« 『出た! 生茶パンダ先生! inボトル』 の模擬キャップなのじゃ~ | トップページ | 経営統合後の飲料用キャップのあり方 »

2009/08/17

『爽健美茶(R)』 URL入り新キャップの導入時期

世界的ペットボトルキャップコレクターであるKUMA氏が運営するブログサイト 『KUMAの日記風ボトルキャップ通信』 には、毎日のように新キャップ情報が掲載されるため、目が離せない。

2009年8月16日付けブログ記事 「爽健美茶のニューキャップ」 [注1] を見て、新規バージョンの出現を知った。早速、近所のファミリーマートへと走った。幸運にも、URLアドレス入り新キャップを無事入手することが出来た。都内では、ファミリーマート、スリーエフ、ローソン、他にて、500mLと1L共にURLアドレス入りキャップを確認することが出来た。500mL入り1本147円、1L入り1本188円。

私は、今回のように既存製品において、新規キャップのみがランニングチェンジされた場合、どうしても、その時期を特定しておきたいというクロニクラー (chronicler) としての使命感に駆られてしまう。

新発売された製品では、過去の新聞や業界紙誌をひも解けば、プレスリリースなどの情報を見付けることが容易に出来るが、『スコール』 や 『爽健美茶』 [注2] のようなロングセラー商品では、特に大幅なリニューアルがない限り、キャップのデザインが変更された程度では、報道発表には至らない。この辺が、食品包装におけるキャップの扱いを反映している気がする。従って、将来、記憶をたぐり寄せるためのよすがとして、瑣末な事柄であっても、書き留めておく必要がある。

ただし、ランニングチェンジの場合、キャップの市場導入時期を特定することは、実際上困難である。工場からの輸送距離、流通経路、小売店舗での在庫状況等の要因により、陳列時期が異なるからである。従って、実際にはコレクターズサイトでの発見報告を基準とする他ない。今回の初出報告は2009年8月16日であるが、記事によると、その数日前から出回っていたらしい。

なお、市場投入時期はまちまちであっても、新規キャップ付き製品の製造時期については、ある程度推定可能である。私は賞味期限から逆算する方法を用いている。指を折って数えるのは面倒臭いので、エクセルを用いる。先ず入手すべき情報は、賞味期限と製造所固有記号である。サンプル数は多いに越したことはないが、最善ではない。最適なのは、製造工場、購入場所、購入日時が一緒の新旧並列製品である。また、これらの情報は、出来れば出現から1週間以内に入手することが望ましい。

実際に今回のケースについて、検証してみた。

表. URLアドレス入りキャップ検証情報 (2009年8月17日現在)

▼ 500mLの旧キャップ (a-1)
  賞味期限+製造所固有記号: 100424-TGO
  製造工場: イトシア株式会社 「五霞工場」
  工場所在地: 茨城県五霞町

▼ 500mLの新キャップ (a-2)
  賞味期限+製造所固有記号: 100508-TGO
  製造工場: イトシア株式会社 「五霞工場」
  工場所在地: 茨城県五霞町

▼ 1000mL (1L) の新キャップ (b)
  賞味期限+製造所固有記号: 100707-CNA
  製造工場: コカ・コーラセントラルジャパン 「名古屋工場」
  工場所在地: 愛知県名古屋市東区

前提条件として、『爽健美茶(R)』 の賞味期限は、500mLが300日 (約10カ月)1000mL (1L) が360日 (約12カ月) である。なお、賞味期限の1カ月は、大の月・小の月の存在に拘わらず、30日単位で計算されているようである。

上記情報と、都内4個所ともに新旧同一日付の製品が並んでいたことから、初回製造日は2009年7月12日頃であると推定される。因みに、500mLも1000mL (1L) も賞味期限から逆算可能な製造日は同一であった。

キャップの図柄は、白地粗ギザキャップにペールグリーンの直径約24mmの丸ベタ白抜きで、「爽健美茶(R)」 のブランドロゴ、その下に、URLアドレスの 「sokenbicha.jp」、そして点対称で一対の 「→あける」 表示である。URLが加えられたため、これまでキャップ中央に位置していた 「爽健美茶」 のロゴが中心より約2mm程度上方にシフトしている。また、URLアドレス 「sokenbicha.jp」 がサンセリフ書体で組まれており、「無双罫」 のような視覚的効果を与えている。これが、アクセントとなって画面全体を引き締めている。更に、「爽健美茶」 のロゴは、一番上の横棒が横一線並ぶように設計されているため、疑似的な無双罫との対比により、統一感も得られている。秀逸なデザインといえる。

今回のデザイン変更は、2006年11月11日に、「→あける」 表示が追加されて以来、実に33カ月 (約1000日) ぶりのリニューアルである。

今回のキャップのリニューアルに伴い、ペットボトルキャップコレクターには新たな課題が発生した。

先ず、登録商標 (R) の違いである。因みに、(a) の 「五霞工場 (TGO)」 で製造された500mLボトルのキャップには、アルコア社製 「AS-Lok」 が使用されており、(R) 大きいバージョンである。(b) の 「名古屋工場 (CNA)」 で製造された1000mL (1L) ボトルのキャップには、日本クラウンコルク社製 「28NCフラップ-アセプ」 が使用されており、(R) 小さいバージョンである。

更に、旧バージョン (URLアドレスなし) については、2009年頃より、日本山村硝子社製ワンピースキャップが存在している。版下と印刷の仕上がりが異なる。こうした仔細な違いをコレクション対象と考える向きには、旧バージョンが無くなる前に、入手しておくべきキャップである。なお、日本山村硝子社製ワンピースキャップの見分け方のポイントは、天板部の 「馬蹄形型」 の切れ込みである。

