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2009年3月

2009/03/28

白地金茶文字の 「SAPPORO」 汎用キャップのロゴサイズの違い

今回のテーマは、汎用キャップにおけるバリアント (亜種) の存在に関する検証の第2弾である。前回の 「アサヒ飲料」 [注1] に引き続き、 今回は 「サッポロ飲料」 である。ペットボトルキャップコレクターとして著名なKUMA氏の運営するコレクターズサイト 『KUMAの日記風ボトルキャップ通信』 におけるまさお氏の問題提起 [注2] に端を発して開始された検証も、2回目にして早くもシリーズ化してしまった (トホホ)。

今回の質問要旨は以下の通りである。「サッポロ汎用ペットボトルキャップにもロゴサイズの大小がある。サッポロの方は、更にドットホール有無の違いもある」 と言うものであった。

まさお氏の運営する 『M's Blog』の2009年3月23日付け記事 「ロゴのサイズ違い2例」 [注3] の中の 「SAPPORO」 汎用キャップの画像を比較検討したところ、確かに左側の (a) 『玉露入りお茶』 (280mL) [注4] の方が、右側の (b) 『Ribbon(R) 純水すっきりグレープフルーツ』 (280mL) [注5] よりも、ロゴのサイズが大きいことが分かる。誠に鋭い観察力である。

私は、コレクターを自称している割には、ずぼらな性格のため、これまで一度もキャップを整理したことがない。従って、収集したキャップは段ボール箱の中に無造作に放り込まれたままになっている。こうした違いに気付かなかったのは、痛恨の極みである。でも、今整理しちゃうと、老後、時間を持て余したときの愉しみがなくなってしまうし、困ったことになってしまった。

今回も検証のため、早朝のまどろみの中、沈丁花の香りに誘われるまま、ふらふらと家を出た。年寄りの朝も早いが、中年の朝も早い。

私には秘密の 「そのPETボトルはどこそこに行けば買えるはずだよメモ」 があるため、捜索は意外と順調であった。また、今回は比較のため上記以外の商品も参考品として入手した。入手先は以下の通りである (ご参考までに)。

(a) 『恵比寿茶房 玉露入りお茶』 (280mL)
    入手先:首都圏を中心に展開する
    文具・オフィス用品量販店 「オフィス・デポ」
    賞味期限・製造所固有記号: 091105/HVT
    ロゴサイズ: 大

(b) 『Ribbon(R) 純水すっきりグレープフルーツ』 (280mL)
    入手先: 自動販売機
    賞味期限/製造所固有記号: 090925/KMK2
    ロゴサイズ: 小

(c) 『梅の天然クエン酸』 (500mL)
    入手先: ファミリーマート
    賞味期限/製造所固有記号: 091206/HVT
    ロゴサイズ: 大

(d) 『恵比寿茶房 玉露入りお茶』 (500mL)
    入手先: 自動販売機 [(b) と一緒に購入]
    賞味期限/製造所固有記号: 091111/KMK2
    ロゴサイズ: 小

これらの製品の共通点は、PETボトルの口栓部に強度補強のための白化 (結晶化) 処理が施されていることから、ホット充填を要する 「緑茶飲料」 や 「果汁入り飲料」 であることである。また、キャップもそれに対応した白地金茶文字の 「SAPPORO」 汎用キャップが使用されている。これは、飲料メーカー内の製品管理用アイコンとして使用されているため、キャップの使用基準は一般には分かり難い。因みに、「果汁入り飲料」 であっても、炭酸が入った場合には、使用される汎用キャップの種類も当然異なる。

検証の結果、(a) 『玉露入りお茶』 (280mL) 及び (c) 『梅の天然クエン酸』 (500mL) の方は、キャップ裏側の 「ALCOA」 の刻印により、アルコア社製キャップであることが確認された。また、(b) 『純水すっきりグレープフルーツ』 (280mL) 及び (d) 『玉露入りお茶』 (500mL) の方は、天面部のドットホールの存在とフラップの形状から、日本クラウンコルク社製キャップであることが判明した。

同じ 『玉露入りお茶』 であっても、(a) と (d) ではキャップの製造メーカーが異なる。どちらかと言えば、TEバンド部に印字されている製造固有記号に対応している気がする。「HVT」 の方は、製品の種類にかかわりなくアルコア (ACS) 社製キャップが使用され、「KMK2」 の方も同様に日本クラウンコルク (NCC) 社製キャップが使用されている。「HVT」 も 「KMK2」 もアサヒ飲料の自社工場でなく、委託製造工場 (ファブリック) であるため、その所在地を特定することは出来ないが、恐らく、製造工場と各々のキャップ納入元との位置関係や輸送コストにより、アサヒ飲料ではキャップの購入先を変えていると思われる。

今回も、アルコア社のロゴの方が、日本クラウンコルク社のロゴよりも大きかった。この違いは、経験的に言えば、どの飲料メーカーのキャップにも共通する潜在的な事柄である。

通常、キャップは印刷精度の違いにより、見た目にも 「その差」 が明瞭に区別出来るものである。しかしながら、デザインが単純なロゴキャップの場合、目視出来る差はほんのわずかである。今回のキャップの場合、「滲み」 はほとんど認識出来なかった。また、日本クラウンコルク社の場合、印刷方向に対してインキ転写部分の終端部 (エッジ) にインキの偏在 (「インキ溜まり」 とそれに伴う 「かすれ」) が生じるが、この現象も今回は最小限であった。因みに、前回の 「Asahi」 汎用キャップの場合は、「あける→」 が存在したため、ロゴの左右方向に印刷されていたが、今回のキャップは、コーポレートロゴの上下に図案がないため、ロゴの天地方向に印刷されている。すなわち、インキ溜まりは文字の右側でなく、文字の下側に出現する。それも、ルーペで確認してやっと見える程度である。

さて、実際にロゴサイズを計測したところ、(a) 及び (c) が幅23mm、(b) 及び (d) が幅20.5mmであり、その差はわずか2.5mmであった。前回もそうであるが、わずか2~3mmの程度の差であっても、「相似図形の面積は相似比の二乗に比例する」 (受験生は知ってるよね) ため、1.26倍もの差になる。また、刷り色も若干ロゴサイズの大きい方が茶色が濃いため、なおさらである。これは視覚的にも無視出来ないレベルと言える。従って、バリアント (亜種) として考慮して差し支えないと考える。

今後の判断材料に供するため、今回の調査過程で入手したキャップの製造メーカーを以下にまとめた。


表. 白地金茶文字 「SAPPORO」 汎用ロゴキャップ製造メーカー一覧

▼ 日本クラウンコルク (NCC)
  使用製品: (a) 『玉露入りお茶』 (280mL)
   製造所固有記号: KMK2
  使用製品: (c) 『梅の天然クエン酸』 (500mL)
   製造所固有記号: KMK2
  キャップ種類: 28NCフラップホット
  ロゴ幅: 20.5mm
  印刷の特徴: 図柄下方エッジ後部に 「顕微的」 インキ溜まり+刷毛目

▼ アルコア・クロージャー・システム (ACS)
  使用製品: (b) 『Ribbon(R) 純水すっきりグレープフルーツ』 (280mL)
   製造所固有記号: HVT
  使用製品: (d) 『玉露入りお茶』 (500mL)
   製造所固有記号: HVT
  キャップ種類: PS-LokII
  ロゴ幅: 23mm
  印刷の特徴: 若干刷り色が濃い


しかし、このキャップが最近出現したとは到底思えない。かなり以前より存在していたのではないだろうか。またしても、見過ごしである。迂闊であった。

■ 商品表示データ ■
(a) 『恵比寿茶房 玉露入りお茶』 (280mL六角型耐熱PETボトル)
<品名> 緑茶 (清涼飲料水)
<原材料名> 煎茶 (国産)、玉露 (国産)、ビタミンC
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:1kcal ●たんぱく質:0.0g ●脂質:0.0g ●炭水化物:0.2g ●ナトリウム:7.6mg ●リン:0.8mg ●カリウム:10.4mg [同社ホームページより]
<販売者> サッポロ飲料株式会社 (東京都渋谷区恵比寿4-20-1)
<JAN> 4-560151-625478

(b) 『Ribbon(R) 純水あっさりグレープフルーツ』 (280mL六角型耐熱PETボトル)
<品名> 15%グレープフルーツ果汁入り飲料
<原材料名> グレープフルーツ、果糖ぶどう糖液糖、香料、酸味料、ビタミンC、ベニバナ黄色素
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:36kcal ●たんぱく質:0.1g ●脂質:0g ●炭水化物:8.8g ●ナトリウム:0mg ●リン:2mg ●カリウム:19mg [同社ホームページより]
<販売者> サッポロ飲料株式会社 (東京都渋谷区恵比寿4-20-1)
<JAN> 4-560151-628806

(c) 『梅の天然クエン酸』 (500mL六角型耐熱PETボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> うめ果汁、果糖ぶどう糖液糖、マルトオリゴ糖、β-グルコオリゴ糖含有シラップ、トレハロース、酸味料、香料、甘味料 (アセスルファムK)
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:19kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:4.7g ●ナトリウム:0mg | ●クエン酸:750mg (500mL当たり)
<販売者> サッポロ飲料株式会社 (東京都渋谷区恵比寿4-20-1)
<JAN> 4-560151-628745

(d) 『恵比寿茶房 玉露入りお茶』 (500mL六角型耐熱PETボトル)
<品名> 緑茶 (清涼飲料水)
<原材料名> 煎茶 (国産)、玉露 (国産)、ビタミンC
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:1kcal ●たんぱく質:0.0g ●脂質:0.0g ●炭水化物:0.2g ●ナトリウム:7.6mg ●リン:0.8mg ●カリウム:10.4mg [同社ホームページより]
<販売者> サッポロ飲料株式会社 (東京都渋谷区恵比寿4-20-1)
<JAN> 4-560151-625430

■ 参照キャップデータ ■
(a) 『恵比寿茶房 玉露入りお茶』 (280mL六角型耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号:「091105/HVT」。賞味期限は270日 (未開栓)。キャップは、ACS社製 「PS-LokII」 ワンピースキャップ (リンスホール6カ所) (ロット番号:V8-02)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:205/53)。プリフォーム [白] (ロット番号:2053)。製品ロット番号: 21:25

(b) 『Ribbon(R) 純水あっさりグレープフルーツ』 (280mL六角型耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号:「090925/KMK2」。賞味期限は210日 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップホット」 ワンピースキャップ (洗浄スリット6カ所) (ロット番号:H43-65)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:49/29)。プリフォーム [白] (ロット番号:2B29)。製品ロット番号: 01:28D

(c) 『梅の天然クエン酸』 (500mL六角型耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号:「091206/HVT」。賞味期限は270日 (未開栓)。キャップは、ACS社製 「PS-LokII」 ワンピースキャップ (リンスホール6カ所) (ロット番号:V7-20)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:61/78)。プリフォーム [白] (ロット番号:D078)。製品ロット番号: 12:27

(d) 『恵比寿茶房 玉露入りお茶』 (500mL六角型耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号:「091111/HVT」。賞味期限は270日 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップホット」 ワンピースキャップ (洗浄スリット6カ所) (ロット番号:H46-27)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:136/63)。プリフォーム [白] (ロット番号:H1063)。製品ロット番号: 08:54C

注1) 「アサヒ飲料 『ドデカミンスーパー』、キャップのバリエーションについて」 ペットボトルキャップ時評 (2009/03/22)
注2) 「コカ・コーラのフォント違い」 KUMAの日記風ボトルキャップ通信 (2009/03/06)
注3) 「ロゴのサイズ違い2例M's Blog (2009/03/23)
注4) 「恵比寿茶房 玉露入りお茶」 (商品ラインアップ)
注5) 「Ribbon 純水あっさりグレープフルーツ」 (商品ラインアップ)
注6) 「さらにすっきりおいしくなりました! 『カラダにおいしい梅 梅の天然クエン酸』 リニューアル発売! ~紀州産南高梅由来の天然クエン酸を摂取できる機能性果汁飲料です~」 サッポロ飲料 ニュースリリース (2009/03/09)

2009/03/26

祝! 「Qoo」 10周年、キャラクターキャップ完全復活!!

