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2012年1月

2012/01/21

『AQUARiUS(R)』 ロンドンオリンピック協賛キャップ出現状況 (1)

2011年の年末から2012年の年始にかけて、『AQUARiUS(R)』 ロンドンオリンピック協賛キャップがお目見えした。この瞬間から、ペットボトルキャップコレクターは臨戦態勢に入る。理由は二つある。『AQUARiUS(R)』 はそのバリエーションが豊富なため、時として取りこぼしが起こるという不安、そして何よりも、現物を逸早く自分の手中に納めたいという欲望、である。

そのためにはこまめな情報の収集と整理が欠かせない。

しかしながら、日本コカ・コーラ社もしくはコカ・コーラシステムのキャップは、販売地域ごとに使用されるキャップが異なる。それは、製品ラインナップの種類の多さ、製造工場毎の充填方法の違い、製造ラインの確保、市場投入時期の見極め、キャップ供給メーカーの選定、などと言った多様なファクターにより、変幻自在に変化する。そのため、誰もその全体像を把握し切れないほどの複雑さを伴う。我々コレクターに出来ることは、夏休みの自由研究のように、毎日、朝顔の成長過程を記録していくだけである。以下にこれまでの観察日記を示す。


表1. ロンドンオリンピック協賛キャップ出現状況一覧 (2012年1月21日現在、出現報告日順)

▼ 2011年12月28日 (水)
  『アクエリアスビタミンガード』 2000mL [ラク持ち]
  地色:白 | 刷色:青 | 粗ギザ [CSI]

▼ 2011年12月31日 (土)
  『アクエリアスビタミンガード』 2000mL [ラク持ち]
  地色:白 | 刷色:青 | ノーマル [CSI]

▼ 2012年01月01日 (日)
  『アクエリアス』 2000mL [ラク持ち]
  地色:白 | 刷色:青 | 粗ギザ [NCC]

▼ 2012年01月07日 (土)
  『アクエリアスビタミンガード』 500mL [エアー]
  地色:黄 | 刷色:緑 | 粗ギザ [CSI]

▼ 2012年01月12日 (木)
  『アクエリアスビタミンガード』 500mL [エアー]
  地色:黄 | 刷色:緑 | 粗ギザ [NCC]

▼ 2012年01月18日 (水)
  『アクエリアス』 500mL [エアー]
  地色:青 | 刷色:白 | 粗ギザ [NCC]

▼ 2012年01月20日 (金)
  『アクエリアス』 1000mL [ミディーペット]
  地色:白 | 刷色:青 | ノーマル [CSI]

注) 図柄=渦巻き模様付き 「AQUARiUS」 ロゴ + 五輪マーク + 「公式スポーツ飲料」 の三段重ね、左右から開栓指示の 「→あける」 表示が挟み込む。NCC=日本クラウンコルク、CSI=クロージャー・システム・インターナショナル・ジャパン。内容量の後の [ ] はPETボトルの形状を示す。なお、表の作成に際しては、多くのコレクターズサイトを参照させて頂いた。多謝!


2012年1月現在の 「アクエリアス」 シリーズのラインナップは、『アクエリアス』、『アクエリアスビタミンガード』、『アクエリアス朝・3プラス』 の3点である。各々に大型PET (2000mL) と小型PET (280mLおよび500mL) が存在し、『アクエリアス』 には更に <ミディペット> (1000mL) も存在するが、カラーシェルの使用は、販売量の多い500mLのみに制限されているようである [注1]。


表2.類推上存在可能なキャップの種類 (仮定)

▼ 『アクエリアス』
   (280mL、1000mL、2000mL)
  『アクエリアスビタミンガード』
   (280mL、2000mL)
  『アクエリアス 朝・3プラス』
   (280mL、2000mL)
  白地 + 青刷 | ノーマル | NCC
  白地 + 青刷 | ノーマル | CSI*
  白地 + 青刷 | 粗ギザ  | NCC*
  白地 + 青刷 | 粗ギザ  | CSI*

▼ 『アクエリアス』
   (500mL)
  青地 + 白刷 | ノーマル | NCC
  青地 + 白刷 | ノーマル | CSI
  青地 + 白刷 | 粗ギザ  | NCC*
  青地 + 白刷 | 粗ギザ  | CSI

▼ 『アクエリアスビタミンガード』
   (500mL)
  黄地 + 緑刷 | ノーマル | NCC
  黄地 + 緑刷 | ノーマル | CSI
  黄地 + 緑刷 | 粗ギザ  | NCC*
  黄地 + 緑刷 | 粗ギザ  | CSI*

▼ 『アクエリアス朝・3プラス』
   (500mL)
  赤地 + 白刷 | ノーマル | NCC
  赤地 + 白刷 | ノーマル | CSI
  赤地 + 白刷 | 粗ギザ  | NCC
  赤地 + 白刷 | 粗ギザ  | CSI

注) これは可能性の表であり、結果的に製造されない組み合わせも存在することに留意。* = 既出キャップ


表2において、可能性のある組み合わせは全16種類であるが、現時点で報告されているキャップは6種類、その内都内で確認可能なキャップはわずか4種類である。「白無地キャップ」、「FIFAキャップ」 が未だ市場に残っているため、更に出現は散発的となることが予測される。

全国的規模での情報とキャップの交換が必須である。求む! 「アクエリアス」 キャップ情報!

