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2011/10/02

サントリー 『なっちゃん! 朝MIX』 に茶色ロゴ汎用広口キャップ出現

2011年10月1日、新規印刷キャップが出現した。

既に市場には、9月中に既存の印刷キャップが出回り、印刷キャップ解禁の前触れとなっている。伊藤園の 「日の丸キャップ」(ノーマル、粗ギザ)、「四葉キャップ」(ノーマル、粗ギザ)、日本コカ・コーラ社の 「スパイキーハート」、「レギュラーコーク」 のレッドシェルキャップ、煌 (ファン) の灰色汎用 「FROM Coca-Cila」 ロゴキャップ、『爽健美茶 <黒冴>』 の濃い灰色印刷キャップ、キリンビバレッジ社 『午後の紅茶<Pungency>』 の茶色汎用社名ロゴキャップ、カルピスの『カルピスソーダ』 青色社名ロゴキャップ <製造者バージョン><販売者バージョン>、ヤクルト本社の 『蕃爽麗茶』 の赤色汎用社名ロゴキャップ (ノーマルギザ)、ポッカコーポレーションのイエローシェル + 赤色汎用社名ロゴキャップ、等々である。これらは、印刷キャップ復活が販売実績を左右しかねない主力製品ばかりである。ただし、このうちの幾つかは、震災前に製造された在庫キャップであると思われる。白無地統一期間中の使用が憚れたのかも知れない。

サントリー食品インターナショナル株式会社 (販売はサントーリーフーズ社) が、「なっちゃん」 シリーズの新ラインナップとして 『なっちゃん! 朝MIX』 の <バナナ&マンゴー> と <ピーチ&ブルーベリー*> の2製品を全国発売したのは、2011年9月6日 (火) のことであった [注1]。この時点では、白無地広口キャップである。ただし、キャップの白無地統一の趣旨がキャップの安定供給であることから、広口キャップは本来の意味での非常時対応キャップではない。従って、白無地広口キャップの出現は、今回の茶色汎用社名入り印刷キャップ解禁を見据えた過渡的導入と言える。そして、10月1日の汎用印刷キャップの店頭展開へと繋がる。サントリーのブランド表示復活に対する意気込みのほどが伺える。

*注) 今回印刷キャップの出現を確認したのは、<ピーチ&ブルーベリー>のみであったが、<バナナ&マンゴー>もそのうち変更されると思われる。

『なっちゃん! 朝MIX』 は、税込み158円でありながら、300mL入りと少し割高である。少し小ぶりなペットボトルに入った <混合果汁入り飲料> は、バナナ + マンゴー、ピーチ + ブルーベリーといったあまり一般的とは言えないフルーツの組み合わせでのミックス飲料である。味覚的には、フルーツキャンディアソートのうちの幾つかのフレーバーを適当に選んで一緒に舐めてたときのような意外性がある。

果汁100%でないためジュースとは言えない。また、「果実をすりつぶした“果実ピューレ”を使用」[注1] しているが、その含有率が、業界内独自の基準に達していないため、ネクターと呼ぶことも出来ない。どちらかと言えば、果汁を凍らせてシャーベット状にし、ミルクやヨーグルトなどの乳製品を加えたスムージーに近いのではないだろうか。

『なっちゃん! 朝MIX』 に広口キャップが導入された実際の理由は不明であるが、内容物の流動性に関係する気がする。一般に広口キャップ使用の主な目的は、ダイレクトに香り (アロマ) を愉しめること、固形物を含む飲料を飲みやすくすること、粘度が高く流動性の低い飲料の充填速度を向上させること、そして単なるハッタリである。

キャップ供給メーカーは、日本山村硝子プラスチックカンパニー社であり、中栓付きツーピースキャップの 「TEN Cap」 が使用されている。このキャップは、シェルとは別に中栓が存在するため、インナーシールの構造的影響を全く受けないため、天面部がスムーズでフラットなため、印刷上の制約が少なく、印刷向きと言える。

今回の新規キャップの図柄であるが、φ38mm径白地キャップ地に、薄茶色 (黄土色~ブライトゴールドに近い色合い) の刷り色で、中央部に横位置23mm幅で 「SUNTORY」 のコーポレートロゴ + 上部辺縁部に 「←あける」 の開栓方向指示である。コーポレートロゴのサイズはキャップの大きさに対してかなり控え目であり、余白を大きく取っている。矢印の軌道はインナーシール位置より外側にあり、ロゴはインナーシール位置より内側にあるため、視覚的に両者が交差することがない。極めて安定的なレイアウトと言える。

実は、白無地広口キャップ出現の段階で、いずれは 「なっちゃん」 アイコンへ切り替えられることを期待していたのだが、それは贅沢な願望というものであろう。とりあえずは、新規キャップの出現に感謝である。

■ 商品表示データ ■
(a)『なっちゃん! 朝MIX <バナナ&マンゴー>』 (四角形300mL耐熱PETボトル)
<品名> 15%混合果汁入り飲料
<原材料名> 果汁 (バナナ、マンゴー)、果糖ぶどう糖液糖、加糖練乳、安定剤 (ペクチン、大豆多糖類)、酸味料、香料、乳化剤、酸化防止剤 (ビタミンC)、乳酸Ca
<栄養成分> (100mLあたり) ●エネルギー:50kcal ●たんぱく質:0~1.0g ●脂質:0g ●炭水化物:12.0g ●ナトリウム:1~10mg
<販売者> サントリーフーズ株式会社 (東京都港区台場2-3-3)
<JAN> 49-01777-21918-2