「Qoo」 は1999年の発売から今年で10周年を迎える。でも、キャラクターは年を取らない。うらやましい限りである。

コカ・コーラシステムは、2009年3月23日 (月)、「Qoo (クー)」 シリーズ発売10周年を記念して、新容器 「Qoo型ボトル」 の 『Qoo (クー) とってもオレンジ』 と 『Qoo (クー) とってもアップル』 の2製品を全国でリニューアル発売した [注1-2]。

今回の 「Qoo」 リニューアルの噂を聞きつけ早速、発売日前日から、都内のコンビニエンスストアや大型スーパーマーケットを何店も駆けずり回った。残念なことに何処にもその気配すら感じることはなかった。

そして発売後3日目にしてやっと、三平ストア新宿店にて出会えた。500mL入り1本税込み147円のところ、108円であった。三平ストアは常に期待を裏切らない。先日、2代目三平を襲名したいっ平も 「昭和の爆笑王」 の名跡を汚すことなく、期待を裏切らないで貰いたいものである。

今回の10周年のリニューアルに際して、新たに登場した 「Qoo型ボトル」 には、表情の異なる 「Qoo」 のバージョンが20種類もあると言う。ボトルシェイプは、グリップ部分の胴が六角、ショルダー部分がドーム状で、「Qooの顔」「アップル」「グレープ」「Qooの顔」「ピーチ」「オレンジ」 の意匠がエンボシング加工で、ぐるっと一周取り巻いている。岡本太郎の 「太陽の塔」 を彷彿とさせるデザインである。「ボトルの肩に顔があってもいいじゃないか!」。今回が 「アップル」 と 「オレンジ」 であったので、秋口には 「グレープ」 と 「ピーチ」 の新製品が出るというメッセージが秘められているのかも知れない。

ただ、ボトル20本を現物保管するのは、コレクターとしてスペース的に無理がある。非常に困った企画である。でも大丈夫、ペットボトルキャップコレクターの対象はキャップだから。と言う訳で、リニューアルされたのはボトルだけに止まらず、キャップも完全復活である!! それも一挙に8種類。

今回も図柄を個体識別する目的で、勝手な名前を付けようと思ったが、無理であった。クーの表情が正確に読みとれないからである。ルミ姉もそうだが、丸山もも子の描くキャラクターは喜怒哀楽の振幅が狭く、その幅が更に細分化されているため、微妙な表情が多い。逆に、そこが魅力なのだが。

キャップの図柄の基本フォーマットは、「ノーマルギザ」 タイプの白色キャップ地に、黒と水色の2色刷、中央に 「Qoo」 のキャラクター、周囲の天地左右に各々 「http://qoo.jp」、「Qoo(R)」、「→あける」、「→あける」 である。中央の 「Qoo」 のイラストは、輪郭線と目鼻口が黒、輪郭内が水色ベタである。周囲の文字は地の 「Qoo(R)」 + 「クー」 のルビのみ黒で、天と左右の文字は水色のため目立たない。一見すると以前の 「クー」 シリーズキャップに 「Qoo」 という文字が添えられたように見えなくもない。また、「Qoo」 の輪郭線もソフィスティケートされた線になっている。と言う訳で実際の図柄は、KUMA氏の運営するコレクションサイトを参照させて頂いた [注3]。

今後、どれだけの種類が投入されるか予測も出来ない。また、現時点では確認出来ていない1.5Lボトルのキャップの図柄も気になるところである。更に、アルコア社バージョンと日本クラウンコルク社バージョンのフォントの大小の存在まで視野に入れると、飲み切れない程の 「Qoo」 を購入することになる (かも知れない)。まさに、日本コカ・コーラ社の思う壺である。

嗚呼、思い起こせば昨年の今頃も、「Qoo」 キャラクターキャップ復活の話題で盛り上がっていたものである。ただし、最初だけ。いざ蓋を開けてみると、図柄は1種類のみ、「ノーマル」 と 「粗ギザ」 を各1種類とカウントしても計2種類という惨憺たる状況であった [注4]。その時のコレクター諸氏の落胆ぶりはいかばかりであったか。多分このことを日本コカ・コーラ社は知らない。

何れにしても、今回の新規キャップの大量発生はうれしい。それもキャラクター物とあっては、軽くどんぶり3杯はいけそうである。

■ 商品表示データ ■
(a) 『Qoo とってもオレンジ』 (470mLオリジナルシェイプ 「Qoo型ボトル」 耐熱PETボトル)
<品名> 20%オレンジ果汁入り飲料
<原材料名> オレンジ、果糖ぶどう糖液糖、香料、酸味料、ビタミンC
<栄養成分> (100mL当り) ●エネルギー:42kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:10.5g ●ナトリウム:0mg
<販売者> コカ・コーラカスタマーマーケティング株式会社 (東京都港区六本木6-2-31)
<JAN> 4-902102-077644

(b) 『Qoo とってもアップル』 (470mLオリジナルシェイプ 「Qoo型ボトル」 耐熱PETボトル)
<品名> 20%りんご果汁入り飲料
<原材料名> りんご、果糖ぶどう糖液糖、香料、酸味料、ビタミンC
<栄養成分> (100mL当り) ●エネルギー:45kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:11.3g ●ナトリウム:15mg
<販売者> コカ・コーラカスタマーマーケティング株式会社 (東京都港区六本木6-2-31)
<JAN> 4-902102-077743

■ 参照キャップデータ ■
(a) 『Qoo とってもオレンジ』 (470mLオリジナルシェイプ 「Qoo型ボトル」 耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「091101/YZ」。賞味期間は240日 [約8カ月] (未開栓)。キャップは、Alcoa CSI社製ワンピースキャップ [PS-LokII] [ノーマルタイプ] (ロット番号:[別表参照*]) [リンスホール4個所]。ボトルは、吉野工業所製 (ロット番号:[別表参照*])。プリフォーム [白] (ロット番号:[別表参照*])。製造ロット番号:D1055

(b) 『Qoo とってもアップル』 (470mLオリジナルシェイプ 「Qoo型ボトル」 耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「091101/YZ」。賞味期間は240日 [約8カ月] (未開栓)。キャップは、Alcoa CSI社製ワンピースキャップ [PS-LokII] [ノーマルタイプ] (ロット番号:[別表参照*]) [リンスホール4個所]。ボトルは、吉野工業所製 (ロット番号:[別表参照*])。プリフォーム [白] (ロット番号:[別表参照*])。製造ロット番号:F0860

* [別表] ロット番号一覧

(#) キャップ   ボトル   プリフォーム
(a1) V1-06   20/ 16   5003
(a2) V1-56   13/ 19   5137
(a3) V2-50   20/124   5122
(a4) V2-22   16/ 88   5136

(b1) V2-26   12/ 38   5007
(b2) V1-47    6/ 79   5027
(b3) V2-26   12/ 99   5143
(b4) V2-37    6/ 12   5122

注1) 「『Qoo (クー) 』 発売10周年!! 20種類のQoo (クー) の顔がデザインされた 『Qoo型ボトル』 が新登場! 『Qoo (クー) とってもオレンジ』『Qoo (クー) とってもアップル』 ―3月23日 (月) から全国でリニューアル発売― 『ぷるんぷるんQoo (クー) ぶどう味』 ―3月23日 (月) から全国で新発売―」 日本コカ・コーラ ニュースリリース (2009/03/19)
注2) 「Qoo」 (ブランドサイト)
注3) KUMA氏の運営する 『ペットボトルキャップコレクションの旅』 「日本のプラキャップ」 <テーマ別 | クー編> 「Qoo とってもオレンジ-01~04」「Qoo とってもアップル-01~04」
注4) 「Qooキャラクターキャップの復活!」 ペットボトルキャップ時評 (2008/04/02)

2009/03/23

伊藤園の 『スパークリングベジ』 の黒文字 「ITO EN」 汎用キャップにも 「→あける」 バージョン出現

伊藤園は、2009年3月16日 (月)、野菜と果実を混合した炭酸飲料 『SPARKLING Vege (スパークリングベジ)』 を全国発売した [注1]。ナチュラルローソン店頭にて確認。350mL入り1本147円。

キャップは、伊藤園の果汁入り炭酸飲料の場合、緑色の四つ葉コーポレートマークの下に、社名が黒文字イタリック体で 「ITO EN」 と入る汎用キャップが用いられる。これは、「キャップ飛び」 に対する注意喚起を目的とした商品管理用アイコンである。なお、果汁を含有しない炭酸飲料の場合は、イタリック体の欧文社名ロゴである 「ITO EN」 が緑色となる。

伊藤園は2008年9月より、キャップに 「あける→」 をアリババの呪文の如く順次導入している [注2]。ところが、発売日当日に購入した 『スパークリングベジ』 のキャップは、まさに従来から使用されていたキャップそのものであった。すなわち、キャップ周囲に 「賞味期限は、キャップの横に西暦下二桁、月日の順で表示。」 のメッセージが入り、キャップ中央に緑色の四つ葉コーポレートマーク + 黒文字で 「ITO EN」 の欧文社名ロゴの入ったお馴染みのものである [図柄については注3を参照]。

私は、「→あける」 バージョンの出現に伴い、キャップから社名が外され、四つ葉コーポレートマークのみが中央に置かれた際に、社名変更でもするのかと穿った考えをした記憶がある。と言うのも、伊藤園ではそれまで充填方法の違いをキャップにおける社名ロゴの色 (黒色/緑色) や記載方法 (和文/英文) の組み合わせで区別していたからである。それ以降、伊藤園の動向を注視して来た。もちろん、キャップの図柄については言うまでもない。その結果が、従来からのキャップの使用では納得がいかない。

ところがである。2009年3月22日、イロミネ新宿ミロード店で購入した 『スパークリングベジ』 には、何と 「→あける」 が入っていた。図柄は、キャップ周囲に、緑色で 「賞味期限は、キャップの横に表示。」 + 黒色で 「→あける」 の新規バージョンのスタイルと、キャップ中央に緑色の四つ葉コーポレートマーク + 黒文字で 「ITO EN」 の欧文社名ロゴの入った従来バージョンとを組み合わせた新旧折中バージョンであった。これでは、「伊藤園」 の社名をキャップから外す必要など、はなから無かったのではないだろうか。「→あける」 に拘り過ぎた結果とも思える。この顛末にはビックリである。

さて、新規キャップ市場投入日であるが、ここまでの説明では途中で変更されたような印象を受けるかも知れないが、実際には新旧バージョンともに、2009年3月12日の発売日当日に投入されている。手許に 『スパークリングベジ』 の異なる図柄のキャップがあるが、偶然にも両方ともTEバンドの賞味期限表示が 「090824/K61」 となっている。従って、現在のところ、店舗によって新旧バージョンが入り乱れている状態になっているものと思われる。

今後とも、伊藤園のキャップから目が離せない。

■ 商品表示データ ■
『スパークリングベジ』 (350mL砲弾型ペタロイド脚耐圧PETボトル)
<品名> 30%混合果汁入り飲料 (炭酸ガス入り)
<原材料名> 果実 (りんご、オレンジ、レモン)、野菜(にんじん、有色甘藷、レタス、赤ピーマン、インゲン豆、セロリ、ブロッコリー、ケール、かぼちゃ、ピーマン、アスパラガス、白菜、小松菜、あしたば、クレソン、キャベツ、ラディッシュ、ほうれん草、三つ葉)、香料、パプリカ色素、酸化防止剤 (ビタミンC)、甘味料 (アセスルファムK、スクラロース)
<栄養成分> 1本 (350mL当たり) ●エネルギー:60kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:14.6g ●ナトリウム:7~54mg ●β-カロテン:170~1600μg ●カリウム:275mg ●ビタミンK:0μg ●ショ糖:1.8~5.6μg (主に野菜や果実に由来するもの)
<販売者> 株式会社伊藤園 (東京都渋谷区本町3-47-10)
<JAN> 4-901085-043622

■ 参照キャップデータ ■
(a) 『スパークリングベジ』 (350mL砲弾型ペタロイド脚耐圧PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「090824/K61」。賞味期限は6カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「Fin-Lok」 ライナー材使用の2ピースキャップ [ノーマルタイプ] (洗浄スリット4個所) (ロット番号:<シェル本体>K5-50、<ライナー材>49)。ボトルは、吉野工業所製 (ロット番号:6/80)。プリフォーム [白/PCO] (ロット番号:1080)。製造ロット番号: 19:54