注1) 「『AQUARiUS(R)』」 (ブランドサイト) [アクセス日:2012年1月21日]

2012/01/18

ロンドンオリンピック協賛キャップに 『AQUARiUS(R)』 粗ギザブルーキャップ出現

日本コカ・コーラ社及びコカ・コーラシステムから、満を持して 『AQUARiUS(R)』 の粗ギザバージョンのブルーキャップが出現した。2012年1月18日 (水)、都内の総合スーパー 「西友リビン (SEIYU LIVIN)」 にて確認、500mL入りペットボトル1本税込み特価86円であった。定価が147円なので、41%オフである。

「AQUARiUS」 のキャップデザインは、既に本年2012年1月1日に変更になっている[注1]。実際には、前年の2011年12月中に先行確認されているが、オリンピックの開催年にあわせて投入されることから、初出を敢えて2012年1月とした。

この流れから、「AQUARiUS」 のスポーツ大会協賛キャップは、2008年以降、① 2年毎に絵柄がリニューアルされること、② 市場投入時期は偶数年の1月~2月であることが判明した [注1-3]。従って、次回の絵柄の変更は2014年1~2月である。今から楽しみである。

表. 協賛キャップ初出時期一覧

  2008年2月、北京オリンピック
  2010年2月、FIFAワールドカップ 南アフリカ大会
  2012年1月、ロンドンオリンピック
  2014年?月、FIFAワールドカップ ブラジル大会

因みに、都内の多くのコンビニでは、未だ 「白無地」 キャップが主流である。賞味期限をTEバンド表示にて確認することが出来た。

  白無地 120607-NNH
  白無地 120630-NNH
  白無地 120720-ETA
  新青色 120803-NNH

日本コカ・コーラ社は、1アイテム当たりの市場規模が大きく、生産量も多いため、在庫回転率が若干緩慢とならざるを得ない。昨年も 「白無地キャップ」 への移行までに、その他の飲料メーカーが3カ月程度であったところ、4~5カ月以上の期間を要している。従って、割り当てられた 「白無地」 キャップの在庫消化に手間取っているものと思われる。ブランドイメージを重視する同社としては歯痒いところであろう。その分、ニューキャップの出現に期待が高まるというものである。

なお、今回入手したキャップは、レジスターマーク(R)の位置がロゴのベースライン上にあるNCC社製であった。当然、ベースラインとクロスするCSIジャパン社製キャップが既に出ていると思われるので、新種の発見報告が待たれる。

■ 商品表示データ ■
『アクエリアス』 (500mL耐圧エアーボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 高果糖液糖、はちみつ、塩化Na、海藻エキス、ローヤルゼリー、クエン酸、クエン酸Na、香料、アルギニン、塩化K、塩化Mg、乳酸Ca、酸化防止剤 (ビタミンC)、甘味料 (スクラロース)、イソロイシン、バリン、ロイシン
<栄養成分> (100mL当り) ●エネルギー:19kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:4.7g ●ナトリウム:34mg ●カリウム:8mg ●マグネシウム:1.2mg ●アルギニン:25mg ●イソロイシン:1mg ●バリン:1mg ●ロイシン:0.5mg
<販売者> コカ・コーラ カスタマーマーケティング株式会社 (東京都港区六本木6-2-31)
<JAN> 49-02102-06935-9

■ 参照キャップデータ ■
『アクエリアス』 (500mL耐圧エアーボトル)
の賞味期限+製造所固有記号: 「D 120803-NNH」*。賞味期限は240日[約8カ月] (未開栓)。キャップは、NCC社製ワンピースキャップ [28NCフラップアセプ-E] (ロット番号:A49-04)。ボトルは、製造メーカー不明 [(S) の刻印] (ロット番号:19)。プリフォーム [透明/PCO1816] (ロット番号:D51-063)。製造ロット番号:1734M11 196968

* NNH = 丸善食品工業 須坂工場 (長野県須坂市小河原字松川4062-3)

注1) 「『AQUARiUS(R)』 にロンドンオリンピック協賛キャップ登場」 ペットボトルキャップ時評 (2012/01/01)
注2) 「北京オリンピック協賛キャップで 『AQUARIUS(R)』 をリニューアル」 ペットボトルキャップ時評 (2008/02/26)
注3) 「『AQUARIUS(R)』 のFIFA(R)ワールドカップ協賛キャップ」 ペットボトルキャップ時評 (2010/02/26)

2012/01/16

『ヤクルトがつくった乳性飲料ミルージュCaプラス』 に矢印表示付きノーマルギザ登場

2012年1月15日 (日) 深夜、日本有数のペットボトルキャップコレクターであるKUMA氏の運営するブログサイトを見て、近所のローソンストア100に走った。ヤクルト本社の 『ミルージュCaプラス』 に矢印表示付きノーマルギザキャップが登場したことを知ったからである [注1]。結果は見事に三振空振りであった。と言うのも両隣の駅周辺にあるローソンストア100にも足を運んだためである。

でも、私には一子相伝の虎の巻 <そのペットボトルはどこそこで買えるはずだよメモ> がある。翌日、スリーエフにて無事入手することが出来た。500mL入り一本税込み147円、ローソンストア100ならば税込み105円なので、通常のコンビニでは42円も高い勘定になる。ついつい、清涼飲料水の原価の謎にまで思いを馳せてしまう。

キャップの図柄は、2010年3月下旬に登場した 『蕃爽麗茶』 (2000mL大型ペットボトル) のSKナールキャップと全く同じである [注2-3]。白色キャップ地に赤色一色で 「Yakult」 のコーポレートロゴ + 天地点対称の 「→あける」 開栓方向表示がある。

今回の矢印表示付きノーマルギザキャップの正確な市場投入時期は不明であるが、スリーエフでは 「新発売」 の札がプライスカードホルダーに差し込まれていたので、恐らくここ数日のことかと思われる。

因みに、『ミルージュ』 の販売チャネルは比較的少ないため、ベンダーでもチャレンジしてみたが、残念ながら 「白無地」 であった。参考までに、TEバンド上のレーザープリンタ印字は以下の通りである。

