: 「090223」。製造所固有記号: OSG。キャップは、大和ノーベンバル社製ワンピースキャップ [カド丸タイプ] (ロット番号:351)。ボトルは自社成型 (ロット番号:D4-12)。プリフォーム [透明/PCO規格] (ロット番号:B1-12)。

(b) 『POCARI SWEAT』 (丸形7脚500mLペットボトル、通称 「エコボトル」) の賞味期限+製造所固有記号: 「090219 OJT」。賞味期限8カ月。キャップは、日本クラウンコルク社製ワンピースキャップ 「NCフラップ」[粗ギザタイプ] (ロット番号:N51-50)。ボトルは自社成型 (ロット番号:T2-6C)。プリフォーム [透明/PCO規格] (ロット番号:AS3-A2085)。

注1) 大塚製薬 「ポカリスエット」 (商品サイト)

2008/07/14

サントリー 『LUCKY CIDER』 にみる銀色文字汎用キャップの使用例

2008年7月15日 (火)、サントリーフーズ社は、『LUCKY CIDER with KIRAKIRA SPARKLE』 [注1] を発売した (2008年7月14日夕方、都内コンビニ店頭にて確認、税込み147円)。

やはり、夏といえばサイダーである。あの 「シュワシュワシュワ」 っと喉の粘膜を刺激する快感は、官能的ですらある。

ところで、今年は 『ペプシブルーハワイ』 を筆頭に、炭酸飲料の販売が例年に較べてやけに多い気がする。地球規模での気候変動のせいなのだろうか。それともCO2削減のため、ペットボトル内に炭酸ガスを封入する作戦なのだろうか。後者は微量ではあるが、PET樹脂が炭酸を透過するため、当然、CO2固定化の切り札とはなり得ない。従って、大気中にガスが拡散する前に、飲むことが賢明である。

さて、サントリーの炭酸飲料といえば、2007年9月11日発売の 『クールミントサイダー』 (ペンギン) と2008年2月5日発売の 『小梅ソーダ』 (小梅ちゃん) である[注2-3]。そして、今月に入って、7月1日発売の 『ICE CREAM SODA』 (アイスクリーム) [注4] と今回7月15日発売の 『LUCKY CIDER』 (ドルフィン) が続く。どうやら、サントリーは、約5カ月周期で炭酸飲料を季節に合わせてリニューアルしているようである。これらの商品に共通することは、親しみやすいキャラクターやイメージを前面に押し出していることである。ロッテクールミントのペンギン、林静一の 「小梅ちゃん」、そして実体のないアイスクリームと得体の知れないドルフィンである。これは、サイダーやソーダがどれも同様の原材料から製造されていることによる。すなわち、果糖ぶどう糖液糖や砂糖の甘み + 香料由来の香り + 酸味料の味覚を主な構成要素としている。香料と酸味料の配合比が異なるだけで、中身に大差のない商品を決定付けているのは、商品名やパッケージに印刷されているアイコンなどから受けるイメージとフレーバーに由来する味の記憶の織りなす錯覚である。本来、ソーダ水としてのサイダー (リンゴ酒としてのシードルとは異なるもの) は甘いシトラス風味の炭酸水であった筈である。随分と遠くまで来てしまったものである。

ただ、今回の製品はボトルデザインに若干の創意が見られる。ボトルの基本シェイプが、前回までの丸形ドーム状のものとは異なり、砲弾型になり、ネックより下部の肩部にダイヤモンドパターンのカットグラス様装飾がブロー成形の過程で施されている。恐らく、これが 「with KIRAKIRA SPARKLE」 の部分なのだろう。一見、パイナップルのように見えなくもない。

キャップは、白色キャップ地に銀色で 「SUNTORY」 の社名ロゴ + 辺縁上部に 「←あける」 でお馴染みの炭酸専用汎用キャップである。サントリーのPETボトル入り炭酸飲料の場合、製品管理目的で、この文字色のキャップが用いられる。今回も、季節商品のため、キャラクターのイラスト入りキャップは望むべくもなかった。次回に期待したい。

