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2010年10月

2010/10/28

『辻利』、SKナールキャップを採用

今秋、JT飲料の 『辻利』 に、SKナールキャップが出現した。2010年10月28日 (木)、都内の雑貨店にて購入、500mL入り1本147円のところ、特価130円であった。

なお、地下鉄のプラットフォームに設置された自販機では、『辻利』 (110527/HT28) はノーマルギザのままであったが、『辻利 焙じ茶 』 (110518/HT22) にはSKナールが確認出来た。こちらは1本150円。どうやら、製造工場ごとに導入時期が異なるようである。

パッケージは、2010年3月29日 (月) にリニューアルされたときのままである [注1-2]。また、キャップの図柄も、墨痕鮮やかな縦書きの隷書体で 「辻利」 である。一見するといつもの 『辻利』 に見える。ところが、この10月頃より、キャップのナール形状がノーマルタイプ (120線) のものから、SKナール (変則90線) に変更された。

「SKナール」 とは、キリンビバレッジの 『生茶』 において初めて採用されたユニバーサルキャップである [注3]。ギザギザ部分が「粗ギザ + ノーマルギザ」 の折中としてのハイブリッドナールの意匠を施したものである。これは、開け易さ (開栓性) を追求した結果である。市場投入から2年後の2010年3月に、ヤクルトの 『蕃爽麗茶』 において採用されたことで、キリン専用キャップとしての呪縛から解き放たれた [注3、表1]。今回のJTフーズ社での採用は、本家キリンビバレッジ以外では、2社目となる。「辻利」 の参入で、SKナールでの図柄の違いは8種類となった。


表1. SKナールキャップ一覧表 (図柄+充填別)

  ▼ 1a) キリンビバレッジ
    『キリン 生茶』
    [くちびるバージョン]
     コールド販売用 | アセプチック充填
    「28NCフラップアセプ-S」 ベース
    (初出: 2008年2月26日、火曜日)

  ▼ 1b) キリンビバレッジ
    『キリン 生茶』
    [くちびるバージョン]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 2008年2月26日、火曜日)

  ▼ 2) キリンビバレッジ
    『キリンレモン』
    [青黄2色刷ブランドロゴバージョン]
     コールド販売用 | 炭酸充填
    「Fin-Lok」 ベース
    (初出: 2008年3月11日、火曜日)

  ▼ 3) キリンビバレッジ
    『ホット 生茶 玉露入り』
    『ホット 生茶 香ばしい深入り』
    [加温器用オレンジ汎用キャップ]
     ホット販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 不明 [2009年1月上旬頃])

  ▼ 4a) キリンビバレッジ
    『キリン 生茶』
    [ツチノコバージョン]
     コールド販売用 | アセプチック充填
    「28NCフラップアセプ-S」 ベース
    (初出: 2008年2月26日、火曜日)

  ▼ 4b) キリンビバレッジ
    『キリン 生茶』
    [ツチノコバージョン]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 2008年2月26日、火曜日)

  ▼ 5) キリンビバレッジ
    『キリン 潤る茶』
    [白色地茶色刷 「KIRIN」 汎用キャップ]
     コールド販売用 | アセプティック充填
    「28NCフラップアセプ-S」 ベース
    (初出: 不明 [2009年3月12日頃])

  ▼ 6) キリンビバレッジ
    『キリン ヌューダ』
    [白色地銀色刷 「KIRIN」 汎用キャップ]
     コールド販売用 | 炭酸充填
    「Fin-Lok」 ベース
    (初出: 2009年4月7日、火曜日)

  ▼ 7) ヤクルト本社
    『蕃爽麗茶』
    [白色地赤色刷 「Yakult」 + 「→あける」]
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 不明 [2010年3月下旬])

  ▼ 8) JT飲料
    『辻利』
    [白色地スミ一色刷 「辻利」
     コールド販売用 | ホット充填
    「28NCフラップホット-SW」 ベース
    (初出: 不明 [2010年3月下旬])


