« 日本コカ・コーラ社 『太陽のマテ茶[TM]』 レッドシェルに汎用 「FROM」 ロゴで新発売 | トップページ | おフランス生まれの 『オランジーナ』 青色シェルキャップでサントリーから新登場! »

2012/03/20

日本コカ・コーラ社 『burn (R) エナジーブースト [TM]』 ブラックシェルに <黒無地> キャップで新発売

日本コカ・コーラ社及びコカ・コーラシステムは、『バーン (R) エナジーブースト [TM]』 (50mLPET) を2012年3月12日 (月) 全国新発売していた [注1-3]。発売日当日には、『バーン (R) エナジードリンク [TM]」 (250mL缶) しかコンビニの陳列棚に並んでいなかったため、迂闊にも見逃していた。発売1週間後の2012年3月20日 (火)、ファミリーマート店頭にて確認、50mL入りペットボトル1本210円であった (ややお高目!)。

プレスリリース [注1] によれば、『burn』 は既に、2000年にヨーロッパとオセアニアで導入されており、現在、世界85の国と地域で愛飲されているほど、お馴染みのエナジードリンクらしい。全然知らなかった。

日本コカ・コーラ社の 『burn』 のパッケージには <燃焼> を図像化した 「炎」 が黒い背景にかがり火のように揺らめいている。一瞬、キリンベバレッジ社の 『FIRE』 かよ、と思った。多分、そうした感想を抱いたのは私だけではあるまい。

でも、商標法上、これは全く問題とはならない。既に、キリンビバレッジ社は、1999年10月1日に 「FIRE」 (商標登録第4320300号) を商標登録しており、2002年3月8日には、現在使用されている 「炎」 の図案を 『FIRE [カフェラテ]』 (商標登録第4549670号) として立体商標登録している。

方や、米国ジョージア州アトランタに本拠を置くザ・コカ・コーラカンパニー (TCCC) も、「BURN ENERGY DRINK」 (米国商標第3251654号) を2006年8月4日に米国特許商標庁 (USTPO) において商標登録している。本邦においても、日本国特許庁において 「burn」 (商標登録第5031960号) を2007年3月9日に登録済であり、また、今回本邦初上陸となる 『burn』 においても、「炎」 の図像 (商標登録第5411336号) を2011年5月13日に登録完了している。商標 「命」 のコカ・コーラ社にその点に関する抜かりは寸分もない。

と言うことは、『burn』 の日本上陸は、商標登録出願日である2010年12月6日時点では、既定事項であったことになる。商品開発には、途方もない労力が掛けられていることが、こうした事実からもうかがい知ることが出来る。

さて、キャップの図柄であるが、残念ながらノーマルギザの <黒無地> キャップである。キャップは <黒無地> であるが、天面部には製造所固有記号と賞味期限が黄色のインクジェットプリンター印字で上下二段で表示されている。

これには、ちょっとした訳がある。このキャップは、PETボトルからキャップに至るまで一体のシュリンクフィルムで覆われ、シールドされいる。そのため、キャップの開栓には、キャップのスカート部を覆うシュリンクフィルムをミシン目に沿ってペリペリと剥がす必要がある。従って、TEバンド部もボトル肩部も露出していないため、印字個所は必然的にキャップ天面部となった。

ただし、TEバンド部が露出されていたとしても、『Coca-Cola ZERO』 の例を引くまでもなく、<黒色キャップ地> なので、TEバンド部に賞味期限と製造所固有記号が印字される可能性は低い [注4]。

この製品での注目ポイントは、実は <黒無地> ではない。

いわゆる栄養ドリンク剤の容器に、本邦初となる小容量PETボトル (50mL) が使用されたことである [注1]。50mLと言えばどれくらいの量かと言うと、かの 『ヤクルト』 の65mLよりも約23%も少ない。例え話としては適当ではないかも知れないが、<大人になったら 『ヤクルト』 を何本もドンブリ鉢にぶちまけて、一気飲みしたい!、と言うガキの頃の夢が叶ったものの、実際には空虚さだけが心を支配した。やっぱり 『ヤクルト』 はあのサイズが正解だなと、再認識させられた>、と言うくらいちょびっとした量である。

