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2010/07/31

伊藤園 『お~いお茶』 日の丸粗ギザキャップの導入時期

前回のブログ記事において、現行の 『お~いお茶』 日の丸キャップに、3つの形状が存在することに触れた。更に、その中で、日の丸キャップに 「粗ギザ (60線ナール) キャップ」 があることにも言及した。しかしながら、その出現時期については、敢えて触れずにいた。いつもなら、出現日の特定を欠かすことはないのだが、今回は自らの未熟さや不注意により、出現タイミングを見逃していたこともあり、事実関係の確認を行っていなかった。

私は、ペットボトルキャップコレクターを僭称している割には、事前の予習を怠る傾向がある。本来ならば、各飲料メーカーのプレスリリースに事前に目を通し、新規キャップの出現に備えるべきであるが、正直面倒臭い。ついつい、現場主義 (行き当たりばったり) に陥ってしまう。今回も、伊藤園のニュースリリースに当たっておけば、防げたミスである。

実は、伊藤園の2010年6月10日付けの2つの報道用資料 [注1-2] に、今回のことが下記のように記載されていた。

曰く、「軽量化・薄肉化した環境配慮型ペットボトルと同時に、常温充填が可能であり、かつ、ボトルの殺菌処理に殺菌剤を使用しない、独自の充填方式 『NSシステム』 を開発しました。『NSシステム』 では殺菌剤の代わりとして温水を使用しますが、温水 [ママ] 充填方式と比較してボトルが高温にさらされるのは殺菌時のみのため、ボトルに要求される耐熱性が低くすみます。これにより、環境配慮型ペットボトルを採用しつつ、殺菌剤の使用量を削減して環境負荷を軽減することを可能にしました」 [注1より抜粋引用]。

あるいは、「500mLペットボトル製品について、関東地区の一部の地区で、従来よりも約30%軽量化した環境配慮型ペットボトルを先行採用します。このボトルでは、あわせてラベルも薄肉化し、さらにボトルの殺菌処理に使用する殺菌剤の使用量を削減した 『NSシステム』 を開発・導入しています」 [注2より抜粋引用]。

すなわち、『お~いお茶』 のボリュームゾーンである500mL製品のボトルを環境配慮型PETボトルに変更するに際して、新規の無菌充填方式 『NSシステム』 が開発され、導入されたということである。

実際に都内のコンビニやスーパーを巡回したところ、『お~いお茶 緑茶』 (500mL PET) では、新規無菌充填方式 『NSシステム』 が用いられた環境配慮型PETボトル製品に完全に置き換えられていた。ただし、『お~いお茶 濃い味』 は従来型のボトルのままである。従って、キャップは前者が 「粗ギザ」、後者が 「ノーマルギザ」 というように、製品の種類により完全に区分された格好である。

なお、新規の環境配慮型PETボトルは、一見しただけでは見分けが付かないが、シュリンクラベルを剥がすと、耐圧パネルが10角形であることが分かる。これは縦方向の強度を保つため、支柱の本数を増やした結果と考えられる。また、ボトル底部の構造も、広い設置面積を持つ構造に変更されている。これは、ボトル重量が30%軽減された結果、19gと軽量になったことから、自立性が低下したためである。すなわち、従来の6角形のボトルをそのまま使用した場合、底面の設置面積が狭いため、内容物を飲み進むに連れて、バランスが崩れ、ボトルがちょっとした弾みで倒れてしまう。そこで、最後まで内容物が底部に残留し、内容物の自重でバランスを保つように工夫されている。潜水艦のバラストタンクのような働きだと思って差し支えない。

さて、「粗ギザキャップ」 の導入時期であるが、『お~いお茶 緑茶』 と 『お~いお茶 濃い味』 がリニューアル発売された2010年6月14日 (月) と考えるのが、最も合理的である。しかしながら、都内で見かける 『お~いお茶 緑茶』 の 「粗ギザキャップ」 の付いた製品の賞味期限で最も古いものは 「2011. 3.15」、最も新しいもので 「2011. 3.31」 であった。リニューアル発売から、既に1カ月半が経過しているにもかかわらずである。TEバンドの日付から見た場合、わずか半月のスパンでしかない。

考えられることは、今回のリニューアルは、新製法である 「ナチュラル・クリアー製法2010」 [注1] に伴うものであり、「環境配慮型PETボトル」 の導入とは別の事柄ではないかということである。そう仮定した場合、「粗ギザキャップ」 の出現は、7月中旬頃と推定される。また、現在のところ関東地区限定の可能性がある。いずれにしても、出現の瞬間を見逃していたことにかわりはない (トホホな結果である)。

注1) 「伊藤園 『お~いお茶』 の日の丸キャップ 「→あける」 バージョンにおける3つの形状」 ペットボトルキャップ時評 (2010/07/26)
注2) 「発売22年目、挑戦・進化し続ける 『お~いお茶』 新製法により、味わい、香り、後味が向上、ひときわ味わい豊かに 『お~いお茶 緑茶』 ひときわ濃くておいしい 『お~いお茶 濃い味』 6月14日 (月) 新登場」 伊藤園 ニュースリリース (2010/06/10)
注3) 「環境配慮型ペットボトルと 『NSシステム』 を新導入 | 東洋製罐株式会社と共同開発した、殺菌剤の使用量を削減した無菌充填方式 『NSシステム』 と軽量化した環境配慮型ペットボトルなどにより環境負荷の低減を図ります」 伊藤園 ニュースリリース (2010/06/10)

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コメント

<Self Comment>

2010年9月3日、伊藤園の 『お~いお茶 濃い味』 にもやっと、10枚パネルの軽量化ペットボトル+粗ギザ 「日の丸」 キャップバージョンが登場した。本日、ローソンにて確認。 『お~いお茶 緑茶』 の新ボトル発売に遅れること、2ヵ月である。TEバンドの日付と製造所固有記号は以下の通り。

賞味期限: 2011.5.12
製造所固有記号: K50

いよいよ全国展開するのだろうか、気になるところである。

OJ拝^^

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