 (a) [白無地キャップ] 120502/SO21/KFIB
 (b) [新矢印キャップ] 120621/SO21/LFAB

意外なことに、製造工場 「SO21」 が同じであるにも係わらず、キャップ供給メーカーは異なっていた。前者がCSIジャパン社、後者がNCC社である。ヤクルト本社がリスク分散のため、供給メーカーを敢えて分けているとすれば、いずれCSIジャパン社製の <矢印表示付きキャップ> が出現する日も近いのかも知れない。一体どんな <亜種> が出現するか楽しみである。

■ 商品表示データ ■
『ヤクルトがつくった乳性飲料 ミルージュ』 (500mL6角型耐熱PETボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 果糖ぶどう糖液糖、脱脂粉乳、はっ酵乳、酸味料、乳酸Ca、安定剤 (大豆多糖類)、香料、塩化Ca、カラメル色素、甘味料 (スクラロース)、酸化防止剤 (ヤマモモ抽出物)、V.D[ビタミンD]
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:44kcal ●たんぱく質:0.3g ●脂質:0g ●炭水化物:10.8g ●ナトリウム:7mg ●カルシウム:53mg ●ビタミンD:0.3~1.0μg
<販売者> 株式会社ヤクルト本社 (東京都港区東新橋1-1-19)
<JAN> 49-03080-12440-5

■ 参照キャップデータ ■
(a)『ヤクルトがつくった乳性飲料 ミルージュ』 (500mL6角型耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号+ロット記号:「120502/S021/KFIB」。賞味期間は約6カ月 (未開栓)。キャップは、CSIジャパン社製 「PS-Lok II」 (リンスホール6個所) (ロット番号:V3/ALCOA/02)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号:G/5)。プリフォーム [白(結晶化)/PCO1816] (ロット番号:6C92)。

(b)『ヤクルトがつくった乳性飲料 ミルージュ』 (500mL6角型耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号+ロット記号:「1206/21/S021/LFAB」。賞味期間は約6カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップホット」 (洗浄スリット6個所) (ロット番号:H55-55)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号:G/20)。プリフォーム [白 (結晶化)/PCO1816] (ロット番号:4C12)。

注1) 「ヤクルト本社 『ミルージュ』 のノーマルキャップ発見!」 KUMAの日記風ボトルキャップ通信 (2012/01/15)
注2) 「『蕃爽麗茶』 (2000mL PET) に矢印表示付きSKナール登場」 ペットボトルキャップ時評 (2010/04/04)
注3) 「乳性飲料 『ミルージュ』 ブランドをリニューアル」 株式会社ヤクルト本社 ニュースリリース (2011/03/11)

2012/01/15

SKナールキャップの見分け方 <小ネタ③>

秘密の花園は、闖入者の来訪により突如として蘇ることがある。

ペットボトルキャップにも幾つかの謎がある。だが、それは決して秘められている訳でも、企業機密でもない。何故なら、それらは目に見えるところに堂々と置かれているからである。

そんなどうでもいい内容の <小ネタ> 第③弾は、SKナールキャップの見分け方についてである。

「SKナール」 とは、キャップ周囲のスカート部の 「細いギザギザ」 と 「粗いギザギザ」 が、60度のセクター毎に交互に繰り返しているキャップの総称である [注1-3]。日常的にコンビニなどで見掛けるのは主に 『キリン 生茶』 のグリーンキャップであろう。

でも、「SKナール」 にも幾つかのキャップ形状の違いがあることは案外知られていない [注2]。実は、炭酸充填用2ピースキャップ1種類、ホット充填用ワンピースキャップ1種類、そしてアセプティック充填用ワンピースキャップ2種類の全4種類が存在する。キャップは4種類であるが、製造メーカーは、日本クラウンコルク (NCC) 社のみである。何故なら、この 「SKナール」 は、NCC社とキリンビール株式会社パッケージング研究所の共同開発の賜物だからである。

表1. 充填方式とキャップの種類

 ▼ 炭酸充填
   Fin-Lokベース
   キャップ裏面の青色ライナー材使用が特徴

 ▼ ホット充填
   28NCフラップホット-Sベース
   キャップ裏面の構造が 「好々爺」 顔仕様

 ▼ アセプティック充填
   28NCフラップアセプ-Sベース
   28NCフラップアセプ-Eベース (2010年以降)
   キャップ裏面の構造が 「花火」 文様仕様

開発当初は、キリンビバレッジ社の専用キャップ (カスタムユース) であったが、2010年3月に、ヤクルト本社が 『蕃爽麗茶』 (2000mL大型ボトル) に採用したのを皮切りに、現在キリンビバレッジ社を含む5社にまで使用実績が拡大している。いづれも、ユニバーサルデザインである <キャップの開けやすさ> に着目した結果である。

表2.SKナール使用企業とキャップの種類 [注5]

 ▼ キリンビバレッジ
  『キリンレモン』
  『キリン ヌューダ』
    「Fin-Lok」 ベース
  『キリン 生茶』
  『ホット 生茶 玉露入り』
  『ホット 生茶 香ばしい深入り』
    「28NCフラップホット-S」 ベース
  『キリン 生茶』
  『キリン 潤る茶』
    「28NCフラップホット-S」 ベース
  『キリン 生茶』
    「28NCフラップアセプ-E」 ベース

 ▼ ヤクルト本社
  『蕃爽麗茶』
    「28NCフラップホット-S」 ベース

 ▼ JT飲料
  『辻利』
  『桃の天然水』
    「28NCフラップホット-S」 ベース

 ▼ ダイドードリンコ
  『聘珍茶寮 ジャスミン茶』
  『柚子ごこち ゆずれもん』
    「28NCフラップホット-S」 ベース

 ▼ カゴメ
  『野菜生活100』
    「28NCフラップホット-S」 ベース

ただし、炭酸製品での使用は 『キリンレモン』、『キリン ヌューダ』 の2製品のみであり、それすらノーマルギザに取って変えられてしまった。現在では何故か使われていない。