実は、これにも訳がある。

昨年の2011年11月10日、常盤薬品工業は 『眠眠打破』 と 『強強打破』 の自主回収を行っている。理由は、2011年6月末に、ガラス瓶のラベル包装を紙からフィルムに切り替えたことに起因するものであった。フィルムラベルでは、輸送時の瓶の破損に気付き難く、それを知らずに飲んだ消費者が口腔内に怪我を負うという事故が発生したためであった [注5]。『眠眠打破』 が、いきなりコンビニやドラックストアの店頭から一斉に姿を消し、当時徹夜続きであった私をパニックのどん底に突き落としたことは、まだ記憶に新しい (私の個人的記憶においてであるが)。

恐らく、この時の反省が業界内での間接的・直接的モチベーションとなり、小容量のPETボトル開発に繋がったものと推察される。PETボトルの衝撃に強く、割れ難いという特性に着目した結果である。

従って、今後この種の小容量PETボトルがドリンク剤市場に導入されることは想像に難くない。一気に市場を席巻することが予想される。

ペットボトルキャップコレクターは、ソフトドリンクの棚だけでなく、栄養剤の棚にも注意を向けなければならないハードな時代を向かえている。ニューキャップラッシュを間近に控えた今、誰も寝てはならない!

■ 商品表示データ ■
『burn (R) エナジーブースト』 (丸型耐熱50mLボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 果糖ぶどう糖液糖、クエン酸、アルギニン、香料、カフェイン、イソロイシン、バリン、パントテン酸Ca、テアニン、ロイシン、D-リボース、酸化防止剤 (ビタミンC)
<栄養成分> (1本50mL当り) ●エネルギー:44kcal ●たんぱく質:0.9g ●脂質:0g ●炭水化物:10g ●ナトリウム:0mg | ●アルギニン:300mg ●バリン:12mg ●イソロイシン:12mg ●ロイシン:6mg ●D-リボース:5mg ●カフェイン:50mg
<販売者> コカ・コーラ カスタマーマーケティング株式会社 (東京都港区六本木6-2-31)
<JAN> 49-02102-09467-2

■ 参照キャップデータ ■
『burn (R) エナジーブースト』 (丸型耐熱50mLボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「D 130220 DAS」。賞味期限は約1年 (未開栓)。キャップは、CSIジャパン社製PS-Lok (ロット番号:V6/ALCOA/39)。ボトルは、吉野工業所製 (ロット番号:17)。プリフォーム [透明/PCO1810] (ロット番号:[表示なし])。製造ロット番号:D 130220 DAS 21:29

注1) 「やり遂げるためのクリエイティブエナジー飲料ブランド 『burn (バーン)』 が日本初上陸! 『バーン エナジードリンク』、『バーン エナジーブースト』 3月12日 (月) から全国で新発売」 日本コカ・コーラ ニュースリリース (2012/02/20)
注2) 「burn<公式サイト>」 (ブランドサイト) [アクセス日:2012年3月20日]
注3) 「burn 」 (海外サイト) [アクセス日:2012年3月20日]
注4) 「『Coca-Cola ZERO(R)』 の「WILD HEALTH」 リニューアルキャップは黒!」 ペットボトルキャップ時評 (2010/02/03)
注5) 「『眠眠打破』『強強打破』 の瓶割れ、自主回収 2人けが」 朝日新聞 (asahi.com) (2011/11/10)

« 日本コカ・コーラ社 『太陽のマテ茶[TM]』 レッドシェルに汎用 「FROM」 ロゴで新発売 | トップページ | おフランス生まれの 『オランジーナ』 青色シェルキャップでサントリーから新登場! »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 日本コカ・コーラ社 『太陽のマテ茶[TM]』 レッドシェルに汎用 「FROM」 ロゴで新発売 | トップページ | おフランス生まれの 『オランジーナ』 青色シェルキャップでサントリーから新登場! »

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