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2012/10/08

KDP社 『とうもろこしのひげ茶』 のオレンジキャップ

KDP (廣東製薬) 社 『とうもろこしのひげ茶』 にホット販売用オレンジキャップが出現した [注1-3]。2012年10月8日 (月)、ナチュラルローソン店頭ホットウォーマーにて確認、280mL入り1本税込み137円也。

とうもろこしのひげ茶は、マッコリに次ぐ知名度の韓国オリジナル飲料である。

キャップの図柄は、粗ギザ、オレンジキャップ地に赤色の刷り色で、直径19.5mmのベタ抜き文字で 「とうもろこしのひげ茶」 のアイコン、そして外周辺縁部に時計回りで2時~10時位置に掛けて 「この商品は加温器で販売できます。」 の販売注意喚起メッセージが入る。

私は基本的に、国内メーカーのペットボトル飲料を専門としているため、ミネラルウォーターを除き、輸入品や海外からの導入品についてはこれまで収集対象外として来た。理由は、基準が曖昧であったためである。ところが最近、平行輸入や代行輸入ではなく、国内企業が商品企画を行い、海外で製造する製品が散見されるようになって来た。取り分け、アイリスオオヤマのペットボトル飲料 (『とうもろこしのひげ茶』、『桑の葉茶』、『ピュアプーアル茶』) は、JANコードも付与され、日本語表記ラベルも完備した国内仕様商品として成立している。

更に、キャップ仕様も国内製品と酷似している。今回の 『とうもろこしのひげ茶ホット』 には、粗ギザオレンジキャップが使用されており、ホットウォーマー内でもまったく違和感がない。この 「NC-FLAP-Cap」 は、その呼称からも明らかなように、東洋製罐 (日本クラウンコルク社の親会社) と三和王冠の技術提携に基づき、2000年2月、三和王冠が樹脂キャップ製造ラインの増設を図った際にライセンス供与されたものである [注4]。従って、アセプティック充填用キャップとしては、技術供与時の形状をそのまま今日に留めるシーラカンス的キャップと言える。

その後本邦の 「NCフラップ」 は、環境負荷軽減への取り組みと努力の結果、幾つものバリエーションを生み出している。韓国製キャップとの対比は、本邦キャップの変遷を辿る意味でも、おおいに興味深い。

■ 商品表示データ ■
『とうもろこしのひげ茶ホット CT-280HC』 (280mL六角形耐熱PETボトル)
<種類別名称> 清涼飲料水
<原材料名> 植物混合抽出液 (とうもろこしのひげエキス)、玄米エキス、とうもろこしのひげ粉末、香料、炭酸水素ナトリウム、酸化防止剤 (ビタミンC)、グリシン、甘味料 (ステビア)
<栄養成分> (製品100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:10mg | ●カフェイン:0mg
<製造者> 廣東製薬株式会社 (1577-4, Seocho-dong, Seocho-gu, Seoul 137-875, Korea|137-875 大韓民国ソウル特別市瑞草区瑞草洞1577-4)
<輸入者> 株式会社オーヤマ (980-8510 宮城県仙台市青葉区五橋2-12-1)
<販売者> アイリスオオヤマ株式会社 (同上)
<JAN> 49-05009-92314-4

■ 参照キャップデータ ■
『とうもろこしのひげ茶ホット CT-280HC』 (280mL六角形耐熱PETボトル) の賞味期限: 「2013.07.29」。製造所固有記号: [輸入品のため適用外]。賞味期間は約12カ月 (未開栓)。キャップは、[韓国] 三和王冠社製ワンピースキャップ [28NC-FLAP-Cap] (ロット番号:C2/61) [注4]。ボトルは[韓国] 曉星社製 [Asepsys (R)] (ロット番号:18) [注5-6]。プリフォーム [白(結晶)化/PCO-1810] (ロット番号:HS72-15)。製造ロット番号: 23:30 B

注1) 「とうもろこしのひげ茶ホット CT-280HC」 アイリスプラザ [ショッピングサイト] [アクセス日:2012/10/08] [* 掲載の写真はノーマルギザであるが実際は粗ギザである]
注2) 「アイリスオオヤマ株式会社ヘルスケア事業部」 (ホームページ) [アクセス日:2012/10/08]
注3) 「廣東製薬株式会社 (Kwang Dong Pharmaceutical Co., Ltd.)」 (ホームページ) [アクセス日:2012/10/08]
注4) 「三和王冠 (Samhwa Croun & Closure)」 (ホームページ) [アクセス日:2012/10/08]
注5) 曉星 (HyoSung)Asepsys  」 (ホームページ) [アクセス日:2012/10/08]
注6) 「曉星ジャパン (HyoSung Japan Co., Ltd.)」 (ホームページ) [アクセス日:2012/10/08]

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コメント

<セルフコメント>

2012年10月8日付けブログ記事において、私は以下のように書いた。

> 「アセプティック充填用キャップとしては、技術供与時の形状をそのまま今日に留めるシーラカンス的キャップと言える。」

またしても、自らの不明を恥じねばならない。実は、本日10月10日、サンクス店頭で購入したアサヒ飲料の 『こんがり焙煎十六茶<HOT用>』 (280mL) および 『バンホーテンミルクココア』 (280mL) のオレンジキャップを見たところ、『とうもろこしのひげ茶』 のオレンジキャップと全く同様の構造のものが、本邦でもいまだに使用されていることを知った。

この常温充填用キャップは、シーラカンスではあるが、現役バリバリであることを付記しておく。

ただし、微妙な違いを発見したので、その特徴を述べる。

三和王冠社製 (ロット番号:C2/61) のキャップは、NCC社製 (ロット番号:N24-31) に較べ、使用されている樹脂の色味が若干濃く、キャップ天面部中央に隆起が認められる。このことは、机などの平面上にキャップ天面部を下にして回すと独楽 (コマ) のように回転し続けることからも明らかである。通常、キャップは密栓時、ボトル内圧により膨張し、天面部表面も山なりに盛り上がるものであるが、開栓後暫くすると、樹脂の復元力により、製造時の平滑性を取り戻すものである。ところが、三和王冠社製のキャップは復元力が乏しく、平滑にならない。これは、樹脂の物性に負う所が大きく、何らかの理由で原料の組成が異なることを示唆している。また、同一設計の金型を使用していることから、設計変更とは考え難い。

実に興味深い結果である。

かつて晴れの得意日とされ 「体育の日」 と呼ばれた日に記す (私の中では毎年10月10日が体育の日!)
OJ

いつも、拝見させていただいております。

記事と、全く関係ない事で、すみません。

先日、コカコーラの2Lのキャップが、
CSIジャパンのGA-LOKでした。
やっと、CSIのロゴ入りキャップでした。

親戚の家での確認だったので、
詳しく見ることが、できませんでした。


ちなみに、数年前、イタリア旅行したときに、
コカコーラのキャップは、日本に比べると、
ナールのピッチが、かなり荒く、
作りが、日本製と比べると、
「こんな物で、いいの?」って感じでした。
2ピースで、シール部には、小さくCSIの
刻印が、入っていました。

カズさま こんばんは

いつもご愛読いただき恐縮です。また、コメントまで頂きありがとうございます。

炭酸飲料でワンピースの 「GS-Lok」 を見掛ける機会が確かに増えています。CSIのロゴが、これでもかと言うくらい大きく入っているのには驚きますが...

恐らく、環境負荷軽減とPCO-1881規格への下慣らしと考えられますが、日本のキャップの使用基準は、確かに欧米に較べて厳し過ぎる気がします。国民性なのでしょうか。

OJ拝^^

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