従って、今日では、キャップの裏面が 「28NCフラップホット-S」 仕様と 「28NCフラップアセプ-E」 仕様の2種類に限定される。

では、その見分け方であるが、キャップ天面部とスカート部 (側面壁) の境界上稜線部に存在する巻き締め確認用のインジケータマーク (直径1mm程度のドットホール) に着目すると、容易に判断出来る。

ホット充填用SKナールの場合、3つある 「細ギザ」 セクターのどれか1つの <中央> にドットホールが置かれている。

また、アセプティック充填用SKナールの場合、3つある 「細ギザ」 セクターのどれか1つの <右端> にドットホールが置かれている。その場合、最後のギザギザの縦棒は1本だけ、上端から2mmほど低くなっている筈である。

なお、サポートリング (TEバンド直下にあるボトルネック最下端のツバ状突起部) に着目して、「白」 がホット充填、「透明」 がアセプティック充填であると判断するオーソドックスな方法もあるが、キャップとボトルが切り離された場合の判断指標とはならないので、ドットホールでの見分け方が最も簡便かつ確実な方法と言える。

ただ惜しむらくは、現在、アセプティック充填用SKナールを使用しているのは 『キリン 生茶』 だけなので、この見分け方にはあまり意義を見出せない。せっかく発見した解答なのに、実に残念である。

でも、敢えてドットホールの位置をずらしていることには何か意味がある筈である。あれれ~! またしても謎がひとつ増えてしまった。秘密の花園の探検はまだまだ終わらない。

■ 商品表示データ ■
『キリン 生茶』 (6角形面取りオリジナルシェイプ耐圧500mL PETボトル)
<名称> 清涼飲料水
<原材料名> 緑茶 (国産)、生茶葉抽出物 (国産)、ビタミンC、香料
<栄養成分> (製品100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:11mg
<製造者> キリンビバレッジ株式会社 (東京都千代田区神田和泉町1番地)
<JAN> 49-09411-04514-2

『桃の天然水』 (6角形耐圧500mL PETボトル)
<名称> 清涼飲料水
<原材料名> 果糖ぶどう糖液糖、もも果汁、酸味料、香料
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:32kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:8.0g ●ナトリウム:13.5mg
<販売者> ジェイティ飲料株式会社 (東京都品川区大井1-28-1)
<JAN> 49-02210-53699-6

■ 参照キャップデータ ■
『キリン 生茶』 (6角形面取りオリジナルシェイプ耐圧500mL PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「20120825/SY」。賞味期限は8カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップアセプ-E」 ベースワンピースキャップ (ロット番号:A47-60)。ボトルは自社 (KBC) 形成 (ロット番号:M05)。プリフォーム [透明/PCO1816] (ロット番号:H-59)。製造ロット番号: K30M46SY

『桃の天然水』 (6角形耐圧500mL PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「2012.08.20/KN」。賞味期限は8カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップホット-S」 ベースワンピースキャップ (ロット番号:H82-11)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:21/83)。プリフォーム [白色 (結晶化)/PCO1816] (ロット番号:4083)。製造ロット番号: 0547.

注1) 「『キリン生茶』 新規設計の変則ナールキャップでリニューアル発売」 ペットボトルキャップ時評 (2008/02/25)
注2) 「『キリン生茶』 新キャップ異聞」 ペットボトルキャップ時評 (2008/02/27)
注3) 「キリン 『生茶』 加温器キャップにSKナール出現」 ペットボトルキャップ時評 (2009/01/26)
注4) 「『蕃爽麗茶』 (2000mL PET) に矢印表示付きSKナール登場」 ペットボトルキャップ時評 (2010/04/04)
注5) 「『柚子ごこち ゆずれもん』、薄茶色 「DyDo」 ロゴ汎用図柄にSKナール出現」 ペットボトルキャップ時評 (2011/11/16)

2012/01/14

チェリオジャパン社の 『ライフガード』 25周年キャップ <小ネタ ②>

当ブログでは最近、ネタ枯れのため、ペットボトルキャップコレクターにとって、さほど重要とは言い難く、重箱の隅を突くような瑣末な事柄を扱っている。そんな <小ネタ> 第②弾は、チェリオジャパン社の 『ライフガード』 25周年キャップの差異についてである。

『ライフガード』 の25周年記念ボトルは、2011年3月21日 (月) に発売された [注1]。キャップには 「LIFEGUARD 25TH ANNIVERSARY」 と記されている。「ライフガード」 のネーミングが一体何を表しているかは不明であるが、四半世紀にわたり水辺の安全を監視して来たということだろうか。

ただし、わが愛すべきウィキペディアによれば、『ライフガード』 の発売開始は1985年6月となっている [注2]。それが本当ならば、昨年2011年6月時点で26周年である。今年6月には27周年を迎えることになる。恐らく、震災の影響で、記念キャップの使用時期を逸してしまった結果であろう。

さて、図柄であるが、BMWエンブレムの質感を彷彿とさせるようなメタリック感を醸し出している。白地キャップ中央に黒色でCheltemham系フォントを用いた 「25」 の数字 、その下に小さく 「TH」、その周囲を黒色で幅0.5mmの細い輪、幅4.0mmの太い輪、更に外周に0.5mmの細い輪が、バームクーヘン状に囲う。それぞれの輪の間には0.5mm幅の金色の細い輪が <毛抜き合わせ> で入る。また、太い輪の中には、上方に 「LIFEGUARD」 の商品ロゴが白抜きで入り、下方に 「ANNIVERSARY」 の文字が金色の <毛抜き合わせ> で入る。非常にゴージャスなエンブレムに仕上がっている。

