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2014年4月

2014/04/28

伊藤園、2014年特別限定品 『お~いお茶 大走り新茶』 のゴールドキャップ (封緘シール付き)

伊藤園は、2014年4月28日 (月)、2014年特別限定品 『お~いお茶 大走り新茶』 (320mL PET) を全国発売した [注1]。同日深夜、都内のファミリーマート店頭にて確認。お値段は、320mL入りPETボトル1本が何と! 税込324円也! 通常の 「お~いお茶」 の約3.3倍の価格である (1mL当たりの単価にて比較)。にも拘わらず、伊藤園では、原価が通常製品の6倍も掛かっていると、恩着せがましい謂いようである。何やら原価の秘密に迫れそうな情報ではあるが。

お味の方は、確かに値が張るだけのことはある。マイルドでとても美味しい。

因みに、「大走り」 とは、新茶の中でも特に早く生産されたものを指し、八十八夜をお茶の旬とするならば、その前に摘みとられたものを言うらしい。「大走り」 → 「走り」 → 「旬」 と続くようである。ある意味 「初鰹」 同様、初物であり、縁起物である。

今年は、例の 「緑茶飲料発明30年」 というキャンペーンを展開しており、キャップに貼られた赤い封緘シールにも、天面部に <おかげさまで 「緑茶飲料発明30年」> のマーク、上方に連なる側面帯に <一九八四 「缶入り煎茶」 発明> の文字、下方に連なる側面帯に <緑茶飲料発明三十年> の文字が楷書体縦書きで記されている。

後世の人々が事実関係に混乱を来たすといけないので、何度でも繰り返すが、「缶入り煎茶」 の開発程度の意味である。また、実際に 『煎茶CAN』 (190gショート缶) として製品化され、定価100円で発売されたのは、開発完了の翌年 (1985年) 2月9日土曜日のことである。同日の 「読売新聞」 朝刊12版20面に 「ほら、出た。今、出た。やっと、出た。」 のコピーを添えた全7段の広告が掲載されている。ただ、開発に11年の歳月を費やしたことには、敬意を表したい。

さて、キャップ全体を覆う封緘シールを慎重にペリペリと剥がして行くと、金色キャップ地に 「緑茶飲料発明30年」 の図柄がクッキリと浮かび上がる。シールで隠しておくには、もったいない。

伊藤園は、新茶前線の北上とシンクロしながら、毎年この時期には幾つもの製品を矢継ぎ早に市場投入している。

今年も、毎年恒例の数量限定品 『お~いお茶 摘みたて新茶』 (1.5L PET、500mL PET) を同日全国発売した [注1]。こちらは通常500mL 1本税込151円のところ、スーパーの 「maruetsu」 では、税込特価138円であった。キャップは、お馴染みの黄緑地に四葉マークの 「賞味期限は、キャップの横に表示。」 バージョンの汎用キャップである。

また、ローソン限定製品として、超希少品種 「かなやみどり」 を使用した 『鹿児島県知覧茶 深蒸し一番茶』 (500mL k) が、既に1週間前の2014年4月22日 (火) より販売されている。キャップは、こちらもお馴染みの白地に四葉マークの 「賞味期限は、キャップの横に表示。」 バージョンの汎用キャップであり、「あんこや」 の大福にもよく合う、少し渋めの味である [注2]。

■ 商品表示データ ■
(a) 『お~いお茶 大走り新茶』 (320mL六角形耐熱ボトル)
<品名> 緑茶 (清涼飲料水)
<原材料名> 緑茶 (日本)、ビタミンC
<栄養成分> [ラベルに表示なし]
<販売者> 株式会社伊藤園 (東京都渋谷区本町3-47-10)
<JAN> 49-01085-00389-3

(b) 『お~いお茶 摘みたて新茶』 (500mL六角形耐熱ボトル)
<品名> 緑茶 (清涼飲料水)
<原材料名> 緑茶 (日本)、ビタミンC
<栄養成分> [ラベルに表示なし]
<販売者> 株式会社伊藤園 (東京都渋谷区本町3-47-10)
<JAN> 49-01085-00236-0

(c) 『鹿児島県知覧茶 深蒸し一番茶』 (500mL六角形耐熱ボトル)
<品名> 緑茶 (清涼飲料水)
<原材料名> 緑茶 (鹿児島県)、ビタミンC
<栄養成分> <栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:12mg
<販売者> 株式会社伊藤園 (東京都渋谷区本町3-47-10)
<JAN> 49-01085-00264-3

■ 参照キャップデータ ■
(a) 『お~いお茶 大走り新茶』 (320mL六角形耐熱ボトル) の賞味期限: 「2014.10.13」。製造所固有記号 [容器上部上段に記載]: 「A21」*。賞味期限は7カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップホットVシリーズ」 ワンピースキャップ [ノーマルタイプ] (洗浄スリット6個所) (Mold#/Cavity#:H48/37)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号:F/10)。プリフォーム [白/PCO1810] (ロット番号:3-19)。製造ロット番号 [容器上部下段に記載]: 22:16’

(b) 『お~いお茶 摘みたて新茶』 (500mL六角形耐熱ボトル) の賞味期限: 「2015. 1.17」。製造所固有記号 [容器上部上段に記載]: 「A13」**。賞味期限は9カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップホット」 ワンピースキャップ [ノーマルタイプ] (洗浄スリット6個所) (Mold#/Cavity#:H79/52)。ボトルは、吉野工業所製 (ロット番号:21/71)。プリフォーム [白/PCO1810] (ロット番号:5D)。製造ロット番号 [容器上部下段に記載]: '23:08

(c) 『鹿児島県知覧茶 深蒸し一番茶』 (500mL六角形耐熱ボトル) の賞味期限: 「2015. 1. 8」。製造所固有記号 [容器上部上段に記載]: 「A13」**。賞味期限は9カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップホットVシリーズ」 ワンピースキャップ [ノーマルギザタイプ] (洗浄スリット6個所) (Mold#/Cavity#:H54/72)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号:F/23)。プリフォーム [白/PCO1810] (ロット番号:12/64)。製造ロット番号 [容器上部下段に記載]: '13:43

* A21 = 宮崎県農協果汁株式会社 サンA工場 (889-1301 宮崎県児湯郡川南町大字川南20016-3)
** A13 = 日本キャンパック群馬工場 (370-0712 群馬県邑楽郡明和町)

注1) 「日本の “旬” を愉しむ 2014年摘みたてのおいしさをいち早くお届けします 『お~いお茶』 新茶シリーズ (数量限定) プレミアム新茶、新登場 4月21日 (月) より順次販売開始」 伊藤園 ニュースリリース (2014/03/25)
注2) 「謎のローソン部日記 (第3072回)」 ローソンホームページ (2014/04/23)

『紅茶花伝(R) ロイヤルミルクティー』、紫紺ベタ丸に王冠のアイコンを戴くキャップ出現

日本コカ・コーラ社とコカ・コーラシステムは、2014年4月28日 (月)、『紅茶花伝(R) ロイヤルミルクティー』 (280mL PET、410mL PET、470mL PET、280g缶) を全国発売した [注1-2]。同日夕刻、ファミリーマート店頭にて確認、410mL入り1本、消費税8%込み151円也。