(b) 『スパークリングベジ』 (350mL砲弾型ペタロイド脚耐圧PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「090824/K61」。賞味期限は6カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「Fin-Lok」 ライナー材使用の2ピースキャップ [ノーマルタイプ] (洗浄スリット4個所) (ロット番号:<シェル本体>K5-41、<ライナー材>40)。ボトルは、吉野工業所製 (ロット番号:9/107)。プリフォーム [白/PCO] (ロット番号:1107)。製造ロット番号: 15:48

注1) 「野菜と果実をミックスした新しい味わいの炭酸飲料 『SPARKLING Vege (スパークリングベジ)』 伊藤園 ニュースリリース (2009/03/12)
注2) 「伊藤園の汎用キャップにも 「→あける」 登場」 ペットボトルキャップ時評 (2008/09/21)
注3) KUMA氏の運営する 『ペットボトルキャップコレクションの旅』 「日本のプラキャップ」 <伊藤園編> 「好調レモン-01」

2009/03/22

アサヒ飲料 『ドデカミンスーパー』、キャップのバリエーションについて

今回のテーマは、汎用キャップにおけるバリアント (亜種) の存在についてである。ペットボトルキャップコレクターとして著名なKUMA氏の運営するコレクターズサイト 『KUMAの日記風ボトルキャップ通信』 のコメント欄に寄せられていたまさお氏からの質問 [注1] に端を発している。

質問要旨は以下の通りである。「手持ちのキャップに、白地に青のAsahiロゴの汎用キャップが2種類あるが、フォントサイズ違いと思われる。これは既知のキャップかどうか判断して貰いたい」 というものであった。また、補足説明として 「ロゴと 『あける→』 表記共に滲みが見られるが、印刷滲みとフォントサイズに相関はあるのか」 と言うものであった。

まさお氏のコレクションサイト 『ペットボトルキャップコレクション <暫定公開中>』 の中の 「アサヒ飲料編」 の画像を検討したところ、確かに、左側の (A) 『LL vitamin C』 (280mL) の方が、右側の (B) 『ドデカミンスーパー』 (500mL) のものより、ロゴのサイズが大きい。また、「あける→」 の位置も微妙に異なっていた。非常に鋭い観察力である。

通常、既に手中に納めてしまった汎用キャップの場合、陳列棚を走査する場合でも、ある種のマスクフィルターが掛けられ、目視での走査対象から除外されてしまうものである。従って、フォントサイズの違いは本当に気付き難い。なお、これらのバリアント (亜種) キャップの存在については、以前より一部コレクターの間では時折論じられていたテーマであり、コレクションに含めるか否かで、常に見解の分かれるところである。

なお、アサヒ飲料の汎用キャップについては、寡聞にして具体的な検証例を知らないので、今回も検証のため、キャップの捜索に強風吹きすさぶ街に飛び出した。

捜索の結果、『ドデカミンスーパー』 2種類 と『LL vitamin C』 1種類をどうにか入手出来た。また、『ドデカミンスーパー』 については、以前に購入したストックの中に、別種の1種類を見付け、合計3種類のキャップバリエーションが確認された。

検証の結果、(A) の 『LL vitamin C』 の方は、ライナー材裏側の 「CCB」 という刻印により、アルコア社製キャップであり、(B) の 『ドデカミンスーパー』 の方も刻印のロット番号の形式から、日本クラウンコルク社製キャップであることが判明した。

キャップは製造メーカー毎に、その印刷方法が異なり、印刷精度に違いが生じる。アルコア社の場合、恐らくパッド (タンポ) 印刷が使用されているため、フォントや図柄のエッジ部分にインキが若干はみ出してしまい、「滲み」 などの現象を起こしやすい。また、日本クラウンコルク社の場合は、印刷方向に対してフォントやロゴを含む図柄のエッジ部にインキ溜まりとかすれ、エッジ部後部に刷毛目が発生していることから、オフセット印刷が用いられていると思われる。そうでなければ、印刷速度が速すぎるかの何れかである。

従って、(A) のアルコア社での印刷方法の場合、印刷部分が 「太り」 やすくなる。実際の図柄に対するインキのはみ出し部分の存在は、時としてフォントのプロポーションに影響を与えることがある。版下は細明朝体で作成したのに、刷り上がりは、インキの滲みのため、中明朝体に見えるようなものである。そこで、視覚的に 「太り」 の効果を軽減するため、版下段階で相対的にフォントや図柄のサイズを大きくしておく工夫が考案されたと推察する。「(R) 大」 も同様の理由である。

さて、実際にロゴサイズを計測したところ、(A) が幅21mm、(B) が幅19mmと約2mmもの差があることが判明した。十分にバリアント (亜種) として考慮されるレベルである。ただし、このキャップはアルコア社製であることを勘案すると、かなり以前より存在していた可能性がある。今回の検証でも以前に購入したストックの中に (a2) 『ドデカミンスーパー』 が存在する。賞味期限 「081222/B」 と製造ロット番号 「L0626C02」 から、製造日は2008年6月26日と特定出来る。従って、単純に見過ごしていた訳である。迂闊であった。

今回検証対象とした製品のうち、『ドデカミンスーパー』 であるが、2004年4月14日に 『ドデカミン』 シリーズとして登場して以来、今年の4月で6年目を迎える。発売以降、様々なネーミングのシリーズ製品 [表1] が登場し続けている中、唯一2007年4月1日に発売された 『ドデカミンスーパー』 [注2-3] だけは、なぜか定番商品化している。


表1. 『ドデカミン』 リニューアルの歴史 (遡及)

2008年12月09日 『ドデカミン Black 2.0』 [注4]
2008年07月29日 『ドデカミンGUTS!』
2008年04月01日 『燃えよ! ドデカミン』
2007年12月11日 『ドデカミンブラック』
2007年04月10日 『ドデカミンスーパー』 [注2-3]
2006年04月05日 『ドデカミンゴールド』
2005年03月16日 『ドデカミンV』
2004年04月14日 『ドデカミン』


いわば、『ドデカミンスーパー』 は日清カップヌードルにおける 『シーフードヌードル』、『カレーヌードル』、『チリトマトヌードル』 のような <虎の穴> 出身の猛者なのである。日清カップヌードルは、シーズン毎に新コンセプトの商品を市場投入し、厳しい市場の評価の中で生き残った商品だけを定番商品としている (アレレ、千尋の谷に我が仔を突落としたライオンのたとえ話にすり替わってしまった。チッ、失敗である)。

『ドデカミンスーパー』 は、主に大型スーパーの飲料コーナーや、「99イチバ」、「ローソンショップ100」 などの廉価販売店にてロングセラーを続けている。恐らく 「『7種類のアミノ酸と5種類のビタミン』 + 『ローヤルゼリー』 でファイトバクハツ!! しかもカラダにうれしいカロリーオフです!」 [注2] と言う、がぶ飲み系栄養ドリンクの商品コンセプトが支持されたものと思われる。パッケージも栄養ドリンク瓶のダイヤモンドカットをそのままイメージしたものであり、アオリ文句にはご丁寧にも栄養ドリンクの元祖 『リポD』 へのオマージュとしての 「ファイトバクハツ!!」 である。もはや、冗談商品である。

さて、これだけの定番商品だと、製造工場 (依託製造工場を含む) も多岐にわたり、キャップなどの部材調達もリスクヘッジを兼ねて、製造メーカーの分散が図られている。今回の調査過程で入手検証した 『ドデカミンスーパー』 と 『LL vitamin C』 のキャップの製造メーカーを一覧にしてみた。


表2. 白地青文字 「Asahi」 汎用ロゴキャップ製造メーカー一覧

▼ 日本クラウンコルク (NCC)
  使用製品: (a1) 『ドデカミンスーパー』
  製造所固有記号: T
  キャップ種類: Fin-Lok
  ロゴ幅: 19mm
  ロゴ 「h」 下端と矢羽根までの間隔: 7mm
  印刷精度: 図柄エッジ後部にインキ溜まり+刷毛目

▼ アルコア・クロージャー・システム (ACS)
  使用製品: (a2) 『ドデカミンスーパー』
  製造所固有記号: T
  使用製品: (b) 『LL vitamin C』
  製造所固有記号: KF2
  キャップ種類: Wing-Lok
  ロゴ幅: 21mm
  ロゴ 「h」 下端と矢羽根までの間隔: 7mm
  印刷精度: 太り

▼ 日本山村硝子 (NYG)
  使用製品: (a3) 『ドデカミンスーパー』
  製造所固有記号: SKK
  キャップ種類: TEN-Cap
  ロゴ幅: 19mm
  ロゴ 「h」 下端と矢羽根までの間隔: 8mm
  印刷精度: 鮮明


印刷精度及び鮮明さについては、NYG > NCC > ACSの順であった。ただし、鮮明さの優劣と製品としての訴求効果の優劣には何ら相関性は存在しない。むしろ、「滲み」 のある方が、「1/f揺らぎ効果」 を与え、心地良いと感じる場合も考えられる。強いて言えば、昔の活版印刷の持つ身体感覚に似ている。組み版で、敢えて味岡伸太郎かなファミリー (「築地」、「小町」、「良寛」、「行成」、「弘道軒」 の5書体) [注5] を代表とする 「オールドがな」 系のかな文字と既存フォントを組合せる意図もこの辺にある。

キャップデザインにとって、印刷精度だけが全てではない (アレレ、いつの間にかテーマがすり替わってしまった。チッ、またしても失敗である)。

■ 商品表示データ ■
(a1) 『ドデカミンスーパー』 (ペタロイド脚500mL砲弾型耐熱圧PETボトル)
<名称> 炭酸飲料
<原材料名> 果糖ぶどう糖液糖、調整ローヤルゼリー、香料、クエン酸、アミノ酸 (アスパラギン酸Na、リジン、アルギニン、グリシン、バリン、ロイシン、イソロイシン)、V.C、甘味料 (アセスルファムK、スクラロース)、カフェイン、ナイアシン、V.E、カロテノイド色素、V.B6、V.D
<栄養成分> (100mL当り) ●エネルギー:18kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:4.6g ●ナトリウム:0mg ●ビタミンC:24mg  ●ビタミンE:1.0mg ●ビタミンB6:0.15mg ●ビタミンD:0.25μg ●ナイアシン:1.50mg | ●アルギニン:12mg ●アスパラギン酸:12mg ●リジン:11mg ●グリシン:2mg ●バリン:1mg ●ロイシン:1mg ●イソロイシン:1mg
<製造者> アサヒ飲料株式会社 (東京都墨田区吾妻橋4-23-1)
<JAN> 4-514603-134513

(a2) 『ドデカミンスーパー』 (ペタロイド脚500mL砲弾型耐熱圧PETボトル)
[共通項目 (略)]
<販売者> アサヒ飲料株式会社 (東京都墨田区吾妻橋4-23-1)

(a3) 『ドデカミンスーパー』 (ペタロイド脚500mL砲弾型耐熱圧PETボトル)
[共通項目 (略)]
<販売者> アサヒ飲料株式会社 (東京都墨田区吾妻橋4-23-1)

(b) 『LL vitamin C』 (280mL耐圧PETポトル*)
<名称> 炭酸飲料
<原材料名> 砂糖類 (果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、レモン果汁、V.C、クエン酸、クエン酸Na、ベニバナ黄色素
<栄養成分> (100mL当り) ●エネルギー:47kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:12g ●ナトリウム:78mg ●ビタミンC:360mg | ●クエン酸:500mg
<販売者> アサヒ飲料株式会社 (東京都墨田区吾妻橋4-23-1)
<JAN> 4-514603-129410

* 当製品は、ペタロイド脚ではなく、ボトル底部はクレーター状のものである。

■ 参照キャップデータ ■
(a1) 『ドデカミンスーパー』 (ペタロイド脚500mL砲弾型耐熱圧PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号:「090714/T」。賞味期限は約6カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「Fin-Lok」 ライナー材使用の2ピースキャップ (洗浄スリット4カ所) (ロット番号:<本体>K4-53、<ライナー材>17)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:A13/H7)。プリフォーム [白/PCO] (ロット番号:H4007)。製品ロット番号: L0116A32