『ライフガード』 25周年記念キャップは異なるメーカーにより製造されているが、同一版下が用いられている。キャップ製造メーカーは、(a) クロージャー・システム・インターナショナル (CSI)・ジャパン社と (b) 日本クラウンコルク (NCC) 社の2社である。しかしながら、そのことに気を留めるコレクターはほぼ存在しない。その理由は、ほとんど見分けが付かないからである。その違いは、実物を見比べてみて初めて 「感じる」 雰囲気程度の差異に過ぎない。

そうしたビミョ~な感覚を与える要因は、先ず印刷品位にある。

旧来のライナー材を使用する炭酸充填用2ピースキャップには、ホット充填や無菌充填に見られるような、ボトル口栓部内面に嵌合する 「プラグ栓」 構造が存在しない。このため、キャップ天板部 (天面部) の平滑性を毀損することが無い。その結果、印刷方式の違いが最も顕著に現れることになる。一般的には印刷方式の違いにより、(b) のNCC社の方が (b) のCSI社に較べて、滲みが少なくシャープな仕上がりになることが経験上知られている。

ただし、今回の 『ライフガード』 25周年記念キャップではいささか事情が異なる。絵柄の外周と内周に存在する細い環状の子持ち罫や、「ANNIVERSARY」 の文字のように、金色印刷部分と黒色印刷部分が <毛抜き合わせ> で接するような場合では、(b) のCSI社の方が、(a) のNCC社よりも位置合わせが正確に見えるからである。むしろ、エッジがシャープなはずのNCC社の方が、<毛抜き合わせ> の部分に地色が覗いてしまい、フォントにシャドー処理を施したような印刷ズレが生じてしまう。その点、CSI社のキャップでは、黒色印刷部分がエッジ周囲に滲み、インキが外にはみ出すことで、マスキング効果を生み、 <毛抜き合わせ> で地色が晒されることがない。まさに怪我の功名である。

しかしながら、決定的な違いはキャップのシェルそのものの輝度に由来する。

私の稚拙な表現では分かり難いと思われるので、敢えて数値で示すことにする。画像編集ソフト 「Adobe Photoshop」 のカラーピッカー機能を用いて、白地部分の色味の計測を試みた。サンプリング位置にバラツキがあるため、厳密とは言えないが、(b) のNCC社製キャップがほぼ純白であるのに対し、(b) のCSI社製キャップの方は青味掛かっていることが分かる。

 (a) CSI社 = C:4%、M:0%、Y:0%、K:0%
 (b) NCC社 = C:0%、M:0%、Y:0%、K:0%

その結果として、キャップのシェルの色合いは、(a) の方が渋く落ち着いた印象を与え、(b) の方がクリアで明るいと感じられる。

実はこの差異は、CSI社とNCC社の炭酸充填用2ピースキャップの間には恒常的に存在する特徴である。あまりに瑣末な違いのため、見過ごされがちであるが、全体的な印象はかなり異なる。またしても、気付くのが遅きに失した感もあるが、まだ間に合うはずである。

こうしたキャップにおける印刷上の 「ズレ」 や 「滲み」、キャップの輝度といったディテールもまた、キャップの図柄やデザインを構成する重要な要素なので、どちらがいいと言うことは出来ない。むしろ、そうした多様性が存在することこそ、ペットボトルキャップコレクションの魅力であり、醍醐味である。

そこには、近代化された製造プロセスの中にも、まだ生身の人間が介在していることを示す痕跡を読み取ることが出来る。ほんのちょっとしたことであるが、ほっとする。

■ 商品表示データ ■
『ライフガード』 (500mL耐熱ハニカム構造オリジナルシェイプボトル)
<名称> 炭酸飲料
<原材料名> 糖類 (砂糖、果糖ぶどう糖液糖)、はちみつ、ローヤルゼリー、酸味料、香料、V.C [ビタミンC]、保存料 (安息香酸Na)、カフェイン、ナイアシン、グルタミン酸Na、パントテン酸Ca、グリシン、アスパラギン酸Na、アラニン、イソロイシン、フェニルアラニン、ヘスペリジン、V.B2 [ビタミンB2]、V.B6 [ビタミンB6]、スレオニン、V.A [ビタミンA]、葉酸
<栄養成分> (製品100mLあたり) ●エネルギー:36kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:9g ●ナトリウム:25mg ●V.C:29mg ●ナイアシン:2mg ●パントテン酸:0.5~1mg ●V.B2:0.7mg ●V.B6:0.6mg ●V.A:90μg ●葉酸:15μg | ●グルタミン酸Na:2mg ●グリシン:1.7mg ●アスパラギン酸Na:1.6mg ●アラニン:1.3mg ●イソロイシン:1.2mg ●フェニルアラニン:1mg ●スレオニン:0.6mg ●ローラルゼリー:2mg
<販売者> 株式会社チェリオジャパン (東京都千代田区丸の内2-4-1)
<JAN> 49-02074-00912-4

■ 参照キャップデータ ■
(a) 『ライフガード』 (500mL耐熱ハニカム構造オリジナルシェイプボトル) の賞味期限: 「2012.04.04」、製造所固有記号: 「CHK」。賞味期限は約6カ月 (未開栓)。キャップは、クロージャーシステムインターナショナル (CSI) ジャパン社製 「Wing-Lok」 青色ライナー材使用のツーピースキャップ [120線ナール] (ロット番号:<シェル> CCB 411、<ライナー材> 50)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号: F/3)。プリフォーム [透明/PCO1816] (ロット番号:19-6)。製品ロット番号: 1014