実は、『辻利』 には、アサヒ飲料由来のユニバーサルキャップとしての 「ウェーブナール」 も存在する [注4]。残念ながら、関東圏では販売されていないため、全く目にすることはない。

「ウェーブナール」 (アサヒ飲料由来) → 「SKナール」 (キリンビバレッジ由来) という流れは、ヤクルトの 『蕃爽麗茶』 と全く同様の展開である [注5]。こうしたナール形状の多様性は、アサヒ対キリンというライバル関係が投影された結果であり、ある意味、飲料業界の均衡の上に成立しているとも言える。

<補追情報>

2010年10月30日、『辻利』 のSKナールの出現時期について、とある消息筋より新たな情報が寄せられた。実は、関西方面ではこの春、既にSKナールキャップが出現していたというのである。恐らく、3月29日の製品リニューアルと同時に出現したものと推測される。その後、ノーマルギザにいったん戻り、今秋再び、SKナールが再投入されたと言う。確かに、出現パターンを観察していると不規則的であり、不連続であることが分かる。キャップコレクションにおいては、販売地域が重要なファクターであり、情報交換が不可欠であることが再認識出来た。

また今回の情報で、『辻利』 SKナールの出現時期が、奇しくも 『蕃爽麗茶』 のそれとほぼ同時期であることが判明したことは、大変興味深いことである。

■ 商品表示データ ■
『辻利』 (6角耐熱PETボトル500mL)
<品名> 緑茶 (清涼飲料水)
<原材料名> 煎茶 (国産)、抹茶 (国産)、ビタミンC
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:14.2mg
<販売者> ジェイティ飲料株式会社 (東京都品川区大井1-28-1)
<JAN> 4-902210-526591

『辻利 焙じ茶』 (6角耐熱PETボトル500mL)
<品名> 緑茶 (清涼飲料水)
<原材料名> 煎茶 (国産)、ビタミンC
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:13.3mg
<販売者> ジェイティ飲料株式会社 (東京都品川区大井1-28-1)
<JAN> 4-902210-526799

■ 参照キャップデータ ■
『辻利』 (6角耐熱PETボトル500mL) の賞味期限/製造所固有記号:「110530/HT3」。賞味期間:9カ月。キャップはNCC社製 「28NCフラップ-SW」 ベースのワンピースキャップ [SKナール] [洗浄スリット6個所] (ロット番号:H82-42)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:9/31)。プリフォーム [白] (ロット番号:2031)。製品ロット番号:0619

『辻利 焙じ茶』 (6角耐熱PETボトル500mL) の賞味期限/製造所固有記号:「110518/HT22」。賞味期間:9カ月。キャップはNCC社製 「28NCフラップ-SW」 ベースのワンピースキャップ [SKナール] [洗浄スリット6個所] (ロット番号:H82-17)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:7/21)。プリフォーム [白] (ロット番号:2021)。製品ロット番号:0700.

注1) 「京都宇治の老舗茶舗 『辻利』 ブランドのラインナップを拡充! 『辻利』 の抹茶を100%使用した本格抹茶ミルク 『辻利 抹茶ミルク』 3月29日より全国で新発売、『辻利』『辻利 焙じ茶』 3月29日より全国でリニューアル発売」 JTフーズ ニュースリリース (2010/03/15)
注2) JTビバレッジ 「辻利 (つじり)」 (ブランドサイト) [2010年10月28日現在]
注3) 「キリン 『生茶』 加温器キャップにSKナール出現」 ペットボトルキャップ時評 (2009/01/26)
注4) 「姫路で見つけたニューキャップ」 KUMAの日記風ボトルキャップ通信 (2010/04/05)
注5) 「キリン 『生茶』 加温器キャップにSKナール出現」 ペットボトルキャップ時評 (2010/04/04)

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