今回、キャップの図柄が変わった。

黒色ベタ丸から紫紺ベタ丸に変わった。これまで 「紅茶花伝(R)」 のロゴの上方に鎮座していた 「一芯二葉」 のアイコンが十字架付きの王冠に変わった。

配色的には、白色キャップ地に直径24mmの濃い目のロイヤルブルーが良く映える。中央横位置やや下寄りに 「紅茶花伝(R)」 のお馴染みのロゴが白抜きで入り、その上方に金色毛抜き合わせで、王冠の図像が輝く。更に、「→あける」 開栓方向指示マークまでもが上下点対称でキラキラ輝く。 十字架もよく見ると、一芯二葉の変形であることに気付く。セーブルのような西洋陶磁器を彷彿とさせる実によく出来たキャップである。

このところ、日本コカ・コーラ社の怪進撃が止まらない。ネームボトルのキャップも 「裏違い」 (ライナー材の有無による違い) も敢えて含めると、全208種類になってしまう [注3]。

このままでは、全てのキャップをオリジナルデザインに変更する勢いである。一体何が彼ら/彼女らを衝き動かしているのだろうか。その理由 (わけ) を知りたい。

■ 商品表示データ ■
『紅茶花伝(R) ロイヤルミルクティー』 (410mL六角形オリジナルシェイプPETボトル)
<品名> 紅茶飲料
<原材料名> 牛乳、砂糖、紅茶 (ウバ茶90%以上)、クリーム、塩化Na、香料、乳化剤、クエン酸Na、ビタミンC
<栄養成分> (100mL当り) ●エネルギー: 37kcal ●たんぱく質: 0.6g ●脂質: 0.8g ●炭水化物: 6.8g ●ナトリウム: 40mg
<販売者> コカ・コーラカスタマーマーケティング株式会社 (東京都港区六本木6-2-31)
<JAN> 49-02102-09814-4

■ 参照キャップデータ ■
『紅茶花伝(R) ロイヤルミルクティー』 (410mL六角形オリジナルシェイプPETボトル) の賞味期限 + 製造所固有記号:「141008-ETA」*。賞味期間は180日 [約6ヵ月](未開栓)。キャップは、NCC社製 「28フラップアセプ-E」 ワンピースキャップ (モールド#/キャビティ#):A54/32)。ボトルは自社成形[CCEJP] (ロット番号:TA/07A)。プリフォーム [透明/PCO-1810] (ロット番号:NT161289)。製品ロット番号:B1037013 167034

* ETA = コカ・コーライーストジャパンプロダクツ株式会社 多摩工場 (203-0041 東京都東久留米市野火止1-2-9)

注1) 「北海道産生クリーム x 厳選ウバ茶使用 「紅茶花伝 ロイヤルミルクティー」 4月28日から全国でリニューアル発売 ―こだわり抜いた “ロイヤル” な味わい―」 日本コカ・コーラ ニュースリリース (2014/04/15)
注2) 「紅茶花伝(R)」 (ブランドサイト) [アクセス日:2014年4月28日]
注3) 「ペットボトルキャップバブルの発生 『コカ・コーラ(R)』、『コカ・コーラ ゼロ(R)』 のアルファベットスープキャップ」 ペットボトルキャップ時評 (2014/04/13) コメント欄

2014/04/22

チェリオジャパン 『ライフガード(R)』 キャップに第9の図柄登場!

チェリオジャパンは、2014年4月21日 (月)、『ライフガード(R)』 をリニューアルし、全国発売した [注1]。翌朝、4月22日 (火)、サンクス店頭にて確認、500mL入りPETボトル1本、希望小売価格151円のところ、特価129円であった。消費税8%への引き上げで4円の値上げである。

リニューアルに伴い、パッケージとキャップの図柄が約1年ぶりに変更された [注2]。内容物については、原材料、栄養成分の表示を見る限り、特に変更はない。

キャップの図柄は、白色キャップ地に直径24mmの細輪付き青色丸ベタの中に反転白抜きの図案が描かれている。一見しただけでは、何が描かれているのかよく分からない。まるで、「隠し絵」「騙し絵」 の類いである。

注意深く眺めていると、それが 『ライフガード』 のハニーカムボトルをルーフに (ちょん髷のように) 乗せた国産2ドアクーペ [レクサスLFAか?] であることが分かる。まるで、『レッドブル』 の宣伝カーのようである。車のサイドには、燃え上がる炎を図案化したファイヤーパータンがペイント塗装されており、車の前輪の向きから、右折する様子が見て取れる。運転席の窓から突き出された腕、おっ立てた親指から、これから発進することを手信号により合図していることが分かる (多分、ウインカーの故障だね)。

今回のキャップの図柄は、ハッキリ言って 「しょぼい」。多分、プレゼンテーション時には、「自動車専用道路の標識」 くらいのサイズで、その意図も大変判り易かったであろうが、実際にキャップに印刷してみると、あまりの小ささから、個々の情報が読み取れない。また、「車」、「ボトル」、「手」 の縮尺がバラバラであることも、パターン認識の妨げとなっている。交通標識は見やすくなければ意味がない (多分!)。

これで、 ハニーカムボトル版 『ライフガード(R)』 の図柄は全9種類となった (白無地統一時期を除く)。


表.『ライフガード(R)』 図柄一覧 (出現・採用順)

① 「ウサダー顔面どアップ」 ver.
  配色: 白色キャップ地に緑色と黒
  初出: 2010年3月22日

② 「迷彩柄パターン+ファイヤーフレイム」 ver.
  配色: 白色キャップ地に緑色と黒
  初出: 2010年7月中旬

③ 「眼球どアップ」 ver.
  配色: 白色キャップ地に紫色と黒
  初出: 2010年2月上旬*
  流用: 2010年8月頃*

④ 「ミツバチ顔面どアップ」 ver.
  配色: 白色キャップ地に黄色と黒
  初出: 2011年1月上旬

⑤ 「ウサダーウインク」 ver.
  配色: 白色キャップ地に黄色と紫
  初出: 2011年3月中旬

⑥ 「LIFEGUARD 25周年記念エンブレム」 ver.
  配色: 白色キャップ地に黒色と金
  初出: 2011年3月21日

⑦ 「孵化途上眼球凝視」 ver.
  配色: 白色キャップ地に濃い緑色と黒
  初出: 2012年9月1日前後

⑧ 「タイヤ側窓から顔を出すウサダー」 ver.
  配色: 白色キャップ地に緑色と黒
  初出: 2013年3月26日前後

⑨ 「ボトルをちょん髷にした2ドアクーペ」 ver.
  配色: 白色キャップ地に青色一色
  初出: 2014年4月21日


キャップからライフガー (ウサダー族) の顔が消えて、少しだけ寂しい。やっぱ、キャップには、親指じゃなく、キャラが立ってないとね。

■ 商品表示データ ■
『ライフガード(R)』 (丸型ペタロイド脚耐圧ボトル 「ハニーカムボトル」 500mL)
<名称> 炭酸飲料
<原材料名> 糖類 (砂糖、果糖ぶどう糖液糖)、はつみつ、ローヤルゼリー、酸味料、香料、V.C、保存料 (安息香酸Na)、カフェイン、ナイアシン、グルタミン酸Na、パントテン酸Ca、グリシン、アスパラギン酸Na、アラニン、イソロイシン、フェニルアラニン、ヘスペリジン、V.B2、V.B6、スレオニン、V.A、葉酸
<成分分析表> (製品100mLあたり) ●エネルギー:36kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:9g ●ナトリウム:25mg ●V.C:29mg ●ナイアシン:2mg ●パントテン酸:0.5~1mg ●V.B2:0.7mg ●V.B6:0.6mg ●V.A:90μg ●葉酸:15μg | ●グルタミン酸Na:2mg ●グリシン:1.7mg ●アスパラギン酸Na:1.6mg ●アラニン:1.3mg ●イソロイシン:1.2mg ●フェニルアラニン:1mg ●スレオニン:0.6mg ●ローヤルゼリー:2mg
<販売者> 株式会社チェリオジャパン (東京都千代田区丸の内2-4-1)
<JAN> 49-02074-01062-5