(b) 『ライフガード』 (500mL耐熱ハニカム構造オリジナルシェイプボトル) の賞味期限: 「2012.06.06」、製造所固有記号: 「CHK」。賞味期限は約6カ月 (未開栓)。賞味期限は約6カ月 (未開栓)。キャップは、日本クラウンコルク (NCC) 社製 「Fin-Lok」 青色ライナー材使用のツーピースキャップ [120線ナール] (ロット番号:<シェル> [UKN]、<ライナー材> 8-27・・)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号: M/7)。プリフォーム [透明/PCO-1816] (ロット番号: 19-14)。製品ロット番号:1500
注1) 「『ライフガード』 25周年記念ペットボトルキャップ」 KUMAの日記風ボトルキャップ通信 (2011/03/21)
注2) 「ライフガード (飲料)」 ウィキペディア

2012/01/04

ハウスウェルネスフーズ社の 「C1000(R)」 ロゴキャップ <小ネタ ①>

ペットボトルキャップには、豆知識というほどペダンチックではなく、トリビアというほど 「へぇ~」 得点が高くない <小ネタ> が幾つか存在する。一般の人々にとっては本当にどうでもいい情報である。かといって、ペットボトルキャップコレクターにとっても、さほど重要とは言い難い。そんな <小ネタ> であるが、余興程度にお付き合い頂きたい。

<小ネタ> 第①弾は、ハウスウェルネスフーズ社の 「C1000(R)」 ロゴの差異についてである。

ハウスウェルネスフーズ社のキャップと言えば、白色キャップ地にチャコールグレーの黒っぽい刷り色の 「C1000(R)」 ロゴキャップである。このキャップは、2010年4月下旬に 『C1000 レモンウォーターフローズン』 (凍結ボトル) のキャップとして初めて使用されたものである [注1] 。その後、『C1000 レモンウォーター』、『C1000 リフレッシュタイム』 にも従来の青色、緑色の刷り色キャップの代わりとして、使用されるに至っている。今日、チャコールグレーはほぼ統一色となっている。これは、震災後の一時的生産調整局面なのかも知れないが、コストカットの要因が強い。

「C1000(R)」 ロゴには、キャップ製造メーカー毎に使用フォントが異なるという事実が存在する。しかしながら、そのことに気を留めるコレクターはほぼ存在しない。私も含めて、少なくとも周囲には皆無である。その理由は、ほとんど見分けが付かないからである。見分けが付かないほど似通ったフォントが使用されているということである。この違いは、どうやら武田食品工業時代のキャップから存在していたらしい [注2]。

フォントの違いであるが、たまたま入手した以下のキャップを見較べて、確信するに至った。すなわち、(a) 『C1000 レモンウォーター』 (CSI社製PS-Lok II) と (b) 『C1000 リフレッシュタイム』 (28NCフラップ-ホットVシリーズ) である。

幾つかあるロゴの相違点であるが、第1に横幅である。(a)= 19.5mm、(b)= 19.0mmである (分かりにくい)。第2にレジスターマークの大きさである。(a) > (b) であるが、肉眼ではほとんど同じに見える (分かりにくい)。第3に印刷品位である。これは天板部の平滑性に依存するため、実際的には比較対象とはなり得ないが、敢えて比較するならば、(b) の方が (a) に較べて滲みが少なくシャープな仕上がりとなっている (比較に意味がない)。

やはり、決定的な違いはフォントにある。使用フォントは以下の通り。

 (a) CSI社 = Neue Helvetica
 (b) NCC社 = Helvetica

「Helvetica」 のフォントファミリーはその名前が示す通り、スイス (ヘルベチカはスイスの古称) の書体設計者であるMax MiedingerとEduard Hoffmannにより、1957年に発表されたサンセリフ書体であり、現在最も使用頻度の高い書体の一つである [注3]。「Neue Helvetica」 は、ステンペル社が1983年にリリースした 「Helvetica」 の改訂版である [注3]。「Helvetica」 と 「Neue Helvetica」 の大きな違いは、「Neue」 の方が横に広げられており、カウンター (文字のふところ) が広く取られていることである。可読性に留意して改良された結果である [注4]。

従って、(a) の方が (b) に対して相対的に縦長に見える。あまりに瑣末な違いのため、見過ごされがちであるが、印象はかなり異なる。気付くのが遅きに失した感もあるが、この程度の違いは許容範囲内と思われる。でも、ちょっと悔しい。

■ 商品表示データ ■
(a) 『C1000(R) レモンウォーター』 (500mL耐熱四角形ボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 高果糖液糖、還元水飴、レモン果汁、塩化ナトリウム、ビタミンC、香料、乳酸カルシウム、酸味料、ベニバナ黄色素、塩化マグネシウム、酸化防止剤 (酵素処理ルチン)、甘味料 (スクラロース)、リン酸カリウム
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:20kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:5.6g ●ナトリウム:13mg ●カルシウム:2.1mg ●カリウム:2.9mg ●マグネシウム:0.6mg ●ビタミンC:200mg
<販売者> ハウスウェルネスフーズ株式会社 (兵庫県伊丹市鋳物師3-20)
<JAN> 45-30503-02526-3

(b) 『C1000(R) リフレッシュタイム』 (500mL耐熱オリジナル四角形ボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> グレープフルーツ果汁、果糖ぶどう糖液糖、還元水飴、酸味料、V.C. [ビタミンC]、酵素処理ルチン、香料、甘味料 (アセスルファムカリウム、スクラロース)、酢酸V.E. [酢酸ビタミンE]、V.A. [ビタミンA]、マリーゴールド色素
<栄養成分> (1本(500mL)当たり) ●エネルギー:95kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:25g ●ナトリウム:190mg ●ビタミンA:450μg ●ビタミンC:1000mg ●ビタミンE:12mg | ●ポリフェノール(ルチン):20mg
<製造者> ハウスウェルネスフーズ株式会社 (兵庫県伊丹市鋳物師3-20)
<JAN> 45-30503-02515-7