■ 商品表示データ ■
(a) 『爽健美茶(R)』 (鼓型500mLフィットボトル(R))
<品名> 爽健美茶 (清涼飲料水)
<原材料名> ハトムギ、玄米 (発芽玄米3%)、緑茶、大麦、プーアル茶、どくだみ、はぶ茶、チコリー、月見草、ナンバンキビ、ビワの葉、小豆、杜仲、タンポポの根、ビタミンC
<販売者> コカ・コーラカスタマーマーケッティング株式会社 (東京都港区六本木6-2-31)
<JAN> 4-902102-079471

(b) 『爽健美茶(R)』 (1Lミディペット)
<品名> 爽健美茶 (清涼飲料水)
<原材料名> ハトムギ、玄米 (発芽玄米3%)、緑茶、大麦、プーアル茶、どくだみ、はぶ茶、チコリー、月見草、ナンバンキビ、ビワの葉、小豆、杜仲、タンポポの根、ビタミンC
<販売者> コカ・コーラカスタマーマーケッティング株式会社 (東京都港区六本木6-2-31)
<JAN> 4-902102-079532

■ 参照キャップデータ ■
(a-1) 『爽健美茶(R)』 [旧キャップ] (鼓型500mLフィットボトル(R)) の賞味期限+製造所固有記号: 「100424-TGO」。キャップは、アルコア・クロージャー・システムズ社製ワンピースキャップ 「AS-Lok」 [粗ギザタイプ] (ロット番号:A2-31)。ボトルは、自社 (CCNBC) 成型 (ロット番号:T/6)。製品製造ロット番号:「K0135G08 418444」。プリフォーム [透明/PCO]: M141090。

(a-2) 『爽健美茶(R)』 [URL入り新キャップ] (鼓型500mLフィットボトル(R)) の賞味期限+製造所固有記号: 「100508-TGO」。キャップは、アルコア・クロージャー・システムズ社製ワンピースキャップ 「AS-Lok」 [粗ギザタイプ] (ロット番号:A2-09)。ボトルは、自社 (CCNBC) 成型 (ロット番号:T/3)。製品製造ロット番号:「E0115G17 512951」。プリフォーム [透明/PCO]: NI41004。

(b) 『爽健美茶(R)』 [URL入り新キャップ] (1Lミディペット) の賞味期限+製造所固有記号: 「100707-CNA」。キャップは、日本クラウンコルク社製ワンピースキャップ 「28NCフラップ-アセプ」 [粗ギザタイプ] (ロット番号:N10-24)。ボトルは、自社 (TCCB) 成型 (ロット番号:I/4)。製品製造ロット番号:「C0811G15 0081505」。プリフォーム [透明/PCO]: NT35031。

注1) 「爽健美茶のニューキャップ」 KUMAの日記風ボトルキャップ通信 (2009/08/16)
注2) 「爽健美茶公式サイト」 (2009年8月17日現在確認)

« 『出た! 生茶パンダ先生! inボトル』 の模擬キャップなのじゃ~ | トップページ | 経営統合後の飲料用キャップのあり方 »

コメント

<追記>

2009年8月17日深夜、ローソンショップ100で、500mLの旧キャップバージョンの賞味期限+製造所固有記号: 「100508-TGO」 を購入。製造ロット番号: D2109G16 205035.

これで、ほぼ製造日が2009年7月12日と確定出来た。

OJ^^

(゚ー゚) 大変面白い趣向のブログだと思って拝見しました。個人的なお願いなのですが、キャップやペットボトルで使用されている書体で毛筆のものと活字由来のもの(明朝やゴチック)の割合なんぞわかりますか?ちょっと興味があったもので。

ぽち様 はじめまして

拙い内容のブロフをお読み頂きありがとうございます。

「キャップやペットボトルで使用されている書体で毛筆のものと活字由来のもの(明朝やゴチック)の割合」 や如何に、というお尋ねを頂きましたが、残念ながら、お答え出来ません。

理由は、「割合」 や 「使用率」 と言った場合、分母となるキャップやペットボトルの全品目 (総数) が判明しており、その総てを知りうることが前提となるからです。そんなことが出来るのは、全知全能の 「神」 ぐらいのものです。

製品に使用されるロゴは、飲料の品目別 (炭酸飲料、果汁飲料、コーヒー飲料、茶系飲料、ミネラルウォーター、等々) により、書体選択の傾向が異なります。因みに、茶系飲料の場合、「伝統」 を販売戦略としているため、毛筆体が使用されるイメージがありますが、意外に使用率は少ない気がします。むしろ、本来、自然に湧きだした水を詰めただけの製品であり、特段何の特徴もないミネラルウォーターの方が、神秘性を装う必要があるため、毛筆体が使用されている例が散見されます。

なお、「毛筆由来」 と 「活字由来」 という分類にも無理があるように思えます。現在では、DTP用フォントのラインナップが充実しており、毛筆風フォントまで存在します。従って、こうした設問自体意味をなしません。強いて分類するとすれば、手書き文字か、フォント使用か、とういことになるのでしょうか。そうした意味では、手書き文字の占める割合は、経験的に5%以下ではないかと思われます。

次回は、人知の及ぶ範囲でのご質問をお願い申し上げます。


OJ拝^^

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/192015/45955920

この記事へのトラックバック一覧です: 『爽健美茶(R)』 URL入り新キャップの導入時期:

« 『出た! 生茶パンダ先生! inボトル』 の模擬キャップなのじゃ~ | トップページ | 経営統合後の飲料用キャップのあり方 »

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