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2008年9月

2008/09/30

『チチヤス ヨーグルトテイスト』 の 「チー坊」 キャラクターキャップ

ダイドードリンコは、2008年9月29日 (月)、チチヤスとの共同企画製品である 『チチヤス ヨーグルトテイスト』 を発売した [注1] (2008年9月30日、サンクス、NEWDAYS、スルーエフの各店頭にて確認、税込み1本147円)。ダイドードリンコの製品は、販売チャネルが限られていることから、都内での入手には、これまで発売から1カ月程度の期間を要した。また、販売店舗も限られていた。ところが、今回は発売日の翌日、日頃立ち寄るコンビニで入手出来た。ダイドードリンコのこの製品に対する意気込みの程が伺える。

パッケージに曰く、「明治19年創業のチチヤスは大正6年日本で初めてヨーグルトを発売しました」。チチヤスは、実に長い伝統を持つメーカーである。

使用されているアイコンは 「チー坊」 である。「チー坊」 は、2007年のリ・ブランディング (rebranding) 戦略の一環として、過去から甦って来たキャラクターである。リ・ブランディングとは、ブランド再構築のことで、通常は、携帯電話の 「NTT docomo」 の例のように、ロゴマークを一新するものであるが、チチヤスの場合、歴史と伝統があり、それなりのブランド資産もあったことから、昭和27年~昭和40年頃 [1953年~1965年頃] に使用されていた 「初代チー坊」 の再登板となった。このポップなキャラクターをコーポレートシンボルとして前面に押し出す戦略が見事に図に乗り、2007年4月1日に発売された 「チチヤスヨーグルト」 (赤ラベル) と 「チチヤス低糖ヨーグルト」 (水色ラベル) は、2007年度グッドデザイン賞受賞に輝いている [注2-4]。当然、売上げに貢献したことは言うまでもない。

この昭和30年代的キャラクターの最大の特徴は 「後ろ姿」 バージョンが、リ・ブランディングに際して、新たに用意されたことである。まさに、キャラクターのキャラクタライジング (特徴付け) である。このアイデアが、一連のパッケージデザインにおける成功の最大の勝因であったと言える。

「チー坊」 は、女の子にも、男の子にも見える (これも時代の要請か)。「坊」 が付くから男の子だろうが、過去に杉田かおるの例もあるので、予断は禁物である。まあ、普通に考えれば、「坊」 とは 「坊主頭」 の 「坊」 だから、男の子である。それに、「チー坊」 は、2代目から4代目まで存在し、全て男の子として描かれている。歴代キャラクターの中には 「チーママ」 も存在するが、ここでは敢えて触れない。また、今回の 「チー坊」 の耳たぶの下に添えられている 「登録商標」 マーク (R) も、女の子に見える一因かもしれない。一見すると、ピアスチャームのように見えるからだ。因みに、「商標登録」 マーク (R) ではなく、サービスマーク 「TM」 が添えられる場合もある [注2]。これは今回のリ・ブランディングに際して、「チー坊」 の図案が、2007年2月20日に商標出願され、製品発売の約8カ月後の2007年11月22日に登録されるまでの期間にとられた暫定的措置と考えられる。と言うことは、「初代チー坊」 のキャラクターは、1965年以降ずっと放置されていたことになる。実にもったいない話である。

「チー坊」 の魅力は、そのポップでキッチュなテイストにある。被っているのは、恐らくぼんぼりの付いた 「正ちゃん帽」 である。昭和30年代の少年少女はみんな被っていたものだ。また、坊主 (男子の意味) のくせに、ニット帽から前髪がふさっと出ているのもかわいい。目が黒丸のみで表現され、口の位置が目に近接していること、また顔の比率が横長なこと、等々を総合して勘案すると、就学前の乳幼児をイメージしていることが分かる。こうしたキャラクターは昭和30年代の流行であった。雪印アイスクリームやウンナーキャラメルのアイコンキャラクターに散見される。

これは当時の漫画表現に影響を受けたものである。登場人物を極度に記号化することで、ストーリーテラーとしての役割に限定するという手法である。根本進 『クリちゃん』(1951年)、益子かつみ 『さいころコロ助』(1953年頃)、杉浦茂 『猿飛佐助』(1954年)、『少年児雷也』(1956年)、寺田ヒロオ 『スポーツマン金太郎』(1960年) などの主人公の目は、ほとんどが楕円の黒丸かポップアイであり、特に表情を持たない。その後の少女マンガに見られる 「キラキラ」 表現や、現在のMANGAやゲームキャラに見られる 「虹彩」 表現は意図的に排除されていたと言える。こうした単純化されたキャラクターがアイコンに最適なことから、再評価され、今回のフィーチャーに繋がったと思われる。しかしながら、アイコンはその時代の雰囲気の中で消費されるものであり、永遠ではない。今回の 「チー坊」 は、その描線が余りにシャープで、洗練され過ぎている感が否めない。ネットを検索すると分かるが、多くの人々はこのキャラクターが最近作られたものと考えている。そこにチチヤスのレジェンドを読み取ることは出来ない。この作者不詳のキャラクターが生きながらえるには、もう少し、時代 (色) を付けた方がよいのではないだろうか。