(a2) 『ドデカミンスーパー』 (ペタロイド脚500mL砲弾型耐熱圧PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号:「081222/B」。賞味期限は約6カ月 (未開栓)。キャップは、ACS社製 「Wing-Lok」 ライナー材使用の2ピースキャップ (リンスホールなし) (ロット番号:<本体>CCB-504、<ライナー材>522)。ボトルは自社成形 (ロット番号:B/30)。プリフォーム [透明/PCO] (ロット番号:4-88)。製品ロット番号: L0626C02

(a3) 『ドデカミンスーパー』 (ペタロイド脚500mL砲弾型耐熱圧PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号:「090801/SKK」。賞味期限は約6カ月 (未開栓)。キャップは、日本山村硝子社製 「TEN-Cap」 中栓使用の2ピースキャップ (ベントホール4個所) (ロット番号:<本体>NY-P132、<中栓>P4-02)。吉野工業所製 (ロット番号:B12/36)。プリフォーム [透明/PCO] (ロット番号:8036)。製品ロット番号: L0203B21

(b) 『LL vitamin C』 (280mL耐圧PETポトル) の賞味期限+製造所固有記号:「090508/KF2」。賞味期限は約6カ月 (未開栓)。キャップは、ACS社製 「Wing-Lok」 ライナー材使用の2ピースキャップ (リンスホール4個所) (ロット番号:<本体>F4E-143、<ライナー材>247)。吉野工業所製 (ロット番号:11/56)。プリフォーム [白/PCO] (ロット番号:156)。製品ロット番号: L1110J33

注1) 「コカ・コーラのフォント違い」 KUMAの日記風ボトルキャップ通信 (2009/03/06)
注2) 「さらにファイトバクハツ! 『アサヒ ドデカミンスーパー PET500ml』 新発売 ~7種類のアミノ酸、5種類のビタミン、ローヤルゼリー配合~」 アサヒ飲料 ニュースリリース #635 (2007/03/27)
注3) 「ドデカミンスーパー」 (ブランドサイト)
注4) 「がんばる男の “やる気” アップに! 『アサヒ ドデカミンBLACK2.0 PET500mL』 新発売!! ~アミノ酸7種類+ガラナとマカに加え、新たにカフェインを配合!~」 アサヒ飲料 ニュースリリース #812 (2008/11/20)
注5) リョービイマジクス株式会社味岡伸太郎かな

2009/03/17

DyDo 『miu Lemon』 のイエローキャップ、「あける→」 表示付きで登場

ダイドードリンコ社は、2009年3月16日 (月)、「ミウ」 シリーズのうち 『ミウ』 と 『ミウレモン』 の2製品をリニューアルし、全国の自動販売機にて発売を開始した [注1]。

『ミウ』 については、1カ月前より先行販売されていたが [注2]、『ミウレモン』 については、予定通りの発売であった。『ミウ』 同様、先行販売されてはいまいかと、同社の自販機を見付ける度毎にチャレンジしていたら、いつの間にか従来品を10本近く購入する羽目になっていた。これだから、自販機との勝負はスリリングで、リスキーである。ただ、都内では切り替えが完了していない自販機もあり、いまだに従来品を見掛ける。見分け方のコツは意外と簡単で、商品ディスプレーのボトルと現物は、かなりの確率で一致することが判明した。お陰様で、それ以降、同じて轍を踏むことはなくなった。本日(3月17日)、新宿駅西口地下通路に設置されたベンダーにて、無事待望のイエローキャップに出逢うことが出来た。

当然、『ミウレモン』 もリニューアルに伴い、パッケージとキャップのデザインが変更された。

『ミウレモン』 のキャップの図柄は、黄色キャップ地に、緑色インキ一色で、上段に小さく 「DyDo」 のコーポレートロゴ (定位置)、中央にローマン系フォントのボールドイタリック体で 「miu」、その脇斜め下に小さくスクリプト体で 「Lemon」、キャップ下方辺縁部に 「あける→」 という構成である。若干情報量が多いため、見た目に五月蠅いキャップになってしまったのが、残念である。「あける→」 表示って、本当に必要なのだろうか。「あける→」 と呪文を唱えさえすれば、キャップは開けやすくなるのか! とメーカー諸氏に問いたい。

2009年2月19日付ブログ [注2] にて、今回のキャップの刷色を 「黄色地に前回同様、紺色インキで 「miu」 のロゴが入るのではないだろうか」 と無謀な予測をしていたが、またもや大きく予想を外してしまった。トホホである。人間、経験のみで物事を推し量ってはならないという教訓である。

■ 商品表示データ ■
『miu Lemon』 (480mLオリジナルシェイプ耐熱PETボトル)
<名称> 清涼飲料水
<原材料名> 水 (純水)、海洋深層水、香料
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:1.8mg ●カルシウム:0.55mg ●マグネシウム:1.64mg ●カリウム:0.55mg
<硬度> 80mg/L (軟水) <pH値> 6.0
<販売者> ダイドードリンコ株式会社 (大阪市北区中之島2-2-7)
<JAN> 4-904910-224760
<高知県表示許諾番号> 室戸海洋深層水 14高海深第164号

■ 参照キャップデータ ■
『miu Lemon』 (480mLオリジナルシェイプ耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「110125/D40」。賞味期間は約24カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップホット」 (洗浄スリット6個所)(ロット番号:H53-70)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:5/60)。プリフォーム [白] (ロット番号:7060)。製造ロット番号: LDH

注1) 「スタイリッシュな自然派ウォーターブランド 『ミウ』 / 海洋深層水由来の天然ミネラルを使用 口あたりがやわらかくすっきりとした味わいに仕上げました 『ミウ』 / 海洋深層水から生まれた天然海洋ミネラルをレモンフレーバーで仕上げました レモンの爽やかな香りが楽しめるフレーバーウォーター 『ミウレモン』」 DyDo Release No.578 (2009/02/19)
注2) 「DyDo 『miu』 に水色キャップ、「あける→」 表示を伴って登場」 ペットボトルキャップ時評 (2009/02/19)

『チチヤス ホワイトソーダ』 の 「チー坊」 キャラクターキャップ

ダイドードリンコは、2009年3月16日 (月)、チチヤスとの共同企画製品の第2弾となる 『チチヤス ホワイトソーダ』 を発売した [注1-2]。 2009年3月17日 (火)、NEWDAYS店頭にて確認、500mL入り1本税込み1本147円。今回は残念ながら、発売日翌日、都内のサンクス、スリーエフなどのコンビニエンスストアにおける取り扱いはなかった。

「チー坊」 のキャラクターについては、2008年9月30日付けブログ 「『チチヤス ヨーグルトテイスト』 の 「チー坊」 キャラクターキャップ」 [注3] にて言及した通りである。

前回の 『チチヤス ヨーグルトテイスト』 と今回の 『チチヤス ホワイトソーダ』 の味の違いは、『カルピスウォーター』 と 『カルピスソーダ』 の違いとほぼ同じである。

キャップについては、デザインは同じであるが、刷色が 「パステル調の水色」 から 「青色」 に変更された。前回の製品との違いを印象付けるための工夫と思われる。

キャップの意匠は、白色キャップ地にチチヤスヨーグルトのキャラクターである 「チー坊」 のアイコンが、パッケージの刷色と同じ青色で描かれている。色が変わってもキュートでキッチュなかわいさはそのままである。なお、キャップにはパッケージの前後に描かれた図柄と同一の、(a) 「正面」 バージョンと (b) 「後頭部」 バージョンの2種類が存在する。「後頭部」 バージョンのほうが混入率は低いのも前回と同様である。

何れにしても、かわいいキャラクターキャップにまた再会出来たのはうれしい。

■ 商品表示データ ■
『チチヤス ホワイトソーダ』 (500mLペタロイド脚丸形耐圧PETボトル)
<名称> 炭酸飲料
<原材料名> 果糖ぶどう糖液糖、果糖脱脂れん乳、乳製品乳酸菌飲料 (殺菌)、酸味料、安定剤 (大豆多糖類、CMC)、香料、甘味料 (アセスルファムK、スクラロース)、カラメル色素
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:35kcal ●たんぱく質:0.3g ●脂質:0g ●炭水化物:8.4g ●ナトリウム:14mg
<販売者> ダイドードリンコ株式会社 (大阪市北区中之島2-2-7)
<JAN> 4-904910-224739

■ 参照キャップデータ ■
(a) 『チチヤス ホワイトソーダ』 (500mLペタロイド脚丸形耐圧PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「090826/D06」。賞味期間は約6カ月 (未開栓)。キャップは、日本クラウンコルク社製 「Fin-Lok」 2ピースキャップ (ロット番号:<ライナー材>12、<本体>41-20) [ノーマルタイプ]。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:69/23)。プリフォーム [白/PCO] (ロット番号:223)。製造ロット番号:FDC

(b) 『チチヤス ホワイトソーダ』 (500mLペタロイド脚丸形耐圧PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「090826/D06」。賞味期間は約6カ月 (未開栓)。キャップは、日本クラウンコルク社製 「Fin-Lok」 2ピースキャップ (ロット番号:<ライナー材>16、<本体>41-14) [ノーマルタイプ]。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:75/54)。プリフォーム [白/PCO] (ロット番号:354)。製造ロット番号:FDC

注1) 「ダイドードリンコのコラボレーション企画 話題性のある商品で市場の活性化を図ります チチヤスヨーグルトの味わいにダイドードリンコのエッセンスをプラス チチヤス “チー坊” の乳性炭酸飲料が登場! 『チチヤス ホワイトソーダ』 / 120年の歴史を持つ広東料理の名門 『聘珍樓』 とのコラボレーション 上質なリラックスタイムを提供するジャスミンティー 『聘珍茶寮 (ヘイチンサリョウ) ジャスミン茶』」 DyDo Release No.587 (2009/03/12)
注2) 「チチヤス」 (ホームページ)
注3) 「『チチヤス ヨーグルトテイスト』 の 「チー坊」 キャラクターキャップ」 ペットボトルキャップ時評 (2008/09/30)

サントリー 『プロテインウォーター』 の 「粗ギザ」 キャップ

サントリーは、2009年3月17日 (火)、プロテイン補給飲料 『プロテインウォーター』 を新発売した [注1]。同日、サンクス店頭にて確認、490mL入り1本147円。

新発売のタイミングに合わせて、俳優の中村獅童と松田翔太をフィチャーしたTVCMが流されている [注1]。製品コンセプトは 「細マッチョ」 らしい。でも、意味が分からない。喩えるなら、体型は 「ふとっちょ☆カウボーイ」 なのに、芸名を 「ガリガリガリクソン」 と名乗っているようなものである。

お気に入りのお笑い芸人の話はさて置き、キャップはあの 「ライフパートナー DAKARA」 のハートキャップである。でも、今回は乳性飲料なので 「粗ギザ」 キャップが使用されている。キャップの図柄は、白色キャップ地に青色の二重の輪、輪の間にぐるりと 「LIFE PARTNER LIFE PARTNER」 の文字列、中央に赤いハートマークのお馴染みのアイコンである。

ボトルは 『ダイエットウォーター Let'S』 でかつて使用されたことのあるダンベル型シェイプボトルの復活である。

「DAKARA」 は、2000年3月14日に発売されて以来、今年で10年目を迎えるロングランブランドである [注2]。恐らく 「粗ギザ」 が出現したのは 「DAKARA」 史上初めての筈であるが、なぜかそんな気がしない。どうしてだろう。

■ 商品表示データ ■
『プロテインウォーター』(490mLダンベル型オリジナルPETボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 脱脂粉乳、砂糖、ホエイペプチド、酸味料、安定剤 (大豆多糖類)、香料、甘味料 (スクラロース)、アルギニン、乳化剤、ビタミンB6
<栄養成分> (100mLあたり) ●エネルギー:9kcal ●たんぱく質:0.52g ●脂質:0g ●炭水化物:1.5g ●ナトリウム:11mg ●ビタミンB6:0.29mg | ●アルギニン:21mg
<販売者> サントリーフーズ株式会社 (東京都港区台場2-3-3)
<JAN> 4-901777-103130

■ 参照キャップデータ ■
『プロテインウォーター』 (490mLダンベル型オリジナルPETボトル) の賞味期限+製造所固有記号:「090926/GMT」。賞味期間は約7カ月 (未開栓)。キャップは、日本クラウンコルク社製 「28NCフラップアセプ」 ワンピースキャップ [粗ギザタイプ] (ロット番号:N10-11)。ボトルは、北海製罐社製 (ロット番号:T33)。プリフォーム [透明/PCO] (ロット番号:D31-5)。製品ロット番号: 05:13.