■ 参照キャップデータ ■
『ライフガード(R)』 (丸型ペタロイド脚耐圧ボトル 「ハニーカムボトル」 500mL) の賞味期限:「2014.10.02」+製造所固有記号:「CHK」*。賞味期間は6カ月 (未開栓)。キャップは、CSIジャパン社製 「GA-Lok」 ワンピースキャップ [ノーマルギザタイプ] (Mold#-Cavity#:CSI G5-33)。ボトルは、東洋製罐社製 (ロット番号:F/20)。プリフォーム [透明/PCO] (ロット番号:18-64)。製品ロット番号: 2307

* CHK = 株式会社チェリオコーポレーション 高槻工場 (569-0036 大阪府高槻市辻子3-25-1)

注1) 「ライフガード」 (ブランドサイト) [アクセス日: 2014年4月22日現在]
注2) 「チェリオジャパン 『ライフガード(R)』 キャップに第8の図柄登場!」 ペットボトルキャップ時評 (2013/03/26)

2014/04/19

サントリー 『南アルプスの天然水』 の 「水と生きる」 メッセージ入りキャップ

2014年4月、サントリーフーズの 『南アルプスの天然水』 にコーポレートメッセージ入りキャップが突如出現した。正確な市場投入時期は不明であるが、都内では2014年4月19日 (土)、エキナカコンビニ 「NEWDAYS」、ファミリーマート、東京メトロ内売店 「METRO'S (メトロス)」 などの各店頭にて確認出来た。550mL入り1本税込108円 (コンビニ各社)、もしくは110円 (メトロス) であった。

製品内容については特に変更はない。自然からの賜物 (gift) である只の 「水」 が原材料なので当たり前である。パッケージやラベルにも特に変更は見られない。変わったのはキャップである。

『南アルプスの天然水』 の550mLペットボトルのキャップはこれまで、φ30mm径三条ネジの水色キャップであった。また、天面部には、開栓方向指示マークの 「←」 とコーポレートマークの 「SUNTORY」 が、凹形状にエンボシング加工されていた。

今回のキャップでは、従来の <エンボシング加工> が、<印刷加飾> に変更され、更に 「水と生きる」 というサントリーのコーポレートメッセージが新たに加えられた。

具体的なキャップの図柄は、水色キャップ地にホワイトオペークインキで、開栓方向指示マークの 「←」、中央横位置に2段組みでコーポレートメッセージの 「水と生きる」、その直下にコーポレートマークの 「SUNTORY」 が入る。

本来のコーポレートマークの指定カラーは 「ウォータブルー」 なので、今回のキャップは反転キャップということになる。2Lボトルでの白色キャップ地にウォータブルーの刷り色のものが今後出現するかどうか、今から楽しみである。また、φ28mm径の 『南アルプスの天然水』 の 「SUNTORY」 汎用キャップへの波及もあるのか、気になるところである。

因みに、「水と生きる」 というコーポレートメッセージは、2005年以降使用されているもので、TV番組の提供クレジットでお馴染みである。でも、「水と生きる」 というメッセージは、分かったようで、何だか良く分からない。そこで、サントリーのホームページで確認してみた。それによると、サントリーという企業の存在理由と到達目標を定めた 「人と自然と響きあう」 という企業理念が先ずあり、それをより一般化し、具現化した行動指針のようなものらしい。以下に、そのまま引用する [注1-2]。

▼ 「水とともに生きる ~自然との共生~」=“お客様に水の恵みをお届けする企業として、貴重な水を守りたい”
▼ 「社会にとっての水となる ~社会との共生~」=“文化・社会貢献活動を通じて社会と共生し、社会にとっての水になりたい”
▼ 「水のように自在に、力強く ~社員と共に~」=“社員一人ひとりが水のように自在でしなやかに、力強く挑戦できる企業でありたい”

「自然」・「社会」・「会社」 をトリニティ構造として捉えているあたりが、さすが大企業である。企業戦略として高邁なヴィジョンといえる。

古来、人は水に哲学を求めて来た。サントリーの 「水と生きる」 も、老子の 『上善如水』、黒田官兵衛の 『水五訓』、そして李小龍の 『Be Water』 に通じるものがあり、何だかとてもカッコいい。ただ、これらの美辞麗句が、大企業による水源独占の隠れ蓑とならないことを願うばかりである。

ところで、「サントリーの天然水」 シリーズは現在、『南アルプス』 (天然水白州工場、山梨県北杜市白州町)、『奥大山』 (奥大山ブナの森工場、鳥取県日野郡江府町)、『阿蘇』 (九州熊本工場、熊本県上益城郡嘉島町) の各々の採水地毎に、販売エリアが以下のように分割されている。

▼ 『南アルプスの天然水』
  近畿・中国・四国・九州・沖縄エリア以外の全国
▼ 『奥大山の天然水』
  近畿・中国・四国エリア
▼ 『阿蘇の天然水』
  九州・沖縄エリア

果たして、採水地毎のキャップの違いもあるのか、ペットボトルキャップコレクターにとって確認すべき課題が山積である。情報提供を求む!

何れにしても、新キャップの出現は、うれしい!

■ 商品表示データ ■
『南アルプスの天然水』 (「氷型デザイン」 オリジナルシェイプ550mL PET [P-ecot (ペコッと) ボトル])
<品名> ナチュラルミネラルウォーター
<原材料名> 水 (鉱水)
<採水地> 山梨県北杜市白州町
<栄養成分> (100mLあたり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:0.4~1.0mg ●マグネシウム:0.1~0.3mg ●カリウム:0.1~0.5mg
<販売者> サントリーフーズ株式会社 (東京都中央区京橋3-1-1)
<JAN> 49-01777-21688-4

■ 参照キャップデータ ■
『南アルプスの天然水』 (「氷型デザイン」 オリジナルシェイプ550mL PET [P-ecot (ペコッと) ボトル]) の賞味期限+製造所固有記号: 「2015.03.27/S」*。賞味期限は12ヵ月[360日] (未開封)。キャップは、NCC社製 「30NCフックアセプ」** (φ30mm径三条ネジ) ワンピースキャップ (Cavity#: 26)。ボトルは自社成形 (ロット番号:S1/08)。プリフォーム [透明] (ロット番号:D63-109)。製造ロット番号:3503 B1200694

* S = サントリープロダクツ株式会社 天然水南アルプス白州工場 (408-0316 山梨県北杜市白州町鳥原2913-1)
** 「30NCフックアセプ」 は、2011年に上市されたもので、TEバンドの形状をフックタイプにすることで、広口タイプでは国内最軽量 (2.1g) を実現している [2012年5月現在][注3-6]。

注1) 「コーポレートメッセージ」 サントリーホームページ [アクセス日:2014年4月19日]
注2) 「『水と生きる SUNTORY』 に込めた思い」 サントリーホームページ [アクセス日:2014年4月19日]
注3) 「CSR活動ハイライト1 『より軽く、使いやすく、環境負荷の少ない容器を目指して』」 サントリーホームページ [アクセス日:2014年4月19日]
注4) 「日本クラウンコルク株式会社 環境社会報告書2011」 p. 11 [アクセス日:2014年4月19日]
注5) 「合成樹脂製容器蓋及びこれと容器との組み合わせ」 特開2011-143942 (日本クラウンコルク株式会社、2011/07/28)
注6) 「合成樹脂製容器蓋及びこれと容器との組み合わせ」 国際出願 WO 2013/088809 A1 (日本クロージャー株式会社、2013/06/20)