今回発売されたサントリーの 『LUCKY CIDER』 は、ニュースリリースによれば、若年層(10~20代)を顧客ターゲットにしているという。確かに、パッケージ全体がキュートな配色になっている。また、炭酸が 「シュワ」 程度に抑えられており、非常に飲みやすくなっている。その分、年輩者の私には物足りない。恐らく、子供の頃に飲んだサイダーの強烈な印象があるからであろう。

因みに、『大阪サイダー』 の製造元である大川食品工業株式会社 (大阪市港区市岡3-5-21) にも通称 『ラッキーサイダー』 と呼ばれている商品がある。こちらは、我々年輩者の心を鷲掴みにするような、ぐっとレトロなデザインの瓶詰めサイダーで、ラベルに招き猫 (Lucky Cat) のイラストが添えられている。本当は、ラベルにあるように 『PARADE CIDER』 という商品名なのだろうが、「LUCKY CAT」 の意匠とともに、ラッキーサイダーでも通用しているようである。このサイダーは今夏、「お酒のひょうたん屋」 から、通販で購入可能となるらしい [注5]。ひょうたん屋では、日本各地のレトロな瓶詰め地サイダーや地ラムネも取り扱っている。コレクター心をそそる通販サイトである。

更に、懐かしいサイダーやラムネをお探しの向きには、「全国清涼飲料協同組合連合会/全国清涼飲料工業組合連合会」 のサイトをお勧めする [注6]。どうやら、団塊世代向けマーケットを当て込んで、日本各地の地サイダーがジワジワ、シュワシュワと復活しているようである。

■ 商品表示データ ■
『LUCKY CIDER』 (5脚砲弾型PETボトル500mL)
<品名> 炭酸飲料
<原材料名> 糖類 (果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、香料、酸味料、保存料 (安息香酸Na)
<栄養成分> (100mLあたり) ●エネルギー:41kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:10.3g ●ナトリウム:6mg
<販売者> サントリーフーズ株式会社 (東京都港区台場2-3-3)
<JAN> 4-901777-185227

『ICE CREAM SODA』 (5脚ドーム型PETボトル490mL)
<品名> 炭酸飲料
<原材料名> 糖類 (果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、香料、酸味料、リン酸塩 (Na)、保存料 (安息香酸Na)、青色1号
<栄養成分> [表示なし]
<販売者> サントリーフーズ株式会社 (東京都港区台場2-3-3)
<JAN> 4-901777-185395

■ 参照キャップデータ ■
『LUCKY CIDER』 (5脚砲弾型PETボトル500mL)の賞味期限+製造所固有記号:「081217/SS」。賞味期限は6カ月 (未開栓)。キャップは、Alcoa社製 「Fin-Lok」 ライナー材使用の2ピースキャップ [ノーマルタイプ] (ロット番号:<本体>CCB/540、<ライナー材>414)。ボトルは、吉野工業所製 (ロット番号:18/24)。プリフォーム [透明/PCO規格] (ロット番号:324)。

『ICE CREAM SODA』 (5脚ドーム型PETボトル490mL)の賞味期限+製造所固有記号:「081211/WD」。賞味期限は6カ月 (未開栓)。キャップは、Alcoa社製 「Fin-Lok」 ライナー材使用の2ピースキャップ [ノーマルタイプ] (ロット番号:<本体>CCB/450、<ライナー材>106)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号:G/22)。プリフォーム [透明/PCO規格] (ロット番号:3-17)。製品製造ロット番号:L183C

注1) 「『ラッキーサイダー』 新発売 ― “ココロはずむ楽しいサイダー” が新登場 ―」 サントリー株式会社 ニュースリリース No. 10148 (2008/06/18)
注2) 「ロッテとの共同開発商品第2弾 「小梅ソーダ」新発売 ― 発売34年の歴史を持つロングセラーブランド 『小梅』 をモチーフにした、新しい炭酸飲料 ―」 サントリー株式会社 ニュースリリース No. 9977  (2008/01/08)
注3) 「ロッテとの共同開発商品 『クールミントサイダー』 新発売 ― ロングセラーブランド 『クールミントガム』 をモチーフにした、爽やかな味わいの炭酸飲料を発売 ―」 サントリー株式会社 ニュースリリース No. 9892 (2007/08/21)
注4) 「『サントリー アイスクリームソーダ』 新発売 ― クリームソーダ風味の爽やかな炭酸飲料が新登場 ―」 サントリー株式会社 ニュースリリース No. 101133 (2008/06/03)
注5) お酒のひょうたん屋ラッキーサイダー」 (通販サイト)
注6) 全国清涼飲料協同組合連合会地サイダー」 (ホームページ)