キャップの意匠は、白色キャップ地にチチヤスヨーグルトのキャラクターである 「チー坊」 のアイコンが、パッケージと同じパステル調の水色で描かれている。乳性飲料の爽やかさが表現されたポップでキュートな仕上がりになっている。なお、キャップには、パッケージの前後に描かれた図柄と同一の、(a) 「正面」 バージョンと (b) 「後頭部」 バージョンの2種類が存在する。「後頭部」 バージョンのほうが混入率は低いものの、一つの棚に2~3本はあるので、それほどレアという訳ではない。はっきり言って 「後頭部」 バージョン単独では、チチヤス製品に馴染みのない顧客にとって、「こりは何だ」 的な意味不明キャップとなる可能性がある。あくまで2個一組と考えたい。ダイドードリンコお得意の 「隠れキャラ」 としても良かったかも知れない。また、本家 『チチヤスヨーグルト』 には、クリスマスの時期、サンタクロースバージョンが存在した。そうしたスペシャルキャップの出現も今後の楽しみの一つである。ついでに、赤色バージョンの製品も期待したいところである。

何れにしても、かわいいキャラクターキャップの出現はうれしい。今年一番のお気に入りキャップである。

■ 商品表示データ ■
『チチヤス ヨーグルトテイスト』 (500mL角形耐熱PETボトル)
<名称> 清涼飲料水
<原材料名> 糖類 (果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、脱脂粉乳、乳製品乳酸菌飲料 (殺菌)、酸味料、安定剤 (大豆多糖類、ペクチン、CMC)、香料、乳化剤、カラメル色素
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:47kcal ●たんぱく質:0.3g ●脂質:0g ●炭水化物:11.5g ●ナトリウム:22mg
<販売者> ダイドードリンコ株式会社 (大阪市北区中之島2-2-7)
<JAN> 4-904910-222933

■ 参照キャップデータ ■
(a) 『チチヤス ヨーグルトテイスト』 (500mL角形耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「090606/D04」。賞味期間は約9カ月 (未開栓)。キャップは、日本クラウンコルク社製 「28NCフラップホット」 ワンピースキャップ (ロット番号:H74-22)[ノーマルタイプ](洗浄スリット6個所)。ボトルは東洋製罐社製 (ロット番号:F/7)。プリフォーム [白] (ロット番号:4-52)。製造ロット番号:LOT VFA5

(b) 『チチヤス ヨーグルトテイスト』 (500mL角形耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「090531/D04」。賞味期間は約9カ月 (未開栓)。キャップは、日本クラウンコルク社製 「28NCフラップホット」 ワンピースキャップ (ロット番号:H74-50)[ノーマルタイプ](洗浄スリット6個所)。ボトルは東洋製罐社製 (ロット番号:F/2)。プリフォーム [白] (ロット番号:5-73)。製造ロット番号:LOT UDA5

注1) 「ダイドードリンコ×チチヤスのコラボレーション企画 ヨーグルトのパイオニア 『チチヤスヨーグルト』 のおいしさがそのまま飲料になりました チチヤス “チー坊” の乳性ウォーターが登場! 『チチヤス ヨーグルトテイスト』」 DyDo Release No.550 (2008/09/17)
注2) 「チチヤス」 (ホームページ)
注3) 「『チチヤスヨーグルト』、グッドデザイン賞受賞のお知らせ」 (ホームページ)
注4) 「2007年度グッドデザイン賞受賞 (チチヤスヨーグルト)」 日本産業デザイン振興会 『グッドデザインファインダー』
注5) チー坊 (商標登録第5092884号、2007年11月22日)

2008/09/25

ナショナルクラウンの倒産

2008年9月24日、ナショナルクラウン株式会社が東京地裁に自己破産を申請し、実質上倒産した [注1]。この会社は、ビールや酒類のキャップが中心であったため、焼酎用の36mm径キャップを除き、清涼飲料水用の28mm径キャップではあまり馴染みがない。同社のホームページには、アセプティック充填用の 「AQキャップ」、ホット充填用の 「BZキャップ-BHU」、そして炭酸飲料用の 「BZキャップ-BU」 [注2] が掲載されているものの、28mm径キャップ市場でのシェアはほとんどなかったと思われる。

実は、1個だけポリエチレン製ワンピースキャップである 「AQキャップ」 を持っている。恐らく、ミネラルウォーター用であったと思われるが、キャップの内側に、同社の 「S」 字のコーポレートマークがエンボシング加工されたものであった。キャップの角がやけに丸みお帯びた形状であるという印象を受けた記憶がある。恐らくこれは、1984年8月のクラウンオブリスト社との技術提携によるものと考えられる。

同社の歴史は、1904 (明治37) 年10月に、土田千造が輸入コルクによる壜栓とコルクパッキングを製造したことに始まる [注3]。これは、日本山村硝子の前身である山村製壜所 (1914年)、アルコア・クロージャー・システムズの前身である柴崎製作所 (1936年)、東洋製罐の子会社である日本クラウンコルク (1941年)、大和ノーベンバルの親会社である大和製罐 (1950年) などよりも創業が早く、歴史も古い。まさに、キャップ製造業の先駆者であったといえる。

しかしながら、サブプライムモーゲージローンの破綻に端を発し、行き場のなくなった投機マネーによる原油先物相場の高騰などが、今日の危機的状況を引き起こしていると言える。決して、ペットボトルキャップコレクターも安穏としてはいられない。私は、現在の世界経済をクレオン・スクーセンの提唱する 「naked capitalism (裸の資本主義)」 として捉えている。欲望を剥き出しとしたカネの亡者どもの前には、「人の情」 の入り込む間隙すら存在しない。エコノミストを自称する人たちに言いたい。「君たちがどこに行こうと勝手だが、頼むからその手を離してくれと」 (ウラジーミル・イリイチ)。