2014/04/13

ペットボトルキャップバブルの発生 『コカ・コーラ(R)』、『コカ・コーラ ゼロ(R)』 のアルファベットスープキャップ

日本コカ・コーラ社とコカ・コーラシステムは、2014年4月14日 (月)、『コカ・コーラ』 および 『コカ・コーラ ゼロ』(各300mL PET、500mL PET、1.5L PET) のラベルに、250種類以上の名前をデザインした <ネームボトル> を期間限定で全国発売した [注1]。これは、「2014年FIFAワールドカップブラジル大会」(2014年6月12日~7月13日) の応援キャンペーンの一環として実施されている。従って、わずか3カ月間の販売である。

都内では、発売日直前の4月12日頃から、コンビニやスーパーの陳列棚に並べられるところも見受けられた。この手の物件を販売日前に少しだけ早目に入手するコツは、バックヤードの保管スペースに余裕のないスーパーが狙い目である。価格は、500mL1本税込151円、300mL1本税込124円(特価の場合、税込108円)、1.5L1本税込価格346円である。

さて、キャップの図柄である。『コカ・コーラ(R)』 の炭酸充填用ノーマルギザ赤キャップ、『コカ・コーラ ゼロ(R)』 の炭酸充填用ノーマルギザ黒キャップのように、キャップシェルの色はこれまで通りである。しかしながら、従来のコンツアーボトルのシルエットの代わりに、ボトル毎に任意のアルファベット文字がドカンと大きく、ホワイトオペークインキで印刷されている。そのサイズたるや何と! 72ポイント、文字1字分の高さが17mmもある。そして、アルファベット文字の下に 「cocacola.jp」 のインターネットURL、両脇に ( )[丸括弧] のようなレイアウトで 「→あける」 の開栓方向指示マークである。今回は、この 「→あける」 が両脇を固めることで、多様な形をしたアルファベットの個性を同一フォーマットに見事に納めている。切手で喩えるならば、「フレーム切手」 である。フレーム内に自分の好きな写真を嵌め込むことことで、オリジナル切手が作れるという日本郵政のサービスとよく似ている。

今回も、アルファベット文字に使用されているフォントを調べてみた。しかしながら、どうしてもフォント名を同定することは出来なかった。一見 「Semi-Serif」 と呼ばれるセリフ系フォント+サンセリフ系フォントのハイブリッド (例えば、「Rotis Semi Serif」) かとも思ったが、セリフ修正位置が異なる。更に、既存のローマン系フォントに手を加えたものである可能性も探ってみた。「J」 のテール部分は、「Perpetua Titling Bold」 の特徴を備えているが、「U」 や 「M」 の形が異なる。その 「U」 や 「M」 では、「Times Modern Black」 が最も形状が近いが、逆に 「J」 のテールが異なる。このように、フォント検索は困難を極めた。ただ、何れも見出し用のフォントであり、誰もが一度は目にしたことのある馴染み深いものを連想させる。一つの仮説として、日本コカ・コーラ社は、フォントにおける著作権に配慮し、既存のフォントセットをそのまま使用することを避け、独自にデザインし直した可能性がある。さすが、権利関係にはシビアである。なお、ローマン体のセリフ部分の一部 (例えば、ステムやヘアーラインのセリフの片側だけ) を直線的にカットして、フォントをリ・デザインしていることに、「変化」 や 「近未来」 といったメッセージ性を読み取ることが出来る。何か新しい感じがする。

今回のアルファベットキャップには、アルファベットスープのようなごった煮的要素がある。スプーンで一文字づつ探しながら掬って食べる楽しさである。

さて、掬い上げねばならないキャップの種類であるが、「アルファベット26文字」 × 「赤・黒2種類」 × 「キャップ供給メーカー2社 (NCC社 「Fin-Lok」 と CSI社 「Wing-Lok」) = 全104種類である。カラーキャップの場合、ホワイトオペークインキの濃淡に明瞭な違いが出るため、たとえ図柄のデザインが同一であっても、見た目が著しく異なる。NCC社の方がCSI社に較べ 「淡い」 ため、地色が赤の場合、ピンク掛かって見える。また、地色が黒の場合では、グレー掛かって見える。キャップの供給メーカーを外観のみで見分ける方法は幾つか存在するが、最も簡便なのは、TEバンドに着目することである。NCC社製キャップ (Fin-Lok) には、TEバンド下部に段差があるので、これが目安になる。

ネームボトルのコレクションも一大事であるが、キャップのコレクションも難儀なことになっている。これはコレクターに対する日本コカ・コーラ社の挑戦であり、挑発である。この試練に打ち克つ者のみが真のペットボトルキャップコレクターを名乗ることが許される。まさに正念場なのだ。

ところで、毎日1本づつ飲んだとして、104日。今日から始めても、全104種類をコンプリートし、なおかつコーラを飲み切るのは7月26日である。既にブラジル大会も終わっている (とほほ)。それよりも、糖尿病を患う私の血糖値がそれまで正常値を維持出来ているかが心配である。嗚呼!『コカ・コーラ』 がトクホでないことが悔やまれる。

私は、ペットボトルキャップコレクションは、切手収集に良く似ていると常々考えている。何といっても、コレクションの王様な訳で、学ぶべきことも多い。また、コレクターが高齢者に偏っている点も共通している。ところがかつて、この切手収集に翳りが出た時期があった。バブル期である。郵政が 「記念切手」 や 「特殊切手」 の乱発を行ったことで、高齢者の金銭的負担が嵩み、収集熱が急速に冷めていった。今回の大量のアルファベットキャップの発生が、高齢者のキャップ収集欲に水を差さないことを祈るばかりである。

従って、全104種類をコンプリートする必要はない。自分のイニシャル (例えば、「O」「J」) や好きな英単語 (例えば、「M」「O」「N」「E」「Y」) の各文字だけ集めるのも一案である。コレクションを苦痛と感じるようになったら、それはもはや趣味とはいえない。人生楽しくなければ、生きている意味がない。

今回の出来事では、色々なことを考えさせられた。謂わば、禅における公案問答のようなものである。ペットボトルキャップコレクションとは、自我の深淵を覗き込むが如し。深い! 深過ぎて、何も見えない!

■ 商品表示データ ■
(a)『コカ・コーラ』 (300mLペタロイド脚耐圧PETボトル[コンツアーシェイプ])
<品名> 炭酸飲料
<原材料名> 糖類 (果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、カラメル色素、酸味料、香料、カフェイン
<栄養成分> (100mL当り) ●エネルギー: 45kcal ●たんぱく質: 0g ●脂質: 0g ●炭水化物: 11.3g ●ナトリウム:0mg
<販売者> コカ・コーラカスタマーマーケティング株式会社 (東京都港区六本木6-2-31)
<JAN> 49-02102-03399-0

(b)『コカ・コーラ ゼロ』 (500mLペタロイド脚耐圧PETボトル[GRIPボトル])
<品名> 炭酸飲料
<原材料名> カラメル色素、酸味料、甘味料 (アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファム、スクラロース)、香料、カフェイン
<栄養成分> (100mL当り) ●エネルギー: 0kcal ●たんぱく質: 0g ●脂質: 0g ●炭水化物: 0g ●ナトリウム:7mg ●糖類:0g
<販売者> コカ・コーラカスタマーマーケティング株式会社 (東京都港区六本木6-2-31)
<JAN> 49-02102-08417-8