2008/07/12

伊藤園 『お~いお茶 お抹茶』 のへんてこりんなキャップ (追補2)

2008年7月10日、『ペットボトルのお茶の本』 (エイ出版社 「Lightning」 別冊53、エイムック1563、税込み998円) が発行されると聞いていたので、早速コンビニで購入してきた [注1]。著名なペットボトルキャップコレクターであるKUMA氏のコレクションの中からお茶関係のものが紹介されている。この本 (MOOK) の中で、KUMA氏は 「ペットボトルキャップの鬼」 の称号を奉られている (言い得て妙である)。

この本に、ジャテックス社 『本茶』 が紹介されていた [注2]。これは何と、2008年7月1日付けブログ 「伊藤園 『お~いお茶 お抹茶』 のへんてこりんなキャップ」 の中で言及した特許 [注3-4] を商品化したものであった。まさか既に販売されていたとは思わなかった。

同社プレスリリース [注5] によると、「FOODEX JAPAN 2007」 (2007年3月13日、幕張メッセ) にて、初めて出展されたようである。この臼挽き粉末茶を使用した 『本茶』 は現在、高速道路のサービスエリア(SA)や高級スーパー、通販サイトで購入可能である [注6-7]。

現物が手元にないため何とも言えないが、特許の要約を見る限りでは、「へんてこりんキャップ」 と同様のコンセプトに基づくものである。こんなにも多くの製品が出ているのに、今まで気付かなかったのは、私の無知のせいもあるが、恐らく販売チャンネルが限定されていることも関係している。もしかしたら、伊藤園の 『お~いお茶 お抹茶』 が、1都9県 (東京、神奈川、千葉、埼玉、栃木、茨城、群馬、山梨、長野、静岡) のみで販売される理由は、生産体制だけの問題ではなく、他社製品との競合を配慮した結果ではないだろうか (これは、あくまで仮説であるが)。

私的な評価として、この飲料キャップはあまり普及しない気がする。理由は値段にある。販売ベースで、通常商品と比較して約50円も割高である。上述した 『ペットボトルのお茶の本』 の中でも紹介されているが、ネイチャージモン (寺門ジモン) 氏のように、スティックに入った 「大麦若葉粉末」 (これを 「抹茶」 に置き換えても可) を好みのPETボトル入りミネラルウォーターに溶かす方が、経済的かつ合理的である。また、抹茶や大麦若葉粉末が事前にカプセルに封入されているため、何がどのくらいの量入っているかよく分からない。人間の習いとして、自分の目で確認出来ないものには不安を覚えるものである。更に、味である。ミネラルウォーターの温度にもよるが、粉末の溶解度に差が出てしまい、未溶解の粉末に起因する 「ざらつき感」 が残る場合がある。やはり、シェイクする方法と茶筅で点茶する方法では、基本的に原理が異なるのではないだろうか。

しかしながら、これだけ豊富な種類の二段キャップが存在するのならば、コレクションの一分野として成立する気がする。

結果として、このブログが 「屋上屋を架す」 形になってしまった (トホホホホ)。

注1) 「エイ出版社 別冊Lightning Vol.53 ペットボトルのお茶の本KUMAの日記風ボトルキャップ通信 (2008/07/10)
注2) 株式会社ジャテックス本茶」 (商品サイト)
注3) 日本高圧電気株式会社、株式会社ジャテックス 「飲料容器のキャップ構造」 特開2006-103781 (2006/04/20)
注4) 株式会社ジャテックス 「ペットボトル用キャップ」 意匠登録第1274119号(2006/04/28)
注5) 「FoodEx JAPAN2007国際食品飲料展に 『本茶』 を出展」 株式会社ジャテックス プレスリリース (2007/02/27)
注6) 「ジャテックス、新ペットボトル量産へ」 中部経済新聞 (2007/03/16)
注7) 株式会社ジャテックス 「本茶オンラインショップ」 (通販サイト)

2008/07/10

伊藤園 『お~いお茶 お抹茶』 のへんてこりんなキャップ (追補)