注1) 「“スタイルが気になる現代人”のためのプロテイン補給飲料 『プロテインウォーター』 イケメン 『細マッチョ』 軍団と 『ゴリマッチョ』 軍団が “花いちもんめ” 対決!? 中村獅童さん、松田翔太さん率いるイケメン軍団が 甘い投げキッスでマッチョな軍団をノックアウト 『プロテインウォーター』 新TV-CM 『マッチョ』 篇 2009年3月17日 (火) から全国でオンエア開始」 サントリー ニュースリリース (2009/03/11)
注2) 「『サントリー ライフパートナー DAKARA』 新発売 ―偏った食生活になりがちな現代人の健康を科学した、カラダ・バランス飲料―」 サントリー ニュースリリース #7558 (2000/01/18)

2009/03/16

DyDo 『富士山天然水』、水色ブランドロゴキャップでリニューアル

ダイドードリンコ社は、2009年3月16日 (月)、『富士山天然水』 を自販機にて全国発売した [注1]。2009年3月15日 (日)、都内設置のベンダーにて購入 (500mL入り1本税込み110円)。

『富士山天然水』 はこれまで一部地域においては 「白蓋」 で販売されていたが、今回の全国発売に伴いキャップが水色ブランドロゴとなり、リニューアルされた。

キャップの図柄は、水色 (スカイブルー) 地に濃い紺色一色で、上部に小さく 「DyDo」 のコーポレートロゴ (最近の定位置)、中央に2段組みで、上段が極太明朝体 (平体) で 「富士山」、下段に下手くそな 「天然水」 の筆文字、更に、キャップ下方辺縁部に 「あける→」 という構成である。恐らく著名な書家の揮毫したものかも知れないが、下手くそなことに変わりはない。毛筆文字を縮小し、活字と組み合わせることは難しい。筆致や筆勢が再現されないからである。

ボトルシェイプは、これまでの 『miu』 に使用されていたツイストボトルの流用である。パッケージのイラストは、富士吉田市側から望む 「大沢崩れ」 の富士山。「富士山」、「バナジウム」、「天然水」 と来れば、もはやパッケージ定番のアイコンである。ここまでイメージが固定していれば、敢えて製品毎に独自色を出す必要などない。

『miu』 が 「海の水」 だとしたら、今回の 『富士山天然水』 は 「山の水」 である。それ以上の意味はない。他社製品に対抗するための、製品ラインナップの品揃えの一環に過ぎない。明らかにアサヒ飲料の 『富士山のバナジウム天然水』 の類似品である。でも、真っ向から価格で勝負している姿勢に好感が持てる。

下記の表に列挙した製品は何れも実物を見れば、笑ってしまうほど良く似ている。キャップの製造メーカーすら同じである。天板部がツルツルのホット充填用キャップの製造メーカーがどこなのかよく分からないが、バナジウム含有天然水に共通して使用されていることから、富士吉田市を採水地とするファブリックにおいて共同購入されているものと思われる。

表.山梨県富士吉田市を採水地とする主な製品

▼ アサヒ飲料 『富士山のバナジウム天然水』
▼ 松屋フーズ 『富士の宝物バナジウム63天然水』
▼ ポッカコーポレーション 『バナジウム入り富士山が育んだ天然水』
▼ ダイドードリンコ 『富士山天然水』

ニューキャップラッシュも一段落着いたと思っていたが、まだまだ続きそうな勢いである。何れにしても新規キャップの登場はうれしい。

■ 商品表示データ ■
『富士山天然水』 (500mLオリジナルシェイプ耐熱PETボトル)
<名称> ナチュラルミネラルウォーター
<原材料名> 水 (鉱水)
<採水地> 山梨県富士吉田市
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:0.44mg ●カルシウム:0.69mg ●マグネシウム:0.25mg ●カリウム:0.09mg | ●バナジウム:6.2μg
<硬度> 27mg/L (軟水) <pH値> [表示なし]
<販売者> ダイドードリンコ株式会社 (大阪市北区中之島2-2-7)
<JAN> 4-904910-224824

■ 参照キャップデータ ■
『富士山天然水』 (500mLオリジナルシェイプ耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「110212/D59」。賞味期間は約24カ月 (未開栓)。キャップは製造メーカー不詳のホット充填用ワンピースキャップ (ノーマルギザ、洗浄スリットなし)(ロット番号:3-11)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:14/46)。プリフォーム [白] (ロット番号:6046)。製造ロット番号: 18:35

注1) 「ダイドードリンコ 2009年春夏の新商品 日本人の味覚に合ったやさしい味わい 富士山の自然の恵みから生まれたナチュラルミネラルウォーター 『富士山天然水』」 DyDo Release No.583 (2009/03/09)

2009/03/14

キリンビバレッジ 『潤る茶』、SKナール出現の意味

2009年3月12日付け 『KUMAの日記風ボトルキャップ通信』 の 「まだあるよ ニューキャップ」 [注1] によれば、ついに 『生茶』 『キリンレモン』 以外のキリン製品 『潤る茶』 にもSKナールが出現したという。早速、コンビニに走った。サンクス、ミニストップ各店店頭にて確認。500mL入り1本147円。

SKナールとは、キリンビールパッケージング研究所が2006年に実施した飲料キャップの開栓性改善に関する研究の成果として誕生したハイブリッド90線ナール構造を有するキャップである。開栓時における 「粗ギザ」 の 「滑り難さ」 と 「ノーマールギザ」 の 「手の痛くなさ」 の特徴を併せ持つ [注2]。2008年春期の 『生茶』 『キリンレモン』 のリニューアル発売に合わせ、日本クラウンコルク (NCC) 社との共同開発として市場投入された。「SKナール」 の呼称は、あくまで推測であるが、NCC社の環境負荷軽減型キャップ 「28NCフラップアセプ-S」 をベースに改良された 「KIRIN」 バージョンという意味と思われる。ただし、SKナールは、「アセプティック充填」 のみでなく、「ホット充填」 「炭酸充填」 の全ての製品に対応するように、3系統の進化系キャップが存在する [注2-3]。

なお、2009年2月10日の 『潤る茶』 リニューアル発売時点では、従来の 「粗ギザ」 キャップのままであった [注4]。通常、中途導入についての正式発表はないため、今回の 『潤る茶』 へのSKキャップの正確な市場投入日は不明であるが、製造時期はTEバンドに印字された賞味期限から逆算することである程度判断可能である。手許に同一工場 (K13=キリンビバレッジ湘南工場) で製造された2種類の形状キャップの製品がある。(a) 「SKナール」 製品には 「091118/13K.」、(b) 「粗ギザ」 製品には 「091110/13K」 の表示がある。従って、「SKナール」 使用製品は、2009年2月14日以降、2009年2月21日以前に製造されたことになる。いずれにしても、リニューアル発売より1カ月遅れの3月12日頃にSKキャップが市場投入されたと考えてよさそうである。

今回の汎用キャップバージョンの出現でSKナールの種類は全部で5種類となった。新種発見の目安として、これまでに出現したSKナールキャップの図柄を一覧表にまとめてみた。なお、『生茶』 に関しては、2009年3月3日のリニューアル製品の投入により、図柄が一新され、2種類となった。「唇」 (KUMA氏の所見 [注5]) のように見える 「くちびる」 バージョンと新規図柄 「ツチノコ」 バージョンである [注6]。過度に単純化された 「茶葉」 の図象が、どうしても太り過ぎのツチノコに見えてしまうのは私だけであろうか。

表. SKナールキャップ一覧表

▼ 1a) 『キリン 生茶』 [くちびるバージョン]
      コールド販売用 | アセプチック充填
      「28NCフラップアセプ-S」 ベースの 「SKナール」
      (初出: 2008年2月26日、火曜日) [注8-9]
▼ 1b) 『キリン 生茶』 [くちびるバージョン]
      コールド販売用 | ホット充填
      「28NCフラップホット-SW」 ベースの 「SKナール」
      (初出: 2008年2月26日、火曜日) [注7]
▼ 2)  『キリンレモン』 [青黄2色刷ブランドロゴバージョン]
      コールド販売用 | 炭酸充填
      「フィンロック」 ベースの 「SKナール」
      (初出: 2008年3月11日、火曜日) [注8]
▼ 3)  『ホット 生茶 玉露入り』 『ホット 生茶 香ばしい深入り』
      [加温器用オレンジ汎用キャップ]
      ホット販売用 | ホット充填
      「28NCフラップホット-SW」 ベースの 「SKナール」
      (初出: 不明 [2009年1月上旬頃]) [注2]
▼ 4a) 『キリン 生茶』 [ツチノコバージョン]
      コールド販売用 | アセプチック充填
      「28NCフラップアセプ-S」 ベースの 「SKナール」
      (初出: 2008年2月26日、火曜日) [注5-6]
▼ 4b) 『キリン 生茶』 [ツチノコバージョン]
      コールド販売用 | ホット充填
      「28NCフラップホット-SW」 ベースの 「SKナール」
      (初出: 2008年2月26日、火曜日) [注5-6]
▼ 5)  『キリン 潤る茶』 [白色地茶色刷 「KIRIN」 汎用キャップ]
      コールド販売用 | アセプティック充填
      「28NCフラップアセプ-S」 ベースの 「SKナール」
      (初出: 不明 [2009年3月12日頃]) [注1]

今回の 「KIRIN」 汎用キャップにおけるSKナールの使用範囲拡大の意味は、一年間の試用期間を経て、その機能性が市場で評価され、正規採用になったようなものである。今後、コレクターにとっては、キャップの図柄だけでなく、ナール形状にも留意することが必要な時代になったことを同時に意味する。

■ 商品表示データ ■
『潤る茶』 (500mLオリジナルPETボトル)
<名称> 清涼飲料水
<原材料名> 水、大麦、玄米、はと麦、ハブ茶、とうもろこし、コラーゲンペプチド、飲用海洋深層水、乾燥ローズヒップ、黒豆、黒胡麻、キダチアロエ、ゆずの皮、ビタミンC、香辛料抽出物、(原材料の一部に大豆、ゼラチンを含む)
<栄養成分> (製品100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:10mg ●カリウム:3mg ●ビタミンC:6~50mg | ●カフェイン:0mg ●コラーゲン:40mg
<製造者> キリンビバレッジ株式会社 (東京都千代田区神田和泉町1番地)
<JAN> 4-909411-036652

■ 参照キャップデータ ■
(a) 『潤る茶』 (500mLオリジナルPETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「091118/13K.」。賞味期限は約9カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップアセプ-S」 改良型ワンピースキャップ (SKナール、洗浄スリットなし) (ロット番号:N6-58)。ボトルは自社 (KBC) 形成 (ロット番号:L32)。プリフォーム [透明/PCO] (ロット番号:D125)。

(b) 『潤る茶』 (500mLオリジナルPETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「091110/13K」。賞味期限は9カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップアセプ」 (粗ギザ) (ロット番号:A10-21)。ボトルは自社 (KBC) 形成 (ロット番号:K06)。プリフォーム [透明/PCO] (ロット番号:D043)。

注1) 「まだあるよ ニューキャップ」 『KUMAの日記風ボトルキャップ通信』 (2009/03/12)
注2) 「キリン 『生茶』 加温器キャップにSKナール出現」 ペットボトルキャップ時評 (2009/01/26)
注3) 「『キリン生茶』 新キャップ異聞」 ペットボトルキャップ時評 (2008/02/27)
注4) 「“毎日の生活で失われる成分をとる健康ブレンド茶” 「キリン 潤る茶」 2月10日 (火) リニューアル新発売」 キリンビバレッジ ニュースリリース (2009/01/14)
注5) 「もうちょこっと ニューキャップ」 『KUMAの日記風ボトルキャップ通信』 (2009/03/10)
注6) 「『生茶』、キャップのイラストを単純化」 ペットボトルキャップ時評 (2009/03/02)
注7) 「『キリンレモン』 変則ナールのグリップキャップでリニューアル」 ペットボトルキャップ時評 (2008/03/11)
注8) 「『キリン生茶』 新規設計の変則ナールキャップでリニューアル発売」 ペットボトルキャップ時評 (2008/02/25)
注9) 「『キリン生茶』 リニューアルに伴い、グリップ性能を強化した新形状キャップを採用」 ペットボトルキャップ時評 (2008/01/21)