今は、心より同社の再建を願うばかりである。

注1) 「キャップ・王冠製造 ナショナルクラウン株式会社 [TDB企業コード:985560503] 破産手続き開始決定受ける 負債31億7500万円」 帝国データバンク 「大型倒産速報」 (2008/09/25)
注2) ナショナルクラウン株式会社プラスチックキャップ」 (ホームページ)
注3) ナショナルクラウン株式会社会社案内」 (ホームページ)

ハウスウェルネスフーズの新 『C1000 レモンウォーター』 のキャップにレジスターマークなし (前承)

ハウスウェルネスフーズは、2008年9月22日 (月)、『C1000 レモンウォーター』 (500mL PETボトル) をリニューアル発売した [注1] (2008年9月24日、セブンイレブン店頭にて確認、税込み147円)。

2008年9月22日付けブログにおいて 「青色ロゴの商標バージョンである」 とほぼ断言したが、現物を確認したところ、従来の青色ロゴキャップのままであった (トホホホホ)。

これが、キャップの在庫調整によるものか、製造ラインの違いによるものか、はたまた、青色ロゴキャップに関しては変更しない方針なのか、現時点では不明であるが、今後に期待したい。

■ 商品表示データ ■
『C1000 レモンウォーター』 (500mLオリジナルシェイプ耐熱PETボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 高果糖液糖、レモン果汁、還元水飴、塩化ナトリウム、ビタミンC、香料、乳酸カルシウム、酸味料、ベニバナ黄色素、塩化マグネシウム、酸化防止剤 (酵素処理ルチン)、甘味料 (スクラロース)、リン酸カリウム
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:20kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:5.6g ●ナトリウム:13mg ●カルシウム:2.1mg ●カリウム:3.1mg ●マグネシウム:0.6mg ●ビタミンC:200mg
<販売者> ハウスウェルネスフーズ株式会社 (兵庫県伊丹市鋳物師3-20)
<JAN> 4-350503-025225

■ 参照キャップデータ ■
『C1000 レモンウォーター』 (500mLオリジナルシェイプ耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号:「090529 /C」。賞味期限は9カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップホット」 ワンピースキャップ [ノーマルタイプ] (洗浄スリット4個所) (ロット番号:H12-33)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号:F/27)。プリフォーム [白] (ロット番号:4-67)。製品ロット番号:1607

注1) 「『明日への健康なくらしに奉仕する』 ハウスウェルネスフーズより 『C1000レモンウォーター』 がフレッシュアップして新発売 スタイリッシュなボトルになって新登場!」 ハウスウェルネスフーズ株式会社 ニュースリリース (2008/09/08)

2008/09/23

ハウスウェルネスフーズ 『C1000 味わいレモン』 にレジスターマーク入りキャップ出現

ハウスウェルネスフーズは、2008年9月22日 (月)、『C1000 味わいレモン』 (350mL PETボトル) を発売した (2008年9月23日、セブンイレブン店頭にて確認、税込み147円)。

キャップの意匠は、白色キャップ地にオレンジ色の刷り色で、お馴染みの 「C1000」 のブランドロゴが入る。これまでとの決定的違いは、ロゴマークの右横下方に小さくレジスターマーク (R) が付いたことである。これは、同社の新たなブランドメッセージである 「Cと暮らそう」 の基本コンセプトに連動したものである。ある意味、「レモン50個分に相当するビタミンC 1000mg配合」 の元祖としての、矜持と誇りを体言化したものと見ることも出来る。

従って、ハウスウェルネスフーズでは、このことの周知をはかる目的で、2008年9月22日 (月) に、『C1000 レモンウォーター』 [注3] のリニューアル発売も同時に行っている。レジスターマークの付かない従来製品との差異をアピールするため、パッケージデザインが一新され、また、500mL入り製品に限ってはボトルシェイプが角形ボトルからオリジナルシェイプのボトルに変更された。残念ながら、従来品がまだ陳列棚に残っているため、フレッシュアップされた新規製品の 『レモンウォーター』 のキャップを確認出来ずにいる。ただし、必然的に青色ロゴの商標バージョンであることは、想像に難くない。

何はともあれ、新規キャップの出現はうれしい。

■ 商品表示データ ■
『C1000 味わいレモン はちみつ仕立て』 (角型スリムPETボトル350mL)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 糖類 (砂糖、果糖ぶどう糖液糖)、レモン果汁、還元水飴、はちみつ、ビタミン(V.A、V.B1、V.B6、V.C、V.E、ナイアシン)、酸味料、香料、ベニバナ黄色素、ヘスペリジン
<栄養成分> (1本 (350mL) 当たり) ●エネルギー:159kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:41g ●ナトリウム:220mg ●ビタミンA:135μg ●ビタミンB1:0.3~0.8mg ●ビタミンB6:0.3mg ●ビタミンC:1000mg ●ビタミンE:2.4mg ●ナイアシン:3.3mg | ●クエン酸:1500mg ●ヘスペリジン (レモンポリフェノール):30mg
<販売者> ハウスウェルネスフーズ株式会社 (兵庫県伊丹市鋳物師3-20)
<JAN> 4-350503-026185

■ 参照キャップデータ ■
『C1000 味わいレモン はちみつ仕立て』 (角型スリムPETボトル350mL) の賞味期限+製造所固有記号:「090422 /JT」。賞味期限は8カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップホット」 ワンピースキャップ [ノーマルタイプ] (洗浄スリット6個所) (ロット番号:H12-02)。ボトルは、吉野工業所製 (ロット番号:32/H53)。プリフォーム [白] (ロット番号:H6053)。製品ロット番号:1405