■ 参照キャップデータ ■
(a1)『コカ・コーラ』 (300mLペタロイド脚耐圧PETボトル[コンツアーシェイプ]) の賞味期限 + 製造所固有記号:「140820-EIW」*。賞味期間は150日 [約5ヵ月](未開栓)。キャップは、NCC社製 「Fin-Lok」 青色ライナー材パッキン使用の2ピースキャップ (ロット番号(ライナー材):7/40・・)。ボトルは自社成形[CCEJ] (ロット番号:TK/18)。プリフォーム [透明/PCO-1810] (ロット番号:NT82066)。製品ロット番号:B2059025 153790H

(a2)『コカ・コーラ』 (300mLペタロイド脚耐圧PETボトル[コンツアーシェイプ]) の賞味期限 + 製造所固有記号:「140820-ETO」**。賞味期間は150日 [約5ヵ月](未開栓)。キャップは、NCC社製 「Fin-Lok」 青色ライナー材パッキン使用の2ピースキャップ (ロット番号(ライナー材):7/38・・)。ボトルは自社成形[CCEJ] (ロット番号:TK/4)。プリフォーム [透明/PCO-1810] (ロット番号:NT82071)。製品ロット番号:A2224024 025377H

(b)『コカ・コーラ ゼロ』 (500mLペタロイド脚耐圧PETボトル[GRIPボトル]) の賞味期限 + 製造所固有記号:「140808-EIW」*[黒色シェルキャップのためTEバンドにおける印字なし、ボトル肩部に代替印字]。賞味期間は150日 [約5ヵ月](未開栓)。キャップは、CSI社製 「Wing-Lok」 白色ライナー材パッキン使用の2ピースキャップ (ロット番号(シェル本体/ライナー材):CCB 366/78)。ボトルは自社成形[CCEJP] (ロット番号:IB/34B)。プリフォーム [透明/PCO-1810] (ロット番号:21-106)。製品ロット番号:610:59C171

* EIW = コカ・コーライーストジャパンプロダクツ株式会社 岩槻工場 (339-0072 埼玉県さいたま市岩槻区古ヶ場2-8-6)
** ETO = コカ・コーライーストジャパンプロダクツ株式会社 東海工場 (476-0001 愛知県東海市南柴田町トの割266-18)
2014年4月14日現在、首都圏で販売されている『コカ・コーラ』300mLの製造工場は上記2か所である。何れも賞味期限が「14.08.20」と同じである。因みに、推定製造日は2014年3月22日前後と思われる。

注1) 「「コカ・コーラ」「コカ・コーラ ゼロ」“ネームボトル” 300ml PET、500ml PET、1.5L PET発売!」 日本コカ・コーラ ニュースリリース (2014/04/07)

2014/04/10

山形食品 『Shine Muscat Water』 の無地黄緑キャップ導入の意義

山形食品は、2014年1月16日 (木)、「YAMAGATAくだもの水」 シリーズとして、山形県産シャインマスカットを使用した 『Shine Muscat Water』 を新発売した [注1-2]。3月下旬、都内の 「ITS'DEMO (イッツデモ)」 にて販売されているのを見掛け、購入した。500mL入り1本130円であった。購入時点では、ブログ記事にする程のことではないと思っていたが、ここ最近立て続けに黄緑色のキャップが出現したことから、ちょうどいい機会なので、要点を整理しておくことにした。

本品は、果汁1%入りのフルーツフレーバーのニアウォーターである。実際に飲んでみると、マスカットの香りが鼻に抜ける。味はかなり甘めである。

使用されている果汁は、「シャインマスカット」 と呼ばれる比較的最近登場したブドウ品種である。独立行政法人農業技術研究機構果樹研究所で育成された由緒正しい品種であり、2006年に 「ぶどう農林21号」 として品種登録されている。種無しで皮ごと食べることが出来るものも出回っている。系統的には、「安芸津21号」(スチューベン × マスカット・オブ・アレキサンドリア) × 「白南」(カッタクルガン × 甲斐路) の交配種なので、それぞれの特徴を併せ持つ。

キャップは、ノーマルギザ、黄緑色シェルの無地キャップである。それ以外には、何の特徴もない。

実は、カラーキャップで、敢えて印刷加飾を施していないキャップというのは意外に少ない。本邦において製造・販売されたカラーキャップ付き飲料は概ね以下の通りである。実際にその数を数えたら両手で十分足りる程である。


表.主な無地カラーキャップ (マンセル色相環順)

▼ 山形食品
  『山形つや姫玄米茶』
   緑茶飲料(玄米茶)
   赤色キャップ

▼ ポッカサッポロ
  『キレートレモン ミネラルサポート』
   レモン果汁入り飲料
   黄色キャップ

▼ 山形食品
  『YAMAGATAくだもの水 Shine Muscat Water』
   ニアウォーター
   黄緑色キャップ

▼ ファミリーマート(クリーン・アクア・ビバレッジ)
  『霧島の天然水』
   ミネラルウォーター
   黄緑色キャップ

▼ ハルナエコロジー
  『YOSHI-GO緑茶』
   緑茶飲料
   緑色キャップ

▼ クリーンライフ
  『霊峰 白山の水』
   ミネラルウォーター
   水色キャップ

▼ 山形食品
  『12 (トゥエルブ)』
   スポーツ飲料
   青色キャップ

▼ ミツウロコビバレッジ
  『PUWATER(ピューウォーター)』
   ミネラルウォーター
   淡青色キャップ

▼ 大喜
  『朝摘みローズ天然水』
   フレーバードウォーター
   桃色キャップ

注) 大塚食品の 『クリスタルガイザースパークリング』 の濃紺色キャップは、飲料の製造元が米国であり、キャップも宏全中国社製が使用されていることから、ここでは除外する。


この表における飲料キャップの色は、内容物のメタファーである。また、9種類中3種類が山形食品の製品であることは注目に値する。同社のカラーキャップ使用が戦略的意図に基づくことを意味している。また、3種類全てが日本山村硝子社製 「TEN-Cap」 である。

「TEN-Cap」 の最大の特徴は、蓋と栓 (すなわち、Cap & Closure) が完全に分離していることにある。ある意味、飲料キャップの本質を見事に体現していると言える。飲料の気密性を担保しているのは、蓋ではなく中栓である。では蓋の役割は何かと言えば、口栓部の全体を保護し、外部からの異物の侵入を防ぐためのものである。他社 (NCC社やCSI社) の2ピースキャップでは、それらが一体化しているに過ぎない。

従って、一体構造でない分、「TEN-Cap」 の方がカラーキャップ化が容易である。蓋における素材の物性変化をさほど考慮する必要がないからである。また、「TEN-Cap」 には構造上、キャップの裏側に特別な突起がないため、キャップ天面部をフラットに保てるという利点が存在する。見た目に美しい。

今後、無地カラーキャップという選択肢が、飲料キャップにとって不可欠な導入理由となり得るかも知れない。

因みに、山形食品が3月16日にリニューアルしたスポーツ飲料 『12 (トゥエルブ)』 の 「12」 は、地元サッカークラブチーム 「モンテディオ山形」 の12人目のメンバーであることを表している。そして、新たに導入された青色キャップはこのチームカラーに由来している [注3]。