2009/03/12

2009年春、リニューアルに伴う新規キャップ達

2009年2月中旬~3月中旬にかけて、約1月間に数え切れない程の新規キャップが出現した (ような気がする)。まさに春の椿事である。出現が、あまりのハイペースであったため、息切れを覚えるほどであったが、ようやく人心地ついたので、この辺でキャップの出現状況をまとめてみた。

表.2009年春のリニューアルキャップ一覧 (2009年3月12日現在)


▼ 2009年2月上旬
  花王
   『ヘルシア』 350mLスリム、500mL [「←あける」 バージョン]
    地色:白 | 刷色:緑 | ノーマル

▼ 2009年2月9日 (月)
  ダイドードリンコ
   『ゆずれもん』 350mLスリム、1.5L
    地色:白 | 刷色:薄いオリーブ + 淡い黄 | ノーマル
   『ゆずれもん』 350mL広口
    地色:白 | 刷色:薄いオリーブ + 淡い黄 | 38mm径広口 [NCC]
  コカ・コーラ カスタマーマーケッティング (CCCMC)
   『Coca-Cola ZERO』 500mL [新機軸キャンペーン用]
    [メッセージフォント (小)]
    地色:灰 | 刷色:白 | ノーマル [NCC]
   『Coca-Cola ZERO』 500mL [新機軸キャンペーン用]
    [メッセージフォント (大)]
    地色:灰 | 刷色:白 | ノーマル [ACS]

▼ 2009年2月10日 (火)
  アサヒ飲料
   『アサヒ 香る緑茶 いぶき』 275mL、490mL、500mL、2L
    地色:緑 | 刷色:黒 | ノーマル

▼ 2009年2月20日 (金)
  AGF
   『<マキシム>カプチーノ』 400mL
    地色:白 | 刷色:茶 | 粗ギザ [NYG]

▼ 2009年2月23日 (月)
  コカ・コーラ カスタマーマーケッティング (CCCMC)
   『カナダドライ』 500mL [(R) 小]
    地色:白 | 刷色:茶 | ノーマル [NCC]
   『カナダドライ』 500mL [(R) 大]
    地色:白 | 刷色:茶 | ノーマル [ACS]

▼ 2009年2月24日 (火)
  サントリーフーズ
   『なっちゃん』 500mL [プンプン]**
    地色:黄緑 | 刷色:緑 | ノーマル [NCC]
   『なっちゃん』 500mL [ウインク]**
    地色:黄緑 | 刷色:緑 | ノーマル [NCC]
   『なっちゃん』 500mL [ぺろりん]**
    地色:黄緑 | 刷色:緑 | ノーマル [NCC]
   『なっちゃん』 500mL [スマイル]**
    地色:黄緑 | 刷色:緑 | ノーマル [NCC]

▼ 2009年2月下旬頃
  コカ・コーラ カスタマーマーケッティング (CCCMC)
   『ジョージア エメラルドマウンテンブレンド カフェオレ』 410mL [(R) 小]
    地色:白 | 刷色:灰 | ノーマル [NCC]
   『ジョージア エメラルドマウンテンブレンド カフェオレ』 410mL [(R) 大]***
    地色:白 | 刷色:灰 | ノーマル [ACS]

▼ 2009年2月26日 (木)
  コカ・コーラ カスタマーマーケッティング (CCCMC)
   『Coca-Cola』 500mL [新機軸キャンペーン用]
    [メッセージフォント (小)]
    地色:赤 | 刷色:白 | ノーマル [NCC]
   『Coca-Cola』 500mL [新機軸キャンペーン用]
    [メッセージフォント (大)]
    地色:赤 | 刷色:白 | ノーマル [ACS]

▼ 2009年3月3日 (火)
  キリンビバレッジ
   『キリン生茶』 500mL
    地色:黄緑 | 刷色:深緑 | 「SKナール」**** [NCC]
▼ 2009年3月9日 (月)
  コカ・コーラ カスタマーマーケッティング (CCCMC)
   『ファンタ』 500mL [新機軸キャンペーン用]
     [(R) 小]***
    地色:白 | 刷色:紺 + 緑 | ノーマル [NCC]
   『ファンタ』 500mL [新機軸キャンペーン用]
     [(R) 大]
    地色:白 | 刷色:紺 + 緑 | ノーマル [ACS]
   『ファンタ』 1500mL [通常バージョン]
     [(R) 小]***
    地色:白 | 刷色:紺 + 緑 | ノーマル [NCC]
   『ファンタ』 1500mL [通常バージョン]
     [(R) 大]
    地色:白 | 刷色:紺 + 緑 | ノーマル [ACS]

▼ 2009年3月10日 (火)
  大塚ベバレジ
   『シンビーノジャワティストレートレッド』 500mL、2L
    地色:白 | 刷色:茶 | ノーマル

▼ 2009年3月16日 (月)
  ダイドードリンコ
   『ミウ』 500mL
    地色:水色 | 刷色:ホワイト | ノーマル
   『ミウレモン』 500mL
    地色:黄色 | 刷色:?? | ノーマル

▼ 2009年3月24日 (火)
  明治乳業
   『THE MILK COFFEE』
    地色:ミルクコーヒー | 刷色:なし | 粗ギザ 「ストローキャップ」 [NCC]

<解注>
* リストは、発売日、販売者、『製品名』、容量規格、キャップの地色、キャップの刷色、キャップのナール形態 [キャップ製造メーカー] の順にまとめた。製品名の後のレジスターマーク 「(R)」 等は煩瑣を避けるため省略した。なお、対象製品はコンビニエンスストアやスーパー、自販機等で簡単に入手可能なものに限定した。キャップ製造メーカーの略称は以下の通り。NCC = 日本クラウンコルク、ACS = アルコア・クロージャー・システムズ、NYG = 日本山村硝子
** 分類上、便宜的に付与した
*** 一般的に、コカ・コーラシステムの製品には、NCC社製キャップとACS社製キャップが地域や製造工業により使い分けられているため、(R) の大きさや、メッセージのフォントサイズの異なるバリアント (亜種) が存在する。*** 印のものでは、報告例が未だないが、存在する可能性が極めて高い
**** NCC社製キリンビバレッジ専用キャップ 「SKナール」 には、厳密に言えば 「粗ギザ進化系」 と 「ノーマル進化系」 の2系統が存在する [注1] が、キャップの図柄における区別はない


こうして一覧すると、何れも新規コンセプトの製品ではなく、リニューアルに伴うパッケージデザインの 「手直し」 や 「梃子入れ」 であることが分かる。朧気 (おぼろげ) ながらといえども、その全体像が見えて来るのは、データの集積があったればこそである。因みに、2008年にも全く同じことを書いている [注2]。決して、デジャヴュなんかではない。

今回の新規キャップラッシュについてはよく分からないが、最近のポリエチレンやポリプロピレンなどの樹脂キャップ原料となるナフサ価格の下落は、今後の新規キャップ出現傾向に大きな影響を及ぼすものと思われる。ナフサ価格 (日本向け) は、2008年7月4日に$1,246/tの最高値を付け、その後市場原理が働き下落傾向に転じ、2008年9月15日のリーマンショックを契機に一気に急落した [注3]。2008年12月5日の最安値$256/tを記録した後、現在は2005年頃の水準で推移している。このことは、例年4月~6月にかけて行われる大手化学メーカーの価格改訂にも値下げ圧力として働くことから、キャップ価格にも少なからず影響するはずである。この差益分がキャップデザインにどう反映するかが楽しみである。

注1) 「『キリン生茶』 新キャップ異聞」 ペットボトルキャップ時評 (2008/02/27)
注2) 「2008年春、リニューアルに伴う新規キャップ達」 ペットボトルキャップ時評 (2008/03/12)
注3) 「ナフサ (日本向け) 価格推移」 出光ユニテック, 「ナフサ週報・価格推移表データベース 原油・ナフサ動向」 (2009/02/06)

2009/03/11

『Fanta(R)』 1.5リットルボトルに別パターンのキャップあり!

2009年3月9日付けブログ 「『Fanta(R)』、新機軸キャンペーンキャップ出現と共に図柄を変更」 [注1] をアップしたところ、BARU氏より、『ファンタ』 の1.5リットルボトルには、「キャップ裏の番号を入力→fanta.jp」 という文字列が入っていない別パターンのキャップが存在する旨のコメントを頂戴した。こうした情報を頂けるのは本当にありがたい。早速、寒風吹き荒ぶ街に飛び出した。この日の夕刻は、ことのほか風が強かった。そこで、手っ取り早く探すため、いつものメモを頼りに、目的のスーパーへと向かった。

新大久保駅前にある業務スーパー 「河内屋」 は、期待を裏切らない。やはり、新製品は回転率の高い量販店に限る。1.5L入り1本168円。安いけど重い。2本だと3キロである。

さて、1.5リットルボトルのキャップデザインであるが、BARU氏の情報通り、新機軸キャンペーンキャップではなかった。先ず、ノーマルギザの白色キャップ地に紺色と緑色の2色刷りであり、図柄が、「Fanta」 + 真ん中の 「n」 の上に 「葉っぱの図象」 までは同じであるが、レジスターマークの 「(R)」 の位置はブランドロゴの下ではなく、横であった。そして最大の違いは、プロモーション用の 「キャップ裏の番号を入力→fanta.jp」 の文字列が無く、通常の点対称の 「あける→」 が天地2個所にあることである。また、緑色は 「葉っぱの図像」 のみであった。

日本コカ・コーラ社は今後、炭酸飲料に限っては、プロモーション用にシールではなく、キャップ裏のライナー材にアクセスコードを直に印字した新機軸キャンペーンキャップを使用するつもりなのだろう。従って、キャンペーン期間以外には、通常のブランドロゴキャップが使用されることになる。今回、製品リニューアルに伴い2パターンのキャップが同時に出現した理由は、その辺にある。

販売者が、「コカ・コーラナショナルビバレッジ」 (CCNBC) から 「コカ・コーラカスタマーマーケティング」 (CCCMC) に変更されたことと、最近のブランドキャップの復活との間には、日本コカ・コーラ社の経営戦略の転換があったのかも知れない。ペットボトルキャップコレクターにとっては歓迎すべき状況であるが、果たして以前のような活況が再来するかどうかは疑問である。

今回、入手したキャップはアルコア (ACS) 社製であった。と言うことは、日本クラウンコルク (NCC) 社製の 「(R) 小」 バージョンのキャップが存在する可能性がある。ニューキャップラッシュは暫く続きそうである。

またしても、春一番の突風の中、街に飛び出さねばならない。

■ 商品表示データ ■
『ファンタ(R) ゼロレモン』 [通常ブランドロゴキャップ] (1500mLペタロイド脚耐圧PETボトル)
<品名> 炭酸飲料
<原材料名> 塩化Na、香料、酸味料、甘味料 (アセスルファムK、スクラロース)、保存料 (安息香酸Na)、塩化K、乳酸Ca
<栄養成分>(100mL当り) ●エネルギー:48kcal ●たんぱく質:0g ● 脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:21mg ●ビタミンB6:0.4mg
<販売者> コカ・コーラ カスタマーマーケティング株式会社 (東京都港区六本木6-2-31)
<JAN> 4-902102-076272

■ 参照キャップデータ ■
『ファンタ(R) ゼロレモン』 [通常ブランドロゴキャップ] (1500mLペタロイド脚耐圧PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「B 090815-EIB」。賞味期限6カ月、製造所は茨城工場。キャップはAlcoa社製 「Wing-Lok」 (ロット番号:<ライナー材> 514 <本体>CCB 453)。ボトルは東洋製罐社製 「らくらく注げる手にピタ!ボトル」 (ロット番号:G/9)。プリフォーム [透明/PCO] (ロット番号:3-4)。

注1) 「『Fanta(R)』、新機軸キャンペーンキャップ出現と共に図柄を変更」 ペットボトルキャップ時評 (2009/03/09)