(b)『なっちゃん! 朝MIX <ピーチ&ブルーベリー>』 (四角形300mL耐熱PETボトル)
<品名> 10%混合果汁入り飲料
<原材料名> 果糖ぶどう糖液糖、果汁 (もも、ブルーベリー)、脱脂粉乳、安定剤 (ペクチン、大豆多糖類)、香料、酸味料、乳化剤、カラメル色素、乳酸Ca
<栄養成分> (100mLあたり) ●エネルギー:52kcal ●たんぱく質:0~1.0g ●脂質:0g ●炭水化物:12.5g ●ナトリウム:3~13mg
<販売者> サントリーフーズ株式会社 (東京都港区台場2-3-3)
<JAN> 49-01777-21920-5

■ 参照キャップデータ ■
(a)『なっちゃん! 朝MIX <バナナ&マンゴー>』 (四角形300mL耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号:「2011.04.19/VF」。賞味期限は240日 (未開栓)。キャップは、日本山村硝子プラスチックカンパニー社製中栓使用の 「TEN-Cap」 2ピースキャップ (ベントホール6カ所) (ロット番号:<シェル本体>NY 124、<中栓>38-120)。ボトルは東洋製罐社製 (ロット番号:J/12)。プリフォーム [白] (ロット番号:***)。製品ロット番号: L230C

(b)『なっちゃん! 朝MIX <ピーチ&ブルーベリー>』 (四角形300mL耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号:「2011.04.14/VF」。賞味期限は240日 (未開栓)。キャップは、日本山村硝子プラスチックカンパニー社製中栓使用の 「TEN-Cap」 2ピースキャップ (ベントホール6カ所) (ロット番号:<シェル本体>NY 109、<中栓>38-144)。ボトルは東洋製罐社製 (ロット番号:J/4)。プリフォーム [白] (ロット番号:***)。製品ロット番号: L042H

注1) サントリー 「『なっちゃん 朝MIX バナナ&マンゴー』 『同 ピーチ&ブルーベリー』 新発売 ―朝にぴったりの 『なっちゃん』 のフルーツミックスジュースが登場―」 ニュースリリース #11148 (2011/08/09)

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コメント

<セルフコメント>

人気のないブログにつき、自分自身でコメントします (トホホ)。

まず、広口キャップの使用理由について考察し直してみました。

ボトル全体の形状から、これは牛乳瓶 (四角瓶) のギミックであることに気づきました。昭和30年代の日本の朝の習慣といえば、牛乳屋さんが配達してくれた、瓶牛乳を飲むことから始まりました。恐らく、『なっちゃん! 朝MAX』 は、当時のフルーツ牛乳をイメージした商品なのかも知れません。因みに、現在 「フルーツ牛乳」 の呼称は使用できないため、「フルーツ入り乳飲料」 なる味気ない呼び方になってしまいました。

牛乳瓶のギミックとしては、ダイドードリンコ社から2004年3月に発売された 『復刻堂フルーツオレ』 が思い出されますが、最近でも明治乳業から、丸瓶を模した220mL入りの 『コーヒー』、『フルーツ』、『メロン』、『パンピーオレンジ』 などの乳製品が販売されています。これらの表品は、震災前にストローキャップで販売されていたものですが、日本クラウンコルク社石岡工場の被災による 「白無地共通化キャップ」 導入に伴い開発されたものです。牛乳瓶のギミックの証拠として、ボトルの最下部側面にガラス瓶に見られるようなエンボシング様の印刷があります。ただし、口栓部に関しては、キャップがペットボトル仕様のため、 『復刻堂フルーツオレ』 におけるビニールフード (飲み口を覆ったビニール) までを再現した徹底さは見られません。ちょっと、残念です。

もう一点、『ネクター』 の呼称についても調べましたが、その結果に愕然としました。

ネット上では、ウィキペディアの記載をそのまま引用するサイトが散見されます。いづれもその先にあるべき出典について言及がなされていないのが特徴です。実際にその先を調べてみると、日本果汁協会のホームページに、ネクター呼称条件の項目を見つけることは出来ませんでした。日本果汁協会に直接問い合わせてみれば、教えてくれるのでしょうが、ホームページに収載されていないことに疑問が残ります。

因みに、『ネクター』 の呼称は、現在登録商標ではありません、このことは、意外と知られていない気がします。過去において、森永製菓の商標であった時期があったというに過ぎません。また、現在でも日本果汁協会の 「ネクター商標権運営委員会」 が実質上、業界内の独自ルールとして運用しているに過ぎません。

ただし、特許庁は、社団法人日本果汁協会、森永製菓株式会社、社団法人全国清涼飲料工業会、日本園芸農業協同組合連合会など業界団体の査定不服申請に対して、審判番号 「不服2003-4320」 (2005/08/09) において、この申請内容を退けています。従って、「ネクター」 の呼称は、現在自由に使用できるものですが、実際には 「ネクター商標権運営委員会」 の許諾なしに使用するメーカーは皆無と思われます。なぜなら、業界内のサンクチュアリだからです。こうした実情を垣間見るにつけ、情けない気分にさせられます。この国は利権まみれではないかと!

ネット上の情報が、何ら検証されることなく、あたかも事実であるかのように流布され、増殖することに恐怖を覚えます。ネット社会における落とし穴と言えます。そして、ネット上の情報は、多かれ少なかれ、善意であれ悪意であれ、情報操作の手段でり、その注釈なしの引用はその片棒を担がされる危険性があることに留意すべきです。

2011/10/10
OJ記

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