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2009/03/08

明治乳業 『THE COFFEE MILK』 のミルクコーヒー色地ストローキャップ

明治乳業は、2009年3月24日 (火) より、乳飲料 『THE COFFEE MILK』 と 『THE COFFEE MILK 脂肪0 (ゼロ)』 の2製品を全国で新発売すると、2009年2月10日付けプレスリリースにて既に発表している [注1]。2009年3月8日 (日)、偶然にも近所の食料品店で先行販売されているものを見付けることが出来た。非常にラッキーであった。全国発売は、まだ先の3月24日からと言うことであるが、地域密着型のスーパーや食料品店をこまめに探せば、意外と簡単に見つかるかも知れない。因みに、販売チャネルは、「スーパー、コンビニエンスストア、食料品店等」 である [注1]。

同プレスリリースによれば、『THE COFFEE MILK』 は、1989年に発売され、今年で11年目を迎えるという。今回の 『THE COFFEE MILK』 のパッケージも、それに因んで発売当初のパッケージデザインを再現したものらしい [注1]。

『THE COFFEE MILK』 のキャップは、天面部にストローの挿入口のある日本クラウンコルク (NCC) 社製の2色形成ストローキャップである [注2]。ただし、今回のキャップは、従来品の 「明治ミルクとコーヒーブランドシリーズ」 の白色地キャップではなく、キャップの地色がミルクコーヒー色になっている。キャップ本体のミルクコーヒー色と挿入口部の乳白色で、名実共に2色成形キャップとなった (白色を色数に数えなければの話であるが)。

私のコレクター歴は今年で約10年になるが、コンビニ専門であったことと、日曜コレクターであるため、それ以前のキャップのことは詳しく知らない。ただ、今回のミルクコーヒー色地キャップが、パッケージデザインを再現したとする1989年の発売当初のモノでないことだけは確かである。ストローをキャップに挿入することを可能にしたペットボトルが業界で初めて採用されたのは、2003年11月上旬頃のことであり、『CAFFE FRESSO カフェフレッソ ラテスタイル』 で使用されたのが始まりである [注3-5]。また、当時はストロー挿入口に保護シールが貼られており、中心部の 「くぼんだ部分」 にストローを刺してくださいと言ったような内容のメッセージが入っていたことから、今回の商品は完全な復刻版ではない。

現在、この指示は、シュリンクラベルの片隅に 「飲み方 ① ストローをのばす ② ストローをさす」 と言う簡潔な説明で済まされている。ここ5年間で、この方式のキャップが市民権を獲得したことを意味する。因みに、私はこれまでストローを使ったことがない。折角のキャップがモッタイナイことと、いつも一気飲みしてしまうからである。

コーヒー入り乳飲料に 「ミルクコーヒー色地キャップ」、あまりに当たり前過ぎて、その 「コロンブスの卵」 的発想に脱帽である。ペットボトルキャップには、気密性、再栓可能性 (リクローズ機能)、携帯性といった食品包装容器本来の機能の外に、販促キャンペーンを含む広告媒体、加温器キャップにみられるような注意を喚起するメッセージの表示媒体と言った役割が与えられている。そこで、内容物を容易に連想させる色のキャップ使用は、表品イメージの訴求性の観点からも申し分ない。緑茶飲料に 「黄緑色地キャップ」 が、レモン果汁入り飲料に 「黄色地キャップ」 が用いられ、他の商品との差別化が図られているのと同様の理由である。

何れにしても、コレクションに新たなキャップが加わることは、とてもうれしい。

■ 商品表示データ ■
『THE COFFEE MILK 脂肪0』 (シュリンクラベル付き丸型220mLペットボトル)
<種類別名称> 乳飲料
<原材料名> 乳製品、コーヒー、砂糖、香料、増粘剤 (ペクチン)、カゼインNa、乳化剤
<無脂乳固形分> 8.0%
<乳脂肪分> 0.4%
<栄養成分> (1本220mL当たり) ●エネルギー:50kcal ●たん白質:3.3g ●脂質:0.4g ●炭水化物:8.2g ●ナトリウム:43mg
<製造者> 静岡ジェイエイフーズ株式会社庵原工場 (静岡市清水区静岡区庵原町34-1)
<販売者> 明治乳業株式会社 (東京都江東区新砂1-2-10)
<JAN> 4-902705-104020