■ 商品表示データ ■
『シャイン マスカット ウォーター (Shine Muscat Water)』 (六角形500mL耐熱PETボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 糖類 (果糖ぶどう糖液糖)、ぶどう果汁 (山形県産シャインマスカット)、塩化Na、香料、酸味料、酸化防止剤 (ビタミンC)、塩化K
<栄養成分> (100mL当り) ●エネルギー:25kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:6.2g ●ナトリウム:12mg
<製造者> 山形食品株式会社 (山形県南陽市漆山1176番地1)
<JAN> 45-60381-54119-7

■ 参照キャップデータ ■
『シャイン マスカット ウォーター (Shine Muscat Water)』 (六角形500mL耐熱PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「2014.09.11」。賞味期限は6カ月 (未開封)。キャップは、日本山村硝子プラスチックカンパニー社製 「TEN-Cap」 中栓付き2ピースキャップ (中栓#: c10・32)。ボトルは東洋製罐社製 (ロット番号:05/18)。プリフォーム [白[結晶化]/PCO1810] (ロット番号:1D-3)。製造ロット番号:12:34

注1) 「山形)シャインマスカット飲料を新発売」 朝日新聞デジタル (2014/01/17)
注2) 「シャインマスカットウォーター」 (商品紹介)[アクセス日:2014年4月10日]
注3) 「12 (トゥエルブ)」 (商品紹介)[アクセス日:2014年4月10日

2014/04/09

ポッカサッポロ 『Green Shower』 の半透明グリーンキャップ

ポッカサッポロフード&ビバレッジ社は、2014年4月14日 (月)、フレーバード無糖炭酸水 『グリーンシャワー (Green Shower)』 を全国発売する [注1]。一足お先に、2014年4月8日 (火)、東京駅地下通路に設置されている同社の自販機にて先行販売されていたものを購入した。500mL入り1本130円。

これまでにも無果汁無糖炭酸水として、『クリスタルガイザー スパークリングレモン』(大塚食品)、『ペリエ レモン/ライム』(サントリー)、『南アルプスの天然水 スパークリングレモン』(サントリー)、『ウイルキンソン タンサン レモン』(アサヒ飲料)、 などが存在しているが、これらは全て柑橘系フレーバーであった。

これに対して、『グリーンシャワー』 のフレーバーは何と 「ホップ」 である。あのビール原料の 「ホップ」 である。ただし、今回使用されているホップは天然ホップではなく、サッポロビールが2010年に品種登録したホップ 「フラノビューティ」 の香りを忠実に再現した合成香料が使用されていると言う。

恐らく、ビールを想像して飲むと期待を裏切られるかも知れない。どちらかと言えば、青臭い香りである。パッケージには 「グリーンな香り」 と記されている。私の第一印象は、子供の頃学校の帰り道にイタドリという野草を生で齧ったときのような味である (文字通りの道草を食うである)。ただし、柑橘系無糖炭酸水よりは、かなり飲みやすい。何か懐かしい、不思議な味の飲み物である。

さて、キャップであるが、ノーマルギザ、半透明グリーンキャップで、図柄は、ホワイトオペークインキで 「pokka(sapporo」 の社名ロゴ入りである。これは汎用キャップではなく、『グリーンシャワー』 専用と思われる。これ以外の用途としては、「青汁フレーバーの無糖炭酸水」 くらいしか思い付かない。とりあえず、専用汎用ロゴキャップと呼んでおくことにする。

ポッカサッポロの製品にはこの類のものが多い。『富士山麓のおいしい天然水』 の水色キャップ、『キレートレモン シーファイン』 の黄色キャップ、などである。何れも、商品の内容物を連想させる色が選択されている。キャップの色が商品イメージと直結していることは、とても分かりやすい工夫だと思う。

同社の自販機商品サンプルは、キャップの色も実物を忠実に再現するという 「ポッカコーポレーション」 時代の伝統を踏襲しているため、コレクターにとっては非常に有難い。今回も、何ら躊躇することなく自販機のボタンを押すことが出来た。

間もなくやって来る 「ペットボトルキャップバブル」 に備え、『グリーンシャワー』 でリラックス&リフレッシュ。一休み、一休み。

■ 商品表示データ ■
『グリーンシャワースパークリング (Green Shower)』 (砲弾型ペタロイッド脚500mL耐圧PETボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 水、二酸化炭素、香料
<栄養成分> (100mL当り) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:0mg ●糖類:0g
<販売者> ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 (名古屋市中区栄4-2-29)
<JAN> 45-82409-17401-9

■ 参照キャップデータ ■
『グリーンシャワースパークリング (Green Shower)』 (砲弾型ペタロイド脚500mL耐圧PETボトル) の賞味期限+製造所固有記号: 「2014.09.11/L」*。賞味期限は6カ月 (未開封)。キャップは、CSI社製 「Wing-Lok」 パッキンに白色ライナー材を使用した2ピースキャップ (Mold/Cavity#/Liner#: CCB/125/42)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:143-H76)。プリフォーム [透明] (ロット番号:H767)。製造ロット番号:05:40A

* L = 九星飲料工業株式会社 伊都工場 (819-1195 福岡県糸島市波多江字中川原100)

注1) 「心やすらぐグリーンの香りが新しい! ホップの香りを再現した未体験炭酸水! GREEN SHOWER (グリーンシャワー) 2014年4月14日 (月) より全国で新発売」 ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 プレスリリース (2014/01/29)

2014/04/07

『グラソービタミンウォーター』 に待望の印刷キャップ出現

日本コカ・コーラ社は、2014年4月7日、「glaceau vitaminwater(R)[グラソー ビタミンウォーター(R)]」 シリーズに、新フレーバーの 「ココリフレッシュ」 を加え、全国発売した [注1]。同日、ファミリーマート店頭にて確認。8%税込み価格500mL入り1本180円であった。

ニューヨーク生まれの 『グラソー ビタミンウォーター(R)』 が本邦で初めて、2009年7月7日に販売を開始して以来 [注2]、今日までの4年9カ月間、一貫してキャップは半透明無地のままであった。

その間、覚え切れない程のフレーバーが登場し、途中でキャップの形状までもが変わった。

今でも、キャップはポリプロピレン製φ38mm径広口キャップであり、無着色半透明スケルトンキャップであることに変わりはないが、発売当初の1年間ほどは、CSI社製 「Extra Lok 38mm」 であった。このキャップの特徴は、TEバンド部から爪状の36枚ものWingが透けて見えることである [注2]。スタイリッシュな飲み物の割に、随分と見た目が雑で、野暮ったかった。その後、CSI社製 「PS-Lok V 38mm」 に変更され、透けて見えるタンパーエビデント機構も、36枚のWing (ツメ) から12枚のTab (フラップ) に変わり、スッキリした外観に一新した。

そして今回、新フレーバーの投入を期に、待望の印刷キャップの出現となった。

図柄は、余白を十分に取って、インナープラグ径30mm内に収まるようにレイアウトされている。これはスケルトンキャップの構造上の問題に規定された結果といえる (見た目、重視)。先ず、中央横位置にお馴染みの 「vitaminwater(R)」 の商品ロゴが14ポイントで入る。この商品ロゴには、「Helvetica Condensed」 と呼ばれるフォントが使用されている。商品ロゴには、「vitamin」と「water」の間にスペースが置かれていないが、フォントウェイトの違いで、意味上の切れ目を明確化している。この辺が、スタイリッシュの所以なのだと思う (多分)。そして 「vitamin」 の文字列の上に 「GLACEAU」 のブランドロゴが添えられる。

また、刷り色の漆黒のブラックとマット処理されたキャップ表面の乳白色との質感も、いい感じに仕上がっている。

なお、「→あける」 に替えて、「→OPEN」 の開栓方向指示マークが上下点対照で入るが、矢印の形があくまで日本仕様の短い直線なので、これが日本向けのキャップであることは、誰にでも容易に判別が付く。