注1) 「『明日への健康なくらしに奉仕する』 ハウスウェルネスフーズより 『C1000味わいレモン』 新発売 濃厚で芳醇なレモンとはちみつの深い味わい、新登場!」 ハウスウェルネスフーズ株式会社 ニュースリリース (2008/09/08)
注2) 「C1000ブランドの約束」 (ハウスウェルネスフーズ株式会社 「会社概要」 に収載)
注3) 「『明日への健康なくらしに奉仕する』 ハウスウェルネスフーズより 『C1000レモンウォーター』 がフレッシュアップして新発売 スタイリッシュなボトルになって新登場!」 ハウスウェルネスフーズ株式会社 ニュースリリース (2008/09/08)

2008/09/22

伊藤園 『お~いお茶 焼きたての香り 玄米茶』 の日の丸キャップにも 「→あける」 登場

2008年9月22日 (月)、伊藤園の 『お~いお茶 焼きたての香り 玄米茶』 のリニューアル発売 [注1] に伴って、日の丸キャップ [注2] にも 『→あける』 が付加された (2008年9月22日、ファミリーマート店頭にて確認、1本税込み147円)。

キャップの意匠は、「日本のお茶」 の日の丸ロゴの入った 「お~いお茶」 シリーズ専用の汎用キャップ [注2] の図柄を下敷きにして、「いいお茶は、いい畑から。」 というキャンペーンメッセージの下方に、緑色の長い矢印 「→」 と 「あける」 を追加したものである。ただし、「→あける」 が入った分、それまであった伊藤園の緑色のコーポレートマークの 「四つ葉」 と漢字の 「伊藤園」 のロゴが消えた。前日の 『天然ミネラルむぎ茶』 [注3] もそうであったが、どうやら伊藤園は今後、キャップには社名を入れない方針なのかも知れない。何か重大な意図でも秘められているのであろうか。社名を変更する予定があるとは思えないが、キャップに社名もブランド名も入れられない程、矢印が重要とも思えない。謎は深まるばかりである。

今回の 「日の丸」 キャップにおける矢印バージョンの登場により、伊藤園が全ての現行キャップに矢印 (→) を入れる意思が明確となった。これは、2年前の日本コカ・コーラ社が一斉に矢印を入れ出した頃の状況と酷似している。恐らく、完全に移行するまでには、半年程度の期間を要すると思われる。従って、いつ、どのタイミングでキャップに矢印が付加されるのか、全く予断を許さない状況といえる (って、それ程大袈裟なことではないですよね。つい熱くなってしまって、申し訳ない)。今後の展開が楽しみである。

■ 商品表示データ ■
『お~いお茶 焼きたての香り 玄米茶』 (500mL6角PETボトル)
<品名> 玄米茶 (清涼飲料水)
<原材料名> 米 (日本)、緑茶 (日本)、ビタミンC
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:40mg | ●カテキン:150mg
<販売者> 株式会社伊藤園 (東京都渋谷区本町3-47-10)
<JAN> 4-901085-064726

■ 参照キャップデータ ■
『お~いお茶 焼きたての香り 玄米茶』 (500mL6角PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「090604/A50」。賞味期限は9カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップホット」 ワンピースキャップ [ノーマルタイプ] (洗浄スリット6個所) (ロット番号:H55-05)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号:F/17)。プリフォーム [白] (ロット番号:16-96)。製造ロット番号: 03:59

注1) 「国産茶葉・国産米100%使用 焙煎方法の改良により、さらに香り立ちが高まり、おいしくなりました 『お~いお茶 焼きたての香り 玄米茶』 リニューアル 9月22日 (月) より販売開始」 伊藤園ニュースリリース (2008/09/18)
注2) 「伊藤園 『お~いお茶』 のボトルとキャップを一新」 『ペットボトルキャップ時評』 (2007/05/24)
注3) 「伊藤園の汎用キャップにも 「→あける」 登場」 『ペットボトルキャップ時評』 (2008/09/21)

2008/09/21

伊藤園の汎用キャップにも 「→あける」 登場

日本有数のペットボトルキャップコレクターであるKUMA氏のブログを拝読していたら 「伊藤園のキャップにもついに 『←あける』 が登場しました」 との記述が目に飛び込んで来た [注1]。早速、この週末を利用して都内のコンビニとスーパーの探索に出掛けてみた。残念ながら、ハンドル付きの広口2Lポトルは、従来からのキャップデザインの 『お~いお茶/緑茶/おいしさは香り』 と 『天然ミネラルむぎ茶』 しかなく、『お~いお茶濃い味』 の 「→あける」 バージョンは見当たらなかった。ところが、ハンドルのない通常の2L角形ボトルの28mm径キャップにおいて 「→あける」 バージョンが見付かった (2008年9月21日、都内サティー店頭にて確認、1本税込み168円)。KUMA氏の予見通りである。

キャップの意匠は、白色キャップ地に従来の緑と黒の2色の配色で、中央に伊藤園の緑色のコーポレートマークの 「四つ葉」、キャップの外周に沿って、緑色で 「賞味期限は、キャップの横に表示。」、マークの下方に、黒色で、長い矢印マーク 「→」 と 「あける」 である。漢字の社名ロゴの 「伊藤園」 は今回入っていない。そのため、コーポレートマークの 「四つ葉」 の周辺に均等な余白が出来、完全なアイコンと化している。恐らく、これが今後、通常のホット充填用キャップの標準となっていくものと思われる。従って、アセプティック充填、炭酸充填などの製品では、ナール数の違いや配色を変えたキャップが出現する可能性がある。