■ 参照キャップデータ ■
『THE COFFEE MILK 脂肪0』 (シュリンクラベル付き丸型220mLペットボトル) の賞味期限: 「090506/K1」。賞味期限3カ月 (未開栓)。キャップは、日本クラウンコルク社製 「28NCフラップ」 をベースにした2色成形キャップ [粗ギザタイプ] (ロット番号:<本体> 3-18、<外側> NCC/318)。ボトル (ロット番号:M08)。プリフォーム [透明/PCO] (ロット番号:D38-96)。

注1) 「~ミルク感がしっかり味わえるコーヒー乳飲料~ 『THE COFFEE MILK』 『THE COFFEE MILK 脂肪0』 新発売のお知らせ」 明治乳業 プレスリリース (2007/02/10)
注2) 「日本クラウンコルク (NCC) 社の二色成型キャップ」 ペットボトルキャップ時評 (2007/07/03)
注3) 「~日本で初めての 『低温急速抽出法』 (製法特許出願中) で実現した 『挽きたての香り』 と 『スッキリとした後味』 ~ 『CAFFE FRESSO (カフェフレッソ)』 シリーズ」 明治乳業 プレスリリース (2003/09/08)
注4) 「CAFFE FRESSO (カフェフレッソ)』 シリーズの発売延期について」 明治乳業 プレスリリース (2003/10/09)
注5) 伊東郁乃 「カフェフレッソ、プチッと挿せる凹部の秘密」 日経デザイン (2003/11/17)

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コメント

今気が付いたんですが、キャップの横に「NCC」と刻印されていますね。
初めて見たような気がします。
キャップの形状が多様化する中、すべてのキャップにこんな刻印があったら分かりやすくていいのにね。^^

KUMAさま こんばんは

そうなんです。

ストローの刺さる 「2色成形キャップ」 と 「広口キャップ (NC38フラップ)」 には、キャップの横に 「NCC」 の刻印があるのです。 判りやすいよね。 これは、日本クラウンコルク社が、国内で初めて手掛けたキャップであるということを示すために入れています (と思います)。 いわば、矜持のようなものです。

あと、大日本印刷と日本クラウンコルク社が世界に先駆けて試作した 「RFIDタグ内蔵キャップ」 も、2色成形キャップの技術をベースに造られているので、キャップ横のスカート部に 「NCC」 のロゴが入っています。

でも、よく見て貰うと判るように、ストローの刺さるキャップのピンホールは、通常の 「28NCフラップ」 のように 「ピンホール」 ではなく、馬蹄形にカットされています。 これは、前回、私が見誤った日本山村硝子社製の60線キャップ (通称 「粗ギザ」) に酷似した形状です。 日本のキャップには、会社毎の個性がなくて本当に困ったものです。

OJ拝^^

すっかり忘れてました。「RFIDタグ内蔵キャップ」はその後どうなったのでしょうか?試作?
製品化される日も間近ということですね!

KUMAさま お早うございます

先のコメント中に一部訂正個所がございます。 「大日本印刷と日本クラウンコルク社が」 の部分は、 「日本電気株式会社 (NEC) と東洋製罐株式会社が」 の間違いでした。申し訳ございません。

確かに、「RFIDタグ内蔵キャップ」 のその後の展開を聞いたことがないですね。2007年3月6日付けのニュースリリースでは、「RFIDタグ内蔵キャップは、東洋製罐グループの日本クラウンコルクが2008年から量産を開始する計画」 と勇ましかったのに、どうなっているんでしょうね。

実は、2007年3月6日に 「NECと東洋製罐,RFIDタグを内蔵したペットボトル容器を共同開発」 の発表があった約半年後の2007年9月12日に、RFID技術で先行していた大日本印刷が、「大日本印刷/用途に応じたICタグ3種類を開発」 とプレスリリースを行っています。この3種類の中には、プラスチック樹脂の中に組み込むインモールドタイプの製品が開発されており、実用化されています。この記事と、混同しておりました。

と言うわけで、コスト面と応用範囲において、「RFIDタグ内蔵キャップ」 の需要が見込めなかったのではないかと思われます。

実は、既に市場の出回っていたりして....(怖いよ~)

OJ拝^^

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