コカ・コーラ社の製品の魅力は、同一ブランドにもかかわらず、世界規模で様々なバリエーションが存在することで、国ごとにその 「お国柄」 が偲ばれることである。

■ 商品表示データ ■
『グラソー ビタミンウォーター (ココリフレッシュ)』 (500mL6角PETボトル)
<品名> 10%ココナッツ果汁入り飲料
<原材料名> ココナッツ果汁、糖類 (果糖、砂糖)、クエン酸、香料、リン酸K、塩化K、ナイアシン、パントテン酸Ca、ビタミンB6、ビタミンB12
<栄養成分> (100mL当り) ●エネルギー: 17kcal ●たんぱく質: 0g ●脂質: 0g ●炭水化物: 4.2g ●ナトリウム:8mg ●カリウム: 125mg ●ビタミンB6: 0.08~0.6mg | ●βカロチン: 408μg ●ビタミンD: 2.2μg
<販売者> コカ・コーラカスタマーマーケティング株式会社 (東京都港区六本木6-2-31)
<JAN> 49-02102-10804-1

■ 参照キャップデータ ■
『グラソー ビタミンウォーター (ココリフレッシュ)』 (500mL6角PETボトル) の賞味期限 + 製造所固有記号:「141109-EIB」[ボトル肩部に印字、TEバンド部には製造所固有記号のみ印字]。賞味期間は200日 (未開栓)。キャップは、CSI社製 「PS-Lok V 38mm」 ポリプロピレン(PP)製ワンピースキャップ (ロット番号:J/127)。ボトルは吉野工業所製 (ロット番号:3/74)。プリフォーム [透明/ALCOA-1843] (ロット番号:1074)。製品ロット番号:A21:219C16

注1) 「NYのリミックスカルチャーから生まれた爽やかなココナッツフレーバー 『グラソー ココリフレッシュ』 が4月7日登場!」 日本コカ・コーラ ニュースリリース (2014/03/10)
注2) 「『グラソー ビタミンウォーター』 のスケルトン広口キャップ」 ペトボトルキャップ時評 (2009/07/16)

2014/04/06

『カルピスオアシス(R)』 の黄緑シェル 「カラダにピース」 キャップ

2014年4月7日 (月)、カルピス社は、『カルピスオアシス(R)』 をリニューアルし、全国発売した [注1]。前日、2014年4月6日の夕方、都内ファミリーマート、大型スーパーなどの店頭にて確認。500mL入り消費税8%税込み1本151円也。

これは、1年前の2013年4月22日 (月) に発売された製品のリニューアルである。パッケージデザインと、キャップの色を白色から黄緑に変え、一新を図っている。

また、TVCMには俳優の桐谷健太をフィーチャーし、より鮮明なイメージを打ち出そうとしている。桐谷健太が、3月2日に結婚を発表したことも、リニューアル発売を更に強く印象付ける結果となった (ご結婚おめでとう!)。

さて、キャップの図柄であるが、ノーマルギザの淡い黄緑色シェル地に、「カラダにピース / CALPIS」 のコーポレートロゴのお馴染みの汎用柄が、墨一色で印刷されている。一見蛍光色のような発色のキャップ地に、「スミノセ」 文字は墨痕鮮やかであり、視認性に優れている。ただし、ラベルとの統一感が感じられないのは残念である。

ここ数年、カルピス社は製品のリニューアルの際の梃入れに、カラーシェルキャップを導入することが多くなっている。2012年10月1日 『ザ・プレミアムカルピス』 の深紅、2013年3月18日 『カルピスソーダ』 の群青に続き、今回の 『カルピスオアシス(R)』 の黄緑である。同一図柄で、カラーバリエーションによる変化が増えることは、ペットボトルキャップコレクターとしては大歓迎であるが、陳列棚における 「one of them (その他大勢)」 感は免れない。

この4月から消費税率が8%に引き上げられたことで、メーカーとしても、価格と消費者感覚との差を何かで埋め合わせようとする心理が働くのはやむを得ないとしても、全てを単なるカラーキャップ化で乗り切れる時代ではないことを検証すべき段階に来ているような気がする。

■ 商品表示データ ■
『カルピスオアシス(R) ソルティテイスト』 (500mL耐熱PETボトル)
<種類別> 清涼飲料水
<原材料名> 乳酸菌飲料、脱脂粉乳、発酵乳、食塩 (沖縄県産)、調整海洋深層水、酸味料、香料、安定剤 (大豆多糖類)甘味料(アスパルテーム、L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム、スクラトース)
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:0kca ●たんぱく質:0.08g ●脂質:0g ●炭水化物:0.6g ●ナトリウム:53mg ●カリウム:5mg ●糖類:0g
<製造者> カルピス株式会社 (東京都渋谷区恵比寿南2-4-1)
<JAN> 49-01340-22972-3

■ 参照キャップデータ ■
『カルピスオアシス(R) ソルティテイスト』 (500mL耐熱PETボトル) の賞味期限 「14.09.14/KC」*。賞味期限は約6カ月 (未開栓)。キャップは、日本山村硝子プラスチックカンパニー社製中栓付きツーピースキャップ 「TEN-Cap」 (ベントホール:4個所) (ロット番号:<中栓>c9・24)。ボトルは、北海製罐社製 (ロット番号:P18)。プリフォーム [白 [結晶化] PCO1810] (ロット番号:2397)。製品ロット番号:LOT 09:03

* KC = カルピス株式会社 群馬工場 (374-0072 群馬県館林市大新田町166)

注1) 「ココロとカラダの渇きをうるおす、ソルティテイストの 「カルピス」 『カルピス オアシス』 リニューアル― 2014年4月7日 (月) から全国発売―」 カルピス株式会社 ニュースリリース#708 (2014/03/25)
注2) 「「カルピス」 ブランドからソルティテイストの止渇飲料が登場! 『カルピス(R)オアシス』 新発売 2013年4月22日 (月) 全国発売」 カルピス株式会社 ニュースリリース#660 (2013/04)

2014/04/01

伊藤園の 「緑茶飲料発明30年」 記念キャップ

伊藤園は、2014年3月24日 (月)、「お~いお茶」 ブランドから 『抹茶入り玄米茶』 を全国発売した [注1]。米、緑茶、大麦、とうもろこし、はと麦、抹茶など6種類の国産の原材料を使用したほぼ混合茶と見紛うばかりの商品である。2012年4月1日、都内デイリーヤマザキにて購入、600mL増量ボトル1本、消費税8%込みで129円であった。

今回の話題は 『抹茶入り玄米茶』 だけにとどまらない。

まだ春にしてはやくも 「2014年はペットボトルキャップの当たり年であった」 と回想せしめる程の勢いである。でも、もうそろそろニューキャップラッシュも終盤かと思っていたら、伊藤園から 「緑茶飲料発明30年」 記念キャップが出現した。このキャップは、伊藤園が初めて缶入り緑茶飲料を発売して30年目の節目を記念して出されたものらしい [注2]。ペットボトルコレクター諸氏からの情報によれば、先週あたりから、『お~いお茶』 シリーズの日の丸キャップの付いた緑茶飲料に散見されるようになったと言う。その範囲は、コールド販売の白地 「日の丸」 キャップにとどまらず、ホット販売用のオレンジ地 「日の丸」 キャップにも及び、粗ギザ、ノーマルギザの別を問わない程の拡がりを見せている。