今回の伊藤園のキャップデザインの変更は、正直驚きである。一瞬、「伊藤園よ、お前もか!」 の思いが脳裏を過ぎった。ただ、現実的な観点から言えば、確実に高齢化社会を迎えつつあるなか、キャップの開栓方向の指示はユニバーサルデザインの観点からも、もはや必須要件となって来ているのだと思う。実際に、ペットボトルのキャップが開けられずに、難渋するお年寄りの姿を何度か間近で見掛けたことがある。

ただし、矢印 (→) の追加が、この問題を根本的に解決するとは思えない。最近のキャップは、若者でも開栓し難い程、タイトになって来ている。それは、キャップ製造メーカーの技術的イノベーションの成果によるところが大きい。そもそも、キャップの主要な機能は容器の気密性の保持にある。このことは、開栓性の容易さとは相容れないものである。それは、瓶詰め製品における王冠を考えれば、容易に判断の付くことである。王冠を手で開ける人は滅多にいない。歯も同様である。そのために、人類は 「栓抜き (crown top bottle opener)」 を発明した。ところが、PETボトルの登場は、メタルキャップの過渡期を経て、現在のプラスチックキャップに至るまで、手による開栓を容易にした。「栓抜き」 を携帯しないで済み、更に再栓可能なことから、かつての水筒の役割までを取り込んでしまった。この利便性こそが、今日のPETボトルの隆盛を招いた最大の要因である。

従って、こうした利便性を選択した以上、握力の問題でキャップが開け難い場面に遭遇することは、やむを得ないことである。市販されているペットボトルキャップオープナーを使用すれば済むだけのことである。企業が人間の利便性のみに過剰に対応することが、本来の解決策ではないと思う。私は、お年寄りが、キャップが開けられずにいる時、「開けてくれ」 と言われるまで、手を貸さないようにしている。これは、人間の尊厳の問題だからである。敢えて、ユニバーサルデザインに拘泥するならば、ナール形状の改良こそが求められるべき課題ではないだろうか。

何れにしても、ここ暫くの間、伊藤園のキャップから目が離せない。

■ 商品表示データ ■
『天然ミネラルむぎ茶』 (2L角型PETボトル)
<品名> 麦茶 (清涼飲料水)
<原材料名> 大麦 (カナダ)、海洋深層水 (日本)、麦芽 (オーストラリア)、乳化剤、ビタミンC
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:0mg ●マグネシウム:0.5mg ●亜鉛:0~0.1mg ●カリウム:18.0mg ●リン:1.0mg ●マンガン:3.0μg | ●カフェイン:0mg
<販売者> 株式会社伊藤園 (東京都渋谷区本町3-47-10)
<JAN> 4-901085-094174

■ 参照キャップデータ ■
『天然ミネラルむぎ茶』 (2L角型PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「090827/K6」。賞味期限は12カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップホット」 ワンピースキャップ [ノーマルタイプ] (洗浄スリット6個所) (ロット番号:H45-09)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号:Y9)。プリフォーム [白] (ロット番号:13811)。製造ロット番号: 23:35P

注1) 「お~いお茶濃い味 あける」 『KUMAの日記風ボトルキャップ通信』 (2008/09/18)

2008/09/18

『YOSHI-GO 緑茶』 の無地グリーンキャップ

ハルナエコロジー株式会社の 『YOSHI-GO 緑茶』 シリーズのキャップが、いつの間にか 「白蓋」 から無地の 「グリーンキャップ」 に変更されていた。2008年9月17日、ミニプラ新宿メロトピア店にて確認、1本税込み168円。変更時期は不明であるが、2008年春の時点では 「白蓋」 であった。白蓋の時は、ちょっとお洒落なパッケージの茶系飲料ぐらいにしか思っていなかったが、グリーンキャップに代わってから、存在感が急に増した気がする。

緑茶ベースの当商品のラインナップは、『YOSHI-GO ORIGINAL』 (ライムフレーバー)、『YOSHI-GO BOOSTER』 (ジンジャー、コウライニンジンエキス+ハチミツ)、『YOSHI-GO DETOX』 (ハチミツ+ザクロ果汁+ブルーベリー果汁) の3種類である。味は、甘めの緑茶といったところである。この製品は 「日欧共同開発商品」 と銘打っており、西洋人の嗜好を取り入れている。同社は、パリ (フランス) に現地法人としてのHaruna Europe SAを開設し、ストックホルム (スウェーデン)、リスボン (ポルトガル) に事務所を置き、ヨーロッパに向けの市場展開をはかっている。

今回の飲料は、果汁と緑茶の混合茶であるため、ホット充填である。従って、PETボトルのネック部分は結晶化処理のため白くなっている。そこに、鮮やかなグリーンの配色が来るため、白いサポートリングがアクセントの役割を果たし、全体にスッキリした印象を与えている。決して悪くない。ただし、一つだけ問題が残る。射出成型時に発生する外観不良としてのウェルドライン (融合線) の存在である。これは溶解した樹脂の再合流個所に往々にして生じる細い白線であり、白蓋では同色のため余り気にならないが、グリーンキャップの場合は、光線の加減で目立つ場合がある。キャップ強度に影響のあるものではないが、本邦において飲料キャップに白色キャップ地が多用されることの理由の一つと考えられている。しかしながら、当製品は、パッケージ半分が英文表記であることからも分かるように、海外向け商品である。従って、このことは、かの地では全く問題にならないはずである。