2009/03/10

『ジャワティーストレート』 のニューキャップ

大塚ベバレジ社は、2009年3月10日 (火)、『シンビーノ ジャワティストレート』 のパッケージを一新し、『シンビーノ ジャワティストレートレッド』 をリニューアル発売した [注1-2]。同日、サンクス、ナチュラルローソン各店店頭にて確認。500mL入り1本147円。

なお、この商品は既に各地で先行販売されており、ペットボトルキャップのコレクターズサイト [注3] では、すっかりお馴染みである。

1989年に初めて発売されて以来、『JAVA TEA』 のプラスチックキャップの基本的な図柄の変更は今回で3回目である [注4]。パッケージの配色は、既に確立した製品イメージがあるため、前回と同一仕様である。そのため、新製品という印象は受けない。

今回のパッケージデザインにおける最大の変更点は、新規にデザインされた 「JAVA TEA」 のブランドロゴと斜めのレイアウトである。そして、キャップの刷色も。正直言って、ロゴだけに着目すると、タイポグラフィックデザインとしては素人同然である。欧文書体の設計上の約束事をことごとく無視した大胆不敵なデザインと言える。一例として、「JAVA」 の 「A」 と 「TEA」 の 「A」 に共通した設計思想は認められない。また、「T」 の横棒が特異的に長い。ただ、それが狙いかどうかは推量する術もないが、全体としては型に嵌らない自由奔放さが逆に心地いい。かなり高度なデザインワークと言える (多分違うと思うが)。

キャップの図柄は、白色キャップ地に金色のメタファーとしての芥子色で上段に 「JAVA」 + 下段に少し小さく 「TEA」 である。前回のキャップと比較すると、明快なメッセージとなっている。

なお、2009年4月14日には 『シンビーノ(R) ジャワティー』 ブランドとして、新たに緑茶の 『シンビーノ ジャワティストレートグリーン』 が発売されることが予定されている [注1]。願わくば、キャップの刷色が異なることを望む。

■ 商品表示データ ■
『シンビーノ(R) ジャワティストレートレッド』 (6角型耐熱PETボトル500mL)
<名称> 紅茶飲料
<原材料名> 紅茶
<栄養成分>(100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:0mg ●糖類:0g | ●ポリフェノール:1本 (500mL当たり) 300mg
<販売者> 大塚ベバレジ株式会社 (東京都千代田区神田司町2-9)
<JAN> 4-959127-102103

*[豆知識] sinvinoとは、スペイン語の 「sin-」 (without) + 「vino」 (wine) の合成語で、「without alcohol」 (お酒なしで) と言う意味らしい。

■ 参照キャップデータ ■
『シンビーノ ジャワティストレートレッド』 (6角型耐熱PETボトル500mL) の賞味期限+製造所固有記号:「091117/OFS」。賞味期限は不明。キャップは、日本山村硝子社製 「TENキャップ」 [ノーマルタイプ] (洗浄スリットなし) (ロット番号:C2-43)。ボトルは、吉野工業所製 (ロット番号:137/H21)。プリフォーム [白] (ロット番号:H1021)

注1) 「あの 『ジャワティ』 がリニューアル さらに新商品 『ジャワティグリーン』 新登場 新たなジャワティの歴史が始まる! ―シンビーノ ジャワティストレートレッド 3月10日より全国リニューアル新発売― / ―シンビーノ ジャワティストレートグリーン 4月14日より全国新発売―大塚ベバレジ株式会社  ニュースリリース (2009/02/17)
注2) 大塚ベバレジ 「JAVA TEA」 (ブランドサイト)
注3) 「ジャワティの新キャップ」 まさお氏の運営する 『M's blog』 (2009/02/22)
注4) KUMA氏の運営する 『ペットボトルキャップコレクションの旅』 「日本のプラキャップ」 <大塚編> 「JAVATEA-01~-04」

2009/03/09

『Fanta(R)』、新機軸キャンペーンキャップ出現と共に図柄を変更

2009年3月9日 (月)、コカ・コーラシステムは、『ファンタ』 の3大フレーバーである 『ファンタオレンジ』 『ファンタグレープ』 『ファンタゼロレモン』 をリニューアル発売した [注1-2]。同日、ファミリーマート、セブンイレブン各店店頭にて確認。500mL入り1本147円。

今回のリニューアルに伴い、裏側のライナー材に8桁2段組のアクセス番号の入った新機軸キャンペーンキャップが導入された。同時に、図柄も一新された。今回の図柄変更までに、まだ9カ月も経っていない [注3]。なお、販促内容は、「よしもとプロデュース “ファンタ放課後チャンネル” を楽しもう!!」 (2009年3月9日~4月29日まで実施) である。このように、小中学生を中心とした低年齢層を購買対象としているにもかかわらず、携帯電話の普及とネット接続機能の充実により、キャンペーン形態も大いに様変わりしてしまった。ハガキで応募していた頃が懐かしい。「当日の消印有効」 という呪縛から、今の少年・少女達は自由であるが、「当選発表は発送をもって代えさせて頂きます」 というわくわく感は今なお健在なのだろうか。

キャップデザインであるが、先ず、ノーマルギザの白色キャップ地に紺色と緑色の2色刷りである。そして図柄は、「Fanta」 + 真ん中の 「n」 の上に 「葉っぱの図象」 + 最後の 「a」 の下にレジスターマーク 「(R)」 のブランドロゴが、キャップ中央に入る。更に、キャップ周囲を 「あける→」 + キャンペーン用メッセージの 「キャップ裏の番号を入力→fanta.jp」 の文字列がぐるりと巻く。このうち、「葉っぱの図象」 と2個所の 「→」 が緑色で刷られており、文字が多い図柄にも拘わらず、これがアクセントとなり、散漫さを若干和らげている。なお、「Fanta」 の書体は、1960年代のサイケデリック調の下手くそな手書きポップ文字である。

ボトルシェイプは、お馴染みの 「団子3兄弟」 型。ラベルのデザインは、「Fanta」 のへんてこ書体に合わせたサイケでポップなイラストであるが、今ひとつキッチュ感がないため、単調な印象を受ける。お絵かきソフトによる功罪の 「罪」 の部分である。ただし、好き嫌いを別にすれば、いまや、「ファンタアート」 とでも言えるようなテイストを醸し出しており、貫禄さえ感じる。これはこれで、成功しているのかも知れない。

今回、都内で入手したキャップはアルコア (ACS) 社製であったが、販売地域によっては、日本クラウンコルク (NCC) 社製の (R) が小さいバージョンのキャップが見付かるかも知れない。キャップ製造メーカーの見分け方は簡単である。NCC社製の炭酸飲料用 「Fin-Lok」 の特徴として、TEバンド部が階段状になっており、外観上は通常のTEバンドの半分の幅に見える。これは、軽量化キャップであり、環境負荷軽減のために使用する樹脂の量目をこの部分で節約した結果である。

バリアントキャップの発見報告が楽しみである。

■ 商品表示データ ■
『ファンタ(R) グレープ』 [キャンペーンキャップ付き] (500mLペタロイド脚耐圧PETボトル)
<品名> 炭酸飲料
<原材料名> 果糖ぶどう糖液糖、香料、着色料 (カラメル、アントシアニン)、酸味料、保存料 (安息香酸Na)、ビタミンB6
<栄養成分>(100mL当り) ●エネルギー:48kcal ●たんぱく質:0g ● 脂質:0g ●炭水化物:12g ●ナトリウム:5~10mg ●ビタミンB6:0.4mg
<販売者> コカ・コーラ カスタマーマーケティング株式会社 (東京都港区六本木6-2-31)
<JAN> 4-902102-076579

■ 参照キャップデータ ■
『ファンタ(R) グレープ』 [キャンペーンキャップ付き] (500mLペタロイド脚耐圧PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「L 090712-EIB」。賞味期限5カ月、製造所は茨城工場。キャップはAlcoa社製 「Wing-Lok」 (ロット番号:<ライナー材> 09 <本体>CCB 337)。ボトルは東洋製罐社製 (ロット番号:G/12)。プリフォーム [透明/PCO] (ロット番号:AYMg/3-20)。

注1) 「『ファンタ』 コアフレーバー リニューアル」 日本コカ・コーラ ニュースリリース (2009/02/18)
注2) 日本コカ・コーラFanta」 (ブランドサイト)
注3) 「らくらく注げる手にピタ!ボトルの 『ファンタ (R)』 にオリジナルロゴキャップ復活」 ペットボトルキャップ時評 (2008/06/24)

2009/03/08

明治乳業 『THE COFFEE MILK』 のミルクコーヒー色地ストローキャップ

明治乳業は、2009年3月24日 (火) より、乳飲料 『THE COFFEE MILK』 と 『THE COFFEE MILK 脂肪0 (ゼロ)』 の2製品を全国で新発売すると、2009年2月10日付けプレスリリースにて既に発表している [注1]。2009年3月8日 (日)、偶然にも近所の食料品店で先行販売されているものを見付けることが出来た。非常にラッキーであった。全国発売は、まだ先の3月24日からと言うことであるが、地域密着型のスーパーや食料品店をこまめに探せば、意外と簡単に見つかるかも知れない。因みに、販売チャネルは、「スーパー、コンビニエンスストア、食料品店等」 である [注1]。

同プレスリリースによれば、『THE COFFEE MILK』 は、1989年に発売され、今年で11年目を迎えるという。今回の 『THE COFFEE MILK』 のパッケージも、それに因んで発売当初のパッケージデザインを再現したものらしい [注1]。

『THE COFFEE MILK』 のキャップは、天面部にストローの挿入口のある日本クラウンコルク (NCC) 社製の2色形成ストローキャップである [注2]。ただし、今回のキャップは、従来品の 「明治ミルクとコーヒーブランドシリーズ」 の白色地キャップではなく、キャップの地色がミルクコーヒー色になっている。キャップ本体のミルクコーヒー色と挿入口部の乳白色で、名実共に2色成形キャップとなった (白色を色数に数えなければの話であるが)。

私のコレクター歴は今年で約10年になるが、コンビニ専門であったことと、日曜コレクターであるため、それ以前のキャップのことは詳しく知らない。ただ、今回のミルクコーヒー色地キャップが、パッケージデザインを再現したとする1989年の発売当初のモノでないことだけは確かである。ストローをキャップに挿入することを可能にしたペットボトルが業界で初めて採用されたのは、2003年11月上旬頃のことであり、『CAFFE FRESSO カフェフレッソ ラテスタイル』 で使用されたのが始まりである [注3-5]。また、当時はストロー挿入口に保護シールが貼られており、中心部の 「くぼんだ部分」 にストローを刺してくださいと言ったような内容のメッセージが入っていたことから、今回の商品は完全な復刻版ではない。

現在、この指示は、シュリンクラベルの片隅に 「飲み方 ① ストローをのばす ② ストローをさす」 と言う簡潔な説明で済まされている。ここ5年間で、この方式のキャップが市民権を獲得したことを意味する。因みに、私はこれまでストローを使ったことがない。折角のキャップがモッタイナイことと、いつも一気飲みしてしまうからである。

コーヒー入り乳飲料に 「ミルクコーヒー色地キャップ」、あまりに当たり前過ぎて、その 「コロンブスの卵」 的発想に脱帽である。ペットボトルキャップには、気密性、再栓可能性 (リクローズ機能)、携帯性といった食品包装容器本来の機能の外に、販促キャンペーンを含む広告媒体、加温器キャップにみられるような注意を喚起するメッセージの表示媒体と言った役割が与えられている。そこで、内容物を容易に連想させる色のキャップ使用は、表品イメージの訴求性の観点からも申し分ない。緑茶飲料に 「黄緑色地キャップ」 が、レモン果汁入り飲料に 「黄色地キャップ」 が用いられ、他の商品との差別化が図られているのと同様の理由である。

何れにしても、コレクションに新たなキャップが加わることは、とてもうれしい。

■ 商品表示データ ■
『THE COFFEE MILK 脂肪0』 (シュリンクラベル付き丸型220mLペットボトル)
<種類別名称> 乳飲料
<原材料名> 乳製品、コーヒー、砂糖、香料、増粘剤 (ペクチン)、カゼインNa、乳化剤
<無脂乳固形分> 8.0%
<乳脂肪分> 0.4%
<栄養成分> (1本220mL当たり) ●エネルギー:50kcal ●たん白質:3.3g ●脂質:0.4g ●炭水化物:8.2g ●ナトリウム:43mg
<製造者> 静岡ジェイエイフーズ株式会社庵原工場 (静岡市清水区静岡区庵原町34-1)
<販売者> 明治乳業株式会社 (東京都江東区新砂1-2-10)
<JAN> 4-902705-104020