前回ブログ (2008年7月1日付 「伊藤園 『お~いお茶 お抹茶』 のへんてこりんなキャップ」) の記事で迂闊にも 「これは全く新しいコンセプトの製品と言える」 と記述し、関係者やコレクターからの失笑を買ってしまった (トホホホホ)。調査の結果、このシステム (メカニズム) のキャップを用いた製品は少なくとも2003年頃 [注1-2] より既に存在しており、その種類も多数あることが分かった。ネット上で確認出来たものだけでも以下のものがある (もしくは過去には存在した)。

 (a) 株式会社ビーゼットアイ 『Vital-Green 大麦若葉』
   ミネラルウォーター + 大麦若葉粉末

 (b) 株式会社井六園 『お手前緑茶 京かおり』 [注1-2、4]
   ミネラルウォーター + 抹茶

 (c) ひしだい製茶株式会社 『できたて緑茶』 [注5]
   ミネラルウォーター + 緑茶 (抹茶)

 (d) ひしだい製茶株式会社 『できたて青汁緑茶』 [注6]
   ミネラルウォーター + 大麦若葉粉末 + 緑茶 (粉末)

 (e) 株式会社MIP 『いれたて緑茶』 [注7-8]
   ミネラルウォーター + 玉露
   安曇野の天然水 → 鳥海山の天然水

 (f) 株式会社伊藤園 『お~いお茶 お抹茶』
   ミネラルウォーター + 抹茶
   採水地:山形県酒田市

このキャップシステムは、どうやら少なくとも2種類存在するのではないだろうか。知的所有権や権利関係が複雑に交錯しており、一見しただけではよく分からない。

先ず、井六園 『お手前緑茶 京かおり』 (b) に使用されているキャップシステムは、2002年8月9日に意匠出願が行われ、2003年5月16日に登録されている [注2]。また、その意匠や関連特許 [注3]の出願者は、『Vital-Green 大麦若葉』 (a) の販売者である。

現在、『Vital-Green 大麦若葉』 (a) の販売者であるビーゼットアイ社が出願登録した上記 「意匠」 に関して、『いれたて緑茶』 (e) の販売者である株式会社MIP社が、特許庁に対して 「全部無効 (新々無効)」 の審判請求書を2008年4月14日付けで提出している (ただし、現時点では審決に至っていない)。

また、『いれたて緑茶』 (e) の販売者である株式会社MIPの製造工場の所在地は山形県酒田市であり、伊藤園の 『お~いお茶 お抹茶』 (f) の採水地も同じ酒田市である。

更に、『いれたて緑茶』 (e) は、以前には 「安曇野の天然水」 を使用していたのに、現在は 「鳥海山の天然水」 を使用している。それに伴いボトルも 『お~いお茶 お抹茶』 (f) と同様のものに変更されている [注8]。

果たして、これらのバラバラのパズルのピースが一つに繋がる日はやって来るのだろうか。キャップ一つにもそれぞれの事情が秘められているようである。

注1) 「その場でブレンド! 緑茶ペットボトル特許出願中」 エキサイトニュース (2005年6月8日)
注2) 株式会社ビーゼットアイ 「包装用容器のふた」 意匠登録第1178656号 (2003/05/16)
注3) 株式会社ビーゼットアイ 「ボトルキャップ」 特開2007-69952 (2007/03/22)
注4) 「株式会社井六園」 (ホームページ)
注5) ひしだい株式会社できたて緑茶」 (商品紹介)[この製品のシリーズにはこの他にも 「新茶」 や 「べにふうき」 などのラインナップが存在する]
注6) ひしだい株式会社できたて青汁緑茶」 (商品紹介)
注7) 株式会社オムコ東日本 「いれたて緑茶」 (通販サイト)
注8) 「MIP まわしてふるだけ いれたて玉露緑茶 山形発ペットボトル緑茶の日々 (petgreentea氏の運営するブログ) (2008/05/08)

2008/07/01

伊藤園 『お~いお茶 お抹茶』 のへんてこりんなキャップ

伊藤園は、2008年6月30日 (月)、抹茶と天然水を飲用時に混合するPETボトル入り製品 『お~いお茶 お抹茶』 (275mL PET) を発売した [注1]。当製品は、1都9県 (東京、神奈川、千葉、埼玉、栃木、茨城、群馬、山梨、長野、静岡) にて先行販売される様子である (2008年7月1日、ファミリーマート店頭にて確認、税込み198円)。