キャップの図柄は、金赤で刷られた 「日本のお茶」 日の丸ベタ、その下に約9ポイントの教科書体で 「緑茶飲料発明」 の文字列、更にその下に28ポイントのタイムズローマン系フォント (イタリック体) のアラビア数字で 「30」。「30」 の脇には8ポイントの明朝体で 「年」 が添えられ、「30年」 となる。また、「30」 には弧を描くようにアンダーラインが添えられている。そして、アンダーラインの延長線上に 「年」、その右上に 「一芽二葉」 のアイコンと連なる。更に9時方向に 「あける→」 の開栓指示マークがほぼ真横縦位置で入る。日の丸ベタ以外は緑色のお馴染みの配色である。

こんなにも雑多なフォントやエレメントが混在しているにもかかわらず、日の丸の赤と 「30」 の緑が 「緑茶飲料発明」 の真横一文字に配された文字列を挟んで対峙することで、キャップの上下をバランス良く分割している。また、「あける→」 の矢印部分の弧と 「30」 に添えられたアンダーラインの弧が、混沌としたエレメントを半円弧の内側に上手く納めている。全体として統一感のあるレイアウトに仕上がっている。あの忌まわしい 「あける→」 表示さえも、見事に取り込んだ素晴らしいデザインである。『ぞっこん茶』 の 「香り高く、じっくり深い」 のキャップでも感じていたことであるが、伊藤園のキャップ図案デザイナーには、タイポグラフィカルアートの達人がいるようである。

ところで、「緑茶飲料発明」 である。厳密に言えば 「缶入り緑茶飲料の開発」 程度の意味である。「発明」 とは、いくらなんでも言い過ぎではないだろうか。確かに、それまでの急須で淹れた熱々のお茶を飲むという習慣を、「缶入り」 や 「PETボトル入り」 製品として、何時何処でも茶を飲めるという利便性を大衆に周知させた功績は大きい。しかしながら、今日のような隆盛をみせたのは、「缶入り」 ではなく 「PETボトル入り」 製品の登場を待たねばならなかった筈である。利便性で言えば、汽車土瓶やポリ容器に入ったお茶が、駅弁とともに販売されていたこととさほど変わらない。

むしろ、お茶という日常を密封容器に閉じ込めることで、長期保存性という付加価値を見出したことの意義が大きい。そして、PETボトル飲料の再栓可能性が、この飲料に適時性を付与し、加速度的普及を決定付けたといえる。ただ、事の良し悪しは別の問題である。私は、今でもお茶は急須で淹れて飲むのが一番おいしいと考えている。PETボトル入り緑茶飲料を 「文化」 と呼ぶことにはいささかの違和感がある。

さて、伊藤園がそれほどまでに強い思い入れを抱く 「缶入り緑茶」 の開発であるが、それは、伊藤園対サンガリアの開発競争の歴史でもあった。ただし、これはどちらのメーカーが 「世界初」 かという問題に矮小化すべき事柄ではない。今日の飲料業界全体を牽引するようなエポックメイキングな事象と捉えかえすべきものである。従って、その栄誉は当時の開発担当者や技術者全員に等しく与えられるべきである。ただ、伊藤園がお茶のパイオニア企業であることに異論はない。

<伊藤園から見た開発の歴史 [注3]>
・1981年、伊藤園、世界初の缶入り茶飲料 (烏龍茶) を発売。
・1985年、缶内の酸素除法に際して、充填時に容器上部の空隙に窒素を吹き付けて酸素を除去する 「T-Nブロー製法」 を採用、緑茶の品質を保持することに成功し、「缶入り煎茶」 の商業ベースでの開発に成功、販売を開始。酸化しやすく、味も香りも繊細な緑茶を飲料化するために、10年もの開発・研究期間を要した。
・1989年、商品名を 『缶入り煎茶』 から 『お~いお茶』 に変更。その際、ラインナップに 「ほうじ茶」 と 「玄米茶」 を追加。
・1990年、ペットボトル入り製品 (1.5L) を発売。見た目を損なう 「オリ」 をなくすことがペットボトルでの製品化茶の課題であったため、0.1ミクロンまで濾過する方法を開発し、緑茶の香りと味はそのままに沈殿物を濾過することに成功。
・1996年、「ナチュラル・クリアー製法」 の特許を取得。
・1996年、飲料業界の自主規制撤廃に伴い500mL小型ペットボトルの発売を開始。
・2000年、ホット販売用ペットボトル飲料を発売。

<サンガリアから見た開発の歴史 [注4]>
・1985年、サンガリア、アスコルビン酸 (ビタミンC) 添加および窒素充填による世界初の缶入り緑茶を 『お茶』 という名称で発売。
・1986年、窒素充填によるアルミ缶入り飲料の開発・発売。
・1997年、温められるペットボトルの研究開発。
・1999年、業界初の加温できるペット入り緑茶 『あったかいお茶300mLペット』 発売。

今回入手したキャップは、白地ノーマルギザでキャップの角が少し丸味を帯びた 「28NCフラップホットS」 であったが、 「緑茶飲料発明30年」 記念キャップの種類は裏違いを含めると少なくとも5種類は存在する可能性がある。

▼ 白地・粗ギザ
  「28NCフラップNSE」
▼ 白地・ノーマルギザ
  「28NCフラップホットV」
  「28NCフラップホットS」(チョイ角丸)
▼ オレンジキャップ・粗ギザ
  「28NCフラップアセプC2」
▼ オレンジキャップ・ノーマルギザ
  「28NCフラップホット」

今年一年間の展開が楽しみである。

■ 商品表示データ ■
『お~いお茶 抹茶入り玄米茶』 (600mL増量六角形耐熱ボトル)
<品名> 清涼飲料水
<原材料名> 米 (日本)、緑茶 (日本)、大麦 (日本)、とうもろこし (日本)、はと麦 (日本)、抹茶 (日本)、ビタミンC
<栄養成分> (100mL当たり) ●エネルギー:0kcal ●たんぱく質:0g ●脂質:0g ●炭水化物:0g ●ナトリウム:11mg
<販売者> 株式会社伊藤園 (東京都渋谷区本町3-47-10)
<JAN> 49-01085-00181-3

■ 参照キャップデータ ■
『お~いお茶 抹茶入り玄米茶』 (600mL増量六角形耐熱ボトル) の賞味期限: 「2014.12.11」。製造所固有記号 [容器上部上段に記載]: 「A5」*。賞味期限は9カ月 (未開栓)。キャップは、NCC社製 「28NCフラップホットS」 ワンピースキャップ [ノーマルタイプ] (洗浄スリット6個所) (Mold#/Cavity#:H91/24)。ボトルは、吉野工業所製 (ロット番号:1/125)。プリフォーム [白/PCO1810] (ロット番号:3075)。製造ロット番号 [容器上部下段に記載]: 18:01

* A5 = 株式会社ホテイフーズコーポレーション 富士川工場飲料プラント (421-3303 静岡県富士市南松野2500)

注1) 「やさしい味わいが好評の “日本伝統素材ブレンド茶” 香ばしさを高めて新登場 「お~いお茶 抹茶入り玄米茶」 3月24日 (月) より販売開始」 伊藤園 ニュースリリース (2014/03/19)
注2) 「“日本のお茶”、緑茶飲料のパイオニア 新しい緑茶の飲用スタイルを提案 緑茶飲料発明30年」 伊藤園 ニュースリリース (2014/02/26)
注3) 伊藤園 「お茶百科 お茶の歴史」 [アクセス日:2014年4月1日]
注4) 日本サンガリアベバレッジカンパニー 「沿革」 [アクセス日:2014年4月1日]

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