因みに、『YOSHI-GO』 という意味不明なネーミングであるが、「よっしゃ~いくぜ~」 の語呂合わせらしい [注1]。同社ホームページによれば、2007年4月、新ブランドとして立ち上げられたと言う [注2]。意気込みの程が感じられる。

『YOSHI-GO』 のブランドサイトは、製品パッケージ同様、黒バックに白抜きで英文の説明文が示されるものである。これも、海外向けテイストの一つなのだろう。勉強になる。

■ 商品表示データ ■
『YOSHI-GO DETOX』 (350mL四角耐熱PETボトル)
<名称> 清涼飲料水
<原材料名> ハチミツ、果実 (ザクロ、ブルーベリー)、緑茶、ビタミンC
<栄養成分> (100mLあたり) ●エネルギー:13kcal ●タンパク質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:3.2g ●ナトリウム:2.0mg ●糖分:2.7g
<販売者> ハルナエコロジー株式会社 (東京都中央区日本橋3-5-13 三義ビル5階)
<JAN> 4-582271-4700613

■ 参照キャップデータ ■
『YOSHI-GO DETOX』 (350mL四角耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「090131/HEY*」。賞味期間は約6カ月 (未開栓)。キャップは、アルコア・クロージャー・システムズ社製 「PS-Lok」 ワンピースキャップ (ロット番号:V6-26)[ノーマルタイプ](洗浄スリット6個所)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:123/83)。プリフォーム [白] (ロット番号:1083)。製造ロット番号:06:10

* ハルナエコロジー株式会社 [注2] は、ハルナビバレッジ株式会社 [注3] のグループ企業であり、同グループは榛名山を望む群馬県内にHACCPの認定を受けた工場を3つ擁している。このうち 「第二工場」 が、茶系飲料の小型PET専用工場である。また、同社は、カゴメ、サッポロ飲料、日本たばこ産業などの受託製造工場でもあり、年間の生産能力は、約350万ケース (第一工場、茶系飲料、2L PET専用)、約340万ケース (第二工場、茶系飲料、小型PET専用)、約400万ケース (第三工場、果実飲料、スポーツ飲料、野菜飲料、乳性飲料、小型PET専用) を誇る [注3]。

注1) 「YOSHI-GO」 (英文ブランドサイト)
注2) 「ハルナエコロジー株式会社」 (ホームページ)
注3) 「ハルナビバレッジ株式会社」 (ホームページ)

2008/09/10

『BADOIT』 の赤色キャップ

キリンMCダノンウォーターズ社は、2008年9月9日 (火)、首都圏を中心とした1都9県 (東京、神奈川、千葉、埼玉、栃木、群馬、茨城、長野、山梨、静岡) にて、おフランスの定番スパークリングナチュラルミネラルウォーター 『BADOIT (バドワ)』 の地域限定販売を開始した (販売者:キリンビバレッジ) [注1-3]。9月8日 (月)、東急ストア大森とうきゅう店にて確認、9月9日 (火)、セブンイレブン店頭にて確認。税込み1本149円。

最近、大手飲料メーカーが輸入する、おフランス製ミネラルウォーターは、全てダノングループのブランドではないかと思えて来る程の勢いであるが、意外にもキリンビバレッジ社が販売している製品ブランドは、『Volvic (ボルヴィック)』 と 今回の 『BADOIT (バドワ)』 の2ブランドのみであった。

プラスチック製の首掛けPOPに曰く 「ついに日本解禁」。フランスでは定番のテーブルウォーターらしいが、これまでは、500mL入り瓶詰め製品のみが並行輸入されていたに過ぎない。因みに、瓶詰めがグリーンのパッケージであるのとは対照的に、PETボトル入りは赤を基調としている。なお、今回のPETボトルの形状はガラス瓶のボトルシェイプを模したものである [注3]。

「BADOIT」 の歴史はブランドサイト [注2] によれば、200年以上の伝統を持つ由緒正しきブランドらしい。

歴史的には、1778年、ルイ16世に仕える医師の一人であるRichard Marin de la Pradeが、フランス中部ロレーヌ地方に位置するサン・ガルミエール村を含む幾つかの水源から湧出するミネラル・ウォーターを分析し、その効能についてまとめた報告書 [注4] の中で、「食欲増進を図り、気分を爽快にする」 と発表したことに始まる。花崗岩層を通過して湧出する天然の炭酸を含んだこの水は、彼をして 「水のシャンパン」 と言わしめる程であった。従って、フランス国王ルイ16世も、王妃マリー・アントワネットもお召し上がりになったであろう、やんごとなき水なのである (ええい! 皆の者、頭が高い。控えおろう! 的な商品である。トホホホホ)。

しかし、実際にこの水が 「BADOIT」 の名前で呼ばれるようになるのは、絹織物商であったAuguste Badoitが、1837年にサン・ガルミエール水源を買収した時に始まる。商品名が、ミネラル・ウォーターには珍しく、地名由来ではなく、人名由来であるのはこのためである。Badoitは、商才に長けた抜け目のない商人だったらしく、画期的アイデアで商売を成功させた。先ず、世界で初めてミネラル・ウォーターをガラス瓶に詰めて販売したと言われる。また、販路も、医師や薬剤師を通じて販売していたらしく、現在のビジネルモデルの先駆けとも言える発想の豊かさである。実に、「BADOIT」 は、1858年までに、年間150万本のセールスを記録するまでに至った [注5]。

また、Badoitは、商標戦略にも秀出ていた。販促グッズとして子供向けにペンや消しゴムにイラストを入れたり、1890年には、ニューヨークとバルセロナに向けた輸出用キャンペーンのため、50万枚の商標入り宣伝葉書を印刷している。また、「王冠」 が発明されてから約20年後の1913年、世界初となる商標入り 「栓抜き」 まで作成している [注5]。商魂ここに極まれりである。