これは全く新しいコンセプトの製品と言える。購入時点では、ナチュラルミネラルウォーター [a] と抹茶 [b] とが完全に容器を隔てて分離しているため、ただの水の入ったPETボトルにしか見えない。ただ、キャップがへんてこりんな形状をしているため、普通の水ではないことは直ぐに分かる。通常は白いキャップだけなのに、更に 「屋上屋を架す」 ような格好で、深緑色のラチェット式キャップが乗っている。従って、キャップ部分が異常に長い (伊藤園のニュースリリース [注1] の写真を参照)。

ラベルに飲み方の指示がある (指示の概要は以下の通り)。

 [1] あける: 緑色のキャップを左回りに回す。抹茶と内フタが下に落ちる。
 [2] しめる: 緑色のキャップをしっかり閉める。
 [3] ふる: ボトルをよく振り、緑色のキャップを開けて飲む。

キャップ部分が長いのは、深緑色のキャップの内側に直径15mm×高さ45mmの円筒状のカプセルが、丁度ボトルの口栓部に差し込まれた形で格納されているためである。これが 「抹茶入りカプセル」 と呼ばれるものの正体である。このカプセルの中に抹茶1.2gが仕込まれており、ラチェット式キャップを開封 (開栓) することで、底部の内蓋が破断され、ボトル内に落下するメカニズムになっている。ところで、白いキャップ形状の部分は、口栓部のネジを挟み込むような形状で嵌め込まれているため、いくら回しても開けることが出来ない。

こうしたコンセプトの飲料用混合容器の特許は過去に何件も出願されている [注2]。今回のキャップがそれに該当するものかどうかは不明であるが、こうして実際に製品として出現するとは思わなかった (驚きである)。

この製品の醍醐味は、抹茶を自分で作る (シェイクする) 楽しみと、新鮮な抹茶の風味が味わえることにある。ただ、抹茶は温度の関係からか、完全には溶け切らない場合がある。そういったときは、いったん飲み干した後に水を継ぎ足して、もう半分の量を作ることが出来る。味はかなり薄くなるが、ちょっと得した気分になれる。

今回のキャップは、通常の27mm径もしくは28mm径のキャップでもなく、また深緑色とはいえ無地キャップであるため、コレクションの対象にするかどうか迷うところである。カプセルの機能も担っている点で、純粋なキャップとは言い難い。

サンガリア社の製品に、PETボトル入りラムネ飲料 (『かわいいラムネ240mlペット』 と 『ビーコロラムネ250mlペット』) がある。これは 「屋上屋」 という点で似ていなくもない。このキャップも、コレクションとするかどうかで迷っている。

ということで、今回のキャップに関する評価は留保したい。

■ 商品表示データ ■
『お~いお茶 お抹茶』 (275mL耐熱PETボトル)
<品名[a]> ナチュラルミネラルウォーター
<品名[b]> 抹茶 (国産)
<原材料名[a]> 水 (鉱水)|<内容量> 275mL
<採水地[a]> 山形県酒田市
<原材料名[b]> 抹茶 (日本)|<内容量> 1.2g
<栄養成分> [表示なし]
<販売者> 株式会社伊藤園 (東京都渋谷区本町3-47-10)
<JAN>  4-901085-025406

■ 参照キャップデータ ■
『お~いお茶 お抹茶』 (275mL耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「081204/A65」。賞味期限は6カ月 (未開封)。キャップは、NCC社製 [抹茶入りキャップ] (ロット番号:1/5)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号:G/16)。プリフォーム [白] (ロット番号:不明)。製品ロット番号: 133836

注1) 「当社初の 「抹茶入りキャップ」 を採用。新鮮で豊かな旨みの抹茶を手作りで味わえる 飲用時に抹茶と天然水を混ぜ合わせて作る抹茶飲料 「お~いお茶 お抹茶」 6月30日(月)より発売開始」 伊藤園 ニュースリリース(2008/06/26)
注2) 日本高圧電気株式会社・株式会社ジャテックス: 「飲料容器のキャップ構造」 特開2006-103781 (2006年4月20日)、他

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