■ 参照キャップデータ ■
『THE COFFEE MILK 脂肪0』 (シュリンクラベル付き丸型220mLペットボトル) の賞味期限: 「090506/K1」。賞味期限3カ月 (未開栓)。キャップは、日本クラウンコルク社製 「28NCフラップ」 をベースにした2色成形キャップ [粗ギザタイプ] (ロット番号:<本体> 3-18、<外側> NCC/318)。ボトル (ロット番号:M08)。プリフォーム [透明/PCO] (ロット番号:D38-96)。

注1) 「~ミルク感がしっかり味わえるコーヒー乳飲料~ 『THE COFFEE MILK』 『THE COFFEE MILK 脂肪0』 新発売のお知らせ」 明治乳業 プレスリリース (2007/02/10)
注2) 「日本クラウンコルク (NCC) 社の二色成型キャップ」 ペットボトルキャップ時評 (2007/07/03)
注3) 「~日本で初めての 『低温急速抽出法』 (製法特許出願中) で実現した 『挽きたての香り』 と 『スッキリとした後味』 ~ 『CAFFE FRESSO (カフェフレッソ)』 シリーズ」 明治乳業 プレスリリース (2003/09/08)
注4) 「CAFFE FRESSO (カフェフレッソ)』 シリーズの発売延期について」 明治乳業 プレスリリース (2003/10/09)
注5) 伊東郁乃 「カフェフレッソ、プチッと挿せる凹部の秘密」 日経デザイン (2003/11/17)

2009/03/02

キリン 『生茶』、キャップのイラストを単純化

キリンビバレッジは、2009年3月3日 (火)、『生茶』 を1年ぶりにリニューアルし、全国発売した [注1-2]。2009年3月2日 (月) 夕方、セブンイレブン店頭にて確認、500mL入り1本147円。

今回のリニューアルに伴い、パッケージとキャップが一新された。

また、リニューアルに合わせて、新CMが制作された。CMイメージキャラクターは、前年に引き続き女優の綾瀬はるかが起用され、新しいCMキャラクターとして、リリー・フランキーが声を担当する 「生茶パンダ先生」 がフィーチャーされた [注1]。まるで、NHKの子供番組の構成である。

さて、キャップであるが、『生茶』 なので、当然キャップ形状は 「120線」 と 「60線」 が60度毎に交互に入れ替わる 「SKナール」 が用いられている [注3]。

キャップの意匠は、これまでと同様の黄緑色のキャップ地に、緑色の 「茶葉」 のイラストである。これまでの構図と全く一緒であるが、2点ほど変更されている。先ず、イラストの色が鮮明な緑色となった。これは、パッケージも同様で、クリスタルカットのボトルから見え隠れするお茶の内容物とのコントラストを考慮した明るい配色となっている。次いで、「茶葉」 のイラストであるが、思いっきり単純化され、葉脈や周囲のギザギザまでが消えて、無くなっている。これは視覚に訴えるため、敢えて 「茶葉」 をアイコン化したものと思われるが、過度の単純化のため、デザイン性が希薄となってしまった。何と言っても、インパクトに欠ける。誠に残念である。『生茶』 キャップの初期バージョンのように、脇にロゴを添えた方が良かったのではないだろうか。

なお、今回の注目ポイントと言えば、原材料から玉露が省かれたことにより、味がライトになったことである。また、飲み終わった後、シュリンクラベルが剥がしやすいように、ミシン目の両脇に切れ込みが入り、指先で摘めるようになった。ベルマークを集める小学生にとっては、とても便利である。どうやら、 『生茶』 は低年齢層までをも顧客として取り込もうとしているかのようである。

何れにしても、新しいキャップの出現は文句無くうれしい。

■ 商品表示データ ■
『生茶』 (500mLオリジナルPETボトル)
<名称> 生茶 (清涼飲料水)
<原材料名> 緑茶 (国産)、生茶葉抽出物 (国産)、ビタミンC
<栄養成分> (製品100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:10mg
<製造者> キリンビバレッジ株式会社 (東京都千代田区神田和泉町1番地)
<JAN> 4-909411-037239

■ 参照キャップデータ ■
『生茶』 (500mLオリジナルPETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「091101/13K」。賞味期限は8カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップアセプ」 改良型ワンピースキャップ (SKナール、洗浄スリットなし) (ロット番号:A10-72)。ボトルは自社 (KBC) 形成 (ロット番号:K08)。プリフォーム [透明/PCO] (ロット番号:D007)。

注1) 「『生茶葉の力を、いただきます。』 キリン生茶の新CM 綾瀬はるかさんの “師匠” として、新CMキャラクター “生茶パンダ先生” が登場 リリー・フランキーさんが声優として出演 2009年3月4日 (水) より全国でON AIR開始」 キリンビバレッジ株式会社 ニュースリリース (2009/03/02)
注2) キリンビバレッジキリン生茶」 (ブランドサイト)
注3) 「『キリン生茶』 新規設計の変則ナールキャップでリニューアル発売」 ペットボトルキャップ時評 (2008/02/25)

「カド丸」 キャップ、第2世代へ

今回はニューキャップの話題ではない。また、新たなナール形状の話でもない。スーパーやコンビニで100円以下で販売されている廉価版茶系飲料 (特に、麦茶) についてである。それも、カドに丸みを帯びた大和ノーベンバル社製の白蓋である。マニアックかつ退屈な内容なので、興味のない人はここから先は読まないで頂きたい。逆に、「カド丸」 キャップ業界の方には是非とも詳細なコメントをお願いしたい。

約2年前の2007年5月15日付けブログ 「大和ノーベンバル社製の角丸キャップ」 において既に言及した通りであるが、同社の 「カド丸」 キャップには、第1世代と第2世代が存在する [注1-2]。ただし、開封した後のキャップ本体を見ただけでは、その違いを識別することは困難である。なぜなら、外観上の最大かつ唯一の違いはブリッジ部の形状にあるからである。因みに、ブリッジ部の構造は射出成形時のTEバンドの金型の違いに依る。

第1世代のものは、キャップ本体とTEバンドの間のブリッジ構造をモールドで一体化して造り込む 「リーセスドTEバンド」 と呼ばれるものである。従って、キャップ本体とTEバンドの間に隙間が存在する。実際の製品ではTEバンドの上に高さ0.7mmの隙間が目視可能である。しかしながら、第2世代以降のものにはこの隙間がない。他社のキャップと同様に、ブリッジ部が内側から24個所にスリットが切られることで造られる。「ストレートTEバンド」 と呼ばれるものである。従って、開封前の次世代キャップのブリッジ部は外見上、境界部を細い線が一周しているようにしか見えない。また視覚的には、キャップのスカート部とTEバンド部が完全に一体化したため、急に背丈が伸びた少年のようである。

最近、都内コンビニの陳列棚から第1世代の 「カド丸」 キャップが姿を消しつつある。それと入れ替わりに、次世代の 「ストレートTEバンド」 が台頭し始めている。「カド丸」 キャップは、まさに今、歴史的転換期にあると言える (ちょっと大袈裟か)。

実際には、セブン&アイホールディングス傘下の 「イトーヨーカドー」 「ヨークマート」 等で販売されている (b) 『セブンプレミアム 麦茶』 (500mL入り1本88円) [注3] と同じく 7&i ホールディングス傘下の 「セブンイレブン」 で販売されている (c) 『7&i 麦茶』 (500mL入り1本98円)[注4]、更には、「ファミリーマート」 で販売されている (d) 『FM 麦茶』 (500mL入り1本100円) が、既に第2世代キャップに移行している。

正確な切り換え時期は不明であるが、賞味期限を見ると、同じ 『セブンプレミアム 麦茶』 製品でも、第一世代のキャップである (a) が 「090905/JSO」、第2世代キャップの (b) が 「091025/JSO」 である。また、同一ファブリック (依託製造工場) で製造されている (c) 『7&i 麦茶』 が 「091023/JSO」 である。ことから、第2世代キャップの製造時期は2009年1月27日~1月29日頃であることが分かる。これらの製造時期が1月末であることを勘案すると、市場投入時期は2月上旬~中旬頃ではなかったかと推察される。

恐らく、今回の出来事は、こうして備忘録として書き留めておかなければ、将来思い出すこともないだろう。そこで幾つか自問自答してみた。初めてPETボトル飲料を飲んだのはいつか、初めてプルリング式の缶コーヒーを飲んだのはいつか、また、初めてスクリューキャップ式のコカ・コーラを飲んだのはいつか、と。今となっては全く思い出せない。記録は大切である。

次世代キャップへの移行により、「タンパーエビデンス性」 に関しては、他社と同等の規格となった。また、カドに丸みのあるキャップという特徴も、商品によっては重要な訴求要素となり得る。残る課題は、天面部中心に残る 「バリ」 のみであるが、これも改良が進み、特に気になるレベルでは無くなっている。大和ノーベンバル社及び大和製罐が満を持して市場に一斉投入して来た第2世代 「カド丸」 キャップの今後の展開に期待したい。

何だか、新幹線0系の引退を惜しむ鉄道マニアの心境である。とりあえずお疲れさま (でも、どっこい今後も、「第一世代」 登板し続けたら、どうしよう)。

■ 商品表示データ ■
(a、b) 『セブンプレミアム 麦茶』 (500mL四角型PETボトル)
<名称> 麦茶 (清涼飲料水)
<原材料名> 六条大麦
<栄養成分>(100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:6mg
<販売者> 株式会社ジャスティス (東京都品川区五反田2-25-1)
<JAN> 4-582151-173575

(c) 『7&i 麦茶』 (500mL四角型PETボトル)
<名称> 麦茶 (清涼飲料水)
<原材料名> 六条大麦
<栄養成分>(100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:6mg
<販売者> 株式会社ジャスティス (東京都品川区五反田2-25-1)
<JAN> 4-582151-175272

(d) 『FamilyMart 烏龍茶』 (500mL四角型PETボトル)
<名称> 烏龍茶飲料
<原材料名> 烏龍茶、ビタミンC
<栄養成分>(100mL中) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:9mg
<販売者> 株式会社ファミリーマート (東京都豊島区東池袋3-1-1)
<JAN> 4-968442-501973

■ 参照キャップデータ ■
(a) 『セブンプレミアム 麦茶』 (500mL四角型PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「090905/JSO」。賞味期限9カ月 (未開栓)。キャップは大和ノーベンバル社*製 (ロット番号:434)。ボトルは大和製罐社製 (ロット番号:B/19/2R)。プリフォーム [透明/PCO] (ロット番号:B2-19)。製品ロット番号:18:45

(b) 『セブンプレミアム 麦茶』 (500mL四角型PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「090905/JSO」。賞味期限9カ月 (未開栓)。キャップは大和ノーベンバル社*製 (ロット番号:404)。ボトルは大和製罐社製 (ロット番号:CR/13)。プリフォーム [透明/PCO] (ロット番号:CAA52)。製品ロット番号: 12:45

(c) 『7&i 麦茶』 (500mL四角型PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「091023/JSO」。賞味期限9カ月 (未開栓)。キャップは大和ノーベンバル社*製 (ロット番号:440)。ボトルは大和製罐社製 (ロット番号:CR/9)。プリフォーム [透明/PCO] (ロット番号:CAA77)。製品ロット番号: 01:50

(d) 『FamilyMart 麦茶』 (500mL四角型PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「091103/FS12」。賞味期限9カ月 (未開栓)。キャップは大和ノーベンバル社*製 (ロット番号:422)。ボトルは大和製罐社製 (ロット番号:CL/9)。プリフォーム [透明/PCO] (ロット番号:CAA24)。製品ロット番号: 0205434630

* 大和ノーベンバル株式会社 (大阪府茨木市南耳原1-2-1)

注1) 「大和ノーベンバル社製の角丸キャップ」 ペットボトルキャップ時評 (2007/05/15)
注2) NovembalA Japanese Joint Venture」 (Novembal社ホームページ)
注3) イトーヨーカドーセブンプレミアム 麦茶 500mL』 (商品サイト)
注4) セブンイレブン7&i 麦茶 500mL』 (商品サイト)

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