その後、1959年、ダノン傘下のブランドとなり、現在に至っている [注2]。

キャップの意匠は、赤色のキャップ地に、天面部の辺縁を端から1.5mmほどグロス地のまま残し、のこり全面を梨地加工した上に、エンボシングで 「BADOIT」 の商品ロゴが横一線に入る。大きなパーレン状の括弧がその上下を囲う。更に、ロゴ下には、小さな上向き片括弧と炭酸の泡を想起させる3つの点が置かれる、という構図である [図柄のみ注6参照]。天面部中心に射出形成時のバリが残っているが、フランス人はそんなことをいちいち気にしていない様子である。

キャップの構造は、フライングディスク状の着脱可能なエチレン酢酸ビニル共重合樹脂 (EVA) 製パッキンが中栓として嵌められている2ピースキャップである。TEバンドには15カ所にブリッジが設けられており、射出形成により一括で造り込まれている。エビデンス機構はシャンプーハット状のひだが18個存在するお馴染みのタイプである。ローレット (ナール) は150山 (もしくは150線) である。キャップの裏の薄青色のパッキンを外すと、ロット番号の他に、クラウンのマーク、「Obrist-Cap (R) 355」 の文字と 「90-42」 の数字が刻印されている。これらの情報により、このキャップが、Obrist社 (GCS社の子会社) のポリエチレン (PE) 製 『Obrist-Cap (R) 355』 であることが分かる。なお、このキャップは28mm径ではあるが、一般的なPCO規格ではない。炭酸飲料やミネラルウォーター専用の 「Obrist neck」 と呼ばれる2条ネジの特殊なボトルフィッシュ規格のため、通常の日本のキャップはうまく嵌らない。世の中、思い通りには行かないものである。

■ 商品表示データ ■
『BADOIT (バドワ)』 (6脚耐圧型PETボトル330mL)
<名称> 炭酸入りナチュラルミネラルウォーター
<原材料名> 水 (鉱泉水)、炭酸
<採水地> サン・ガルミエ
<原産国名> フランス
<栄養成分> (100mLあたり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:16.5mg ●カルシウム:19.0mg ●マグネシウム:8.5mg ●カリウム:1.0mg | ●pH値: 6.0 ●硬度: 815mg/L (硬水)
<輸入者> キリンMCダノンウォーターズ株式会社 (東京都千代田区神田和泉町1番地)
<販売者> キリンビバレッジ株式会社 (東京都千代田区神田和泉町1番地)
<JAN> 4-909411-027391

■参照キャップデータ■
『BADOIT (バドワ)』 (6脚耐圧型PETボトル330mL) の賞味期限: 「2009 04 10」。賞味期間は不明。製造所固有表記は、本製品が輸入品であるため適用外 (輸入者:キリンMCダノンウォーターズ、販売者:キリンビバレッジ)。キャップは、Obrist社製28mm径、2スレッドスタートの2ピースキャップ 『Obrist-Cap (R) 355』 (ロット番号:<本体> 90-42、<パッキン> 01)。ボトルは 「BADOIT」 自社成形 (ロット番号:300/-28/33cl)。プリフォーム [透明] (ロット番号:I-13)。ラベル: 10056127。製品ロット番号: 101 2 06:21

注1) 「キリンMCダノンウォーターズ、スパークリングナチュラルミネラルウォーター 『BADOIT』 を発売」 マイライフ手帳@ニュース (2008/09/01)
注2) 「BADOIT」 (ブランドサイト)
注3) 「BADOIT」 (フランス語ブランドサイト)
注4) Richard de la Prade. Analyse et vertus des eaux minerales du Forez et de quelques autres sources, Lyon, 1778.
注5) 「The Champagne of waters」 Sydney East (Sydney's Independent Restaurant Guide)
注6) KUMA氏の運営する 『ペットボトルキャップコレクションの旅』 「外国のプラキャップ」 <フランス編>の 「BADOIT-02 mineral water-01」 を参照のこと

2008/09/02

『日田天領水』 のオリジナルキャップ

『日田天領水』 [注1] のキャップは、商品の知名度の高さに反して、これまで長い間、いわゆる 「白フタ」 のままであった。最近、そのキャップに商品ロゴが入った。2008年9月2日 (火)、都内のサンクス店頭にて確認、500mL入り1本税込み158円。

このオリジナルキャップが、いつ頃投入されたかについては不明であるが。コンビニの陳列棚には、賞味期限が 「090714」 の 「白フタ」 と 「090801」 の 「日田天領水」 のロゴの入った2種類のキャップが並んでいたことから、ここ1~2週間以内と考えられる。

キャップの意匠は、白色キャップ地に 「日田天領水」 の商品ロゴ、それに天面部上下に点対称で 「あける←」 である (因みに 「←」 は片羽矢印)。刷り色はミネラルウォーターのキャップによく見られるシアンが用いられている。私は、キャップに敢えて 「←」 を表示する必要はないと常々考えているが、このキャップの 「←」 は、文字のみの単調さを補完するデザイン的要素を持っている。また、商品ロゴのフォント (リョービの 「ナウ-MU」 と呼ばれる明朝系書体 [注2]) も既存フォントながら洗練されたものが使用されており、全体的にセンス良くまとまっている。また、パッケージデザインの完成度もかなり高い。これに、オリジナル意匠のキャップが投入されたことで、商品としての視認性がより高まる気がする。