■ 参照キャップデータ ■
(a) 『C1000(R) レモンウォーター』 (500mL耐熱四角形ボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「12. 7. 6/C」。賞味期限は約6カ月 (未開栓)。キャップは、クロージャーシステムインターナショナル (CSI) ジャパン社製 「PS-Lok II」 ワンピースキャップ [120線ナール] (リンスホール6個所) (ロット番号:V3/ALCOA/42)。ボトルは、吉野工業所製 (ロット番号:C/22)。プリフォーム [白] (ロット番号:1B)。製品ロット番号:0428

(b) 『C1000(R) リフレッシュタイム』 (500mL耐熱オリジナル四角形ボトル) の賞味期限: 「12. 6.20」。製造所固有記号:[伊丹工場、製造者と同じため記号表示なし]。賞味期限は約6カ月 (未開栓)。キャップは、日本クラウンコルク社製 「28NCフラップ-ホット」 ワンピースキャップ [120線ナール] (洗浄スリット6個所) (ロット番号:H45-40)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号:O/28)。プリフォーム [白/PCO-1816] (ロット番号:8-8)。製品ロット番号:1117

注1) 「『C1000(R)』 のフローズンボトル用グレーロゴキャップ出現の意味」 ハウスウェルネスフーズ株式会社 ニュースリリース (2010/04/26)
注2) KUMA氏の運営する 『ペットボトルキャップコレクションの旅』 「日本のプラキャップ」 <ハウス編
注3) 「ヘルベチカ」 ウィキペディア
注4) 「HelveticaとHelvetica Neueの違いを見る (ついでにArialも)」 H2O MAGAZINE -プロダクトデザイナーのデザイン思考ノート- (2008/12/19)

2012/01/01

『AQUARiUS(R)』 にロンドンオリンピック協賛キャップ登場

2012年は、ロンドンオリンピック (7月27日~8月12日) の開催年である。

日本コカ・コーラ社およびコカ・コーラシステムは、オリンピックイヤーにあわせて、『アクエリアス』 のキャップをこれまでのFIFA仕様から五輪マークの入ったオリンピック仕様に変更した。2012年1月1日 (日)、総合スーパーマーケットAEON (イオン) 店頭にて確認。『アクエリアス』 2000mL入り1本税込み特価148円、『アクエリアスビタミンガード』 2000mL入り1本税込み特価178円。

寝正月を決め込んでいた矢先、KUMA氏の運営するブログサイトで、日本コカ・コーラ社が、オリンピックイヤーに向けてニューキャップをリリースしたという情報に接した [注1]。大慌てで寝巻き姿のままコートを羽織って新年を寿ぐ街に飛び出した。もちろん、当ブログ愛読者ならばご存知の <そのPETボトルはどこそこに行けば買えるはずだよメモ> を携えてである。そのお陰で、案外あっさりと入手することが出来た。こりゃぁ新年早々縁起が良いわい。

『アクエリアス』 のキャップと言えば、北京オリンピック開催年の2008年2月25日から2年間の長きにわたり、五輪マークが使用されて来た [注2]。また、ワールドカップ南アフリカ大会開催年の2010年2月26日からの2年間は、FIFAロゴが使用されて来た [注3]。どうやら、そこには五輪 → FIFAワールドカップ → 五輪の循環サイクルが存在するようだ。さすが、国際オリンピック委員会 (IOC) と国際サッカー連盟 (FIFA) 双方のワールドワイド・パートナーであるザ・コカ・コーラ社だけのことはある。2年毎に巡る開催サイクルを上手に活用していると言える。という事は、ロンドン大会閉幕後も2年間は、今回登場のキャップデザインが継続使用されることになるのだろうか。

今回入手したキャップは 『アクエリアス』 (2000mL) と 『アクエリアスビタミンガード』 (2000mL) である。配色は、どちらも、白地に明るい青 (スカイブルー) の刷り色である。キャップの図柄は、従来の商品ブランドロゴである 「AQUERiUS(R)」 に、新たに楕円の渦巻き様パターンがロゴに対して斜め右上がり位置に被せられた。これは、シュリンクラベルに印刷されているロゴと同一のものであり、今回のリニューアルキャップにおいて、ラベルのロゴとの統一がはかられた格好である。この渦巻き付き 「AQUARiUS(R)」 ロゴの下に五輪マーク、その下に 「公式スポーツ飲料」 の文字がそれぞれ三段組みで入る。さらに、点対称の 「→あける」 の開栓方向指示がキャップの3時と9時の位置にレイアウトされている。

この 「→あける」 表示は、前回まで、天地 (0時と6時の方向) に置かれていたものであるが、図柄のデザイン変更に伴い領地替えの憂き目にあったものである。いくら付け足しとは言え、随分とぞんざいな扱いである。なんだか両手で両頬を挟み、変顔を演出しているきゃりーぱみゅぱみゅの様である。レイアウトを全く無視した落ち着きのない仕上がりになっている。この辺に、近年の日本コカ・コーラ社のデザインセンスのなさが集約的に表されている気がする (いったいどうしてしまったというのだろうか、1970年代までは確かにそこにあったあの輝けるデザインワークは何処へ行ってしまったというのか、もはや過去のものなのだろうか、レガシーの継承者の復活はもうないのだろうか)。