『日田天領水』 といえば以前、 「天然活性水素水」 であることを前面に押し出し、健康ブームとともに有名になったと記憶している。いまもパッケージにそのことが記されており、「健康志向の高い方に支持されている」 と謳っている。残念ながら、私は健康志向が低く、「活性水素水」 にも疑念を抱いていたため、これまであまり飲んだことがない。

パッケージには他にも 「モンドセレクション最高金賞受賞」 と 「iTQi優秀味覚賞受賞」 の2つのメダルが印刷されている。前者は3年連続 (2006、2007、2008)、後者は4年連続 (2005、2006、2007、2008) の受賞らしい [注3]。ただし、こうした科学的装いや、権威付けをしなくても、十分においしい水である。非常に口当たりが柔らかで、飲みやすい。

なお、日田が 「幕府領」 となったのは江戸幕藩体制の頃であるが、ウィキペディアによれば、明治以降、幕府領が天皇の御料 (天領) となったことから、遡って幕府時代のものも 「天領」 と呼ばれるようになったらしい。恐らく、一般の消費者はこうした歴史的事実とは別のところで、『日田天領水』 のネーミングに 「サンクチュアリ」 の意味を勝手に重ね合わせているのではないだろうか。何れにしても、販売戦略の勝利といえる。恐るべし、『日田天領水』!

■ 商品表示データ ■
『日田天領水』 (6角耐熱PETボトル500mL)
<品名> ミネラルウォーター
<原材料名> 水 (深井戸水)
<採水地> 大分県日田市中ノ島町
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:0kca ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:2.2mg ●カルシウム:0.96mg ●カリウム:0.84mg ●マグネシウム:0.19mg
<硬度> 約32mg/L (軟水)*、<pH値> 約8.3 (弱アルカリ性)
<製造者> 株式会社 日田天領水 (877-0074 大分県日田市中ノ島町647番地)
<JAN> 4-525765-105013

* 大分県薬剤師会調べ

■ 参照キャップデータ ■
『日田天領水』 (6角耐熱PETボトル500mL) の賞味期限:「090801」。賞味期限は12カ月 (未開栓)。キャップは日本山村硝子社製中栓付き2ピース 「TENキャップ」 (ロット番号:B3/10)。ボトルは東洋製罐社製 (ロット番号:W/11)。プリフォーム [白] (ロット番号:14-46)。製造ロット番号: 17:26 H1 J

注1) 日田天領水公式サイト
注2) リョービ書体見本ナウ (明朝系)」
注3) 「モンド・セレクション 3年連続最高金賞受賞! iTQi 優秀味覚賞 4年連続受賞!」 日田天領水 ニュースリリース (2008/04/22日)

2008/09/01

ブルボン社 『くつろぎごこちのフルーツオレ <ボイセンベリー>』 の反転キャップ

ブルボン社は、ニュージーランド産ボイセンベリー果汁3%を含有する 『くつろぎごこちのフルーツオレ <ボイセンベリー> PET350』 を発売した (2008年9月1日、イロミネ新宿ミロード店店頭にて確認。1本税抜き価格170円)。

キャップの図柄は、白色キャップ地にブルボン社の 「BOURBON」 のコーポレートロゴがラベンダー色で入る。これは、今年4月22日に発売された 『ボイセンベリースパークリング』 [注1] の反転キャップとして位置づけられるものであり、ボイセンベリーの製品シリーズであることを印象付けている。『スパークリング』 がドリンクに溶け込んだボイセンベリーの鮮やかな赤紫~茜色を模しているのに対して、今回の 『フルーツオレ』 はボイセンベリー果実の赤紫色に乳白色をプラスしたイメージとなっている。

ラベルにある刺繍風の商品ロゴやピンクを基調とした配色からみて、若年層の女性を購買対象とした商品であることが否応なく分かる。

ボイセンベリーは、ブルボン社がその栄養成分に着目し、2007年よりニュージーランドの栽培農園より直接買い付けを行い、製品開発を行っている [注2]。今回の製品はそのラインナップの一である。

何れにしても、新規キャップの出現はうれしい。

■ 商品表示データ ■
『くつろぎごこちのフルーツオレ <ボイセンベリー>』 (350mL四角耐熱PETボトル)
<名称> 清涼飲料水
<原材料名> 果糖ぶどう糖液糖、砂糖、ボイセンベリー果汁、脱脂粉乳、発酵乳、食塩、安定剤 (大豆多糖類、増粘多糖類)、酸味料、香料、着色料 (アントシアニン)
<栄養成分*> (100mL当り) ●エネルギー:55kcal ●たんぱく質:0.5g ●脂質:0.1g ●炭水化物:13.0g ●ナトリウム:15mg
<販売者> 株式会社ブルボン (945-8611 新潟県柏崎市松波4-2-14)
<JAN> 4-901360-275175

■ 参照キャップデータ ■
『くつろぎごこちのフルーツオレ <ボイセンベリー>』 (350mL四角耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「090211/B0」。賞味期間は約6カ月 (未開栓)。キャップは日本クラウンコルク社の 「28NCフラップホット」 (ロット番号:H4-51) [ノーマルタイプ] (洗浄スリット4個所)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:31/H92)。プリフォーム [白] (ロット番号:H6092)。製造ロット番号: 00:57

注1) 「ブルボン社 『ボイセンベリースパークリング』 のピンクキャップ」 (2008/04/26)
注2) 「『ボイセンベリー』 を使用した新製品ラインアップのお知らせ」 株式会社ブルボン プレスリリース (2007/05/23)

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