そうした個人的な感傷はさて置き、新規キャップの登場はうれしい。

ところで、『アクエリアス』 のキャップと言えば以下の違いが存在することが、これまでの経験から知られている。すなわち、① 商品ラインナップ毎に色違いシェルが存在すること、② キャップ製造メーカー (NCC社とCSIジャパン社) 毎にレジスターマークの大きさが異なること、そして、③ 充填方式の違いによりキャップ形状 (「ノーマルギザ」 と 「粗ギザ」) が異なる こと、である。

ところが、前回のFIFAバージョン以降、『アクエリアス』 と 『アクエリアスビタミンガード』 の2000mLに関しては、<粗ギザ白地+青色刷り> に統一されている。少なくとも2000mLボトルに関しては、キャップシェルの色違いは今後も出現しないと思われる。

ただ、今回の <粗ギザ白地+青色刷り> キャップにも、キャップ製造メーカー毎のレジスターマークによる差異は存在する。それは意外なことに、(R) の大きさの違いではなく、(R) のレイアウト位置の違いとして表現されている。今回の差異は極めて微妙なので、外観上の判別には細心の注意が必要である。先ず、NCC社製キャップであるが、「AQUARiUS」 ロゴベースライン (ロゴの文字下端仮想線) の延長線上に (R) マークがきちんと収まっている。一方、CSI社製キャップでは、(R) マークがベースライン延長線により半分に分断される位置にまで下げられている。この特徴を元に判別は可能である。

この2つのキャップは、環境負荷軽減を目的として、近年NCC社とCSI社でそれぞれ同時期に開発された軽量化キャップである。当然、ボトルフィニッシュにも軽量化がはかられているため、従来の 「PCO-1810規格」 とは異なり、スレッド巻き数の少ない過渡期規格のものが使用されている [注4]。従って、従来規格のボトルフィニッシュに対応するキャップについては、今後の展開に若干の不安要素が残る。

キャップの見分け方は至って簡単である。天面部とスカート部の接合部分に着目した場合、辺縁端にある巻き締め角度確認用の直径1mm大のドットピット (ドットホール) の存在する方が、NCC社製である。それに加えて、キャップ周囲のギザギザからかすかに透けて見える、間歇的にネジに設けられたベント用の縦方向のスリットが存在することももう一つの条件である。

今後の注目ポイントは、500mLボトルにおいて、この新規図柄のキャップが、いかなる形態で出現するかに絞られる。

■ 商品表示データ ■
『アクエリアス』 (2000mL耐圧 『ラク持ち』 ボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 高果糖液糖、はちみつ、塩化Na、海藻エキス、ローヤルゼリー、クエン酸、クエン酸Na、香料、アルギニン、塩化K、塩化Mg、乳酸Ca、酸化防止剤 (ビタミンC)、甘味料(スクラロース)、イソロイシン、バリン、ロイシン
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:19kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:4.7g ●ナトリウム:34mg ●カリウム:8mg ●マグネシウム:1.2mg ●アルギニン:25mg ●イソロイシン:1mg ●バリン:1mg ●ロイシン:0.5mg
<販売者> コカ・コーラカスタマーマーケティング株式会社 (東京都港区六本木6-2-31)
<JAN> 49-02102-06927-4

『アクエリアスビタミンガード』 (2000mL耐圧 『ラク持ち』 ボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 高果糖液糖、はちみつ、塩化Na、レモンピールエキス、海藻エキス、V.C、香料、クエン酸、クエン酸Na、マリーゴールド色素、塩化K、塩化Mg、乳酸Ca、甘味料 (スクラロース)
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:17kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:4.3g ●ナトリウム:39mg ●カリウム:8mg ●カルシウム:0.8mg ●マグネシウム:1.2mg ●V.C [ビタミンC]:200mg
<販売者> コカ・コーラカスタマーマーケティング株式会社 (東京都港区六本木6-2-31)
<JAN> 49-02102-08290-7

■ 参照キャップデータ ■
『アクエリアス』 (2000mL耐圧 『ラク持ち』 ボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「120930-EEB」*。賞味期限は300日[約10カ月] (未開栓)。キャップは、NCC社製ワンピースキャップ [28NCフラップアセプ-E] [60線ナール] (ロット番号:A48-51)。ボトルは、自社成形 [CCEJP] (ロット番号:E/8)。プリフォーム [透明] (ロット番号:NT141050)。製造ロット番号:C0637M09 106549

『アクエリアスビタミンガード』 (2000mL耐圧 『ラク持ち』 ボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「120731-EIB」**。賞味期限は300日[約10カ月] (未開栓)。キャップは、CSI社製ワンピースキャップ [AS-Lok] [60線ナール] (ロット番号:L3-27)。ボトルは、自社成形 [CCEJP] (ロット番号:16/IB)。プリフォーム [白] (ロット番号:NT141087)。製造ロット番号:B1548M06 0035254

* EEB = コカ・コーライーストジャパンプロダクツ株式会社 海老名工場 (243-0495 神奈川県海老名市上河内33番地)
** EIB = コカ・コーライーストジャパンプロダクツ株式会社 茨城工場 (300-0006 茨城県土浦市東中貫町4番地1)

注1) 「謹賀新年 2012」 KUMAの日記風ボトルキャップ通信 (2012/01/01)
注2) 「北京オリンピック協賛キャップで 『AQUARIUS(R)』 をリニューアル」 ペットボトルキャップ時評 (2008/02/26)
注3) 「『AQUARIUS(R)』 のFIFA(R)ワールドカップ協賛キャップ」 ペットボトルキャップ時評 (2010/12/31)
注4) 「加温器キャップにおける日本コカ・コーラ社の決断 (2) 過渡期キャップの導入」 ペットボトルキャップ時評 (2010/12/61)

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